「協働事例」カテゴリーアーカイブ
オオカミと考える獣害対策で町を元気にする~三重県多気郡大台町の小学生による総合学習
宮川の最上流部に位置する三重県多気郡大台町は、壮大な大台ケ原の山懐に抱かれた自然恵かな地域です。ここでは過疎化や獣害、森林荒廃による土砂崩れなどの問題が深刻化しています。この地域にある小学校に通い、子ども達と、生き物とお話しをする方法を学び、地域のお宝探しの学習を行いました。問題の資源化がテーマです。
学習する中で、印象的だったのは、子ども達から何度も発せられた「害獣が増えたのは、日本オオカミがいなくなったから」という言葉でした。宮川の上流域は絶滅した日本オオカミが最後まで生き残っていた地域といわれています。そのため、地域には、今でも日本オオカミへの思いや記憶が生きていることが、子ども達との対話を通して見えてきました。そこで、地域の深刻な課題である獣害の対策を、オオカミと相談しなから考える学習を行うことにしました。オオカミとお話しする方法を学び、オオカミの目になって獣害問題を見つめ直すことで、駆除といった従来の獣害対策とは異なる発想が、子ども達から生まれてきました。詳しい内容は、学習事例集をご覧ください。(p6〜7)
エッセイ 狼と茶畑と子ども達
授業中は、共感できる意見が出ると、生徒達が一斉にウオーと狼の遠吠えで応えていました。ユニークな提案が次々と発表され、創造的な学習ができました。
岡山県を流れる代表的な河川旭川の最上流部に位置する真庭市の小学校と、同河川が流れ込む瀬戸内海に面する岡山市小串に位置する小学校で、それぞれの地域が抱える問題や課題を地域特性を生かして解決しようと取り組む子ども達が、山と海のつながりを通して交流を重ねながら、地域を超えたつながりを発見し、視野を広げていくことで、新たな発想やアイデアを求め学んでいきます。岡山エコサポーターズと協働で実施しています。
旭川の源流部、鳥取県との県境に位置する真庭市立中和小学校の子ども達と地域のお宝(特色)を探す学習を行いました。
牛が飼われていた当時に、地域によく見られたササユリや、今も川で見られるオオサンショウウオなどが、どのようなつながりに支えられて生きているのかを調べ、これからそれらの繋がりを守り、取り戻していくために必要なことを考えました。
旭川が流れ込む瀬戸内海に面した岡山市立小串小学校の子ども達と地域のお宝(特色)を探す学習を行いました。
お宝探しに出掛けてすぐに、子ども達は学校の裏山が放置竹林に覆われていることに気づきました。そして、ここが以前は雑木林や畑だったことを、地元の人から教えてもらいました。どうして、放置竹林が広がってしまったのか、人と自然の繋がりの変化から考えていきました。
学校の近くにある干潟に行って、生き物を観察しました。かつては、多くいたハクセンシオマネキなどの生き物が減ってしまった原因を、それらの生き物を支える繋がりを通して考えました。
旭川を通して山と海の子ども達が交流し、それぞれの地域の特色を再確認し、大きな繋がりの中で地域の問題や課題を捉え直し、新たな発想やアイデアを発見していきました。
海で学んだことを、山からきた子ども達に説明しました。
山で学んだことを、海からきた子ども達に説明しました。
交流して学んだことを発表合いしました。
エッセイ #桃太郎が来た
エッセイ 鬼ヶ島を探せ!
かつて、北海道全域に生息していたシマフクロウの保護活動を行っているNPO法人シマフクロウ・エイドの皆さんと、シマフクロウと共生する地域づくりをテーマにした総合学習を、浜中町の小学校で実施しました。
学習のねらい
地域が抱える問題や課題を、シマフクロウを支える「海〜川〜森」にある多様な環境要素を大きな繋がり(広い視野)の中で捉え直し、自分の方法で文脈化体系化し、地域特性を「地域を支える基本構造」として捉え直すことで、地域への理解を深め、問題解決能力や生きる力を子ども達に育む。
総合学習を軸にした各教科との関連づけを意識しながら、地域特性を生かした問題解決や街づくりの提案へと発展させていく。
地域の問題や課題を構造的に捉える科学的かつ論理的な思考を身に付けることで、具体的で説得力のある提案を作り上げる力を養う。
自分たちの提案を実現するために生かせそうな地域の産業や生産物を見つけ出し、それらに新たな価値づけを行い新たな地域ブランドの創出につなげる。地域で生きることへの展望を持つ若者を育てる。
サケやマスが遡上する川の環境を観察して、シマフクロウが生息しやすい環境を調べる。シマフクロウが生息する環境を体感した。
シマフクロウが生息する森と海のつながりを調べるために、昆布を採取している漁師さんから話を聞く。昆布の生育には、森から海に送られてくるミネラルなどが不可欠であることを知る。
地元の酪農家から、酪農が抱える問題や課題や夢について話してもらった。それらを、シマフクロウを通して学習してきた大きな繋がりの中に位置付けて、解決の方法を考えた。
町役場の担当者や酪農家、お菓子屋さんなど、地元の方々を招待して、シマフクロウと共生する地域づくりの提案をして、意見交換をした。
鈴与株式会社協働事業 SUZUYOいいね!プロジェクトとは?
牛久沼の水源地である谷津田の保全を図る取り組みで、2018年に始まったばかりのプロジェクトです。
この取り組みの舞台となる谷津田は常磐線沿線では最も東京都心寄りに残る自然豊かな谷津田ですが、谷津田周辺は市街化が進み、今も水源の森では年々宅地開発等が進むなど市街化地域に囲まれた陸の孤島のような谷津田です。
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残っている谷津田も耕作者の高齢化の進行、地下水位が高く機械化された稲作では悪条件の場所が多くなり、耕作放棄地が年々増加傾向にあります。
さらに田んぼのまわりには人の手が入らなくなった森林ばかりになりつつあります。
これらの要因によって里山の生きものたちが暮らしにくい環境となりつつあります。
そこで、この取り組みでは 鈴与株式会社(企業)との協働による保全活動を柱として、周辺住民などと連携を図りながら、昔ながらの里山と人との関わりを再構築し、米作り、そして地酒造りを通して谷津田全体を保全するモデルづくりを行っています。
プロジェクトの特徴
取り組み現場の谷津田は都市化、市街化の波にさらされる里山保全の最前線とも言える地域です。この谷津田は市街化地域に囲まれた陸の孤島のような環境です。残っている自然環境を守るためには、広大なエリアの保全が必要で、それを実現するためには企業との協働だけではなく、周辺の市街地の住民の方など谷津田保全に参加していただく必要があります。そこでこの事業を核として保全再生を進め、谷津田保全に参加する人々の輪を広げることで、広大な谷津田全体の保全を実現していきます。
プロジェクトの効果
・里山再生
この取り組みによって耕作放棄地となった谷津田とその周辺の森林整備などで約3000㎡程が再生しました。これから田んぼ周辺も含めて里山再生を進めていきます。
・生物多様性保全
実施地は大きな谷津田の中でも一番湧き水が豊富な場所です。この条件を活かした生物多様性の保全をはかっていきます。
・伝統産業との協働
再生した谷津田で平地の田んぼとは異なる谷津田の特性を活かす酒米作りを行っています。できた酒米は鈴与㈱の地元酒蔵に日本酒に醸造いただき、国内外でこの取り組みひとつの成果として活用いただいています。
・地域活性化
上記のような効果を通じて、谷津田を中心に様々な活性化が図られます。



活動内容
田んぼ再生のための踏耕から、田植え、草取り、稲刈りまで年数回のプログラムを開催、毎回50名程度の参加者とともに谷津田の再生、保全活動に取り組んでいます。各回のプログラムでは、チームワークを活かして無農薬無化学肥料の稲作による谷津田の保全、手入れされなくなり笹藪となった森林整備など里山再生のための活動を行っています。
「生き物とお話する方法」を学習して学校にビオトープをつくり、それを活用した学習に取り組んでいる東京都墨田区立第一寺島小学校4年生から感想が届きましたのでご紹介します。第一寺島小学校では、NECキャピタルソリューション株式会社との協働事業「わくわく子供の池プロジェクト」としてこれまで数回の授業を行っています。
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『虫のすみかビオトープ』
ぼくは、ビオトープの授業で生き物が平和にくらすにはどうしたらいいかが分かりました。ぼくは自然がすきなんですけどメダカはあさい所にいったりふかい所にいったりして工夫していることはしりませんでした。ぼくは生き物の道って長いんだなと思いました。東京では虫があまりいないのでトンボも少ないですけど学校でがんばっているヤゴを見て虫ってすごいんだなと思いました。そして生きるためにひっしなんだなと思いました。生き物一匹でもかけがえのない命だからもっとビオトープをつくりたいと思いました。1年間ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『生き物の道』
わたしは最初(ビオトープって何?)と思いました。ですがお話を聞くとわくわくしてきました。わたしは虫が嫌いでした。でも調べていてとても楽しかったです。飯島さんが「生き物の道があるんだよ。」と言った時(生き物の道ってなんだ?それにどこに道があるんだろう?)と思うと「生き物の道は空にある。」と飯島さんに教えていただきました。わたしは、本当に生き物が来るのか不安でした。でも来てくれて安心しました。4回も生き物のことを教えてくださりありがとうございました。大人になったらビオトープを広めていきたいです!
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『アサザ基金の方たちへ』
わたしはビオトープをつくると言われて、本当に生き物がくるのかなと思いました。けれどたて2m横6mの大きさと聞いて少しはくるかなと思いました。そして設計図作りの日に浅いところと深いところを作ると聞いてちゃんとメダカなどのことを考えて作れるなんてアサザ基金の人たちはしゃべることのできない生き物と話をしているようだと思いました。これからわたしも生き物を大切にしようと思いました。そして、生き物のすばらしさを教えてくださってありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『生き物への気持ち』
私は「ビオトープを作る。」と言われて、どんなのだろうと思いました。ビオトープ・生き物のことを知っていくうちに、楽しそう!と思いました。
一番印象に残っているのは、ビオトープの設計図と作ることでした。設計図は考えるのがむずかしいし、グループごとに全然ちがったので、できるのが楽しみでした。
作る時は黒いシートをしいて、かんばんがかわいかったことが残っています。いつもかんたんにわかりやすく説明してくれて、はじめて生き物もいないといけないなぁと思いました。ビオトープには、メダカ・カエルのたまご・ヤゴ・タニシがいっぱいいてびっくりしました。でも、それだけくると、つながったかんじがあってよかったです。これをきっかけに生き物を大切にしていきたいです。4回もありがとうございました!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『楽しいビオトープ』
私はビオトープを作ると言われた時「なんだろう?」と思いました。なにをやるか知った時、虫がきらいだったのでうれしくありませんでした。でも教えてもらっているうちに楽しくなってきました。ビオトープ作りをはじめた時、最初は本当にできるか不安でした。苦労して作り上げた時、本当にできたことが信じられませんでした。少したってビオトープを観察した時、一番最初に入れた数よりふえていたのでおどろきました。ヒキガエルのたまごはぷるぷるのゼリーみたいでした。
私は最初にやった時、虫がきらいだったけど、今はかわいい生物に見えるようになりました。これからはもっと生物が集まる楽しい場所にしたいです。おいそがしい中4回もきていただきありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『最初と最後の気持ちの変化』
最初、ぼくはビオトープを作ると言われおどろきました。ぼくはビオトープを作る時、虫が苦手でした。だけど話を聞いているうちに、なれてきました。そして、ビオトープが出来て虫が好きになりました。そしてこん虫さいしゅの時、たくさんの虫をさわりました。とても楽しかったし勉強になりました。
今まで、4回もきて勉強を教えてくれてありがとうございました。ビオトープにもっと虫がくればいいなと思います。
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『ふっかつしたビオトープ』
アサザ基金の方々、今までビオトープを作るための協力をしてくださってありがとうございます。
私は最初にビオトープを作ると聞いてビオトープとは何だろうと思いました。説明を聞いて、私はそのころ虫は苦手でまったく近よることができませんでした。なので草むらのようなところに入るとこわくて進めませんでした。今は生き物がけっこう好きになってとても近よれるようになれました。あと自分たちで考えたビオトープの設計図の発表の時、虫たちがたくさん集まる色だけいれていればたくさんくると思っていたけどちがうと聞いてびっくりしました。今まで4回もじゅぎょうをしてくださってありがとうございました。
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『生き物の気持ち』
アサザ基金のみなさんへ
私はビオトープを作ると言われたとき、(ビオトープって何だろう)と思いました。でも生き物の道につながっていることがびっくりしました。ビオトープを作るときに、生き物のすみやすいようにせっ計図を考えたとき生き物にたくさん来てほしいと思いました。メダカもふえて、タニシやヒキガエルのたまごもあったのでおどろきました。
ビオトープ作りに協力してくれてありがとうございました。私はこれから生き物のことも大切に考えようと思いました。
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『大成功のビオトープ』
ぼくは最初ビオトープを知りませんでした。それで、ビオトープを作ると言われてびっくりしました。でもやってみたらおもしろかったです。特に心に残ったことはビオトープを作ったことです。なぜかと言うと、バケツリレーをしたりぼくは作ったりするのが好きだから心に残りました。それにギンヤンマの口がプレデターみたいでこわかったです。
ぼくはあんまり虫が好きじゃなかったけれど、好きになってうれしかったです。ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『生き物の町ビオトープ』
ビオトープをつくって、こんなところでもビオトープをつくれば生き物がくることがわかりました。生き物とお話しするやり方もおそわり、すてきなビオトープをつくることができました。飯島さんたちが来てくれたので、生き物についてもいろいろ知ることができました。一寺小にビオトープをつくることができたので、他の所にもビオトープをつくり生き物をふやしていきたいです。ビオトープをつくり、たくさんの生き物がきてくれてうれしいです。来て下さり本当にありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『生き物の道ビオトープ』
ぼくはビオトープのことを知りませんでした。4年生から始まっていろいろな生き物のすみかとか生き物のくらしを教えてもらいました。ぼくたちはビオトープを作りました。ビオトープの中に生き物がいっぱいいたのでうれしかったです。ぼくは最初虫とかのことがきょうみがなかったけど、ビオトープできょうみがわいてきました。ほんとうにありがとうございました。
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『大好きビオトープ』
ビオトープの生き物たちの楽しさを教えてくれてありがとうございます。ビオトープをもっとしぜんあふれる所にしたいです。それでもっとしぜんをふやしてどうぶつたちと仲よくしたいです。みんなといっしょに、生き物をふやして生物といっしょにいたいです。東京にもっとしぜんをふやしたいです。みんなといっしょに協力してしぜんを作りたいです。
本当にありがとうございました。
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『生き物と相談ビオトープ』
ビオトープ出前授業で生き物とたくさん相談しながらいろいろと学びました。初めはヤゴもさわったり見たりしたことがなくて、うしろの方にトゲがあるともしらなかったです。ビオトープのつくり方もしらなくて、「生き物と相談しながらどんなビオトープにしたいか考えよう。」と言われても、(生き物と相談ってどうするの?)と思っていました。でも今では『生き物と相談』することの大切さも感じることができるようになりました。これからはビオトープ出前授業で学んだことをいかしていきたいです。そしていつかはもっと大きいビオトープをつくりたいです。本当にありがとうございました。
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『生き物のかけがえのないすみか「ビオトープ」』
わたしは「ビオトープ」をつくります。といわれて「ビオトープ」ってなんだろうと思いました。生き物のすみかを作るとしりました。いろんな名前の虫も「ビオトープ」の勉強をしてわかりました。ほんとうに虫はくるのかな?と思いました。「ビオトープ」を作ったらほんとうに虫がきていたのではじめはびっくりしました。「かえる」がたまごを産んでいて「ビオトープ」にあったのでとてもうれしかったしびっくりしました。初めは虫にあまりきょう味がなかったけれど「ビオトープ」をやってから虫にきょう味をもてました。「ビオトープ」や生き物の大切さ、虫ががんばって生きていることを知りました。生き物を見つけたらがんばっていきているんだなと思えるようにしたいです。こういうことを教えてくれてありがとうございました。
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『たまごのビオトープ』
ぼくはビオトープの学習をして、生き物と話すこつをつかみました。生き物はすみかによって体のつくりがちがうことがわかりました。ビオトープにはいままでいなかったあめんぼが、空を飛んでくることにびっくりしました。あめんぼは、よゆうで1㎞は飛べることにびっくりしました。モノアラガイのたまごはとうめい度がなくなると死んでいることがわかりました。
この学習をとおして、墨田にもっとしぜんをいれたいです。
七保小学校の4年生は、3年生から地元学をしてきました。3年生のときは、七保の山を歩き、たくさんの木について勉強しました。人が山に入り、木を切ったり、スギやヒノキなどの木を植えたりしたことで、動物たちの食べ物や住むところが少なくなって、動物たちが畑におりてきていることを知りました。
4年生になってから、宮川やふじ川に行って、石を集めたり、たくさんの生きものを見つけたりしました。夏休みには、「七保のお宝マップ」を作って、七保の自然についてたくさんのことを知りました。そして、「七保のお宝」について、みんなで何度も話し合いました。山に囲まれ、川もある自然が豊かな七保。いろいろな種類のある「木」、たくさんの種類の魚や虫などの「生きもの」。この2つを「七保のお宝」にしようと決めました。そして、一人ひとりが、「生きものを大切にする」「木を大切にする」という思いを込めて、木を使った物をデザインし、つくりました。
カブト虫をデザインしたコースター
ぼくは、カブト虫をデザインしたコースターを作りました。夏休みの「七保のお宝マップ」を作るときに、七保には山がたくさんあって、カブト虫などがいっぱいいることが分かりました。だから、そんなカブト虫が住む山を大切にしていきたいという気持ちを伝えたかったからです。生きものを大切にするために、山を大切にしていきたいです。
シカや牛をデザインした本棚
わたしは、本だなをデザインしました。本だなの横の部分に、シカと牛の絵をちょうこく刀でほった木をつけました。どうして、シカや牛の絵にしたかというと、動物を大切にして、いっしょうに生きていこうということを伝えたいからです。人は、シカやサルやタヌキを見つけるとすぐにりょうしさんをよんだり、大きい音を立てたりして、追いだそうとします。生きものが何もしていないのに、うたれてしまうのはかわいそうだと思うからです。そのようなことがへってほしいと思います。
サルをデザインしたコースター
わたしは、コースターにサルのデザインをしました。七保には、サルがよく出ます。わたしたちの学級園の野菜もサルに食べられました。人間が山を人工林にしたから、スギやヒノキの花粉で苦しむ人もふえたし、山に住む動物が食べる実もなくなってしまいました。農家の人は、サルやイノシシなどの動物が畑の野菜をとっていくので困っています。山に住む動物たちは、どんぐりなどの木の実がなくなって困っています。スギやヒノキのアレルギーで困っている人もいます。人や動物たち、それぞれが困っているので、これ以上自然の山をこわし、スギやヒノキにしないでほしいという思いをこめました。
自然をデザインした箸
ぼくは、はしをデザインしました。七保には、山がたくさんあって、その山には虫がいっぱいいます。また、宮川とふじ川という二つの川があって、そこには、いろいろな魚が住んでいます。だから、虫と魚をかくことにしました。はしは、ごはんを食べるときに使います。七保には、自然がいっぱいあって、人はその自然の食べ物を食べることもあります。七保に住む生きものを大切にすること、そして、自然の食物を大切にしていくことを伝えるために、このはしをデザインしました。
生きものをデザインした写真立て
ぼくは、写真立てをデザインしました。このデザインには、生きものを殺さないでほしいという思いをこめました。自然に生きている虫をふんで殺したり、花をふんだりする人がいます。虫や花などの生きものを大切にしていくことを伝えていきたいと思ったからです。また、木を切ることは全て悪いわけではなく、自然のために大切なこともあるけど、人は木を切ります。その切った木の使えるところは、使うことが大切だと思います。だから、ぼくは、はい材を使ってこの作品を作りました。はい材をこのようにして利用していくことも木を大切にしていくことになります。
シカをデザインしたコースター
ぼくは、コースターをデザインしました。コースターには、七保でよく見かけるシカをかきました。七保の自然を大切にして、生きものを大切にしたいからです。コースターのうらには、「七保げんき村」のはんこをおしました。げんき村では、ぼくたちがしてきたように木でいろいろな物を作っています。そして、げんき村の人の協力でぼくたちは、作品を作れたからです。
木をデザインしたコースター
ぼくは、コースターをデザインしました。コースターには、七保の木を使いました。自然の木を持ってきたので、皮をはぐところから作品づくりを始めました。コースターには、木をかきました。七保には、山がたくさんあって、木がたくさん生えています。自然に育った木も、人が山に入って植えた木もあります。そんな木をむだに切ってほしくないし、みんなに木を大切にしてほしいからです。
木とサルをデザインしたコースター
ぼくは、コースターをデザインしました。コースターには、木とサルをかきました。七保では、サルが畑のものを食べることがあります。いろいろな人が山に入って木を切るから、動物たちの食べ物がへっています。だから、動物たちは、人の畑に入って食べ物を食べてしまいます。そして、山からおりてきた動物は、人にうたれてしまうこともあります。ぼくはそのことがとても気になっています。木を切らなかったら、動物たちは、山で生活できるかもしれません。だから、コースターに、木を切らないでというメッセージを書いてみんなに少しでも木を大切にしてもらいたいと思っています。
自然をデザインしたコースター
ぼくは、コースターをデザインしました。「木」は、木が一本生え、草がしげり、空が広がっていることを想像してかきました。「川」は、七保に流れる川で、つりを楽しむ人を想像してかきました。「空」は、青々と広がる空にちょうが飛んでいることを想像してかきました。七保の大切な自然を3つの絵で表現しました。
木とサルをデザインした写真立て
わたしは、写真立てを作りました。この写真立てには、サルが木につかまって笑っている絵をかきました。人が木を切ると、動物の住む場所がなくなったり、食べる木の実などがなくなったりしてしまうから、むやみに木を切ってほしくありません。でも、人にも、家を造ったり、家具を作ったりするのに、木が必要です。だから、人は、少しずつ考えながら木を切らなくてはいけません。また、自然の木を切って、スギやヒノキなどに変えると、人も花粉症などでつらい思いをします。なので、木をたくさん切ってほしくないという思いをこめて作りました。
2015年2月24日、洗足学園中学校の2年生(250名)を対象とした講演を行いました。
生徒の皆さんから寄せられた感想をご紹介します。
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私は「殻を溶かして新しい自分になる」という言葉が一番心に響きました。
良き出会いの連鎖によって、世界が変わるのは大変なことかもしれないけれど、一人一人が変えていったら、大きな力になると思うので、まずは自分から実せんしたいと思いました。
これも今まで実現しなかったことなので、ファンタジーを持って頑張りたいと思います。
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講義を聞いて、今までとは違う物の見方ができるようになりました。問いに答えるのではなく、応えるというのは自分にとって新鮮な考え方でした。今回の飯島さんの話はどれも自分にとっては新しい考え方でした。
普段、ファンタジーなんて考えないので、これからは、少し考えてみたいと思いました。
霞ヶ浦が、人々の力によって再生されていくのは本当にすごいと思いました。最初は参加する人数が少なかったのにどんどん増えていくのはやりがいがありそうだなと思いました。また、小学生達が積極的に環境問題に取り組んでいて、いろいろ実現していたのですごいと思いました。
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今の自分は部活や勉強でいっぱいいっぱいで学校という社会にとじこもっていると思った。外の世界にはもっと面白いことがあると思うので、もっと多くのことに挑戦したいと思う。
具体的に何をしたいかはまだ分からないけれど、とりあえず何でも積極的にやろうと思った。「自分になる。」という言葉が一番印象的だった。今は何でも「面倒だ」とか「自分には関係ない」という気持ちばかりが勝って、何もできなかったが、「ファンタジー」をもって一つ一つの行動をしていこうと思った。自分が当たり前だと思うことを疑って、もっと多くの見方を見つけ新しい世界を切り開こうと思う。
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今日の講演では、心に響く言葉が多くありました。その中でも、「世界や社会を変えるには、自分が変わるのが一番」というのは、本当にその通りだな、と思いました。そして、「~である」のではなく、「~になる」と考えるのは、自分自身にもとてもよいと思います。“今、自分にできることは何か”と言われると、“勉強を一生懸命すること”というのが一番にでてきます。初めの方に話されていたように、私たちと同じ年まで生きられず亡くなっていく子どもたちがいるのに対し、私たちはずいぶん満足なくらしが送れています。今私たちは当たり前のように自分の将来を考えていますがこれは貴重なことなんだと思い直しました。だから、夢をもつことができる私たちはそのことに感謝して、努力し、絶対に夢をかなえたいと思いました。
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私が今回の授業の講演をきいて、印象に残っていることは、世界の争いなどを無くすためには、悪い連鎖をなくすような、いい連鎖をつくるということが大切ということです。いい連鎖をつくるためには、新しい自分になることが大切ということも学べました。また、様々な環境保全の取り組みを小中学生が行っていることも学べてよかったです。また、一度環境破壊をすると、たくさん生き物が絶滅したり、未来の人々が困るので、環境破壊はだめだと思いました。環境にとりくむと、様々ないい連鎖があると、わかりました。
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私は今まで子供などは町を変えたりする力はなくて、政治家が町を運営していくと思っていました。しかし、先生の話を聞いて、子供こそが、町を変えていくことができるんだと思いました。心からやりたいと思えば、皆がどんどん協力して湖や町を良くしていくことができると知り、とても心動かされました。
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講演を聞く前は、プロジェクトの内容のお話のみだと思っていましたが、何かを始めるために必要な「自分を持ち、なりたいものを目指すこと」が大切であるという人間の生き方や思想に関わるお話が主で、驚くと同時に感動しました。「~しなくてはいけない」ではなく「~したい」という気持ちで物事に参加することの重要さを知り、これからは学校の課題のためだけでなく自発的に環境に関するボランティアに参加してみようと思いました。講演全体を通して、飯島さんの熱心なボランティア(プロジェクト)に対する思いが伝わってきて、いい勉強になりました。
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今まで、いくつかの講演を聞いているけど、自分を変える方法を教えてくれた講演は初めてだった。また、ただ方法を述べるだけではなく、実際の経験をもとに話して下さったので、説得力があり、とてもわかりやすかった。子供と大人が協働するという発想もはじめて聞いた。大人はこうだ、子供はこうだ、ではなく、一緒に世界を変えることは素晴らしいと思った。
自分を少しずつ変えていき、社会に貢献していきたい。
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私は今、目の前にあることに集中するのに精一杯で、視野が狭かったと思いました。飯島さんの講演を聞いて、自分のことだけではなく、もっと他のことにも目を向けてみようと思いました。私が講演を聞いて一番印象に残った言葉が「私は〇〇である、と生きると、私は〇〇に成る、と生きる人がいる」で、その言葉を聞いた時私はとても驚きました。今まで私は前者の人間でした。でも、これからは後者になりたいと思いました。自分のやりたいこと、したいことをたくさんしたいと思いました。私はまだ、ただの中学生なので、大きなことはできませんが、ずっとしたいと思っていたボランティア、特に環境についてのボランティアに取り組みたいと思います。講演を聞いてたくさんのことを考え、感じることができました。
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この講演は、今までのものとはちがって、環境のことだけに限らず、いろいろなことを教えてもらえて、聞いてよかったと思えました。
たぶん、飯島さん自身がファンタジーのある人だから、話に引き込まれるんだと思います。
いろんなボランティアが紹介されていたけれど、小学生たちが、湖に素足で入ってアサザを植えている写真を見てびっくりしたし、私もボランティアをやらなきゃなと思いました。
また、いろんなことを同い年の人たちが企画しているのを見て、楽しそうだな、いいな、と思いました。
自分とは縁遠いことだと思っていたけれど、身近に感じられたのでよかったです。
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今まで私は「問い」は外部から与えられ、決まった「答え」を書くのが「問い」の全てだと思っていました。しかし視点を変え、「自分を変える」ことで多くの不可能を可能にすることができるのではないかと思いました。
実際に「アサザプロジェクト」によって、実現されている社会からは不可能と思われていた霞ヶ浦の復活やその他の事業など、「自分を変える」ことで多くのことを実現できると知りました。また多くの言葉も見方を変えることで、別の本質の意味があると知りました。
「ありがとう」などで「良いつながり」をつくりその連鎖を広げて良い未来をつくれると分かりました。今私に必要なのは、「自分を変える」ことや「良いつながり」を広げ、連鎖させることだと思います。
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私は飯島さんの講演で、“良き出会いの連鎖”で“世界を変える”ことができるという言葉が一番心に残りました。今、私には特に夢はないので、いつも学び、新しい自分を発見することで良いつながりをつくって広げていけば、世界を変えることができると知って、自分の未来が少し開けたなと思いました。アサザプロジェクトのような素晴らしい、素敵なことをできるようにするために、今日講演で学んだことを大切に毎日をすごしていきたいです。
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私は、世界の状況について、環境問題についてはもともと少し知識があり、変えていかなくてはいけないなと実感はしていたものの、具体的に状況をどう変えていけばいいかなど良くわからなかった。
しかし、今回の公演で、世界、社会を変えることは自分を変えることであり、自分が何かになろうとすることが大切であるとわかった。
また、その「何か」について自分で考えることによって、本当の自分、新しい自分を発見でき、そのことで良い出会いが生まれるとわかった。私達と同じくらいの年の子供たちが「つながり」について考え、せんべいを作ったり街作りをしていることに感心した。私も「ありがとう」をつなげていかなければいけないと思った。
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何事も、変えられないのではなく、変えようとしていないだけだという事を強く思った。ただ批判したり、意見を言うのは簡単だけど、それをいざ実行しようという人はどれくらいいるだろうか?さらに、自分がやりたいからといっても、どうやって人をせっとくするのか、どうやったらたくさんの人に“やってみたい”と思わせるのか、人を引き込むには少しの遊び心が必要だと分かった。小学生や中学生でもアクションをおこせば変えられるものがあると思うとワクワクする。
すてきな物語を作れる人になりたい。
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なんでも良いので現状に対して何かを変える必要があるのではないかと考えてみる。考えたときに変える必要があるとした場合、まず初めに自分が変わらなければならない。変わることができない、と思ってしまったら変わることなどできないので、〇〇になろう、と思うようにするということにはとても共感できたのでそうしようと思う。自分で自分の可能性を潰してはならないと実感した。
今言ったことを実現するために私はまず周りを範囲を広くして見るようにしなければならないと思った。
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世界や社会を変える一番の方法は「自分が変わる!」ことだと講演の最初の方で言っていたことがとても印象的でした。「本当の自分」に出会ったり、出会いの連鎖を作り、広げて良いものにしたいと思いました。「ファンタジー」の持てる人になりたいなーとも思いました。
アサザプロジェクトに小学生がたくさん関わっていると知ったときはとても驚きました。小学生たちが提案したことが実際に議会で話しあわれて、条例という形として残ったと聞いたことが一番の驚きでした。私はいろいろなことをこれからの人生で経験していく中で、自分が「これだ!」と思ったものを見つけてられるようになりたいです。その中でファンタジーがもてればいいなぁーと思いました。
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毎日(この瞬間も)たくさんの子どもたちが亡くなっている。そして、その子どもたちは本当に救えなかった命というわけではない。このような「平和」や「環境」といった困難な問題を解決するには、自分がまず変わる(何かになろうとする)ことが必要だと飯島先生に教わった。
日々明確な目標をもって生きることには大きな意味があって、一人一人がそう生きることによって世界や社会を変えることができる。何となくわかってはいたが今日改めてその事実を把握することができた。この世の中には、社会に出るうえで答えのない問いがたくさんあふれている。自分の感性のままに本当に自分に出会い、自分の中から聞こえてくる答えのない問いと向きあうこと、それこそが自分を変えていく近道だ。私はこれまで、自分を変えたいと思ってもやり方がわからず、中々一歩踏み出せずにいた。でも“答えのない問い”と向き合っていく中で本当の自分を見つけ、自分の出せる限界まで何かに挑戦していこうと思えた。
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飯島さんは、環境問題の改善を、自分を変えることで解決されていたので、自分が変わると世界の見方や社会が変わることを実感しました。
私は今まで、与えられた問いに事務的に答えることしかしておらず、自分を変えようと思ったり、自ら進んで働いたり、良い仕事をしようとは思いませんでした。
けれど、今回の飯島さんの講演をきいて、まずは身近な環境問題に目を向けることから、自分を変えてゆきたいと思いました。今後の総合学習などでアサザプロジェクトをやってみたいです。
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私は、今まで何か変えなければいけないと思うところを見つけても、あまり自分から行動せず、誰かが行動してくれるだろうと思ってその誰かが行動してくれるのをただ待っているだけということが多かったと改めて思いました。そうではなく、何事もまず自分が変わらなければ何も変わらないと思いました。結果として、変えたかったことが思っていたように変えられなかったとしても、変えようと思って自分から動き出せる、つまり、自分が変われることが大切なのではないかと感じた。今までのように誰かの行動を待つのではなくて、これからは自分から行動していきたい。
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今現在の世界の状況を知り、自分は関係ないと思うことをしないように心がけ、環境を守ることに貢献していきたいと思いました。飯島さんの言葉通り、世界を変えるために必要な「まず自分が変わる」ということを実現できるように、身近なことから貢献したいと思います。中学生になって二年が経ち、世界に目を向けることが多くなった今、自分に何ができるのかを考え、もっと視野を広げて社会に貢献していきたいです。また、「良き出会いの連鎖」という言葉に感動しました。たくさんの人たちと出会い、つながりを大切にしていくことで、世界を変えられるので、色々な人たちとの出会いを大事にしたいです。今回の飯島さんの講演をきいて、自分の環境や社会に対する考え方が変わりました。中学生でもできることがあると思うので、様々なつながりを通して学び、自分なりに考え、貢献していきたいです。
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飯島さんの講演を聴いて、多くのことを学びました。
飯島さんは、今の世界・社会を変える一番の方法は、まず自分が変わることだとおっしゃっていました。自分が変わることは、何かになろうとすること、自分の殻を出て、新しい自分になること。
自分の殻を出るには、学び、知識を身につけることが必要です。なので、私はたくさん学び、知らないことをたくさん知りたいです。世界では、毎日たくさんの人や動物の命が失われていますが、今の私の環境では実感することは難しいです。だから、少しでも多くのことを学んで、社会の役に立つ人になりたいです。
今回の講演をしていただけたことは、私にとってとても良い経験になりました。
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私は今まで自分がどうこの社会に貢献するかなんて考えたことがなかった。今回の話を聞いて、自分にも何かできるのではないかと考えた。私は大きくなったら国のためになる仕事がしたい。そのためには、今たくさん勉強して、かしこくなる必要がある。よって、私は今の生活を一生懸命生きることが今私にできることだと思う。また、そのグループに参加した子供たちの行動力は尊敬すべきものだと思った。
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まず、飯島さんが私達くらいの歳の時から(当時の背景もあると思うが)世界や自分のことを考えていることに衝撃を受けた。今、戦争で亡くなる人や飢餓で亡くなる人がいるということは私たちが大人になる時に(までに)変えなければいけない事実だと思う。
飯島さんが繰り返しおっしゃってた「自分が変わること」は確かに世界を変える第一歩だと思うし、その問いに私自身が「応える」必要がある。だから自分の殻を溶かして新しい自分になり、その自分で良いつながりをつくって広げていける人になりたい。又、自分の世界も広げていきたい。飯島さんがおっしゃる通り、そんな人間に心からなりたいと思うしなる必要があるのだと思う。
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私は夢というものを特にもっていませんが、「私は〇〇である、ではなく〇〇になる」という部分を聞いて、夢がないという状況に甘んじずに、夢をみつけようとすることが大切なんだな、と気づきました。
現在の日本は飯島さんの中学生の頃に比べたら経済的には豊かになったかもしれませんが、地球規模で考えてみると変わらないどころか、むしろ悪化しているような気がします。しかし、どうすれば平和で緑の地球に戻るのか、今日の講演で理解できたと思います。私も協力がしたいので、小さなことではありますが、まずは「ありがとう」の輪を広げていきたいです。
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この講演を聞き、想像もしていなかったことが多く、驚きました。小学生がこんなにもたくさんの活動をしていると知り、私も小学生に負けていられない、と思いました。子どもだけでとはいっても、やはり大人やお年寄りにも話を聞くことでたくさんのアイディアを考えていけることもすごいと思いました。
また、このプロジェクトだけにかかわらず、生きていく上でもたくさんのメリットがあるのだと気づきました。自分のあり方を考え、自分はこうなる!という意志をもって生きていきたいと思いました。私は勉強を「やらなきゃ」と考えてしまうけれど、「やりたい!」と考えるようにしていきたいです。私たちにもできるプロジェクトを考え、学校全体で行動していきたいです。
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お話を聴いて、私は祖父母の前の家を思い出しました。そこはマンションでしたが、森が近くにあったので、小さい頃は多くの自然に触れることができました。虫は嫌いでしたが沢でカニをとったり、トンボを捕まえたりしました。でも、今いる東京では、家の近くに自然がほとんどないので、虫嫌いがもっと増してしまいました、私は、家の近くの緑を増やしたいなと思いました。大人だけでなう、子供たちなど、地域のみんなで一つの大きな自然のプロジェクトができたらいいなと思いました。
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私は生き物が大好きです。しかし、今日の講演を聴き、朱鷺はどこにでもいるような鳥だったと知りました。私は、昔からあまり多くいない鳥だと思っていたので、とても驚きました。また、次は私の身近にいあるスズメやトンボなどが絶滅してしまうのでは、と心配になりました。私は、人間の身勝手な行動で生き物を絶滅させてしまうのは、本当に嫌なので、飯島さんのように、ファンタジーを持ち、自分の足元から宝物を見つけ出し、たくさんの生き物を助けられるような人になりたいです。私は今、まだ節電、節水など、あまりたくさん環境に貢献することはできませんが、明日にはもう一つ明後日にはもう一つ、というように、毎日一つでも多くのことをできるようになりたいです。また、アサザプロジェクトにも参加してみたいです。
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私は最初、ファンタジーと聞いて、どんなことかわかりませんでした。この講演を聞いて自分で何か楽しいこと、わくわくすることを見つけて自分自身が変わっていけたらいいと思いました。私は人の笑顔が好きなので「働く」「良い仕事」をしていって他の人の笑顔をもっと見たいと思いました。また、答えの用意されていない問いに応えられるようにしたいと思いました。
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江戸時代に朱鷺が日本中にいたということを聞いて人間は恐ろしい生き物だと改めて思いました。私たち人間は地球に様々な問題を残してきました。しっかり責任を持って地球の問題を一つ一つ解決するべきだと思います。
もちろん、今の人々もその問題を解決しようとはしていますが、その解決方法はその場しのぎのもので飯島さんがおっしゃったように悪い連鎖であることにかわりないと思います。その代表的な例が戦争です。戦争で勝った国は負けた国を支配することができます。ですが、しばらくすると負けた国が勝った国に反発し始めます。結局は一時的に問題をおさえることしかできないのです。
私は今日の講演を聞いてまずは一人一人の心が変わらなければいけないと思いました。何かを「やらなくちゃいけない」ではなく「心からやりたい!」と思い物事を解決し、世界を良い連鎖で包めればと思います。
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今まで私は、自分に出来る事はたいして無いと思っていました。しかし、私はやろうとしていなかったことに気づきました。やろうと思えば、私に出来ることは考えてみればたくさんあったのです。
また、世界でたくさんの子供達がなくなっていることや、絶滅が心配される動物が多くいることは知っていましたが、改めて知ってみれば、大変なことなのだと感じました。
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自分は、ニュースや新聞である種の動物が絶滅したり、どこかの国で戦争が起こっていても、(なぜ人は動物を殺すんだろう?戦争をするんだろう?)と思うも、実際に具体的に行動したわけでもないし、誰かに協力を呼び掛けたこともないです。きっと、国々のトップや偉い人が解決してくれる、と心の底から思っていました。でも、それではいけないという、当たり前のことに気付きました。何故動物が死んでゆくのを私は止めようとしなかったのか?何故テレビの向こうで私と同じ、同じ年の人が悲しそうに嘆いているのを普通に見ていられるのか?私だけでは、どうすることもできないです。しかし、誰かが起こした行動に参加したりすることはできます。もちろん、いきなりなんて絶対に無理です。だから私は小さなことから、どんな小さなことでも、行動を起こせる人になりたいです。アサザプロジェクトも、それに参加した多くの子どもや大人たちが、すごいな、と思いました。
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今回の講演を通して、私はたくさんのことを知り、学びました。まず、世界の問題の話を聞いたときはしょうげきを受けました。朱鷺が昔はどこにでもいる鳥だったこと、それが今絶滅寸前なのは人間のせいだということ。「人間が自分に害のないものを追いつめている」という現実は、とても残念に思いました。また、世界ではたくさんの子どもたちが戦争のせいで亡くなっていることを改めて知り、戦争が全く無い世界はできないのか、と思いました。
私の一番心に残った言葉は、「自分の殻を溶かして新しい自分になる」という言葉です。私は、私生活で失敗しないか怖くて新しいことに挑戦しないことがあります。なので、「失敗=怖い」という認識、私の「殻」を溶かして、人生をこうかいしない様に」この言葉を忘れず、色々なことに挑戦しようと思いました。
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私は今まで「〇〇に成る」という考えを持っていなかったので、これからは常にそう考えることのできる人間になりたいと思いました。また、普段私は「答える」という作業ばかりやってきていたので「応える」こともできるようになりたいです。そして、自分に何ができるかを考え、それを実行して良き出会いの連鎖、ありがとうのつながりに私も貢献したいと思いました。これからはファンタジーを感じられるようにしたいです。
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「自分を深く掘れ」と言われてみると自分が本当に何をしたいのかわからないということがわかった。そのような私に対して飯島さんは中学生のころから自然環境に興味を持ち、大人になってから人々の協力を得てプロジェクトを立ち上げていてすごいと思った。汚くなってしまった地域をよみがえらせようと考えるだけでなく行動におこしてみることで予想外の成功をおさめられていることに感心した。飯島さんが重要だと主張していた「ファンタジー」は私にはあまりないので「やりたい」と思えるものに熱中できたら良いな、と思った。いっぱいある「やらなきゃいけない」を多くの「やりたい」に変えて自分が本当にやりたいことを見つけたい。
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環境を良くすることに役立つ方法は自分が知っている以上にいっぱいあってとても驚きました。でも、それ以前の前提として、何かを変えるためにはまず、自分を変える。要は常に何かに成ろうとする、これを実行する必要があるというのは、とても納得できて、ぜひチャレンジしてみたいと思います。また、この社会や環境の現状を写真を用いて説明してもらえてとてもわかりやすかったです。「それぞれに新しい価値を見出す」これは、私の小学校の頃からの目標だったので、今回でも出てきたようにやり続けていこうかなと思いました。
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世界や社会を変えることは、大きく考えるものではなく「自分がかわること」だという考えは新鮮で心に残りました。自分の殻を溶かし、新しい何かになることは簡単ではないと思いますが、新たな自分を探して行くために常に学ぶ姿勢を忘れずに何事にも取り組んでいきたいと思います。
自分の家の近くにも川が流れていて、今はとても汚く、地元の小学生が代々ゴミ拾いや水質調査などを行ってきました。私もその事業はやってきましたが、いつも面倒くさいという印象が強く、何の役に立つのかすら知りませんでした。でも、色々なことがつながってもっと大きな社会を動かす例を見て、もっとまじめにやればよかったと反省しました。
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世界には、野生動物絶滅、戦争、飢餓、自然破壊などさまざまな問題があることを改めて知らしめられました。そのために自分が変わるべきだということはわかっていても難しいですが、答えが用意されていなくても応えるようにすればいいのだと思いました。「自分の殻を溶かして、新しい自分になる!」という言葉がとても印象的でした。たとえこんなに世界は大きいと思っていても自分が良き出会いの連鎖を広げていけば、つながりに支えられて生きていくことができると感じました。アサザプロジェクトのように、自分のあり方を変えて、新しい世界が見えるようになりたいです。
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特に印象に残ったことは、昔の面影が何も残っていない霞ヶ浦の沿岸を小学生と歩いて調べ、アサザを見つけ、プロジェクトを開始したということです。小学生や中学生が積極的に行動し、大人でもやり遂げることが難しいようなことをしたということを聞いて、自分でも何か協力できることがあるのだなと思いました。議会や市長の方にも小学生が提案したことが通り、荒地を田んぼにしてしまったり、何万人もの人が参加しているという実状を知って、自分も協力して、夢を叶える力になりたいと思いました。今、正直自分の人生に「ファンタジー」を感じることができていないので、「やらなくちゃいけない」こともやりつつ、「心からやりたい」ことに変えて、人生を輝かせていきたいです。
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今、自分は食べ物に困ることもなく、戦争に巻き込まれることもなく当たり前のように幸せに暮らしている。だが、世界に目を向けると飢餓が原因で亡くなる人がいたり、人に限らず沢山の動物が絶滅の危機にさらされていたりと自分の知らないところで問題が山のようにあることを知った。
世界を変えるためには自分が変わることが大切で自分が変わるというのは自分が何かになるということ。良き出会いの連鎖を生み出して広げていく、ありがとうでつながる社会を作っていけば世界が変わり、良い方向になるという人として何か大切な事を学んだ気がする。飯島さんは霞ヶ浦の問題をファンタジー化して取り組み、子供から大人まで協力して解決していこうとしているのは、私には到底やろうと思っても出来ないことなにで凄いなと思った。
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この講演で自分と同じ中学生が行ったある2つの話をききとてもおろどきました。一つ目は、中学生だけで、地元の困っていることを解決するおせんべいを作ったことです。価格設定も中学生だけで行ったそうです。二つ目は、ある中学1年生の子が田んぼで作物をつくる活動をみんなで協力すべきだと考え、ほかの学校の子どもなども参加し、子供に刺激された大人もたくさん参加したそうです。私は、今まで、そういった活動をしてことがないので、同じ中学生として見習いたいです。
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今日の飯島さんの講演では、「世界や社会を変える一番の方法は、「自分を変えること」とおっしゃっていました。そして、自分を変えることは問いとむきあうことや、感じたことを深くほりさげる、本当の自分に出会うことで、変わるともおっしゃっていました。私は今の自分は勉強もまじめにとりくんでいないし、部活もそこそこ、みたいな感じなので、飯島さんのように自分の殻を溶かして新しい自分になりたいと思いました。また、小学生が環境への取り組みをしていて、すごいと感じました。私の通っていた小学校の近くには多摩川があるのですが、全く環境の取り組みをせず「タマゾン」と呼ばれていることを知ったので、近所の友達と小学校の子たちと同じように提案をし、変えていけるように頑張っていきたいと思いました。
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先生が今の私と同じ年からすでに環境問題に興味があったと知りました。私も模擬国連などで環境について学びましたが、そこから、自分が変わらなければ、とは思わず、実際に学んだことをいかして行動できていません。先生が中学生だった頃から、このままではいけない、と感じていた事を聞き、感動しました。1年間に4万種の動物が絶滅している今、私も先生や、先生に協力して取り組んでいる方々のように、その問題について考えるだけでなく、自分が変わらないといけないのだな、と感じました。また、周りの人々とのコミュニケーションが大事だということを改めて知ることができました。そのネットワークによって、どこから始めればいいのか分からないような問題も協力して取り組むことができることを知れてよかったです。
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今日、飯島さんの講演を聞いて、とても影響されました。確かに、私はとても恵まれているなと改めて感じました。自分の立場をまだちゃんと理解できていないなと思いました。今の自分に満足していて、前に進めていないのだと感じました。自分が今出来ることを見つけていこうと思いました。また、私たちと同じ年頃の子どもがたくさんの社会活動に参加していることに感心しました。私もやってみたいなと思いました。これから、機会があればこういう活動をしてみようと思います。今回の講演を聞いて、これからの私や自分の出来ることについて考えさせられました。
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世界や社会を変えるためにはまず自分が変わることが必要だと聞いて、とても納得できました。自分が変わること=自分が何かになろうとすることは、社会につながりをつくっていくということ。一人一人の力は小さいかもしれませんが、より多くの人が意識をもつことで、結果的に世界を変えることになるのだと思えました。
人々をやる気にさせる、「~しなくてはいけない」を「~したい」に変えるマネジメントにはファンタジーが必要だと知って、私たちの日常でもマネジメント力があるといいとわかった。様々な行事で皆のやる気が必要なときがあるので、こんなときにマネジメント力があるといいと思った。
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先生のお話をきくまで、てっきりすべて自然についてのお話をなさるのだと思っていたけれど、聞いたら、生きる上で大切なことを学びました。特に心に残ったのは、“質問に応える”の話です。学校での勉強では答えのある質問しか解かないけど、たしかに生活している中でのトラブルや悩みは答えのないものばっかりだと思いました。
もう一つ心に残ったのは先生のおっしゃった“良き出会いの連鎖”です。以前、母が人生は人との出会いが大切といっていたのを思い出しました。まだまだ若いので(?)これから出会いを大切にしたいと思いました。感謝の心を忘れずにありがとうの連鎖を作っていきたいです。
また、先生の作られた霞ヶ浦のプロジェクトは自然の少ない東京ではあんまりできないけど素晴らしいと思いました。たくさんの人々が一つの大きな目標に向かって違うことをやり合ってつながっている所に自然の力を感じました。
地域の力で福祉なども協力しあって積極的に自ら力を合わせる機会をつくる先生は本当に素晴らしいと思いました。
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私が飯島さんの講演で一番印象に残ったのは「自分が変わる→自分が何かになろうとする」ということです。私は今まで「現状維持」が一番良いと思っていましたが、自分が変わらないと新しい自分にも出会えず良いつながりも持てないことが今回の講演を聞いてわかりました。まだ将来の夢などの遠い未来に自分がなりたいものは決められませんが、目標という形で少しずつ近い未来のことから自分のなりたいものを決めていきたいと思います。そして、いつも学び新しい自分を発見できる大人になり、良いつながりをつくり広げていけたらいいなと思いました。
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私は今回この講演を聴くと知ったときにこのアサザプロジェクトのパンフレットに書かれているキャッチフレーズ「湖と森と人を結ぶ霞ヶ浦再生事業」という言葉をみて、現在の環境がいかに深刻な状態かの話だと思っていました。しかし実際にお話を聴いてみると環境に貢献するために私達がどのような志を持てばよいかを前半は中心にお話してくださったのでとても驚きました。よく聞くような意見だけでなく、ファンタジーなどのめずらしい意見もありました。私の中で、新たな考え方、価値観が増えた気がしています。
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今まで、授業やニュースなどで取り上げられていた問題は正直、ぴんときていませんでした。「温暖化が進んでいる」と言われても、二酸化炭素は目に見えないし、「飢餓に苦しんでいる人が世界中にいる」と言われても、日本に生まれた私には考えられません。だから、これらの問題は解決できないだろうと思っていました。でも、飯島さんの講演を聞いて、これまで通りの自分ではなく新しい自分になることで、少しだけれど、世界に貢献することができるということが分かりました。だから、今までのように物事をなんとなくこなすのではなく、すべての事に全力で取り組むようにしたいと思いました。
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私は今まで通りの自分では世界を変えられないのだと気付かされました。世界中の一人一人が変わらなければ、一人の人が変わったって世界を動かせないんだと思い知らされました。そこで良き出会いの連鎖を生み出して広げてゆく事が大切だと思います。そして自分の殻を破って新しい自分になって新しい見方で見るようになれば、今まであまり仲良くなかった人とも良き良き友に変わり、世界が徐々に広がってゆくと私は思いました。もっと世界(視野)を広げてゆくため、自分の知らないことを知っていきたいです。自分がふと疑問に思ったことを大切にしてその疑問に応えれるようにしたいです。そして、この自分の疑問を他の人と共有して、話し合いたいと思います。
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アサザプロジェクトに参加した中学校の生徒たちはすごいなと思った。最初のイントロで世界の現状を知った時はおどろいた。私のまわりにはないことばかりだったからだ。そして社会と世界を変えるには自分がかわることが大切だということを知った。また、自分がなにかになろうとすること。これまで自分の中でずっと思っていたことをすてて、新しい自分になりたい。孔子がいった「友あり、遠方より来る、また楽しからず也」という言葉を信じて、良いつながりをつくりだして広げる人になっていきたい。
私にできること
それは自分の考え方をかえて、世界を新しくみること。それで人間のFantasy化をして、良い出会いをたくさんつくりたい。そして、~である、~だ、という人ばかりではなく、~になる、~になりたいと言い夢をもちつづけていきたい。いろんな人に「ありがとう」といわれる人になる、それが私の夢だ。
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私は、まず自分を変えなければいけないと感じました。もっとたくさんボランティアして、将来の夢を頑張って叶えようと思いました。一人の人間として、ちゃんと役に立ちたいと感じました。
また、「アサザプロジェクト」に協力してみたいと思いました。大変だとききましたが、生き物が暮らせるように、アサザが絶滅しないように、為になってボランティアできたら素晴らしいと思いました。それに、小さな子供達が参加しているのを見て、やらなくてはいけないと感じたからです。自然の再生に協力している子供達を見て、「偉いな」と思いました。社会に貢献できるような大人になりたいです。
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今日の講演を聞いて、やっぱり聞いたり勉強するだけではわからないことがあると私は思いました。序盤で飯島さんは「自分が中学生の時、同じ世代で水俣病の人がいた」と言っていました。そこから私は、やっぱり身近にそういったことが起きない限り、戦争や環境汚染は他人事に思えてしまうのだなと思いました。私は人間ですが、真の意味で人間になりたいと思いました。
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私は今回の飯島さんの講演を聞いて、子供達の行動力におどろきました。牛久市のプロジェクトも最初は小中学生から広まっていったと聞いたときには、はたして今の自分、もしくは小学生の頃の自分にそのような力はあるだろうかと思ってしまいました。
子供には大人の硬い頭を柔らかくする力があるのではないかと私は思います。私もまだその子供の一員なので、柔軟な考え方でまずは自分の家の周りの環境だけでも良くしていけたら良いなと思います。
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霞ヶ浦の荒れてしまった自然を元に戻すためにお年寄りの話を聞いたり、250㎞を4周歩いてみたり、普通では考えられないことをやって、今のキレイな湖が生まれたんだなととても感心しました。さらに、その活動の中心となって積極的に行っていたのが子どもたちだと聞いて、ビックリしました。今回、お話をいただいた飯島さんは、常識として考えられていることを違う目線で見つめてみたり、子どもと大人のそれぞれの特性を生かしてみたりなど、自分ならではの考えを持っていて、素晴らしいなと思いました。このように、環境問題について深く考えてみることも大事だなと思いました。また、その時は子どもだから、とあきらめるのは良くないと思いました。
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何か大きなことを達成するのにおいて大事なことは人を動かすことよりもまず自分が変わることが大切と知りました。
そろそろ中三で、私には成しとげたい大きなことがあります。なので私も自分のからを溶かそうと思います。
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今回の講演では、これからこの世界で生きていくためには?や、自分を変えるにはどうすれば良いか、そしてアサザプロジェクトについてなどとても幅広いお話を聴きました。中でも心に残ったお話は、牛久の小学生の活動についてのお話です。小学四年生の子供たちが自分たちの地域をよくしていこうと頑張っていました。市長さんにプレゼンをして許可をもらい、自分たちの力で周りの土地の再生をしていました。問題が起こったときには大人たちの力も借り、解決していました。こういった互いの良さを引き出し合うことが社会のあるべき姿ではないかと思います。
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まず、今私たちが住んでいる世界には飢餓・紛争・公害などの色々な問題が存在しているということを改めて感じさせられた。そして、このように深刻な問題を抱えた世界を変えるためには、まず自分が変わること、つまり自分が何かになろうとすることが大切であるということを教えていただいた。「自分が何かになろうとすること」に答えは用意されていないので、自分自身で考えていかなければならないのだと思った。私は、将来何の職業に就きどんな生活を送っていきたいのか、未だ明確に決められていないので、これから真剣に考えていき、「私は〇〇です」ではなく「私は〇〇に成ります」と言えるような人になれるようにしたい。そうして答えのない問いに向き合い「応えて」いくことで、「ありがとうでつながる世界」が広がり「良き出会いの連鎖」が起こり、平和が実現していくのだと思った。
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飯島先生が子供の感性をとても大切にしている様子が伝わってきました。小学生も提案だけでなく実行に移し成功していて衝撃を受けました。自然を守るための対策は全て大人が行っていると思っていたのでこの講演では私の中の「常識」がくつがえされました。去年の七月にボランティアをした時に、東日本大震災の被災地でボランティアをしている方と直接お話が出来、得られたものが多くありました。このようなことを活かして自分のこれからの生き方を「ファンタジー」を持って考えたいと思いました。
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今日、飯島さんの話を聞いて初めて「戦争で亡くなる人の1/5が子ども」だということや、「およそ年間四万種の野生動物が減少」していることを知りました。今までにも電車の広告やニュースなどでたくさんの動物、生物が絶滅していることは知っていましたが、まさかここまでひどいとは思っていませんでした。確かにこんな世界は変えなければいけないと思います。飯島さんがおっしゃったように私にも自分の提案を他人も巻き込むことが出来れば一番良いのですが、私にはまだそう力はありません。なので、「アサザプロジェクト」のような私たち中学生でも簡単に参加できるプロジェクトにいつか協力してみたいと考えました。でも今回の講演で私が一番驚いたのが私が幼稚園の頃から周りの家族や幼稚園の先生に言われ続けていた「あなたたちが今ここで美味しいご飯を食べていることを幸せに思いなさい」という言葉は少しずれているのかもしれないということです。今ここで私が生きていることを幸せだと思う余裕があるのなら今満足な生活が出来ていない人が満足のいく生活が出来る方法を考え、それを実行することがかなり大切なのではないかと思いました。
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動物や世界の人々と共存していく必要がある、ということを強く感じました。そのためには「まず、自分が変わらなければいけない」とおっしゃっていました。すぐに自分の性格を変えることなんて、できるのかと思っていましたが、「自分のあり方を変えて、他の見方をすることで新しいつながりが生まれ、新しい自分になれる」という話を聞いて、そんな難しく考えなくて良いんだ!と分かりました。
どの自分が本物なのか、と悩むときもありますが、自分の感覚を信じ、大事にしていきたいと思います。
また、身の周りに」あふれている知らないことをもっと学び、自分の世界を広げていきたいです。ファンタジーを見出していきたいです。
ご講演ありがとうございました。
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環境や世界を変えるのは難しいことと思っていたけど、自分を変える、新しくすることが大切で、それは人間にとってとても必要なことだと感じました。良いつながりを得るためには相手のことを知る必要があり、そして、それに応えることが必要とわかりました。“働く”には傍を楽にするという意味があるというのは考えたことがなかったです。自分がしなくてはならないことをやらなきゃではなく、やりたいという気持ちにすると、楽しめるそうなので、勉強とかもやりたいと思えば苦にはならないのかなと思いました。一番大切なことは、本当の自分になること、と知りました。答えのない問いに“応”えるのは難しいことだと思いました。でも、世界中の人が本当の自分になって新しくなれば、平和になれるので、今の世界がとてももどかしいです。
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自分が何かに変わることによって色々な困難なことを解決することが出来るというのは本当だな、と思いました。「自分が変わる」ということはとても難しいことですが、これによって新しい自分を見つけることが出来ると思うのでぜひやってみようと思います。今、中学二年なのでまだ嫌なことは少ないですが、大人になって働くようになったら毎日嫌なことばかりで大変だと思いますが、これを「心から楽しむ」ことでファンタジーを感じられるのではないかと思います。今回の講演は自然のことだけでなく自分のことについて考えることの出来たものでした。これを忘れずにこれからの生活を楽しく過ごしていきたいです。
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私は、今回の講演を聞いて、何か新しいことを成すためには、自分が自分の持つ潜在的な可能性に気づくことや、見慣れたものの新たな価値観を発見することなどで、自分の世界を広げていくこと、物語を創ることで人の義務意識を自発的な行動意欲に変えていくことが重要だと感じました。人は押しつけられることよりも自分から考えて動くほうがやる気も高くいいものができると思います。また、一つの活動だけではなく、様々な活動と関連させることで、地域のコミュニティが広がりその活動の大きさや意義も大きなものになっていくのだと感じました。価値を「保つ」のではなく「新たに創り出す」ことで地域がよりよくなることを知り、新たな視点、考え方を得ることができてよかったと思います。
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とても内容が深かったです。人間には私は〇〇であるという人と私は〇〇になるとう二種類の人がいるそうです。〇〇になると思っている人は、新しい発見が沢山できます。すると、自分の中の問いを考えて、本当の自分になれるそうです。いつも学び、新しい自分を発見することの大切さがとても伝わってきました。
アサザプロジェクトは、子供が中心(きっかけ)になっていたのですばらしいと思いました。小さなことが大きなつながりへと変わっていって、やろうとすれば何でもできると思いました。
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今日、講演を聞いて最も印象に残ったことは、子ども(感性)と大人(知識)の協働によって成功をおさめることができるということです。アサザプロジェクトが誕生したのは子どもと大人の協働ができたからだと知って、「その協働」が成功へとつながるのだな、と感じました。感性と知識の両方を大切にしたいです。また、「~しなくちゃいけない」を「~したい」に変えるファンタジーの粉はどのようにしたら作ることができるのか、感性と知識の二つから考えていきたいです。
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私たちよりも小さな人たちが環境や平和を考え、プロジェクトを作ったり提案したりしている姿に胸を打たれました。私はただ答えを探すことしかしてきていませんでしたが、これからは自分自身と向き合って、自分の心に応えられるようになりたいと思いました。世界を変えるには自分が変わる ってものすごく素敵でカッコイイ言葉だと感じています。これからはこの文を胸に刻みこんで、自分にしかできないこと、私が本当にやりたいことを少しずつ探していきたいです。こんな楽しく優しい考えのできる飯島さんに感動しました。
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自分の殻を溶かして新しい自分になることはとても大切なことだということが分かりました。そうすることで、自分の中に潜んでいる問いに応えることができるし、様々な人々とも関わることが出来るので、これからは学校が紹介しているイベントやボランティアを中心に、様々な行事に参加してみようと思いました。そして、自分が気が付かなかった新たな世界を発見したいと思いました。そのためにはまず、「参加しなくちゃいけない」という気持ちを「参加したい」という前向きな気持ちに変えていきたいと思います。
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飯島さんが初めにおっしゃってた飢餓についての話はやっぱりビックリしました。亡くなる人の5分の1が私たちのような子供ときいて、今安全に暮らせていることに幸せだと思わなければと思いました。また、自分が変わるために…ということに対する答えがないということには驚きました。新しい発見することで良いつながりをもつといってらっしゃったので、新しい発見をこれからたくさんしていこうと思います。そして、良い仕事をして、「ありがとう」をたくさん言えるようにしたいと思います。「~をしたい!」と感じることができるようにしたいです。将来の自分にファンタジーをもちたいと思いました。新しい自分を見つけたいです。
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アサザプロジェクトなど、飯島さんの関わっていた事業の話を聞き、私はその事業の中心となっていたのが小中学生だということに本当に驚きました。地域を変えられるのは偉い大人たちであり、私達ができることは何もない、と勝手に思っていたからです。ですが彼、彼女らを見て、子どもにもできることがあるとわかりました。中学校になり、地域への貢献ができるチャンスはかなり減ってしまいました。でも、まだ長期休みなどに時間はあります。私は喜多見のホタルを守る活動をしていきたいと思いました。
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地域の小学生達が自分で地域の環境問題について考え、実際に行動している所がとてもすごいと思った。公共事業というと国や地方公共団体が行うものを思い浮かべるが、市民が中心となって行う「市民型公共事業」は今までになかったもので、機会があれば私も参加してみたいと思う。環境問題を他人事にせず、自分には何が出来るかを常に考えて行動していきたい。
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初めに「自分が変われば世界が変わる」という言葉を聞いた時は壮大な話だと思っていましたが、「私は~になる」という風に考え方を変えることなら私にも出来ると思えました。これからは自分の様々な問いに「応える」ために大人やお年寄りと積極的につながりを持ちたいです。また子供の意見が議会を通って社会の役に立ったというお話もあったので、自分で思い付いたことを大切にしていこうと思います。普段なにげなく通っている道、なにげなくやっていることも見方を変えれば環境保全につながるのかもしれません。今は昔よりも環境について学ぶ機会が増えているので積極的に取り組み、生きる力を育てていきたいです。
子どもたちが新しいまちづくりについて提案発表をします!!!
日時:2015年1月31日(土)13:00~15:30
場所:牛久市中央生涯学習センター 参加費:無料
☆’.・*.・:☆’.・*.・:☆’.・*.・:☆’.・*.・:☆’.・*.・:☆’.・*.・:☆’.・*.・
茨城県の牛久市では、こどもたちが総合学習の時間に まちづくりについて考えています。 一年の学習の集大成が 「かっぱ大交流会」です。
今年は市内の全小中学校が、自分たちの地域の特性を学び 、そこから自分たちらしいまちづくりの提案をまとめました。
牛久にファンタジーを感じるには、どうしたらいいんだろ う?
かっぱが通れる道をつくるには、どうしたらいいんだろう ?
どんな町になれば、ずっと住み続けたい町になるかな?
ぜひ、その子どもたちの想いを聞きにきてください。
牛久だけでなく、三重県大紀町七保未来塾の子どもたちも発表に参加予定です。自分たちの町をよくしようと頑張る子どもたちは、全国にいます!
まちづくりに真剣な子どもたちの姿を見て、
負けてられないな!と思わされるはずです。
大学生、社会人のみなさんの参加をお待ちしております!
※学習発表会後には子どもたちとの交流会も予定しています。こちらに参加したい方は、ひと声頂けると嬉しいです 。
アサザ基金 担当者:牧野真弓
三重県大紀町立七保小学校では先輩たち(現在中学一年生)がお茶のブランド化をしました。今年度は地域にある「おいしい湧き水」を地域の宝物に変える方法を考えるという学習をしてきました。一年間の学習を終えた生徒たちから届いたお手紙をご紹介します。
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「一年間ありがとう」
いいじま先生、一年間ありがとうございました。いいじま先生がいなかったら、もしかしたらお宝はみつけられなかったかもしれません。いいじま先生にも、できあがった「ふるさとのおくりもの」を飲んでほしいです。リーフレットの直さなあかんとこも、きちんと教えてくれてありがとうございました。
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「いいじま先生へ」
木屋は何億年も前は海だったとは、はじめて知りました。他にもこの1年でいろいろあったけどいいじま先生が教えてくれたりしたから木屋の水がおたからになったと思います。リーフレットや、ラベルが出来たのもいいじま先生が教えてくれたからと思います。
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「いいじま先生へ」
いいじま先生、1年間ありがとうございます。いいじま先生のおかげで、いいお宝が見つけられたと思います。いろんなアドバイスの中でむずかしいことなどがたくさんあったり、いっぱいなやんだりしましたが、やっといいお宝が見つかりました。本当に今まで、ありがとうございます。
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「飯島先生、ありがとう!!!」
今まで一年間ありがとうございました。今までいろんな勉強をしてきたけれど、この地元学が一番心に残っていくように思えます。次に学校に来たとき、私たちのことを覚えていてください☆本当に、ありがとうございました!!!!
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「いいじま先生へ」
いいじま先生、牛久で発表させてもらった時は、とってもうれしかったです。来年も、お茶売りをがんばります。大きな行事がある時は、さそってください。今まで一年間ありがとうございました。
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「1年間をとおして」
1年間、本当にありがとうございました。私は、ここまでくるとは思わなかったです。でも、ラベルやリーフレットができたときは最高にうれしかったです。この喜びを感じられたというのは、いいじま先生のおかげだなと思います。本当にかんしゃしています。お宝ができ、とってもいい作品になったなと思いました。いいじま先生の宿題は、むずかしかったけどとってもとっても楽しかったです。ありがとうございました。
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「Thank you いいじま先生」
本当に一年間ありがとうございました。でも、まさか木屋の水が、こんなすばらしいお宝になるとは思っていなかったので、びっくりしました。それらは、いいじま先生がいてくれたからこそ、出来あがったんだと思います。本当にありがとうございました。
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「飯島先生ありがとう!!」
飯島先生5月から今までずっといっしょにラベル作りとリーフレット作りをいい所をほめてくれたり、悪い所をこうしたらいいよとアドバイスをくれてありがとうございました。あと完成したときに「よくがんばったね」と笑顔でいってくれてありがとうございました。したじきのうらにりゅうの絵を書いてくれてありがとうございました。わたしは飯島先生と楽しくすごした時間ずっとわすれません。
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学校の近くにある荒れた谷津田を、 生きものが暮らしやすい場所にするために、大人を動かして、谷津田の再生に取り組んでいます。
総合学習で生きもののために再生方法を考え提案し、地域の人達に説明しながら工事をしました。よみがえった田んぼでお米づくりもしています。
この大切な場所をずっと守っていくために、地域の人たちと協力しながらまちづくりを考えています。
主な取り組みの様子
2013年4月18日 生きものとお話しよう!
2013年4月25日 プールと谷津田の生きものとお話しよう!
2013年5月2日 ホタルとお話する方法
2013年5月9日 田植え
2013年6月6日 生きもの・水はどこから来るの?
2013年6月20日 生きものの道・水の道まとめ
2013年7月11日 生きものたちのすみかを見てみよう!
2013年10月3日 稲刈り
2013年11月5日 脱穀
2014年1月9日 中間報告会
2013年4月18日 生きものとお話しよう!
今年初授業は、神谷小学校の4年生さん。
神谷小学校のそばには、先輩たちが生きものの声を聞いて2007年に再生した谷津田があります。そこの生きものたちとお話するためにも、まずは生きものたちのことを知らなくてはなりません。
そしたらきっと、生きものたちがどんなことに困っているのかもわかるようになるはず!生きものの「体のつくり」「すみか」「くらし」を、トンボやカエル、みんなの大好きなカブトムシから学びました。来週はいよいよ実践です。(牧野)
2013年4月25日 プールと谷津田の生きものとお話しよう!
今日は、前回の授業で学んだことを思い出しながら谷津田とプールで生きもの観察です!
すみかが違うと、生きものたちはどう変わるのでしょう。
プールにはシオカラトンボ・ショウジョウトンボのヤゴやミズカマキリ、ヒメゲンゴロウなどが見られました。谷津田にはホソミオツネントンボやアカガエル、さらには様々な鳥も見られました。
その後、教室にてヤゴのスケッチをしながら、じっくり「体のつくり」を観察します。生きものの「体のつくり」を見て、「すみか」や「くらし」と関係の深いことに気がついたでしょうか。(牧野)
2013年5月2日 ホタルとお話する方法
昔、荒れる前の谷津田を知っているお年寄りから、ここにはホタルがたくさんいたことを聞きました。
神谷小学校の谷津田を再生させた先輩たちの夢は、この谷津田にホタルを呼び戻すこと!その想いが毎年4年生にしっかりと引き継がれています。今日はみんなでホタルとお話する方法の学習です。
谷津田にホタルを呼び戻すためには、どのような環境をつくってあげるといいのでしょう。ホタルになって考えてみると、そのヒントも見えてくるかもしれません。
飯島さんが授業の中で、「ホタルは光でお話しているんだよ」というと、子どもたちは目をきらきらさせて聞いていました。この谷津田にホタルが舞う日を想像しながら、みんなと一緒に谷津田の改良を進めていきたいです。(牧野)
2013年5月9日 田植え
神谷小学校の谷津田内には田んぼがあり、無農薬・無化学肥料でお米もつくっています。
今年から田んぼが一枚増えて、三枚の田んぼで田植えをすることになりました。これらの田んぼはとにかく泥深い!子どもたちもよく泥にはまってしまい、抜け出せなくなることもしばしば。
初めは泥だらけになることを嫌がっていた子どもたちも、次第に慣れてきて笑顔が見られるようになりました。そんなこんなで田植えは無事に終了。谷津田でのお米作りの大変さが理解できたようでした。ちゃんと育って美味しいお米になりますように!(牧野)
2013年6月6日 生きもの・水はどこから来るの?
神谷小学校の隣にある谷津田の上流部分をみんなで調べに行きました。
昔は周りにもっと田んぼや小川があったこと、たくさんの生きものがいたことを地元の人から聞くことができました。いつかいたホタルを、みんなの谷津田にも呼び戻したいですね。
また、昔はウナギにも出会えたようです。今とはすっかり変わってしまった学校の周辺ですが、生きものの目になって見直してみると、問題点だけでなくその問題をどのように解決していくことができるのか、ということにも気づけるかもしれません。(牧野)
2013年6月20日 生きものの道・水の道まとめ
今日は、前回の授業で谷津田の上流部分を探検して発見したことを発表しあい、生きものの道や水の道について話し合いました。
神谷小学校の谷津田の様子を思い出してもらうと水が濁っていたり、水のない池があったりと、生きものにとっては住みにくい環境の場所があることに気づきました。
では、どうしたらもともと豊富だったはずの湧水を増やすことができるのでしょうか。それは谷津田につながる水の道を辿っていくと見えてくるかもしれません。
また、水の道だけでなく、そこには生きものの道も繋がっていることが今回の探検からわかったようです。神谷小学校の谷津田にもっとたくさんの生きものが通ってこられるように、その周りにある水の道・生きものの道にも目を向けたいですね。(牧野)
2013年7月11日 生きものたちのすみかを見てみよう!
今日は谷津田で生きもの探し!というよりは、生きものになったつもりで「すみか」を見ることにしました。
生きものの視点で「すみか」を見たら、たくさんの問題点が!暑くて干上がってしまった池や田んぼ、これらは谷津田内だけの問題ではありません。
先月の谷津田上流部分の探検で、住宅地ができて森や畑が減ってしまい湧水が少なくなっていることに気づきましたが、その影響がこの谷津田に現れていることをひしひしと実感しました。
生きものの住みやすい環境にすることや、ホタルを呼び戻そうとすることは、谷津田だけでなくむしろここからまちづくりを考えていくことに繋がっていきます。子ども達と、地域の課題に向き合うような学習を進めていきたいです。(牧野)
2013年10月3日 稲刈り
5月に田植えをした稲をいよいよ刈り取る時期となりました!
年々生きものが増えて多様になってきた谷津田には、鷹も来るようになっています。そのため、スズメに稲の穂が食べられることもなくなりました。このお米は、もちろん無農薬・無化学肥料で育てられています。
田んぼ内には多くの雑草が生えていましたが、それにもかかわらずしっかりと実りました。子どもたちは泥だらけになりながら稲を刈り、その刈った稲を結ぶことに少し苦労していたようです。
二枚の田んぼをほぼ刈り取った子どもたちの表情の清々しいこと!自然の中でたくさんの生きものたちが繋がりあうと、農薬を使わなくても稲が元気に育つことが感じられたかなと思います。(牧野)
2013年11月5日 脱穀
今日は前回刈った稲を脱穀する作業の日!
今回は4年生だけでなく、3年生も参加しました。まずオダにかけてある稲をガーコンという昔ながらの足踏み脱穀機を使って脱穀を行います。
「ガーコン!ガーコン!」と音の鳴るこの機械はとても大人気でした!ガーコンを使用したあとは、風で籾殻やわら屑を選別する唐箕(とうみ)という農具を使います。今ではこのような農具を見ることはほとんどなくなりましたが、これらの農具には昔の人たちの知恵がよく生かされているなと感じました。
たくさんの人の手と生きものたちに育てられたお米は、去年よりも多く収穫できました。このお米は、精米して子どもたちに配る予定です。自分たちで手植えをし、刈り取ったお米の味は美味しいこと間違いなしですね!(牧野)
2014年1月9日 中間報告会
2014年、初授業は神谷小学校さん。
今日は中間報告会の日です。生きものの視点で一緒に学習してきた子どもたちが、谷津田の再生をテーマに様々な案を発表してくれました。生きものをテーマにしている班はやはりホタルについて調べたところが多かったように思います。
他にも雨水対策を考えている子どもたちや、谷津田内に緑を増やそうと植物を調べてくれた子どもたちもいました。飯島さんに、「洪水になったらどんな生きものが困るの?」「みんなの谷津田にはどんな生きものや植物が合うんだろう?」と問いかけられ、真剣に考える子どもたちの姿がとても印象的でした。
これから3年生への引き継ぎ会に向けて、もっと深められるといいです。(牧野)
向台小学校には牛久沼につながってい る谷津田が隣接しています。しかし、 今は荒れてしまっており、生きものた ちが困っているようです。昔は生きも のたちもこの谷津田を道にして、牛久 沼からも学校へたくさん来ていたはず !生きものの目でこの谷津田を見て再 生計画を考え始めた生徒たち。さらに この計画をまちづくりとしても考え始 めています。
主な取り組みの様子
2013年5月16日 生きものとお話しよう!
2013年5月24日 学校も生きものの道!
2013年6月6日 生きものの道を見に行こう!~谷津田編~
2013年6月24日 野外観察のまとめ
2013年10月23日 生きものの道を見に行こう!~調整池編~
2013年10月31日 野外観察のまとめ2
2013年12月11日 みんなの質問コーナー
2013年5月16日 生きものとお話しよう!
向台小学校四年生さんに今年初授業に行きました。
とても活発な雰囲気で、よく手もあがります。生きものとお話するために「体のつくり」「すみか」「くらし」が大切なことを感じ取ってもらえたでしょうか。これから、学校にいる生きもの観察や近くにある谷津田での生きもの観察を通して、学んだことを実感していって欲しいと思います。どのような学習になっていくのか、わくわくしています!(牧野)
2013年5月24日 学校も生きものの道!
今日は学校にやってきた生きものたちを調べました。
学校のビオトープやまんまる池には、たくさんのヤゴや水生昆虫がいました。プールにもヤゴはいましたが、子どもたちはそれぞれの場所にいるトンボの種類の違いに気づいたようです。アオイトトンボのヤゴやクロスジギンヤンマのヤゴはビオトープやまんまる池にしか見られませんでした。水だけしかないプールと違って、草や木が生えていたりして環境が違うからですね。様々な生きものたちを発見した子どもたちは、みんなの学校が生きものたちの道につながっているということを感じたようです。その後、教室に帰ってヤゴのスケッチをしました。飯島さんが、クロスジギンヤンマのヤゴの顎を手で持ってのばして見せると、あっという間に子どもたちに囲まれてしまいました。(牧野)
2013年6月6日 生きものの道を見に行こう!~谷津田編~
今日は牛久沼の水源地である谷津田にて、生きもの観察をしました!
シオカラトンボやモンシロチョウの群れ、小さなアマガエルなどにも出会えました。観察中に、一部の子どもたちがふくろうの羽を見つけたようです。この辺にふくろうが住んでいるのかな?夢中になって生きもの探しをしていたら、時間通りに帰れなくなってしまいました。前回の学校での生きもの観察では、見られなかった生きものもたくさんいたようです。もっと様々な生きものたちに学校へ来てもらうためにはどうしたらいいのでしょうか。生きものの道をみんなで考えて創っていければなと思います。(牧野)
2013年6月24日 野外観察のまとめ
今日は前回の野外観察で見つけた生きものたちや気づいたことを発表してもらいました。
授業の間、たくさんの手があがりっぱなしでどんどん意見が出てきます!ふくろうの羽が見つかったということは、谷津田の自然がまだ残っていて、ちゃんとした森がある証拠ですね!また、アメリカザリガニの死骸を見つけた子もいました。サギなどが食べたのかもしれません。みんなにはこの谷津田はどう映ったのでしょうか。次回は、人の手が入っていない谷津田を探検する予定です!(牧野)
2013年10月23日 生きものの道を見に行こう!~調整池編~
今回の生きもの観察は、調整池が作られる予定の周りの谷津田で行いました。
こちらの谷津田は、前回観察した谷津田とは違い、今はほとんど人の手が入っておらず荒れてしまった場所です。当日の観察ルートをつくるのも一苦労だったことは、ここだけの話。笑
クズの蔓が谷津田の斜面林を覆っており、田んぼも森も鬱蒼(うっそう)としています。実はこの谷津田、牛久沼から続いていて、学校にもつながっているんです。向台小学校はこの谷津田の先端部分にあります。昔はきっと、たくさんの生きものたちがこの谷津田を通って学校へきていたはず!その時の道を復活させて、かっぱに会いたいですね!(牧野)
2013年10月31日 野外観察のまとめ2
前回観察した、人の手が入らず荒れてしまった谷津田と夏に観察した荒れていない谷津田で見つけた生きものや気づいた違いを発表し合いました。
荒れている谷津田には、トンボの卵を産む場所がないことや、ふくろうやタカがいないことがわかりました。そして、荒れていない谷津田には、生きもののすみかになりそうなところがたくさんあることや、湧水があることに気づきました。生きものの目になって、みんなで環境の違いを発見したかな?子どもたちが発見や気づきから、どう再生計画をつくっていくのかとても楽しみです!(牧野)
2013年12月11日 みんなの質問コーナー
子どもたちが様々な生きものの食べものやすみかについて調べ学習をすすめています。
そこでわからなかったことや、不思議だなあと思ったことをたくさん質問してもらいました。「フクロウのエサはなに?」という質問に、「昔はよくネズミを捕って食べていたんだけど、今はあまり捕れなくなったんだ」と飯島さんが答えると、「林の下の草がたくさん生えすぎているから?」と答えた女の子。周りのみんなも思わず拍手!子どもの想像力は、きっと大人の想像力なんてはるかに超えていると思うこの頃です。(牧野)
南中は牛久沼からつづく谷津田につな がっています。南中の先輩たちがプー ルをビオトープにして、昔の牛久沼を 再現したところ、牛久沼からたくさん の生きものがやってきました。牛久沼 に昔の生きものたちを取り戻すために 南中のプールと、そこにつながってい る谷津田の環境をよくしていく方法を 考えていきます。
主な取り組みの様子
2013年6月7日 プールの生きものを観察しよう!
2013年6月28日 生きものの道を見に行こう!~夏編~
2013年7月18日 野外観察のまとめ
2013年10月4日 大切なのは今の自分が感じていること
2013年10月25日 かっぱん田についてみんなで考えよう!
2013年11月1日 BT観察&生きものの道を見に行こう!~秋編~
2013年11月15日 提案づくり
2013年12月6日 提案発表会
2013年6月7日 プールの生きものを観察しよう!
牛久南中学校には、昔の牛久沼を再現しようとビオトープ化したプールがあります。
このプールは、今の環境が悪化した牛久沼と見立てられています。南中の先輩たちは、牛久沼が抱えている、コンクリート垂直護岸の問題、生物多様性の低下、水質の悪化などの状況を改善するために、どうしたらいいかを考えました。そして、昔の牛久沼にあった水草を植え、生きものたちの道をつくるために土を入れるというように、少しずつ改良をしながら水質や生きものの変化を観察しています。
今日は、生徒たちとの座学のあとに、このプールビオトープでの生きもの観察!昔の牛久沼にあったジュンサイやモクが生えていて、たくさんのトンボも飛び交っており、水も透き通っていました。このプールビオトープのような環境に、牛久沼が少しずつでも再生していくビジョンをみんなで描けたらいいなと思います。(牧野)
2013年6月28日 生きものの道を見に行こう!~夏編~
損保ジャパン環境財団と協働で再生している牛久市内の谷津田で、自然観察を行いました!
この谷津田の中には「かっぱん田」と呼ばれている田んぼがあります。牛久南中生は、「トキの舞う牛久」を目指し、循環型社会づくりに取り組んでおり、この牛久沼の水源地である谷津田(田んぼ)を再生することを提案。中学生の提案を受け、企業支援の元で関東の大学生たちが再生させた場所です!
【かっぱん田とは?】
今日の自然観察では、田んぼの中から次々と羽化したばかりのオオアオイトトンボが飛び立つ姿を見ることができました!この再生させた田んぼから、新しい命の営みが生まれていることを感じ取ってもらえたのではないかと思います。(牧野)
2013年7月18日 野外観察のまとめ
今日は、今までの野外観察を通して感じたことをまとめていきます。
飯島さんが黒板を使って、昔の牛久沼の様子と田んぼの様子を描いていくと、そこには生きものたちが上手く棲み分けながら生きていく「くらし」が見えてきました。谷津田と牛久沼、これらは別の場所にあるので頭の中ではつながりを見つけにくいかも知れませんが、生きものたちの暮らしを通して環境のつながりが見えてきたようでした。これできっと、荒れてしまった谷津田では生きものたちが住めなくなってしまう理由も一緒に考えられますね。(牧野)
2013年10月4日 大切なのは今の自分が感じていること
今日はあいにくの雨だったので、予定していた野外観察は中止になりました。
その代わりに急遽座学に決定です。何も用意していなかったので、思いつきで話しますといって授業を始めた飯島さん。大学生向けに用意したパワーポイントを使いながらも、わかりやすく、且ついつもよりも内容の深い話を生徒たちにしていました。その場で思いついたことや感じたことが大切だと伝えると、生徒たちは真剣な眼差しを向けて聞いていたのがとても印象的でした。(牧野)
2013年10月25日 かっぱん田についてみんなで考えよう!
今日はアサザ基金にインターンできている大学生たちが、中学生の前で二時間授業をしました!せっかくなので授業を終えたインターン生の感想をご紹介します。
【金田一 美有さん】
子どもたちは本当に発想が豊かで、是非やってみたい案もたくさん出ていました。また、授業の最後のまとめを飯島さんにやっていただき、次回の授業につなげられるようにまとめをすることが重要だと感じました。今回の授業を通して、牛久南中の生徒だけでなく、自分もかっぱん田について理解を深めることができてよかったです。かっぱん田の将来を考える材料になりました。今後も牛久南中の生徒たちと関わって、一緒にかっぱん田や今年のお米の使い道について考えていきたいと思います。
【冨田 佳奈さん】
子どもたちが話を聞いてくれるか大きな不安があったが、実際に話してみるとほとんどの 生徒が話を聞いてくれて本当に嬉しかった。しかしまだ子どもたちに伝わるような難しくない言葉で話すことができなかったり、発表する生徒がなかなか出てこないときうまい方策を取れなかったりした。もっと子どもたちに伝わる話し方、伝え方を身につけたいと思った。
普段話し合うことのない大学生と中学生が、谷津田の未来という一つのテーマを共有し一緒に考える授業となりました。インターン生の二人にとっても、南中生にとっても大きな刺激になったのではないでしょうか。このようなお互いが刺激し合える場をもっと創っていけるといいです。(牧野)
2013年11月1日 BT観察&生きものの道を見に行こう!~秋編~
今日は、秋の生きものの道探しです!
昔の牛久沼を再現したプールビオトープの観察では、ギンヤンマ・チョウトンボ、イトトンボなどのヤゴがいっぱい見つけられました。来年もまた、たくさんのトンボがこのプールビオトープの上を舞う様子が想像できます。とっても楽しみです!夏に観察した時とは、ジュンサイなどの水草が増えているような感じでした。さらに、今回は牛久沼の水源地である谷津田でも、生きもの観察や水質調査を行いました。夏には見られなかった湧水が、冬にはこんこんと出ていて、見た目は透明で綺麗です。しかし、調べてみると硝酸態窒素によって汚染されていることがわかりました。このような問題が畑での化学肥料の使いすぎなどによって、全国各地の水源地で起きているようです。どうしたら、本当の意味で水源地を守っていけるのか、中学生達と一緒に考えていきたいと思います。(牧野)
2013年11月15日 提案づくり
今日はクラスごとに、かっぱん田(牛久沼の水源地である谷津田)をよくしていくための提案づくり。
いくつかの班にわかれて様々な意見を出し合います。かっぱん田で収穫したもち米の使い道から、かっぱん田を広く知ってもらうための方法など、ほんとうにそれぞれアイデアに富んだ意見がだされました!いつもは全体での授業ですが、このようにクラスをまわって、ひとりひとりとお話をしながら対話ができる授業も、少しみんなと近づけたような気がして嬉しかったです。(牧野)
2013年12月6日 提案発表会
今日は、牛久沼の水源地である谷津田を再生するための企画案をプレゼン発表する日です。
1班各3分のプレゼンを行うのに約2時間かかりましたが、みんな独創的で楽しい提案や意見ばかり!かっぱん田のゆるキャラ、獲れたもち米でつくる新商品、この谷津田を知ってもらうための広報の仕方など、子どもたちならではの斬新な発想に思わず「へーっ」とうなってしまうこともしばしば。トキを呼び戻したいと願った先輩たちから始まったこの谷津田再生物語、しっかりと後輩たちに受け継がれていっているようです。中学生たちが未来の谷津田や牛久の町の展望を描いていくときに、寄り添っていけたらなと思います。(牧野)
NEC田んぼ作りプロジェクトには、社員とその家族が参加する「イベント」と、イベント参加者が経験を重ね、より主体的に再生活動を行っていく「達人コース」の、2つの取り組みがあり年間を通して付加価値のある酒米・日本酒づくりを行っています。
・イベントは、年間を通じて6回実施しています
無農薬・無化学肥料による米作りを伝統的農法で実施し、収穫したお米で地元酒蔵にて日本酒を醸造しています。
春:田植え
夏:草取り・ホタル観賞
秋:稲刈り、脱穀
冬:酒仕込み神事、新酒蔵出し
・達人コースは、年15回程度実施しています。
イベントに向けた準備をはじめ、米づくりに必要な一連の作業、谷津田の周囲に広がる環境の再生に取り組んでいます。
春:復田・除根、田起こし、代かき
夏:草取り、竹林整備、里山の手入れ
秋:オダ用竹の伐採、稲刈り準備、脱穀
冬:水路の整備、復田作業、草刈り
NEC田んぼ作りプロジェクト 2014年
04/05 達人コース 達人田んぼ拡張
達人レポートR46はこちらから
04/26 達人コース 達人田んぼ拡張、田起こし
05/06 達人コース 横田農場にて種まき、田起こし
05/25 達人コース 達人田んぼ・マンゲツモチ田植え
05/31 イベント 日本晴・田植え
達人レポートR47はこちらから
07/06 達人コース 草取り
07/12 達人コース ホタル散策路整備
07/26 イベント 草取り&ホタル観賞
達人レポートR48はこちらから
08/08 達人コース 達人散策路延伸
09/13 達人コース オダ用竹取り
09/27 達人コース 達人田んぼ・もち米稲刈り
10/11 達人コース 達人田んぼ・もち米脱穀
達人レポートR49はこちらから
10/25 イベント 日本晴稲刈り
11/16 イベント 日本晴脱穀
達人レポートR50はこちらから
12/14 達人コース 来年度に向けての再生計画づくり
01/24 達人コース 物置小屋設置場所の整備、杭立て
02/14 イベント 里山再生・味噌づくり
達人レポートR51はこちらから
02/21 達人コース 竹林整備、カワセミのすみかづくり
03/14 達人コース 畦の補修、漏水処置など新年度に向けての準備
達人レポートR52はこちらから
NEC田んぼ作りプロジェクト 2013年
12/21 達人コース 谷津田再生活動1・草刈り
11/30 達人コース 裾刈り場整備
11/09 イベント 脱穀・かも池泥上げ、わらない体験
10/19 イベント 日本晴・稲刈り、どんぐりアート
10/13 達人コース マンゲツモチ・脱穀
09/29 達人コース 新達人田んぼ・マンゲツモチ稲刈り
09/14 達人コース オダ用竹採り
08/04 達人コース 三の草・水路整備
07/20 イベント 草取り&ホタル観賞
07/13 達人コース 二の草&ホタル観察路整備
06/22 達人コース 一の草
06/08 達人コース 日本晴・田植え
06/02 達人コース 新達人田んぼ・もち米田植え
05/05 達人コース 日本晴種蒔き・新達人田んぼ除根3
04/27 達人コース 新達人田んぼ除根2
04/07 達人コース 堆肥入れ・新達人田んぼ除根
03/16 達人コース 田んぼの水漏れ補修と植樹作業
02/23 イベント 谷津田のお話&意見交換会、復田草刈り作業
02/16 達人コース 竹林の手入れ・竹チップ化
01/17~18 NEC田んぼ作りプロジェクト&クボタeプロジェクト
NEC田んぼ作りプロジェクト 2012年
12/23 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り2
12/01 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り1
2012年11月までの活動内容は、こちら
(掲載準備中)
現在の田んぼの様子と活動レポート
2012/12/01 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り1

背丈を越えるセイタカアワダチソウに立ち向かいました。作業が進むと、草に隠れていた水路が現れました。
2012/12/23 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り2

枯れた竹が倒れていて、作業は難航しました。長い歳月で、水路が埋もれてしまい、部分的に井戸のように縦穴が残っていました。
レポート29 2013/01/22 人力によって耕作放棄地を開拓
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2013/01/17~18 NEC田んぼ作りプロジェクト&クボタeプロジェクト

両社ともに初めての企業間協働で、耕作放棄地の草刈りと耕起、水路の掘削に取り組みました。私たちは農機の速さに驚き、クボタさんは人力での開拓に驚いていました。
レポート特別号 2013/01/22 クボタ協働による草刈りと耕起
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2013/02/16 達人コース 竹林の手入れ・竹チップ化

手入れが行き届かない竹林では、草花や林床を利用する生き物たちが減少し、谷津田全体の生態系が悪化してしまいます。このプロジェクトでは、竹林の対策にも取り組んでいます。また、竹を焼却しないでチップ化を行うことによって、二酸化炭素の排出抑制はもちろんのこと、抑草効果や土壌の流出防止、土壌細菌の活性化、ヒーリングなど、多様な効果が期待できます。
レポート30 2013/03/01 竹をチップ化して有効利用
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2013/02/23 イベント 谷津田のお話&意見交換会、復田草刈り作業

これからの谷津田再生について、2班に分かれ話し合いました。すぐに実現できるような内容から、10年位を見すえた夢まで、様々な提案がありました。その後、かも池周辺の草刈りをしました。この場所は、南側半分を田んぼに、北側半分に植生を残してビオトープにします。
レポート31 2013/03/25 将来の谷津田について話し合いました
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2013/03/16 達人コース 田んぼの水漏れ補修と植樹作業
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暗渠の跡や、ザリガニ穴によって水漏れが頻発していたC・Dたんぼに、地震災害の水田補修などにも使われる、ベントナイトという天然鉱物(粘土の粉末)を利用して補修作業を行いました。
レポート32 2013/04/03 冬のトキのえさ量調査、ベントナイト水漏れ補修
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2013/04/07 達人コース 堆肥入れ・新達人田んぼ除根

達人散策路を進み、龍ヶ崎へ抜けるところに、新しい達人田んぼを人力で復田しました。また、復田から3年目を迎えるA~D田んぼの地力回復のために、牛糞堆肥を入れました。
レポート33 2013/05/20 谷津田の奥に新しく達人田んぼを復田しました
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2013/04/27 達人コース 新達人田んぼ除根2

藤の花が咲き誇る晴天の下、新しい達人田んぼを復田しました。ここにはもち米(マンゲツモチ)を植えます。
2013/05/05 達人コース 日本晴種蒔き・新達人田んぼ除根3

育苗にご協力いただいている横田農場にて、手作業で日本晴の種蒔きをしました。これから1ヶ月、無農薬・プール育苗法で苗を育てていただきます。
レポート34 2013/05/31 横田農場で日本晴の種蒔きを行いました
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2013/06/02 達人コース 新達人田んぼ・もち米田植え

新しい達人田んぼに、マンゲツモチを植えました。午後からは、新しく広がったア~ウ田んぼの除根&代かき作業を行いました。
2013/06/08 達人コース 日本晴・田植え

今年度の上太田の田植えは、達人コースとしての開催でしたが多くの参加があり、スムーズな作業となりました。
2013/06/22 達人コース 一の草

新しい達人田んぼは、代かきがしっかりできているためか、ほとんど草は生えていませんでした。手作業で一の草を行いました。日本晴を植えた田んぼでは、竹ぼうきを活用した、除草機を制作し、田んぼを走り回りました。双葉までのコナギには効果がありそうです。
レポート35 2013/07/31 広くなった田んぼに初めての田植え
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2013/07/13 達人コース 二の草&ホタル観察路整備

ホタル観察のために整備した竹林内の散策道が、1年を経て倒竹で通れなくなっていたので、再び観察路を作りました。ワラを積み上げた堆肥置き場では、カブトムシが羽化していました。また、竹チップの下には、丸々と育ったたくさんのカブトムシの幼虫がいました。
2013/07/20 イベント 草取り&ホタル観賞

日本晴田んぼの草取りを行いました。夜には、谷津田を歩き、ホタルを観察しました。
レポート36 2013/08/01 二の草・ホタル観賞
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2013/08/04 達人コース 三の草・水路整備

三の草の予定でしたが、深水管理が上手く行えているためか、草がほとんど生えていなかったので、水路の整備に専念しました。復田から3年が経ち、ゴミや泥で詰まってしまったパイプを取り除き、開渠にしました。水路を再生するとすぐに、オニヤンマが偵察に来ました。
レポート37 2013/08/31 ホタル調査報告・夏の生き物たち
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2013/09/14 達人コース オダ用竹採り

深水管理によって、オダ用の竹置き場もジメジメした環境になってしまったので、新しく昼食広場横の杉林内に、高床式でオダ置き場を作りました。また、復田によって耕作面積が増えているので、昨年比で2倍のオダを準備するために、竹林からたくさんの竹を切り出しました。
臨時レポート 2013/09/18 台風18号の影響
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2013/09/29 達人コース 新達人田んぼ・マンゲツモチ稲刈り

新しい達人田んぼで初めての収穫です。収穫した稲は、日本晴田んぼの横にオダを立て干しました。
2013/10/13 達人コース マンゲツモチ・脱穀

昔ながらの道具を利用して脱穀作業を行いました。
臨時レポート 2013/10/16 台風26号の影響
レポート38 2013/11/15 新しい田んぼで稲刈りをしました
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2013/10/19 イベント 日本晴・稲刈り、どんぐりアート

日本晴の稲刈りを行いました。基本、人海戦術による手刈りですが、地面の固いD,ウの田んぼには、バインダー(自動稲刈り結束機)を利用して機械刈りしました。泥深い田んぼもあり、田植えのようにドロドロです。
2013/11/09 イベント 脱穀・かも池泥上げ、わらない体験

昔ながらの道具を利用した脱穀にあわせ、ハーベスター(動力式脱穀機)を利用し、脱穀をしました。また、作業前に上太田の田んぼで初観察となるニホンアカガエルが見つかる、うれしいニュースもありました。
レポート39 2013/12/26 稲刈り、ニホンアカガエル初発見
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2013/11/30 達人コース 裾刈り場整備

田んぼ際の斜面から達人散策路の間を「裾(すそ)刈り場」と呼びます。田に注ぐ太陽の光を確保するほか、山野草の生育、田んぼと雑木林を行き来する生き物のためにも、年に1度ほど草刈りをすると良い空間です。今回、達人散策路の開拓以来はじめて草刈りをしたので、枯木も多く積んであって、大変な作業になりました。お昼には、今年育てた日本晴を試食しました!
2013/12/21 達人コース 谷津田再生活動1・草刈り

2014年の田んぼ作りプロジェクトは、米づくりの耕作面積を増やすだけでなく、トンボやヘイケボタル、ニホンアカガエルのすみかとなる田んぼや池を再生していきます。また、フクロウの棲みやすい森づりにも取り組んでいきます。
今回は、ホタルの棲みやすい環境づくりの1回目です。セイタカアワダチソウを手刈りして、倒竹を片付けていきます。お昼には、お楽しみ活動として、バームクーヘンを焼きました。
レポート40 2014/01/01 生息環境を多様にするための再生をスタート
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活動報告書
発行:NEC (外部リンク:下記をクリックするとNECのサイトへ飛びます)
2011年度活動報告書
生物観察記録
(掲載準備中)
ネットワークセンサー(気象データ)
気象観測センサーシステム(製品名:ウェザーバケット)
(外部リンク:下記をクリックするとNECのサイトへ飛びます)
ネットワークセンサー
沖縄県立普天間高等学校で、二年生の生徒を対象に講義を行いました。そのお礼と感想文が届きましたのでご紹介させていただきます。印象に残った言葉や共感したことも書いてくれています。
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■・蔡温 沖縄の特色を活かした国づくりを行っていた。森林の保全や治水に力を入れ、自ら現地に赴いて指揮をとった人。自然と人が共存できる暮らしを指導した。
・伊波普猷 沖縄学の父
『深く掘れ 己が胸中の泉 余所たよて 水が汲まぬごとに』
・ニーチェ
『汝の立つ所深く掘れ そこには泉あり』
この考えは、本当にすごいと思った。本当の泉は、自分の今いるところにある、ということ。どこかに「泉」を求めて探すより、まず自分のいる沖縄を大事にしようと思った。今抱えているもやもやもいつか形になる!このもやもやは泉かもしれない。
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■私は、沖縄を出たい、こんな不便な島はいやだ、と思っていたけど、自分の土地のよさを知らないまま、沖縄を出るのはやめて、足元にある宝を探そうと思った。
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■将来、問いには「答える」(答えがあるものに答える)ではなく、「応える」(答えが用意されていない問題に向き合うこと)、それが、自分の中や足元に眠っているお宝(泉)を見つけ出すきっかけになると感じた。
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■人生の選択肢は世の中が決めたものだけじゃない!自分で作れるもの!
答えのないものに、自分の方法で向かってみることが哲学。
新しいものは答えがある問いからは生まれない!
当たり前のものが違って見えた時、世界は広がり新しくなり、未来が変わっていく、
自分たちのくらしの中にファンタジーがある!というのに共感しました。
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■人々と共に創造した価値は、皆の夢がつまっている、だから強い!
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■普段見ている景色ばかり見ていては、お宝(潜在能力)は見つからないので、視点を変えてみたい。選択は無限にあって、人生は選択の連続!
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■失うのは簡単だけど、取り戻すのはものすごい時間もかかるし、お金や手間もかかるってことを忘れずに、自分の足元を見つめ、良い所をどんどん見つけて、それをどうやって活かすことができるのかを考え、行動していきたいと思いました。
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■沖縄も、基地問題を抱えているけど、ただ基地がなくなればいいというのではなく、どうやったら、より関係を作れるかが大事、最初から否定すると、お互い良いものは生まれないと思いました。
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■子どもだけの力だけではなく、子どもの感性と大人の知識を合わせれば、よりよい環境作りができると思います。
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うす暗くて生きものが少ないヘビ山 (学校のうらの雑木林)は、蚊がいっ ぱいいます。
カブトムシや多くの生きものが暮らし やすい場所にするため、人と生きもの の両方の気持ちになって再生案をつく っています。
ヘビ山に生きものを呼び戻すには、昔 のヘビ山につながっていた生きものの 道を取り戻すことが必要です。
主な取り組みの様子
2013年5月1日 河童の通り道
2013年5月15日 ヤゴとお話しよう!
2013年6月26日 生きものの道を見に行こう!❀アヤメ園❀
2013年7月3日 野外観察のまとめ
2013年9月11日 生きものの道を見に行こう!~秋編~
2013年9月17日 牛久沼探検報告会
2013年10月9日 ぼくたち・わたしたちが考えたBT改造計画発表
2013年5月1日 河童の通り道
5月1日牛久小の4年生に授業をしてきました。
牛久小学校は、河童伝説で有名な牛久沼からとても近いところにある小学校です。生きものとお話するためには、「体のつくり」「すみか」「くらし」をよく知ることが大切なんだということをみんなと一緒に学んでいきます。生きものとお話ができるようになると、今まで気づけなかった生きものの道が見えてきたり、昔あったはずの生きものの道がなくなったことも発見できるかもしれません。もちろん、河童の通り道だってあるんだよということを話すと、とてもきらきらして聞いていました。どんな道を繋げていってくれるのか、今から楽しみです。(牧野)
2013年5月15日 ヤゴとお話しよう!
今日は学校のプールとビオトープの両方で生きもの観察です。
プールにはいった子どもたちがヒキガエルを発見したようです。ヒキガエルはプールに飛び込んで卵を産んでいたのでしょうか。しかしヒキガエルにとってプールの壁はとても高く脱出不可能、登ることができず困っていたみたい。ヒキガエルを助けた子どもたちは、ヒキガエルの恩人ですね。
一方、学校のビオトープを観察した子どもたちは、つくったビオトープがまだまだ生きものたちにとって住みにくく、環境が整っていないことに気づいたようです。どうしたらいきものが喜んでくれるすみかをつくることができるかな。
観察を終えた子どもたちは、教室でヤゴのスケッチ。ヤゴがちょうど脱皮をしているところを見ることができました。子どもたちは大興奮!ヤゴがお着替えしてるーと言っていました。脱皮したてのヤゴは、透き通った緑色をしていてとても綺麗でした。(牧野)
2013年6月26日 生きものの道を見に行こう!❀アヤメ園❀
一度延期になってしまった野外観察、今日も天気はぐずついていましたが、子どもたちはとても楽しみにしていたようです。
雨にも負けず、真剣に生きもの探しをしていました。晴れの日と比べたら、きっと生きものは少なかったと思いますが、それでもコフキトンボ・シオカラトンボ・コシアキトンボなどが姿を見せてくれました。あやめ園からすぐ見える牛久沼に住んでいる生きものがこの辺にもいるようです。生きものの道を感じることができたでしょうか。生きもの観察は、途中で雨が強くなってしまったので早くきりあげたのですが、子どもたちがたくさん見つけたトウキョウダルマガエルにとっては恵みの雨だったかもしれませんね。(牧野)
2013年7月3日 野外観察のまとめ
前回の野外観察で見つけた生きものたちを発表してもらい、その生きものたちの道やすみかについて考えました。
浅い水辺にいる生きものだったり、野原にいる生きものだったり、それぞれ生きものによって好きな環境が違います。どんなつながりが見えてきたでしょうか。また、その生きものたちを学校に呼ぶためには、どうしたらいいのでしょう。これからみんなで学習して考えていきたいと思います。(牧野)
2013年9月11日 生きものの道を見に行こう!~秋編~
今日は秋の生きもの観察です。
6月に見つけた生きものとは少し違うようでした。秋のトンボといえば、アキアカネ。可愛いタヌキの足跡も見つかりました。ショウリョウバッタやキチョウ、アオモンイトトンボなどにも出会えました。
あやめ園から帰ってきて、学校のビオトープ観察。牛久沼から学校に来ている生きものはいるかな。どんな道を通ってここまできたんだろう?そんなことを考えながら、ビオトープの観察です。ビオトープにはギンヤンマのヤゴがたくさんいました。子どもたちからは、カエルや蝶、水生昆虫などをもっと呼び戻したいという意見が出ていました。次の時間では、そのために必要なことを学習します。(牧野)
2013年9月17日 牛久沼探検報告会
今日は前回の観察のまとめと、今までの学習を通して子どもたちが学校のビオトープや牛久沼、牛久の町に呼び戻したいと考えている生きものについて、発表を行いました。
呼び戻したい生きものの「すみか」や「くらし」「通り道」を知ることが、その一歩となります。どのような食べ物を食べているのか、どのような場所に卵を産むのか、生きものにとって居心地のよい環境を呼び戻すことが、生きものたちを呼び戻すことにつながるのです!今は居心地のいい場所が少なくなっていることにも気づいてくれたようです。(牧野)
2013年10月9日 ぼくたち・わたしたちが考えたBT改造計画発表会
今日は今までの学習の成果を発表する日です。
体育館の壁に、呼び戻したい生きものについてまとめたものを貼っていました。さらには学校のビオトープをどう改造していきたいかを発表しているところもありました。どれも違った発表の仕方・表現をしていて、今まで学んできたことがそれぞれに生かされているなと感じました。今年の四年生は、自分たちでビオトープの改造をする時間がとれないので、次に学習をする今の三年生たちに、その想いを引き継ごうと一生懸命伝えているようでした。その気持ちをしっかり受け取った三年生が「自分たちも頑張ります」と心強く応えてくれました。これからの牛久の未来に繋がる学習になったねと、飯島さんがコメントしました。(牧野)
牛久沼は護岸工事や水質汚染の影響で 自然破壊が進み、生きものたちが困っ ています。牛久沼につながる谷津田で 生きものや水質の調査をしたりして、 牛久沼の水質浄化や自然再生の計画を 作っています。
学校のプールをミニ牛久沼にするため に、プール全体に土や水草を入れたり して大改造しました。
主な取り組みの様子
2006年6月2日 4つの研究テーマ
2006年7月4日 カエルのお腹
2007年6月21日 プールビオトープを作ろう
2007年9月13日 プールの調査
2007年9月14日 谷津田の調査
2008年1月18日 プールビオトープの造成
2006年6月2日 4つの研究テーマ
今日は、南中の1年生に今年初めての授業を行ってきました。
南中では総合の時間で谷津田をテーマにした研究を行う予定で、飯島さんが谷津田をテーマにした4つの研究テーマを子供たちに提案し、 子どもたちがその中から1つ選択して最終的には11月の文化祭で発表する流れとなっています。飯島が提案した4つの研究テーマとは『谷津田と牛久沼』『谷津田と生きもの』『谷津田と人々』『谷津田と社会』。 それぞれの研究テーマごとに、どのような研究成果が出るのか楽しみです。
2006年7月4日 カエルのお腹
今日は南中の生徒と学校周辺の遠山の谷津田に出かけ、実際に観察してきました。
子どもに特に人気があったのはカエル。特に女子は触ったことがない生徒が多く飯島さんが足をつまみ上げ、 女子生徒の目の前に差し出すと「キャ~」「ワ~」という声が上がり、最後には「カワイイ~」といってカエルのお腹を触っていました。 もし、このような機会がなければこの子たちはいつまでカエルに触れることなく成長していたんだろうと思うと、今の子供は自然の生きものに触れる機会が想像以上に少ないのだと実感しました。 今回は人数が多いので、午前中の時間を2つに分け、観察に出かけましたが、前半の班と後半の班とでは、観察できる生きものの種類に明らかに差が出ました。「生きもの観察をするなら涼しい時がいい」とはよく聞いていましたが、本当にそうなのだと実感しました。あと、最近、恒例になってきましたが、今回も数匹のトンボの羽に「南中1年」と文字を書いて放してみました。皆さんもし見かけたらアサザ基金までご連絡を!
2007年6月21日 プールビオトープを作ろう
今日は、牛久南中学校の1年生の生徒たちとディスカッションをして参りました。
テーマは、プールをミニ牛久沼と見立てた、生物多様性の保全による水質浄化実験についてです。そして、その結果を、牛久沼の自然再生に活かしていこう!というものです。生きものの供給源・谷津田とのつながりを意識した提案はさすが・・。今後の展開が楽しみです。
2007年9月13日 プールの調査
今日はプールの生物調査と水質調査の日です。
この調査結果は、今後プールをミニ牛久沼と見立てた生物多様性の保全による水質浄化実験を行なう上で、非常に大切な資料となります。子どもたちは生物調査班と水質調査班の2班に分かれて行ないました。プールにはミズカマキリやコシマゲンゴロウなどが見られましたが、全体的に生きものの種数は少ないものでした。今後、どんな生きものが見られるようになっていくのか、とても楽しみです。また、水質は調査の結果とてもきれいだということが分かりました。明日は、学校の近くの谷津田に調査に行きます。
2007年9月14日 谷津田の調査
昨日に引き続き、今日も野外調査です。
場所は学校の近くの谷津田です。ここは、牛久沼と学校をつなぐ生きものの道であると同時に、牛久沼の水源地でもあります。子どもたちは、補虫網でノシメトンボやアマガエルなどを捕獲、手にとってじっくり観察していました。
水質調査も実施、これがびっくりするような結果でした。湧水地点での測定だったにも関らず、窒素系の汚染が若干見られたのです。これには、子どもたちもとても驚いていました。これは、おそらく化学肥料の影響だと思われます。
きれいな水を牛久沼に地域の住民が谷津田に関心を持ち、皆の手で少しずつよくしていく必要があるなぁと思いました。
2008年1月18日 プールビオトープの造成
牛久南中学校では、生きものと共生できるまちづくりに向けて、学校の近くにある牛久沼の再生にテーマをしぼって活動してきました。
現在進行中のプールのビオトープ化計画は、牛久沼のモデルとして、プールビオトープを位置付けることで牛久沼の水質改善に役立てていこうというものです。
たくさんの生きものが暮せるビオトープとするために、子どもたちの提案を活かして土が入れられました。
今後は、マコモやヨシなどの抽水植物を植え付けていきます。
将来は、学校周辺の谷津田や牛久沼への生きものの供給源としていく予定です。
学校の近くの谷津田で生きものや湧き 水を調べたり、学校のプールやビオト ープでヤゴを調べたりしています。
向台小のビオトープにやってくる生き ものはどこからやってくるのでしょう か。
生きものになったつもりで調べてみた ら、遠山の谷津田からたくさんの生き ものが来ていることが分かりました。
主な取り組みの様子
2006年5月15日 メダカとトンボ
2006年5月25日 クロスジギンヤンマ
2006年7月6日 野外調査
2006年7月20日 生きものマップ
2006年10月31日 秋の谷津田観察
2007年1月23日 最後の授業
2007年12月6日 谷津田での自然観察
2006年5月15日 メダカとトンボ
向台小の4年生に授業を行ってきました。
授業の内容はメダカとトンボのお話でしたが、4年生のみなさんは、 積極的な生徒が多く、こちらが質問するとたくさんの答えが返ってきました。 向台小の近くには遠山の谷津田があり、街では姿を見なくなった生きものが、この谷津田にはまだたくさん暮らしています。 このような場所が学校の身近にあって、たくさんの生きものが暮らしているということは、とてもすばらしいことだと思います。
私たちもこの谷津田を大切に見守っていきたいと思いました。
次回の授業はヤゴの授業。実際にプールとビオトープに行きヤゴを捕まえ、ヤゴの話を聞いたりスケッチしたりする予定です。
2006年5月25日 クロスジギンヤンマ
今日は実際にビオトープとプールに行ってヤゴを捕まえ観察しました。
その時、ビオトープで大発見!ちょうど羽化したばかりの「クロスジギンヤンマ」を目の前で見ることが出来ました。これには子どもも大喜び。 でも一番喜んでいたのは飯島さんだったかも?羽化したばかりのクロスジギンヤンマは授業の途中、大空に羽ばたいて行きました。
身近に見ている生きものでも、私たちが見たり知っている部分はごく一部で、実際に羽化したてのトンボをみていると、生きものって本当にすごいな~と改めて感じてしまいます。 捕まえたヤゴをみながらヤゴの体をスケッチしましたが、みんな覗き込むようにヤゴの姿を観察していて、出来上がったスケッチもよく描けていました。
次は、いよいよ学校の近くにある遠山の谷津田に観察に出かけます。
どんな生きものに出会えるか今から楽しみです。
2006年7月6日 野外調査
今日の向台小での授業は、遠山の谷津田に生きもの調査を行いに行きました。
田んぼや林にどのような生きものが暮らしているか、特に田んぼに関しては、観察できる田んぼごとに詳しく調べてみました。 その調査の中で「ヒバカリ」というヘビを発見!でも「このヘビは人に噛み付くことはなく、おとなしいヘビだよ」と飯島さんから説明があり一安心。 野外にでると思いもかけない生きものとの出会いがたくさんあり、その度に勉強になります。あと、林縁部で捕まえた「オオシオカラトンボ」に「向台小4年」とマジックで書いて再び放してみました。もしこのトンボが学校のビオトープで発見されたら、向台小のビオトープと遠山の谷津田で生きものの道があることの証拠になります。
羽に「向台小4年」と書かれたこのトンボ、今ごろどこを飛んでいるのかな~。
2006年7月20日 生きものマップ
今日は前回、遠山の観察で発見した生きものが、遠山の谷津田のどのような場所にいたのか、大きな地図に生きものごとにシールを張っていき、みんなで確認する野外観察のまとめの授業を行いました。
みんなたくさん発見してくれて「ここにもいた」「あそこにもいた」とシールを次々と貼っていきました。しかし時間があまりなく、時間内で完成させることが出来ませんでした。担当の先生が「授業の合間に完成させておきます」とおっしゃっていたので、次回、学校に伺った際には、完成した生きものマップを見ることが出来るでしょう。どのような生きものが、どこにどのくらいいたのか。子どもたちの手で作り上げられた遠山の生きものマップが早く見たい!
2006年10月31日 秋の谷津田観察
今日は秋の野外観察です。
夏に出かけた遠山の谷津田に出かけ夏と秋の生きものの違いを観察しました。 前回はカエルに着目して田んぼごとにどのようなカエルがいるのかテーマを設定して観察に出かけましたが、今回はテーマを設けず、 自由にいろいろな生きものを観察しました。 夏に観察できた生きものが少なくなっていたり、逆に秋に観察できる生きものが観察できるようになったり、 季節の移ろいを生きものを通して感じる事ができました。
今回、観察できた生きものは、また、地図にまとめて同じ谷津田で夏と秋の生きものを比較できれば、 また新しい発見が子ども達に生まれると思います。
2007年1月23日 最後の授業
今日は1年最後のまとめの授業を行ないました。
前回、秋の生きもの観察をして以来、 まとめていなかった観察データを1枚の地図にみんなでまとめていき、秋の生きものマップが完成しました。 予想以上に多くの生きものが観察できたことが作って分かりました。残りの時間は1年間のまとめということで、生きものに関する質問や、1年間を通して出てきた分からない事などについて、 飯島が答えていきました。これで向台小さんとの取り組みは一段落します。向台小の4年生のみなさんや先生方、 どうもありがとうございました。
2007年12月6日 谷津田での自然観察
これまで、向台小4年生の子どもたちは、生きもののことを良く知るためには「体のつくり」「暮らし」「すみか」をよく知ることが必要であることを学習してきました。
今日は、学校に来た生きものたちが、どこからやってきたかを調べに学校の近くの谷津田に来ました。生きものの視点に立って観察をしていきます。そして、田んぼにできたわずかな水溜りに、アキアカネが産卵している事に注目しました。ほとんどの田んぼは乾燥しているので、アキアカネが安心して産卵できる場所はわずかしかありません。生きものの視点に立つことで、子どもたちはアキアカネがどうして困っているのか気づくことができました。
これで、どうすればアキアカネが安心して過ごせるか分かったね。これからも、色んな生きものの視点に立ってどうすれば、たくさんの生きもの達と仲よく暮せるまちにしていけるのか。一緒に考えていこうね。
うす暗くて生きものが少ないヘビ山 (学校のうらの雑木林)は、蚊がいっ ぱいいます。
カブトムシや多くの生きものが暮らし やすい場所にするため、人と生きもの の両方の気持ちになって再生案をつく っています。
ヘビ山と学校のビオトープのつながり も調べています。
主な取り組みの様子
2006年度
✿2年生✿
2006年6月19日 生きものスケッチ
2006年7月10日 カエルさん元気になって
✿4年生✿
2006年6月7日 初めての授業
2006年6月12日 ヘビ山探索
2006年7月3日 カブトムシ・クワガタムシ
2006年10月26日 ヘビ山観察
2006年12月13日 樹木マップ
✿5年生✿
2006年6月12日 メダカ
2006年7月11日 野外観察
2006年10月3日 残暑の野外観察
2007年度
✿4年生✿
2007年12月14日 木の名札つけ
✿5年生✿
2007年6月11日 生きものとお話しする方法
2006年6月19日 生きものスケッチ【2年生】
6月19日牛久小の2年生に授業をしてきました。
この日は、授業の前に、スタッフの川井と牛久小の生徒さんで、先に学校の近くのアヤメ園周辺に生きものを獲りに行き、そのあと教室で飯島が獲れた生きものを見ながら、いろいろ説明をする授業を行ないました。
牛久小の2年生さんから、ある程度の間、実際に取れた生きものを飼育してみたいという要望があり、捕まえたヤゴやオタマジャクシなどの生きもの飼育方法の話や、アメリカザリガニなどは外来種で、在来の生きものと共存が難しい事など、少し難しい内容も授業の中で話しましたが、みんなとてもよく勉強してくれました。
2006年7月10日 カエルさん元気になって【2年生】
授業の中で2年生さんと、前々回の授業の際、アヤメ園で捕まえた生きものを、再びアヤメ園に放してきました。
飯島から、子ども達が学校で飼育してきた生きものについて、最初の授業で行なった内容の中で、生きもの「暮らし」と「すみか」、それに関係する「からだのつくり」について、改めてお話をした上で、子ども達自らが放流する場所を考えて、自分が飼育していた生きものを放していきました。
飼育していた間に弱ってしまったカエルに対し「カエルさん元気になって」と話しかけながら、自然に帰していく姿を見て、小さい時に生きものとたくさん触れ合うことがいかに大切であるか、子どもの表情を見ながら感じました。
2006年6月7日 初めての授業【4年生】
この日は、4年生に1回目の授業を行なってきました。
どんな話が飛び出すか、普段の授業とは違った雰囲気の授業に、食い入るように黒板を見つめる生徒の姿がありました。 牛久小の4年生には積極的に質問する生徒も多く、飯島さんが質問するとたくさんの手が挙がり、子ども達の関心の高さを伺いました。牛久小の裏手には通称『ヘビ山』と呼ばれ、 散策道やベンチなどが設置され、誰でも自由に出入りが出来るようになっている裏山があります。 今年はこの「ヘビ山」を舞台にカブトムシの授業を行う予定。どのような授業の展開になるか今から楽しみです。
2006年6月12日 ヘビ山探索【4年生】
6月12日、4年生と学校の裏にある『へび山』と、校庭の脇にあるビオトープで生き物観察を行いました。
牛久小の裏にある通称『へび山』には、普段から入って探検をしている生徒も多く、 慣れた様子で森の中をスイスイ歩き回っていました。今回、一番発見したかったカブトムシ・クワガタの気配はなく、残念ながら見つかった生き物の種類も、そんなに多くはありませんでしたが、森の中で発見した『ナナフシ』に子供たちの視線は集中。 その姿を食い入るように見ていました。『へび山』には高木が多く、全体的に森の中は湿っていて、林床には朽木や落ち葉、腐葉土がたくさん積もっているのですが、なぜこの森にはカブトムシやクワガタがいないのか?
この疑問を子供たちと一緒に考えながら、カブトムシも棲める森になればいいなと思います。
2006年7月3日 カブトムシ・クワガタムシ【4年生】
今日はカブトムシ・クワガタムシについての授業を行ないました。
牛久小の4年生は学校裏の雑木林「ヘビ山」を、カブトムシが暮らしやすい場所にする取り組みをしています。今回はその一環で、新しく考えたカブトムシの授業を行なうことになりました。
みんなは、「ヘビ山」でカブトムシを時々見るらしく、見慣れた様子でしたが、実際に手に取り、じっくり観察することは少ないようで、黒板に描かれた飯島の絵をノートにスケッチしながら、カブトムシとクワガタムシについて学習を深めていきました。
実際、絵を描いて体のつくりを詳しく見てみると、知っているようで、知っていないことがたくさんあり、ただ漠然と生きものを見るのではなく、絵を描くという作業を加える事で、発見や気づきが増えるのだと実感しました。
4年生はこれから「ヘビ山」を中心とした野外観察を行なう予定です。今日学んだ事を踏まえてカブトムシのすみやすいヘビ山づくりに取り組んで欲しいと思います。
2006年10月26日 ヘビ山観察【4年生】
今日は4年生のみなさんとヘビ山で野外観察を行ないました。
木グループと土グループに分かれて観察を行ない、木グループはヘビ山に生えている木の名前を調べ、札にその名前と書いて木に結び付けていき、土グループは土の中の生きものを振るいなどで調べました。また、土のやわらかさを調べるために、金属の枠を地面に置いてその中に水を流し込んで、染み込む時間を測ったりしました。
普段、何気なく見ている木でも、名前まで知っている木は少なく、今回、ヘビ山をぐるりと回って見て始めて、姿と名前が一致する木がたくさんありました。しかし、思った以上に木の本数が多く、とても全部の木を調査する事ができませんでした。また、次回の観察会の時に木の名前付けの続きを行なう予定です。
2006年12月13日 樹木マップ【4年生】
4年生のみなさんと、前回に引き続きヘビ山の木の調査を行ないました。
4年生さんはカブトムシなど生きものを中心に調べ学習を進める「生きものグループ」とヘビ山の木などを中心に調べる「木グループ」と二つに分かれて進め学習をしています。今回は、ヘビ山の木を調べている木グループの野外観察のお手伝いを行ないました。
木グループでは、ヘビ山の樹木マップをみんなで協力して作成することになり、広いヘビ山をみんなで分担して調べました。すると、ヘビ山の木の分布には特徴があり、同じ木が同じような場所に集中して生えている事などが、データが集まるにつれ徐々に分かってきました。
またしても時間が無く、全ての木に名前を付ける事ができませんでしたが、かなりの木に名前が付いてさながら、ヘビ山が樹木観察園のようになってきました。みんな協力ありがとうございました。
2006年6月12日 メダカ【5年生】
5年生と授業を行いました。(この日は4年生の野外観察も行い、一日中、牛久小でお世話になりました。)
今回、5年生は初めての授業ということもあり、子供たちに身近な生き物であるメダカの基本授業を実施しました。
「なぜ、身近にいた生きものが姿を消していくのか」、授業の中でこれまで私たちが見過ごしてきた環境悪化の原因を知り、人間の生活が自然の生きものに与えている影響を知ってくれればと思いました。
5年生さんはアヤメ園の近くで、田んぼを借りて米作りの体験授業を行っており、今回の授業の最後には、田んぼと生きものの関係などもお話もさせて頂きました。次回は田んぼや学校の近くの谷津田に生きもの観察に行く予定。どんな生きものとの出会いと発見があるか楽しみです。
2006年7月11日 野外観察【5年生】
7月12日、5年生と野外観察を行いました。
今回の野外観察は牛久小から少し離れた場所にあるアヤメ園と、その周囲の谷津田、5年生が稲作の授業で借りている田んぼの3箇所を順番で回っていきました。 それぞれの地点ごとに特徴的な生きものが見られ、特に谷津田周辺では林縁部によく見られる「コシアキトンボ」や、こちらも暗い場所を好む「ノシメトンボ」を多く観察することができました。 あと、田んぼで見つけた「カナヘビ」がとても元気で、こどもたちが指を出すと「ガッブ」と噛み付いてなかなか離しません。ついには耳に噛り付いて「カナヘビピアス!」なるものが完成?
長い時間、指や耳に噛り付いていたカナヘビさん、お疲れ様でした。
観察の途中、ネムノキの花が満開で2~3個、花を摘み取り、その香りを子供たちと楽しむことができました。見て触れるだけではなく、時には香りや味から学ぶ自然も大切なのだと、ネムノキの香りを楽しみながら感じました。
2006年10月3日 残暑の野外観察【5年生】
5年生さんと学校周辺へ野外観察に出かけました。
牛久小の周辺は、牛久沼や牛久沼へつながる谷津田。牛久沼に流れ込む稲城川、稲荷川の周辺の田んぼ・アヤメ園など、生きものを観察する場所がたくさんあります。今回は人数が多いので全体を二つに分けて、谷津田と稲荷川周辺の田んぼ・アヤメ園を交代しながら回りました。
観察に使った田んぼは、5年生さんが米作りをするために借りてる田んぼで、みんなも田んぼの辺りの事はよく知っているようでした。
地球温暖化の影響か10月ながら暑い日が続き、この日も日差しが強かったので、心配しましたが、みんな元気に最後まで観察を楽しんでくれたようでした。
2007年12月14日 木の名札つけ【4年生】
今日は、学校のビオトープにもっとたくさんの生きものを呼ぶために、学校の近くにはどんな生きものがくらしているのか観察をしてきました。
観察場所は学校のすぐ裏にある「ヘビ山」です。
子どもたちは、ヘビ山を生きものの目線に立って観察し、林の中には明るい所と暗い所があって、そこに住む生きものは違いがみられるということを発見しました。
その後は、子どもたちは ヘビ山に来た人達がもっと親しみを感じてもらうために、木の名札付けを行ないました。
2007年6月11日 生きものとお話する方法【5年生】
今日の授業は「生きものとお話する方法」です。
子どもたちは生きものを観察するために大事な3つのことを勉強しました。それは、「生きものの体のつくり」「くらし」「すみか」です。この3つの事を良く知ることで生きものとお話できるようになるんですよ。
その後、子どもたちは牛久の地域特性である谷津田は生きものの道として、メダカやトンボなどに利用されていることを学習しました。
明日は待ちに待った野外授業です。学校につながる生きものの道を見に行きます。
牛久沼は護岸工事や水質汚染の影響で 自然破壊が進み、たくさんの生きもの たちが困っています。牛久三中では、 使われなくなったプールをミニ牛久沼 として土や水草を入れるなどの実験を 行って、牛久沼にきれいな水と豊かな 自然を取り戻す方法を探っています。 また、衛星写真を使って牛久沼の水源 地(谷津田)の湧き水の場所や、どの くらい荒れているかなどを調べる方法 も研究しています。
主な取り組みの様子
2006年7月27日 プールのビオトープ化工事
2006年8月3日 谷津田の生物観察
2006年8月8日 衛星写真を使って
2007年5月10日 今年の活動計画を立てよう
2007年5月17日 生きものの道を見に行こう
2007年7月31日 浮島づくり
2006年7月27日 プールのビオトープ化工事
今日は科学部の生徒さんと学校ビオトープのメンテナンスとプールのビオトープ化工事を行ってきました。
牛久市の中学校では各学校に設置されたプールを授業で使わなくなったため、プールは防火用貯水槽としてのみ利用されている状況です。この3中のプールも水が貯められているだけの状況でした。 今回、プール内に植生ビオトープで茂りすぎた植物を植え、生息する生物の変化を継続的に調査していくことになりました。 プール自体が持つ防火用貯水槽としての機能を妨げることは出来ないため、プールの片側にコンテナに入れた植物を沈めるという方法で実施しましたが、そのままでは水深が深すぎるため、 机やイスといった「ゲタ」を履かせてやって高さを調整しながら設置しました。 大人が胴長を着ても胸ギリギリまで水が来るので、中学生の皆さんには少し大変な作業だと思います。
無事、プールに植生を施したらすぐに「コシアキトンボ」が植物の周りを飛び始めました。人間にとってはちょっとの変化でも、小さな生きものにとっては、人間の想像以上に大きな変化なのではないか、 と飛んでいる「コシアキトンボ」の姿を見ながら思いました。
2006年8月3日 谷津田の生物観察
今日は科学部の皆さんと学校周辺の谷津田の生物観察を行いました。
3中さんの周辺には観察の対象としている谷津田が3つあり、 それぞれA・B・C谷津田と呼んでいます。今回はC谷津田と呼んでいる国道6号側の谷津田を観察してきました。
C谷津田ではハグロトンボを調査の中心にし、他の生物の生息状況も合わせて調査しました。今回の調査で印象が強かったのは、蝶類が多く観察できたこと。 特に谷津田に降りる道沿いでは大型のアゲハが3種類確認できました。大きな蝶が数多く舞い飛ぶ光景は、見ていてなんだか幻想な感じがしました。
あと大きな発見があったのは、谷津場の水路にメダカがいたこと。しかし、そのままでは干上がりそうな小さい水たまりに身を寄せ合っていたので、出来るだけ捕まえ、 新しく作った3中のプールビオトープに入れる事にしました。 身近な所にもメダカは力強く生きていたことが嬉しかった反面、わずかな水たまりに追いやられている姿を見ると、少し寂しい気持ちにもなりました。
2006年8月8日 衛星写真を使って
今日は科学部の皆さんとA谷津田に観察に出かけました。
今回は衛星写真の専門家の上林さんも同行され、 衛星写真からみる谷津田と、実際の谷津田の状況の比較などを、実際に現場でご一緒しながら教えて頂きました。小雨がパラパラ降る天気でしたが、予定道り観察を完了することが出来ました。
不思議な事に、この谷津田ではトンボのヤゴがこれまでほとんど観察できませんでした。今回もいろいろ調べて見ましたが、発見できたヤゴはたったの1匹だけ。別に水辺が無い訳でもなく、 どうしてヤゴが少ないのか、私も調査に立ち会って非常に不思議でした。
3中の科学部の皆さんなら、きっとその答えを見つけてくれると思います。
2007年5月10日 今年の活動計画を立てよう
今日は牛久三中の科学部の子供たちの1回目の授業です。
今年度どんな研究を行うか、子どもたちはまず、去年自分たちがしてきた活動を振り返ることにしました。説明するのは3年生。入りたての1年生に伝わるよう、工夫して話をしました。
昨年・一昨年から続く大事な目標は「牛久沼の再生」です。学校ビオトープの水質が良いことに着目し、そのシステムを牛久沼に活かせるのではないかと考えました。水質の良い理由の一つとして生物種の多さ、周辺の供給源(谷津田)の存在ではないかと仮定して、その実証を行ってきました。その実証から学校ビオトープ、谷津田に見られる環境要素の多様性、牛久沼の環境要素の少なさに気がつきました。学校ビオトープとプールでの環境要素の増減という実験を通して、生物種の変化を確認した彼ら、今年度はこれまでの実証の成果を活かして牛久沼再生の提言をまとめようとしています。
その後、いろんな意見を出して議論しましたが、計画策定には至らず、次回に持ち越し。
どんな研究が出来るか今年も楽しみです。
(スタッフ:飯田)
2007年5月17日 生きものの道を見に行こう
今日は衛星写真を使った授業です。
ここは木があるところ、ここは田んぼ、田んぼでも一年中水のあるところと冬には水がなくなってしまうところなど、衛星写真はいろいろなことが分かります。実際に行かなくても、どんな生き物がいるのかある程度予測がたてられるのです。去年学習した2,3年生の子達は1年生の子達に、それを教えていました。みんなちゃんと理解しているんだね。じゃあ実際に、その田んぼはどのようになっているのかな?観察に出かけよう!!
衛星写真を見て予測したものと実際に目で確認したものを比較しながらの観察です。みんなの予測は果たして合ってるかな?(スタッフ:飯田)
2007年7月31日 浮島づくり
牛久第三中学校科学部では、学校のプールを牛久沼と見立てて浄化実験を行なっています。
また、学校のプールは牛久沼と谷津田をつなぐ「生きものの道」でもあります。そこで、もっとたくさんの生きものを呼ぶために、浮島を作ろう!浮島はギンヤンマの産卵場所にもなります。
材料は、不用になったお酒の運搬ケースと浮力をつけるためのペットボトルにビート板。これらをビニール紐でしっかり結合させて、一塊の浮島にしました。
最後にマコモやヨシなどの抽水植物を隙間に差し込んで完成しました。
きっとたくさんの生きものが来てくれるでしょう。これからが楽しみです。

学校の周りを生きものになったつもりで調べたら、学校の近くにある谷津田は牛久沼につながる生きものの道だということがわかりました。
どうしたらもっとたくさんの生きものが学校やビオトープに来ることができるかをみんなで考えています。
また、ビオトープに入ってしまったアメリカザリガニ(外来種)の影響や駆除の方法を調べています。
主な取り組みの様子
2006年4月28日 トンボの暮らしや体のつくり
2006年5月19日 プールヤゴ
2006年6月30日 野外観察会
2006年10月18日 春と秋の違い
2007年1月17日 人も生きものも暮しやすいまち
2006年4月28日 トンボの暮らしや体のつくり
今日は牛久小の5年生に授業を行ってきました。
今回の授業では2限・3限2コマ続けて授業を行い、2限時では「トンボの暮らしや体のつくり」に関する授業を行って、3限には実際に学校のビオトープに行って生きもの観察をしてきました。
普段、あまり詳しく見たり、調べたりする機会の少ないトンボの授業でしたが、黒板に描かれるヤゴの絵を見て、真剣な眼差しでヤゴのからだのつくりをスケッチしていました。3時間目ではビオトープで生きもの調査をしました。この学校のビオトープはたくさんの種類の生きものがいるのですが、ザリガニが入ってしまったらしく アサザやメダカなどの生きものがかなり減ってしまったということでした。小さなザリガニでも環境に与える影響は大きいのだと、2小のビオトープで観察を行いながら思いました。
2006年5月19日 プールヤゴ
牛久小の5年生さんへの2回目の授業を行ってきました。
本当は、みんなでプールに行ってヤゴを捕まえ観察する「プールヤゴ」の授業を行う予定だったのですが、天候が思わしくなく、前日アサザのスタッフで捕まえて水槽に入れて置いたプールのヤゴを、シャーレに取り分けて観察し、その後、ヤゴをスケッチをしていきました。前回は黒板に描かれたヤゴのスケッチでしたが、今回は実物を前に、動き回るヤゴを見ながらのスケッチです。
本物のヤゴを間近で観察したことで、それぞれ独自の発見があったようです。前回観察をしたビオトープのヤゴと、今回捕まえたプールのヤゴの種類の違いからプールとビオトープ、 学校周辺にある田んぼとの環境の比較の話しなど、幅広い内容の授業を行うことが出来ました。
2006年6月30日 野外観察会
今日は学校周辺の谷津田と、地元の方で自分が持ってらっしゃる田んぼを、観察の場として提供してくだった方がおり、その方の田んぼで生きもの観察をおこないました。
炎天下での観察で少し心配しましたが、みんな元気で最後までやり遂げることが出来ました。
アサザ基金では様々な場所で野外の観察会を行っていますが、プログラムを行ないながら、子どもたちにいろいろな環境や、いろいろな生きものを実際に見て感じてもらうことで、自然に対してたくさんの「なぜだろう」「不思議だな」というそんな気持ちが、たくさん芽生えてくれたらと思います。
今回、お借りすることの出来た田んぼは、無農薬でお米を作っているのですが、そのわりには、あまり多くの生きものを見つけることができませんでした。
「なぜだろう?」。スタッフとして同行した自分が見つけた、自然に対しての「なぜだろう?」の一つです。
2006年10月18日 春と秋の違い
今日は牛久二小の5年生さんと学校周辺の谷津田へ観察に出掛けました。
今回、出掛けた谷津田は、夏に一度観察をした場所で、夏と秋で観察できる生きものの違いや、 夏と秋とで田んぼの様子がどのように変化するかなどを、実際に観察に出掛けて調べてみました。
10月とは言えまだ少し暑かったのですが、観察できる生きものはかなり減っていて、季節の変化を感じることが、生きものを通してでも感じることができました。
また、この時期は実を付ける植物が多くあり、今回の観察でも途中で実際に木の実を食べて、その味を確かめたりしました(皆さんは食べると有毒な実もあるので、詳しい人と一緒に食べてみてください)。
同じ場所でも季節でずいぶん様子が変わるのだなと、子ども達と秋の谷津田を歩きながら感じました。
2007年1月17日 人も生きものも暮しやすいまち
今日は新しい取り組みとしてまちづくりの授業を行ないました。
5年生さんは生きものについて学んだ後に福祉を学習したということで、今回は、これまで学んできた「生きものの視点で捉えたまちの改善点」を踏まえて、「人と生きもの両方が暮らしやすいまちにするにはどうすればいいのか」というテーマについて考えました。
学校を体の不自由な人やお年寄りのくらす家に例え、お店やバス停など生活に必要な場所を地図の上に書いていきました。
そして、実際に生活をしていくためには、こうすればもっと住みやすくなるなどの意見を、班ごとにまとめていきました。
福祉について勉強した牛久二小の皆さんだからできる授業なので、筆者も授業を進めながら、どのような展開になるのか予想できませんでした。しかし、結果は非常に充実した授業になりました。
2小のみなさん、楽しい授業ありがとうございました。
牛久市立神谷小学校で、感謝の集いがひらかれました。神谷小学校の隣には、当時の小学生が生きもののために再生させた谷津田があります。この場所で総合学習の時間に一緒に学習を行っている4年生の子どもたちから、お手紙を頂いたのでご紹介いたします。
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アサザ基金のみなさんへ
アサザ基金のみなさまには4月からホタルの体などを教えていただきありがとうございました。最初はまったく谷つだのことがわからなかったぼくですが、アサザ基金のみなさまに教えていただき、よくわかるようになりました。今後は生きものを大切にする考えを大切にし、生かしていきたいです。いつもありがとうございました。
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アサザき金のみなさんへ
そうごうの時間にいつも虫の事や、いろんなことを教えてくれてありがとうございます。すごく印象にのこったことは、いねかりです。いねをとっているとき昔の人たちは大へんだったことがよくわかりました。でもすごくたのしかったです。いろいろなことをおしえてくれてありがとうございます。だからいろいろなことが分かりました。本とうにありがとうございました。大人になっても生かしていけると思います。これからも、谷つ田を大切にしていきます。これからもよろしくおねがいします。本当にありがとうございました。
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アサザ基金のみなさんへ
わたしはいいじまさんに教えてもらったことがたくさんあります。虫とお話する方法を教えてもらった時には、ほんとうに、虫の気持ちが分かってきたような気がしました。これからも、自然を大切にして、谷津田をもっとよくしていきたいです。いままで教えてもらったことをこれからもいろんな事に生かしていきたいです。田うえやいねかりはとても楽しかったです。また、やりたいです。ありがとうございました。
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アサザ基金のみなさんへ
わたしは教えてもらったことがあります。生き物への大切さです。生き物を大切にしたら生き物がよろこんでくれるので大切にしていきたいし生かしてもいきたいです。そして3年生にも発表するので教えてくれたことを発表したいと思います。
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アサザ基金のみなさんへ
これまでに、虫のことや植物のことを教えてくれてありがとうございます。わたしは、前よりもずっと総合の時間が楽しくなりました。そして生き物や植物の大切さがよく分かりました。コンクリートにしただけでかんきょうがかわったり、外らい種の物をもってきた人間が、一番生き物や植物をくるしめていることも分かりました。これまで学んだ数はたくさんあります。生き物と植物を大切にしていきたいです。
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アサザ基金のみなさんへ
4月から今まで、いろいろな事を教えてもらってありがとうございます。ぼくは、その中で、ホタルの話が印象にのこりました。そしていつか谷津田にホタルがもどってくるといいです。そのためには、もっと自然を大切にしないといけないと思いました。
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アサザ基金のみなさんへ
いつもいろいろな自然のことをおしえてくれてありがとうございます。アサザ基金のみなさんといっしょに学習していてとっても楽しいです。いろいろなけいけんができてとってもうれしいです。これからもホタルをよびもどすかつどうをがんばります。
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アサザ基金のみなさんへ
わたしは、アサザ基金のみなさんにいろいろとおしえてもらえてよかったです。総合の時間に田植えやいねかりやだっこくの一部でしたが、たいけんできてよかったです。いままでに、教えてもらったことは、これからのじゅぎょうでやくだてるようにしていきたいし、来年四年生になる三年生にもやくだってほしいです。なので、これからも総合のことをホタルのことも、ちゃんと三年生に、とどけられるようがんばります。飯島さんとみなさんありがとうございました。
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アサザ基金のみな様へ
いつもお世話になっております。総合には田植えを手伝ってくださりまことにありがとうございました。ぼくはもっともっと谷津田をよくしていきたいです。もっともっと生き物とふれあいたいのでいっしょうけんめい谷津田をよくするために、総合をがんばりたいと思いますのでこれからもよろしくおねがいいたします。
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アサザ基金のみなさまへ
そう合の時間に来てくれて、いろいろ教えてくださって、どうもありがとうございます。わたしは、田うえをしたり、いねかりをしたり、だっこくをしたりできて、とてもきちょうなたいけんだったと思っています。とても楽しかったです。そして、谷田にたくさんの自然をよびもどしたいと思います。これからもお世話になると思いますが、谷田をよりよくしていきたいと思います。
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「生き物とお話する方法」を学習して学校にビオトープをつくり、継続してビオトープを活用した学習に取り組んでいる東京都墨田区立東吾嬬小学校3年生から感想が届きましたのでご紹介します。東吾嬬小学校では、NECキャピタルソリューション株式会社との協働事業「わくわく子供の池プロジェクト」としてこれまで数回の授業を行ってきています。
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アサザき金のいい島先生へ
このまえは生きものについて教えてくださってありがとうごいざいました。ぼくはきょうりゅうやこんちゅうがだいすきです。いまでもこんちゅうやいろいろなものがだいすきです。いい島先生のおかげで、カエルのこと、とりときょうりゅうの中にいしがあるなんてはじめてしりました。いい島先生はやっぱりてん才だと思いました。ぼくはこれからも虫たちをもっと大切にしていきたいです。
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アサザき金のいい島先生へ
このまえはべんきょうになることをたくさんおしえてくれてありがとうございました。わたしは、今、生きものがかりなのでいまは、めだかをお世話しています。めだかのお世話は、とてもたのしいです。わたしは、今まではしぜんをたいせつにしていなかったけどこれからはしぜんを大切にしていきたいです。ぜひまたきてください。
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あさざき金のいい島先生へ
いい島先生、生き物についていろいろ教えてくれてありがとうございました。ビオトープではヤゴがいっぱいいて、来年にはトンボが多くうかすることでしょう。バッタやカマキリ、チョウ、メダカがすごく多くいるので20分休みは、虫とりで多くの虫をつかまえます。今は、ヒラタクワガタとカブト虫を教室でかっています。少し前の時は、かいこをかっていてクワの葉を食べていました。来年の三年生も、よろしくおねがいします。
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アサザき金のいい島先生へ
この前生き物のことを教えてくれてありがとうございます。いい島先生から話を聞いてカエルはかわいそうだなと思いました。ぼくたち人間のせいでカエルが死んでるなんて知りませんでした。ゾウやカエルの仕組みを教えてもらったおかげでよくわかりました。これからも生き物を大切にしたいなあと思います。
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アサザき金のいい島先生へ
いろいろ生き物の事を、教えてくれてありがとうございました。わたしは3年生になって、せみやバッタがさわれるようになりました。このべん強を学んでどうやってさわるか、どうやってつかまえるか教えてくれたのでどんどん虫、こん虫をいっぱいさわれるようになりました。とてもありがたく思っています。本当にありがとうございました。
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アサザき金のいい島先生へ
この前は生きもののことを教えてくださってありがとうございます。わたしは夏休みの間、カブト虫とクワガタをかっていました。カブト虫は3日ぐらいで死んでしまいました。クワガタはメスとオスで1ヶ月ほど長生きしていました。わたしはダニのたまごがついていないか、エサをあげたりしたときが大へんでした。わたしは生きものが少しにがてでした。でもいい島先生の話を聞いてわたしは生きものをすきになりました。それからバッタやヤゴのエサの赤虫やとんぼをさわれるようになれました。ありがとうございます。これからもしぜんを大切にして虫となかよくしてあそびたいです。また生きもののことを教えてください。ありがとうございました。
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アサザき金のいい島先生へ
わたしは少しこんちゅうがにがてでした。でも先生がくわしくおしえてくださったので、こん虫、虫がすきになりました。わたしは、カエルのお話が、とてもかわいそうでした。
7年後のオリンピックにむけて、いけとかでむしとかが、すみやすくなるようになっているといいなと思います。自分もせいいっぱいがんばりたいと思います。秋もちかづいているので、先生も秋の虫をいっぱいみつけてください。がんばってください。
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アサザき金のいい島先生へ
この前生き物のことをいろいろ教えてくれてありがとうございます。いい島先生にカエルの体の仕組みを教えてもらったおかげでカエルのことがよくわかりました。学校で、メダカをかんさつして、メダカのこともわかりました。これからもっと生き物をかんさつしたいと思いました。ありがとうございました。
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アサザき金のいい島先生へ
いい島先生、この前はきょうりゅうやどうぶつやめだかやかえるのことを教えてくださってありがとうございます。ぼくは1年のときは虫のことがきらいでした。でもいい島先生に会ってから虫が大好きになりました。いまはバッタをかっています。バッタの名前は「バタ」と「ゆうバッタ」です。トノサマバッタなのでかっこいいしかわいくかっています。どうもありがとうございます。
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アサザき金のいい島先生へ
わたしは、先生のおかげで、わたしは、まだ虫にはなれていないけどいい島先生のおかげできらいだった虫をほとんどわたしはすきになりました。いい島先生がきてくれなかったら、わたしはまだ虫には、ねれていませんでした。でもいい島先生のべん強は、とてもおもしろかったし、わかりやすかったです。またいい島先生いつかまた東あづま小学校にきてください。
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今年度、「生き物とお話する方法」を学習して学校にビオトープをつくった東京都港区立御田小学校4年生から感想が届きましたのでご紹介します。御田小学校では、NECキャピタルソリューション株式会社との協働事業「わくわく子供の池プロジェクト」として4回授業を行いました。
NEC、アサザの方々へ
私は学校でのビオトープ作りを通し、生き物とよく相談して生き物の道を作ることの大切さをあらためてじっ感したと思います。それにいいじまさんの授業を受けて生き物は友ぐいをしたり、他の生き物を食べる事によって、ちょうどいいバランスをたもてている事や、生き物の体の作りから様々な事が分かるという事を、本当に感じました。学校に来てくれて本当にありがとうございました。
いいじまさんは千屋小学校へも行っていると聞いて、すごい運があるんだと思いました。本当にすごいですよね!これからも田んぼのイベントでおせわになりますが、よろしくお願いします!
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いい島さんへ
私はこの学習をしてたくさんの生き物のことや生き物はかべがきらいなことなどたくさんのことが学べてよかったです。そして、色々なことを楽しく学べてよかったです。
私たち四年生が自分たちが作りたいビオトープの絵をもぞう紙に書いて発表した時はいままでそんなに生き物のことを考えていなかったのにいい島さんが色々な班にその班ならではにアドバイスをしていてすごいなと思いました。私は、池の水ぬきをした時はいままで池はそんなに深くないかなと思っていたけど、私が思っていた以上に深くでびっくりしました。どろのようなところから虫を見つける時は最初はあまりどろをさわれなかったけどだんだん色々な虫を自分でさがしてみたいなと思いながらさがせてよかったです。土をもる作業などの時は土の入ったバケツは重かったけど、がんばって四年生で完成できてよかったです。
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いいじまさんへ
今日はビオトープを作ってくれてありがとうございました。土をほったり、はこんだりしてたいへんだったけれど、水を入れることができてとてもうれしです。
これからは、生き物のとくちょうやおよぎかたなどいろいろなかんさつがしたいです。そして生きものを入れないことを注意したいです。そして生き物は、自分からくることをみまもりたいです。これからもよろしくおねがいします。
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いい島さんたちへ
今日み田小学校にビオトープを作っていただきありがとうございます。ぼくは、これからあのビオトープで観察をしたりかんばんを作ったりしていきたいと思います。ぼくは、4年だからビオトープができたところを見れてとてもうれしかったです。それに作るのはたいへんでもやっぱりできたビオトープを見ると、とてもうれしくなりました。これから生き物がたくさん来ると考えるととてもわくわくします。これからどんな生き物たちがくるか楽しみです。これからビオトープをもっとよくしたりしてとてもたいへんになるだろうけどがんばってビオトープをもっともっとよくしていきたいです。
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いい島さんへ
きょうは、わたしたちにビオトープを作って、ずっと長いあいだつくっていただいてありがとうございます。きょうはどろんこまみれになったけれど、とっても楽しかったです。
ぜったい、いろんな生きものが来るようにします。
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飯島さん・NECのみなさんへ
生き物たちが土の中で眠る静かな季節となりました。
先日は生き物たちの通り道をつくる第一歩を教えていただきありがとうございました。
生き物たちの大切な土を運ぶときにすみかの重みを感じ、いつの間にかくつがどろだらけになるまでなるまでバケツの中に土や石を積んでいました。このような体験ができてとてもうれしく、きょうみを持ちました。これからの季節の池の変化が楽しみです。
私はこれから生き物たちの声に耳をかたむけ、いつか飯島さんの言ったようなカッパたちにも会ってみたいです。
たくさんの人に手をかしてもらい池をよくすることができました。本当にありがとうございました。
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飯島さん・NECのみなさんへ
動物たちの長い眠りが終わりに近づく季節となりました。
先日は、生き物たちにとって最適の場所と、「生き物の道」の作り方を教えて頂き、誠に有難うございました。
自分は生き物は好きなのですが、生き物にとっての最適の場所については考えたこともありませんでした。そんな時に、ビオトープを作るという素晴らしい経験をできたことを心から喜んでいます。一番心に残ったことは、土を入れる作業です。流す汗はとても良い物に思えました。
これから、いろんな生き物を増やしていこうと思います。生き物の観察が、毎日の日常生活に仲間入りできるようにしたいからです。
これをすべてふくめて、お金を出してくれたことを、飯島さん、NECのみなさんに心から感謝を申し上げます。
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飯島さん、NECのみなさんへ
カエルやヘビが冬みんする季節となりました。
先日は、生き物の色々なことを教えていただきありがとうございました。
生き物は、どのようなかんきょうが好きなのかがわかりました。生き物としゃべるほうほうもすごかったです。
これからは、色々ならったことを生かしていきたいです。特にすごかったのは、おちばをつんでいると、カブト虫がたまごを産みにくるということです。こんど家でもやってみたいと思いました。
先日は本当にありがとうございました。
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飯島さん、NECのみなさんへ
だんだん春も近づいてきましたね。でも、まだとても寒いです。
先日は、生き物をつなぐ道を、おしえていただきありがとうございました。学んだことは、生き物は自然とやってくるのにびっくりしました。感じたことは、生き物の大切さを感じました。心に残ったことは、ビオトープができた時です。「できたー」と感じて心に残りました。これからは、自然の力を利用して、生き物の道を、私達が開くのではなく自然がひらくのかな?と思いました。これからは生き物を大切にしたいなと思いました。今日は本当にありがとうございました。
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飯島さん・NECのみなさんへ
白い息がでる季節となりました。
先日は、ビオトープ作りのやり方などを教えていただきありがとうございました。
私が心にのこったことは、土やタニシをいれることです。土をいれる時、最初はこしがいたくなりましたが、だんだんやっていくうちにこしは、いたくならなくなりました。タニシは最初はきもちわるかったけどだんだんかわいくなりました。
これからは、色々な生き物がたくさんきてほしいです。
先日は、本当にありがとうございました。
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飯島さん・NECのみなさんへ
葉がなくなるきせつになってきました。
先日は水草など、なんのヤゴがいるのかなどのことを教えていただきありがとうございました。
ぼくは、いいじませんせいからいろんなことを学びました。たとえば生き物はすごくわがままだとか、かべがきらいだとか、いろんなことをまなびました。
だから、これからは生き物のとおり道やくらしやすいところをたくさんつくっていきたいです。先日はほんとうにありがとうございました。
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飯島さん・NECのみなさんへ
だんだん春らしく、あたたかくなってきました。
先日は、ビオトープなどの作り方、そのバランスなどを教えていただき、ありがとうございました。
わたしが学んだことは、ビオトープの中でも、自然みたいにすることです。そうしないと、生き物のバランスがくずれてしまってかたよってしまう、ということがわかりました。私は、自然でいろいろなバランスがあって、それをちょうせいして生きているのだと分かりました。
ビオトープの作り方で、土を入れたり、タニシを入れたりするのが、おもしろかったです。
これから、虫を大事にして、いきたいと思います。
とてもおもしろかったです。ありがとうございました。
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飯島さん、NECのみなさんへ
寒い冬になりました。
先日は、虫たちが通る道のことなどを教えていただきありがとうございました。
心に残ったことは、NECのみなさんが私が1人で土を集めていた時に、にっこりと笑っていっしょに集めてくれたことです。
飯島さんが言っていたように、今日は虫たちが通る道の、第一歩なので、これから生き物たちと話し合って心地よくくらせるビオトープにしたいと思います。
本当に、今日は私たち4年生のために来てくださってありがとうございました。
今年度、「生き物とお話する方法」を学習して学校にビオトープをつくった茨城県土浦市立東小学校4年生から感想が届きましたのでご紹介します。
アサザプロジェクト いいじまひろしさんへ
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ぼくは、いいじまさんの話を聞いて、わかったことがいろいろとありました。まず、虫やかえるのことです。トンボがとても遠いところからきていることがわかりました。カエルのくらし方もよくわかりました。絵で書くと、さらによくわかりました。2つ目は、虫やかえるなどがかんきょうが悪くなってきて困っていることがわかりました。この話を聞いて、虫やかえるなどがかわいそうだから、かんきょうをよくするための活動をしようと思いました。(男子)
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今日はいろいろと大切なことを教えてもらいました。例えば生きものは苦しんでるとか、かえるは大切な生き物だということです。前は生き物のことをあまり考えていませんでした。でも今日、生き物のことを教わって、生き物を大切にしなきゃ!と思いました。
かえるだって、人間と同じで生きているんだから、気持ち悪いとか思わないでちゃんと向き合えたらなと思いました。これからは生き物を大切にしていきたいです。今日はありがとうございました。(女子)
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わたしは、今まで虫や生き物のことをあんまり考えたりはしなかったけど、今回のじゅぎょうで、虫と生き物にきょうみをもてました。
これからは虫と生き物についてかんがえたり、観察をしたいと思っています。
わたしは、黒板に先生のかいた絵を見ました。とっても上手だったです。それと、はなむろ川はかっぱの道だということもわかりました。とってもおどろきました。今回はありがとうございました。(女子)
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今日は、昆虫や生き物の話をしてくれてありがとうございました。絵や文やお話は、すごく分かりやすかったです。今日ので、生き物やこん虫が、とても大切なんだなぁと思いました。お話を聞いてて、一番おどろいたのは、こん虫に、ほねがないことです。これからはこん虫や生き物などについて、しらべてみたいなぁとおもいました。今日はお話をしてくれて、本当に、ありがとうございました。(女子)
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今日は、生き物のことをおしえてくれてありがとうございました。今までは、生き物のことなんて考えもしませんでした。私はふだん見ている動物も、私たちのせいで、いろいろこまっていることがわかりました。(女子)
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ぼくは、こんちゅうとかにくわしくないので、どんなことをやるのかなと思っていました。トンボの目は、すみかが空で大きいから目が大きいということを話してくれてすごく勉強になりました。
あと、こんちゅうには、骨がないっていうことをさいごに話してくれてびっくりしました。これからなつになるので、トンボも学校にくると思うので観察してみたいです。
(男子)
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私は、まえから虫や生き物がとても好きでした。なのでいいじまひろしさんから、教えてもらうこの時間がとても楽しみでした。いいじまひろしさんは、虫や生き物のことをイラストでえがいてたり、わかりやすい言葉ですごい教えてもらうのが楽しかったです。ヤゴのオスメスのみわけかた、カエルのおなかに、お皿があったのをしりませんでした。トンボの目は、すんでいる場所が広いから目も大きかったり、教えてもらう時間が短くかんじました。これからも虫など、かんきょうを守っていきたいです。
(女子)
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わたしはこん虫のことは、あまり知りませんでした、でも、今日、トンボのことやカエルのことをおしえてくれたので、よくわかりました。とくにわたしは、かえるがぜつめつするなんて考えたこともありませんでした。とてもみじかな生き物なので、いっぱいいると思っていました。人間がカエルの道をこわしてしまったりすると、あたりまえにいた生き物がいなくなってしまうんだなと思いました。いろいろな事がしれて、とても楽しかったです。ありがとうございました。(女子)
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わたしも、ビオトープの中を見て、いろいろな生き物がいるのか見てみたいとおもっています。家の人たちに今日おしえてもらったことを、おしえたいとおもっています。今日は、とってもじょうぅな絵、せつ明をしていただいて、とてもうれしかったです。今日、とっても楽しかったです。 (女子)
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自分の家の近くにも、田んぼや池、川などがあるので行ってかんさつしたり、メモをとったり、手で持ってみたりしたいです。水辺や水の中だけでなくトンボやバッタなどの空をとぶこん虫や地面にいるアリやダンゴムシをかんさつしたいです。その他に絵に書いてくれたり「この虫は、ここから来ているんだよ。」などとどこからきているなどもていねいにおしえて下さって本当にありがとうございました。(女子)
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トンボの目は、大きく、自分の身を守れることができてすごいなぁと思っていました。自分もそんな目があったらよかったと思いました、ヤゴは、目はあんなに小さいとは思いませんでした。せい虫したら目があんなに大きくなるのにヤゴの時は小さいと分かりました。(女子)
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わたしは、さいしょ、虫とか、こん虫や、よう虫はだいっきらいだったけど、いいじまさんのお話を聞いて、ちょっとだけ虫とかこん虫とか、よう虫のことを好きになりました。いいじまさんは、絵がとても、じょうずですね。わたしも、絵をじょうずにするには、よくかんさつして、よく書く。をぜったいにわすれません。(女子)
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絵も文も書いてせつめいしてくれたのでとてもわかりやすかったです。私は、生き物が大すきなのでとてもいいたいけんになったとおもいます。ほんとうにありがとうございました。おそわったことを社会人になってもこのけいけんをいかして前へすすみたいとおもっています。ありがとうございました。(女子)
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カエルがいないと田んぼとかがひじょうにこまります。それで大切なことがわかりました。それは、カエルを小さい子とか、いまの人とかもカエルがどんなにたいせつかがしらなくてころしている子もいます。ぼくのみのまわりにも小さいこがいるのでそのこん虫じたいたいせつなんだよ。だからころしちゃだめなんだよ。といってあげたいと思います。(男子)
牛久市立中根小学校の5年生が素敵なお手紙をくれました。児童は、7月、学校近くを流れる小野川に探検に行きました。
アサザプロジェクトのみなさまへ
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前日、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。前、目高に似た黒い魚は何というでしたか。もし、今度、お会いできたら何という魚か教えて下さい。お願いします。 (男子)
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このまえは、ありがとうございました。りかのべんきょうにもなりました。わたしは、ますます、いきものがすきになりそうです。(女子)
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ぼくは、小野川たんけんにいっていちばん楽しかったことは、川の中の生き物を取ることです。ぼくは、ザリガニをとったりしました。みんなのを見ると、おもしろい魚をいっぱいとっていたので、すごいと思いました。(男子)
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とてもお世話になりました。あみやかごをかしてくれたし、あみで、ザリガニの取り方も教えてくれ、生き物の名前も教えてくれました。おかげで、色色な生き物の名前を知ることができました。これからの学習に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。(男子)
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先日は、水路や小野川でザリガニやオタマジャクシのことなど教えていただき、ありがとうございました。みなさんがわかりやすい説明をしてくれたのでとても理解しやすかったです。これからもがんばって下さい。(男子)
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この前は約2時間も小野川の生物について教えてくれたり、網をかしてくれて、ありがとうございました。たくさんの生物がとれて嬉しかったです。魚などの捕まえ方も教わったので、いつか機会があったら、小野川に行きたいと思います。(男子)
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アサザプロジェクトのみなさん、この前はありがとうございます。ぼくは、ザリガニ、ドジョウ、口ボソ、ゲンゴロウなどを取りました。モグラのにおいは、すごくくさくて、へんでした。たのしかったです。(男子)
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ぼくは、いちばんたのしかったのは、小野川に行ったときです。ぼくは、東京ダルマガエルのおたまじゃくしをつかまえました名前は「とかい」という名前にしました。どうもありがとうございました。(男子)
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小野川たんけんは楽しかったです。魚などはつかまえられなかったけど楽しかったです。あみの使い方や小野川のことがよくわかりました。(女子)
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アサザプロジェクトのみなさんのおかげで、自然の中でくらす生き物、小野川でのたんけんがとってもためになり、良い機会となりました。みなさんのおかげで、ザリガニを障れるようになりました。(女子)
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この前は、小野川たんけんでいっしょにかんさつしてくれありがとうございました。生き物を好きになったわけではないけれど、生き物とふれあうことができました。そして、初めて知ったことなどもたくさんあり、少し、きょうみをもちました。ありがとうございました。(女子)
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7月4日(月)は、小野川の生き物達の説明や教えてくださり、ありがとうございました。ビックリしたのは、ハゼやブラックバスのち魚がいたことです。また、用水路の方にモグラがいあたことです。モグラの近くにいくととてもくさくてきぜつしそうでした。また生き物のことを教えてください。(男子)
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ぼくは小野川にいろいろな生き物がいるなんてわかりませんでした。今度くる時は、モツゴのオスとメスの見わけ方をおしえてください。(女子)
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小野川たんけんをして、あまりみれないヤゴなどを見つけられとても自然にふれた感じがしました!いままで虫にきょう味はなかったけど、とてもおもしろくできました!ありがとうございました。(男子)
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先日は水辺のいきもののことを、おしえてくださってどうもありがとうございます。アメリカザリガニが外らいしゅだったときいてとてもびっくりしました。先日は本当にありがとうございました。(女子)
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この前はたくさんの植物や生き物を教えてくださってありがとうございました。ハグロトンボをみることはできなかったけれどハグロトンボにきょう味をもちました。(女子)
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このあいだはありがとうございました。ザリガニ、私たちはメダカもとれました。今は大事に育てています。今の川、昔の川、今の川は少しよごれているけれど、昔の川のようにきれいになってほしいと思いました。(女子)
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先日はたのしい小野川たんけんをしてくださってありがとうございました。ドジョウはモツゴは元気にしています。また行きたいなと思いました。(女子)
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私は「アマガエル」を見ていた時「ここでこきゅうしているんだよ」と声をかけてくれて、とてもうれしかったです。もちろん、勉強にもなりました!そしてなによりとても楽しかったです。話をきくより、行動!!ですね。(女子)
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私が小野川たんけんで楽しかったことは、いろいろな生物を取ったことです。カエルや東京だるまおたまじゃくし、アメンボを取ることができてうれしかったです。よう水ろでザリガニをつったところがすごくびっくりしました!ろいろな生物の名前などを教えていただきありがとうございました。(女子)
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小野川たんけんのとき、ショウジョウトンボだときいてめずらしいトンボだと思ってカエルを4匹もいてハグロトンボもいっぱいいて、ヘビもいるときいてちょっとこわかったです。(男子)
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今日は、いろんな生き物の名前や、オスとメスのくべつのしかた、あみの使い方など、いろいろなことをおしえていただき、ありがとうございます。おかげでいいべんきょうになりました。私はすこし、生き物にきょうみがわいてきたようなきがします。(女子)
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わたしは初めて見た生き物が見れてうれしかったです。あみでとうきょうダルマおたまじゃくしをとれたこともよかったです。それと、カワセミが青色できれいでした。また見たいです。(女子)
今年度、「生き物とお話する方法」を学習行った札幌市立上野幌東小学校6年生から感想が届きましたのでご紹介します。
アサザプロジェクト いいじまひろしさんへ
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今回は「いきものとおはなしする方法」というだい名で生きもののからだのつくり、すみか、くらしのことをたくさん教えてくれてありがとうございます。とても上手な絵を交えて分かりやすかったです。同じ魚でも水面にあるものをエサにする魚と地面にあるものをエサとする魚の体のちがいもどこがちがうのか、また、その理由も教えてくれたので、へぇー。そうなんだ!思えることがたくさんありました。新しい発見ができたと思います。本当にありがとうございました。(女子)
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ぼくは学校で生物の勉強をしたからそのような事を言うのだろうとあまく思っていました。でも生物の体のつくり、生物のすみか、生物のくらしのこの3つをくわしく教えていただきありがとうございます。ぼくたちの思っていたカブトムシの頭ところはちがって本当のところがわかってぼくは生物のことは知っていると思っていたけど全然知らなかったです。カエルのくらしではカエルは口があるのにおなかで水を飲むということをしってすごいびっくりしました。こうゆうびっくりすることを教えていただき、いばらきからわざわざありがとうございました。(男子)
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今回の授業で生き物と話す方法、教えてくれてありがとうございます。私たちの身近にいるとんぼやカエル、カブトムシの絵を描くのは初めてで、むずかしかったけれど、上手になるように観察してみたいです。あと、住んでいる環境がちがうだけで、体の形がかわるのはビックリしました。(女子)
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はじめに、生き物と話す方法と書いていたので本当にイヌやねことしゃべるのかと思いましたが、生き物をよーく観察することなのかぁと思いました。絵もリアルだし、いろいろなことを知っていたので、ふだんからいろいろな生き物をみたりしているんだな思いました。同じ種類住む場所によって形が変わったりすることがわかりました。今日はいろいろなことをおしえていただきありがとうございました。(男子)
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本日は、生物ことについて絵や図を使ってとてもわかりやすく説明してくださって、ありがとうございます。いつもの授業では知ることができないことをたくさん学べました。よくあそぶ低学年の子にも今日習ったことを教えてあげようと思ったし、外にあそびに行ったときも、ぜひ虫たちの観察をしてみたいなと思います。ぼくは、飯島さんの授業を受けて、ぼくは、生き物には詳しいから生き物のくらしている所や体の作りなどは全て知っていたけれど、体の作りとすみかが関係している所は知らなかったので、今日飯島さんに教わった事を、誰かに自まんしようと思いました。今日、上野幌東小学校のぼくたち6年生は、飯島さんに教えてもらった事を活かしていきたいとおもいます。今日1日遠い所からわざわざ来てくださって、ありがとうございました。(男子)
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今日は「生きものとおはなしする方法」について、本格的な絵で説明してくださり、本当にありがとうございました。トンボやヤゴ、コイやメダカ、カブトムシの絵が本格的でいつもは見れないものを見ることができました。ありがとうございました。(女子)
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本日は、とてもお忙しいわざわざ茨城県から来ていただき、ありがとうございました。飯島さんは、生き物について教えてもらい、とても勉強になりました。特に勉強になったのは、カブトムシのことです。ぼくは、カブトムシを育てていますが、そんなにしらなかったんです。また、授業が終わった後に、ぼくが飯島さんにしつもんしたら、やさしく教えてもらいとてもうれしかったです。本日は、とてもありがとうございました。飯島さんのことは、一生忘れません。飯島さんに教えてもらったことは、今後も活ようしていきます。本日は、とてもありがとうございました。(男子)
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3時間目の授業、生き物のことについて教えていただき、ありがとうございました。すごくわかりやすくて、生き物を大切にしようという心が強まりました。上野幌のなかには、森や林があるので、自然を大切にして生き物がすめるような場所をつくり、もし、上野幌や、そのまわりの地域の自然がこわされていたら、積極的に、守る活動を取り組みたいです。(女子)
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今回は生き物と話す方法について教えていただきありがとうございました。北海道はとても自然が多いということをあらためて思い、身近な生き物も大切にしたいなと思いました。とても分かりやすい絵を書いてその生き物のひみつや、すみかをわかる事ができたので、もし今回習った生き物を見たら、これはなんの生き物だったかを思いだして観察したいです。(女子)
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今日は生物の事を教えてくれてありがとうございました。イラスト、と言葉で教えてくれたのでとてもわかりやすかったです。教えてくれた事は、全然知らなかったことだから、とてもためになりました。自然恵まれている所に生まれてきたから、教えてくれたことを活かして、生き物のスケッチや、色々調べたりして、自由研究などをやってみたいと思います。(女子)
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生きものの体のつくり、すみか、くらし、などを絵でまとめて話してくれたのですごく分かりやすかったです。水の中の生きものや空を飛ぶ虫など自分が好きな生きものがこんなに知らない事がたくさんあって「もっと調べてみたい」と生きもののことがもっと好きになりました。たくさんのことを教えてくださり本当にありがとうございました。(男子)
茨城県小美玉市立橘小学校3年生の子ども達に出前授業を行いました。
子供たちが授業の感想と絵を送ってくれたので、ご紹介します。
いろいろな虫や、動物のことについてふしぎなことを、教えてくれてありがとうございました。初めて知ったときはビックリしました。でも、とてもおもしろかったです。わたしは、生き物のお話の方法が知っているなんてすごいなと、思いました。
(女子)
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わたしは、1年2年とやってきましたが、こんなにたのしい勉強はしたことがありませんでした。かっぱのお皿もかえるのおなかだとしってとてもよかったです。キョウリュウのうまれかわりがすずめときいてびっくりしました。かえって家の人にじまんしました。おしえてもらってとてもうれしかったです。ありがとうございました。
(女子)
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この前は、おせわになりました。わたしが一番おどろいたことは、かっぱのお皿が今でもそんざいしてることです。かっぱのお皿が、かえるのおなかだってことはちっともしりませんでした。わたしはびっくりしてすぐおかあさんにはなしてしまいました。おかあさんは「うっそだぁー」といってましたけど、そのあとくわしくはなしたら「なるほどね~」といってしんじてくれました。とってもきれいなサインありがとうございます。(女子)
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この前はすごくふしぎな事を教えてくれてありがとうございます。おかげでいろいろなことをじけんしたくなりました。かっぱの皿がかえるについているなんて、知らなかったです。それに、大きい鳥のでんせつもさがしてみたいです。アサザききんの人たちのことをぜったいわすれません。(男子)
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アサザききんさんは絵がとてもじょうずでわかりやすくせつめいをしてくれたのでとても勉強になりました。わたしはそう合がにがてだけどいろんなことをおしえてもらったのであんまりにがてじゃなくなりました。ヤゴとかを絵に書く時も「体のつくり」「すみか」「くらし」を「考えて書いてみな」といってくれたのでとくちょうがわかりました。ほかにもいろいろとおしえてくれたのでいろんなことがわかりました。ありがとうございました。(女子)
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12月9日は、いそがしい中、来てくださってありがとうございます。わたしは、かえるの気もちがとてもわかりました。あと、ヤゴがとんぼになるときのお話や、ヤゴの名前や、いろいろな事を、おしえてくれて、ほんとうに感しゃしています。いいじまさんやくまざわさんのお話を聞いて理科がすきになりました。ほんとうにありがとうございました。(女子)
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いろいろなことを教えてくださってありがとうございます。たくさんのこん虫などを調べたとき、とても、たのしかったです。いろんなことを勉強して、いろいろなことをたくさん知りました。ヤゴや、タニシ、コオイムシやヒメゲンゴロウなどを、調べたのがたのしかったです。いろんなことを教えてくださってほんとうにありがとうございました。(女子)
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ぼくはほいく園のときはずっと虫がすきで、いつも毎日のように虫をつかまえていました。小学校にはいるとバケツやコップなどがつかえないので虫がつかめられなくて、あまりかんさつするときは理科のときしかありませんでした。そこでアサザききんのふたりがきてくれてかんさつすることができてうれしかったです。家でもかんさつしたいです。(男子)
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12月9日はわたしたちのためにいろいろ教えてくれてありがとうございます。ヤゴのこともかっぱのお皿のこともよく分かりました。かえるが生まれて森でくらすのははじめて知りました。生き物のこともよく分かりました。あとサインをくれてありがとうございました。生き物をつかまえに行ってヤゴやいろんな生き物がいました。ありがとうございました(女子)
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いいじまさんいろんなことを教えてくれてありがとうございました。ぼくは、ヤゴやコオイムシ、タニシをつかまえたところが一番楽しかったです。そのつぎにヤゴやコオイムシ、タニシをかんさつしたところも楽しかったです。また会ったらいろんなこと教えてください。(女子)
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アサザ基金の人と勉強する時いろいろ教えてくれてありがとうございました。中でも一番おどろいた事はヤゴにアゴがあった事です。見せてもらった時、とうめいでのびるようで本当にビックリしました。ほかにも、いろいろ勉強になりました。いいじまさんの絵もすごかったし、くまざわさんのサインもおもしろかったです。生き物のこともよくわかって始めて知ったこともたくさんありました。楽しかったです。ありがとうございました。(女子)
小美玉市立羽鳥小学校の子どもたちからたくさん授業の感想が届きましたのでご紹介します!
こどもたちの感想
今日は、いろいろなことを教えてくれてありがとうございます。勉強になったことはいろいろあります。一つ目は、かすみがうらのことです。かすみがうらはきたない湖だけど、かんきょうを守っていけばちょっときれいになりそうです。二つ目は、かえるとカッパのことです。かえるのおなかの小さい穴はカッパと同じで、そこから水をすっていることが分かりました。ほかにもいろいろ学んだし、楽しかったです。分からないことも教えてくれてありがとうございます。あと七月六日にかめ池でショウジョウトンボを見ました。
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七月三日の火曜日においそがしいなかわたしたち羽鳥小学校まできてくれてありがとうございました。わたしは、ヤゴのしゅるいがわかってわたしはいえにかえってお母さんをお父さんと弟にも話をしました。そしたらおとうとが「え~まじで。」といっていました。それでがっこうにいくとちゅうにカエルをみつけました。カエルのうしろをみたらカッパのお皿をみました。さわってみたらきもちよかったです。
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三日は、ぼくたちのために、羽鳥小学校に来ていただき、ありがとうございました。ぼくは、この学習で勉強になったことは、二つあります。一つ目は、カエルのはらがカッパの皿と同じことです。二つ目はコイの歯がのどにあることです。三日は、いろいろなことを教えていただき本当にありがとうございました。
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この前は、いろいろ教えてくださってありがとうございます。カッパのお皿(カエルのはら)、ヤゴの種類、トンボ、きょうりゅうの特徴なども教えてくれました。七月六日(金)シオカラトンボがいました。やはり、水の近くにいました。たまごをうみに来たのかは、わかりませんけどいました。そのほかにも、一種類、ちがうトンボがいました。種類がちがうのに近くにいました。先生と授業できてとてもうれしいです。
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このまえ、おいそがしいなかわざわざ羽鳥小学校にきてくださりありがとうございます。いいじま先生がきて、ぼくは虫をいっぱいしっている人みたいだなあと思いました。さいしょにしったのは、きょうりゅうとかに石が入っていることです。そのことでぼくは、「まじかよ」と言いました。次にしったのは、コイの体のなかにも石が入っているのと、おくのほうにはがあることをしりました。そしてぼくは、いろいろしって勉強になりました。ありがとうございました。
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七月三日はおいそがしいなか、羽鳥小学校にきていただきありがとうございます。それに、いろいろなことを教えてくださりありがとうございます。その次日には、ショウジョウトンボを学校のそうじ中に見つけました。とっても赤かったです。そのあとにもいっぱいとんぼをみました。アサザプロジェクトのみなさんといいじま先生、ほんとうにありがとうございました。
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ぼくが勉強になったことは、ヤゴの種類や魚の歯です。まずヤゴではじめてしったことは、ヤゴのしっぽがちがうと種類がちがうのははじめてで、かんさつができるのは、知りませんでした。 生きものをあみでとるときに、ぼくたちのはんだけヒメゲンゴロウをとっていたのでびっくりしました。 それでコイの歯やブラキオサウルスの歯が、顔の後ろにあるのは、はじめてしりました。最後にカッパの上に付いているお皿がカエルのおなかで、あとおなかで土にしみこんだ水をすっているなんてはじめてしりました。これでぼくが勉強になったことは、終わりです。これからかん境をまもっていきたいです。
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この前は、生き物のことをたくさん教えていただきありがとうございます。わたしは、いろいろなことをたくさんしりました。学校のビオトープに行くと、シオカラとんぼやアキアカネがいます。わたしは、アキアカネとんぼやシオカラトンボがきれいだなと思いました。わたしがお母さんとお父さんに教えてもらったことを言ったら、お父さんもシオカラトンボを見たことがあると言っていました。また、羽鳥小に、アキアカネトンボやシオカラトンボにきてほしいです。
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この前は、おいそがしい中四年生にいろいろなことをおしえてくださり、ありがとうございました。カッパのさらのことやきょうりゅうやゾウなどの、体の作りやすみかがよくわかりました。学校のビオトープやかめ池のちかくにシオカラトンボやショウジョウトンボなどのトンボが二、三びきいるのをよくみかけます。ビオトープにあんなにたくさんのヤゴやたにしなどの生物や植物がいるなんて考えたこともありませんでした。わからなかったことを教えてくださりありがとうございました。これからの学習にいかしていきます。
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わたしは七月三日(水)いいじま先生にいろんなことを教えてもらいました。そのときしぜんの話と思いました。また先生みたいに虫や花と話したいです。ショウジョウトンボは外であそんでるときいっぱいいます。ビオトープでヤゴつかまえたのがうれしかったです。これからもがんばってください。
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このまえ、わたしたちのためにわざわざ来てくださり、ありがとうございました。わたしたちは、そう合の時間で、かんきょうについて調べているので、いいじま先生はじめ、みなさまがたにわたしたちの学校のビオトープにいる生き物のことを教えてもらったとき、はじめて知ることがたくさんありました。さいきん、わたしたちの学校のカメ池という場所で、ショウジョウトンボとシオカラトンボがたくさんいます。また、わたしたちの学校へ教えに来て下さい。
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このたびきてくれてありがとうございます。たいの歯のことや、ヤゴのこと、めだかのこと、それから、きょうりゅうや、マンモスのことをおしえていただきました。ぼくも、そのなかで、ヤゴが心にのこりました。ぼくも、妹に教えました。妹は、そうなんだといってくれました。ほんとうに、ありがとうございました。お体に気をつけておすごしください。
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七月三日に羽鳥小学校へおこしくださりありがとうございました。 いまは、三日よりもトンボの種類がふえました。でもぼくはトンボをあまり多く見ませんでした。こないだヤゴのぬけがらを見つけました。よくみたらせなかにそこからでてきたような一本の線が見えたのでからの中が見えるか実験しました。そしたら中が見えました。 アサザプロジェクトのみなさん、こんどの四年生もよろしくおねがいします。
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七月三日火曜日のおいそがしい中羽鳥小学校までおこしくださり、ありがとうございました。 わたしが勉強になった事は四つあります。一つ目は、生物とお話する方法を知りました。かすみがうらに、トキをよびたいけどぜつめつしてしまったという話もしりました。二つ目は、ヤゴのアゴがのびることも知りました。三つ目は、いい島先生がとても絵がじょうずでびっくりしました。最後は、きょうりゅうのはらの中に石が入っている事や、コイの歯を見てびっくりしました。先生はおもしろそうな人です。これからも元気でがんばってください。
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この間は、おいそがしい中、羽鳥小に来ていただいてありがとうございました。はじめに教室で1,2,3,をおしえていただいたときは、笑いがたえなくておもしろい先生だなと思いました。かえるのことが一番おもしろかったし、一番すごいと思いました。外でやったときは、やごをうらかえして緑色のところをつかんでのばせると教えてくれて、はじめてみたので思わず「え~」と声が出てしまいました。はじめて知ったことがいっぱいでした。ありがとうございました。
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ぼくは、アサザプロジェクトのみなさんにいろいろと教えてもらいました。七月三日の火曜日でした。学校にかっぱのさらがあると言っていました。その場所は生きものでした。かえるといっていました。かえるのはらです。新聞にものってうれしかったです。ヤゴの種類はいっぱいあって、その中から、ショウジョウトンボ、アキアカネ、シオカラトンボと、いっていました。ビオトープでヤゴが、7ひきオタマジャクシが1ぴきオタマジャクシからかえるになりかけのかえるがきました。いろいろおしえていただきありがとうございました。
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わたしは、いいじま先生とアサザプロジェクトのみなさんが、七月三日に学校にきていろいろなヤゴのしゅるいをおしえてくださりありがとうございます。それとかっぱのおさらがいつも見なれてるかえるにあるなんて思ってもいませんでした。いつもとんでるトンボのしゅるいがわかりました。いろいろ教えてくれてどうもありがとうございました。これからもお体に気をつけてお仕事をしてください
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七月三日はいろいろなことをおしえてくれてありがとうございます。 ぼくが一番心にのこった話は、カエルのおなかにカッパのお皿と同じのがあるという話です。なぜあるか聞いているときにカエルはおたまじゃくしからカエルになったら森や林にいって雨でしめったところでおなかのお皿で水を飲むのが分かりました。 カエルのおなかにお皿があるのはびっくりしたし楽しかったです。
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ぼくは、いいじま先生にいろいろなことをおしえてもらって初めて知ったことがあります。ヤゴにも種類があるなんてびっくりしました。あと、ゲンゴロウにヒメゲンゴロウもいるなんて初めてしりました。あと、カッパのお皿のぶぶんが、カエルのはらについてるなんてものすごくビックリしました。七月六日(金)二種類のトンボを見ました。動きが速く見えませんでした。たくさん分かってうれしかったです。ありがとうございました。
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このたびは、おいそがしい中、羽鳥小へきてくださり、ありがとうございます。 わたしは、虫、魚のことなどは、あまりしりませんが、アサザプロジェクトのみなさんに、おしえてもらったことで、きょうみをもち、かんさつしたいという言葉があふれでてきました。それから、トンボを学校でみると、シオカラトンボがいました。 もし、また教えてくださるのなら、羽鳥小にきてください。今度は、たくさんはっぴょうします。
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このまえ、おいそがしいなかきてくださりありがとうございます。そして、いいじま先生が来てくれて、ビオトープのことをおしえてもらって、ほとんどの人が楽しんだと思います。さいしょいいじま先生が、カッパとカエルと、トンボの絵をかいてなんでかわかりませんでした。でもあとからわかってきて、うれしかったです。そしてかっぱの皿が学校にあるといったのでびっくりしました。それがカエルでびっくりしました。
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わたしは、休んでいていっていませんが新聞を読んですごいと思ったことがありました。それは、ショウジョウトンボが中ぐらいで色は、まっかっかというのがすごくてびっくりしました。それにもう一つすごいなと思ったことがありました。シオカラトンボです。わたしはたまにシオカラトンボを見るときがあります。でも近くでは見たことありません。でも、きれいなのでまた見たいです。
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七月三日火曜日に羽鳥小学校に来てくれてありがとうございました。 最初に、図書室で、きょうりゅうや鳥には、おくばは、はらのへんにあると言ったので、びっくりしました。次に外に行って、ビオトープの生物を探しました。メダカ二ひきにヤゴがけっこうとれました。楽しかったです。これからはビオトープを観察したいです。
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このまえ、自ぜん、生物、植物についておしえていただき、ありがとうございます。 中では、体の作り、すみか・くらしは、こんなふうになっていたんだなと思いました。次は、外で、学校のビオトープの生物たちの教えてくれたら、コイ、メダカの、体の作りのことは、はじめて知りました。 自ぜん、生物、植物、などを教えてくれて、いろいろ勉強になりました。ほんとうにありがとうございます。
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七月三日は、おいそがしい中来ていただき、ありがとうございます。 七月三日には初めて知ったことがたくさんあります。ヤゴの見わけ方も分かりました。かえるはおなかで水をのむなんてびっくりしました。とてもふしぎでした。 七月三日はたくさん学ぶことが出来ました。また機会があれば来てください。
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環境教育では、大変お世話になりました。私が一番印象にのこったことは、ヤゴの種類やすみかなどが分かりました。これから、私は自ぜんを大切にしていきたいと思いました。 最後においそがしい中羽鳥小に来ていただきありがとうございました。これからもお体に気をつけてがんばってください。
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「環境教育では、大変お世話になりました。」七月三日の環境教育では大変お世話になりました。 ぼくが一番印象に残ったことは人間がかっぱをころしてしまうことです。これからぼくは、生物を大切にしていきます。最後においそがしい中羽鳥小に来ていただき、ありがとうございました。
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七月三日は、飯島先生やアサザプロジェクトのみなさんありがとうございました。ぼくの一番勉強にやくだつ言葉は、カエルのおなかがかっぱだとはじめてしったからです。今日は、ほんとうにありがとうございました。みなさん体に気をつけて元気に毎日がんばってください。
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かんきょう教育では、大変お世話になりました。七月三日の「かんきょう教育」では大変お世話になりました。 ぼくが一番印象にのこったのは、カエルがカッパのおさらだというのがはじめてききました。これからもヤゴのことをかんさつしていきます。おからだにきをつけてください。またくるのをまっています。
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七月三日の「かんきょう教育」では大変お世話になりました。 ぼくが一番印象にのこったことは、カエルのことです。カエルのおなかはかっぱのさらと同じなことをはじめて知りました。ほかにもいろいろなことを教わりました。これからもお体に気をつけてください。
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七月三日の環境教育では大変お世話になりました。 私が、一番印象にのこったことは、かっぱはかえるだったということとすずめのおなかに石があるということが一番印象にのこりました。これからもお体にきをつけて、環境をたいせつにしていってください。私も環境についてもっとしっていきたいです。七月三日はありがとうございました。
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「環境教育では、大変お世話になりました。」七月三日の「環境教育」では、大変お世話になりました。私が一番印象に残ったことは、カエルは、お腹で水をのんでいるという事でした。これから、私は、身近な生物を大切にしようと思います。先生も、お体に気をつけて生活してください。
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環境教育では、大変お世話になりました。七月三日の環境教育では、おしえていただき、ありがとうございました。ぼくが、よかったことは、ヤゴのことです。ヤゴは、せいちょうすると、トンボになってとびたちます。夏休みにしらべたいとおもいます。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。 ぼくが一番印象にのこったことは、ヤゴの話のことです。後ろにギザギザしているヤゴやギザギザしているヤゴのちがいがあることをはじめてしりました。 これからもお体に気をつけて、がんばってください。
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七月三日の「環境教育」ではありがとうございます。ぼくが一番おもしろかったのはかえるが、カッパのお皿だなんてはじめてしりました。かえるはかわいそうでした。あとやごのうしろとエビのうしろにあるやつはにてました。いいじま先生体に気をつけてがんばってください。いろいろ教えてくれてありがとうございました。
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七月三日の「環境教育」では、大変お世話になりました。僕が一番印象に残ったことは、環境破壊です。人間は、動物にとって大切な環境を破壊しているなんて、ちょっとひどいんじゃないかなあと思いました。他にも、自然破壊や生態系の破壊など色々な環境破壊があるのをあらためてしりました。車の排気ガスで、カエル達の大切なオゾンソウという太陽の熱をさえぎる”まく”のようなものが空中にういているのを初めてしりました。これからもお体に気を付けて環境教育をがんばってください。
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七月三日の「かんきょう教育」では大変お世話になりました。私が、一番印象にのこったことは、河童のお皿のことです。河童の皿は、水を飲むやくめがあり、カエルのおなかと同じやくめをしていることをはじめて知りました。わたしは、これからかんきょうのことや生きもののことなどもたくさん調べようと思いました。アサザプロジェクトのみなさんも、お体に気をつけてお仕事をがんばってください。
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「かんきょう教育」では、大変お世話になりました。ぼくが一番印象にのこったことはカエルのことです。さいしょたまごから生まれてから生きものにみえて人間にみえない生きものたちだけの道があるなんてはじめてわかりました。これからぼくはかんきょうをまもっていきたいです。最後においそがしい中羽鳥小に来ていただきありがとうございました。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。ぼくが一番印象に残ったことは、カエルのことです。カッパの上にカエルがさかさまになっていることがわかりました。カエルのはんたいはカッパの皿になっていることがわかりました。これから、ぼくはビオトープを大切にしたいと思います。最後に、おいそがしなか、羽鳥小学校に来てくださりありがとうございました。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。私が一番印象に残ったことは、自分たちで、環境はかいをしていることです。これから、私は生き物を大切にしたいと思います。おいそがしい中羽鳥小に来ていただきありがとうございました。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。ぼくが一番印象に残ったことは、生き物に見えて人間には見えない物やカエルの話などすごく勉強になりました。ぼくは、理科でツルレイシの観察をしています。これからも体に気をつけて、また遊びにきてくださいね。
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七月三日のかんきょう教育では大変お世話になりました。ぼくが一番印象にのこったことは、ヤゴとかんきょうはかいです。ヤゴのあごが取れるなんてはじめて知りました。シオカラトンボやアキアカネのトンボの種類でヤゴのかたちがそれぞれちょっとだけちがうことに気が付きました。ヤゴはビオトープの中にたくさんいました。ぼくがとったヤゴはシオカラやアキアカネがいっぱいいることに気が付きました。かんきょうはかいは人がかんきょうをはかいしてしまって生き物たちが死んでしまうのを知りました。これからもお体に気をつけて、がんばってください。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。僕が一番印象に残ったことは生き物は生き物の道を通って来て学校などに来ると言うことが分かりました。これから、僕は自然を大切にしていきたいです。最後においそがしい中羽鳥小学校に来ていただいてありがとうございました。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。私が一番印象に残ったことはカエルのおなかはカッパの頭のさらだということと鳥のおなかの中に石が入ってるということでした。これからわたしは環境をまもっていくことにしたいと思います。これからもお体に気をつけてください。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。ぼくが一番印象に残ったことは、カエルの頭にのせると河童になるということです。これからも環境を大切にしたいです。最後に、おからだに気をつけて活動して、川や湖や森をきれいにしてください。
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七月三日の環境教育では大変お世話になりました。ぼくが一番印象に残ったことは、カエルのおなかは河童の頭だということです。これからぼくは環境を大切にしていきたいと思います。これからもお体にお気をつけてください。
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七月三日の環境教育では大変お世話になりました。ぼくが、一番印象にのこったことは鳥のおなかにはいしがあるということです。これからぼくは、生きものを大切にしたいとおもいます。これからも体にきをつけてがんばってください。
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七月三日の「環境教育」では大変お世話になりました。私が一番印象に残ったことは、かえるを頭に乗っけると河童になるということが印象に残りました。これから、私は生き物を調べるのをがんばりたいと思います。これからも、生き物を大切にしたいと思います。最後においそがしい中羽鳥小に来ていただきありがとうございました。
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七月三日のかんきょうきょういくで、わたしはカエルのこと、かんきょうのことが、一番印象にのこりました。これから、私は、生きものを大切にして、しぜんを守っていきたいと思います。ほんとうに、おいそがしいなかわざわざとおくから来てくださってありがとうございます。これからも、お体に気をつけて、しぜんのことをまわりの人におしえてください。
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7月3日かんきょうきょういくで大変お世話になりました。わたしが一番心にのこったことは、カエルのおなかのところにさらがついているとしらなかったので、わたしはびっくりしました。これからは、自然を大切にしてがんばります。いい島先生、体にきをつけてください。ほんとうにおいそがしいなかきてくださってありがとうございました。
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七月三日は、いいじま先生をはじめアサザプロジェクトのみなさんありがとうございました。おかげで、いろいろなことが分かりました。たとえばきょうりゅうには、体の中におく歯があって、しかもそのおく歯は石だなんてビックリしました。それでぼくはもっと生き物のことを知りたいのでまた機会があれば羽鳥小に来てください。
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いいじま先生、火曜日にわざわざおいそがしいなか羽鳥小に来ていただきありがとうございました。ぼくがさいしょにきづいたのは、絵が上手ということです。とくにやごが上手でした。あといろんなことをしっていてとってもすごいと思います。カエルのこともしっていてカエルのことが勉強になりました。図書室でいろんなことを書いていてぼくは笑ってばかりでした。カエルの話をしていてぼくは、 こういうことを書いてあってほんとうに楽しかったです。また羽鳥小に来てください。まっています。
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七月三日はビオトープの生きものについて教えていただきありがとうございます。ビオトープについてとっても勉強になりました。それにとっても楽しかったです。またこれる機会があったら、いつでも来てください。あとアキアカネやショウジョウトンボそれにシオカラトンボも見れました。トンボは、とれなかったけど見れてよかったです。あとしっぽがあるかえるも見れました。僕は、かえるをあまり見ないので少しうれしかったです。ビオトープを教えていただきありがとうございます。
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七月三日の五、六時間目はアサザプロジェクトのみなさんからいろんなことを教えていただきありがとうございました。カエルのことやきょう竜の絵を使って楽しく教えてくれておもしろかったです。いい島先生はじめアサザプロジェクトの人がわざわざ遠い所からきて教えてくれていろんなことが分かりました。学校でしょうじょうトンボも見ることができました。最初に絵をかいていた時、いい島先生は絵が上手なんだなと思いました。またお会いしたいです。
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7月3日においそがしいなか羽鳥小学校に来てくださってありがとうございました。私はおかげでいろいろなことが分かりました。いい島先生はもの知りで絵がじょうずですね、私は、学校でしょうじょうトンボをみました。色あざやかできれいなしょうじょうトンボでした。これからも学校のビオトープを大切にしていいかんきょうを作りたいと思いました。本当に私はためになりました。また機会があったら羽鳥小学校に遊びに来てください。
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ぼくは、アサザプロジェクトのいいじま先生におしえてもらったものはショウジョウトンボです。ショウジョウトンボをつかまえられました。しおからとんぼもいました。あとこうびをしていました。大きさは中くらいでした。ぼくは、はじめてみたのでおどろきました。とてもきれいでした。やごもうまれるといいです。ちょうちょとんぼもいました。すごいとおもいました。
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岩手県南三陸町の伊里前小学校3年生から飯島の出前授業の感想がイラストつきで届きましたのでご紹介します。
南三陸町では震災復興へ向けて、海と対話するまちづくりをこれから子どもたちと一緒に継続的に授業を行っていく予定です。
こどもたちの感想
わたしは、DVDを見たとき、みずうみが、コーヒーのようにきたないみずうみを見ました。そして、いきものが、いないので、さびしいなぁと思いました。そして、はじめてしったのが、宮ぎ県には、いろんなでんせつが、いっぱいあることです。あともう一つはじめてしったことは、いいじまひろしさんがカッパやりゅうの絵やトンボやカエルやほかにいろいろな絵をじょうずに書いていたからです。はじめにいいじまひろしさんがきたとき、さいしょにりゅうの絵とカッパの絵を書いていてすごく絵がうまいんだなぁと思いました。あと、いいじまひろしさんが書いたときスパイダーが、「うわー、うまいなぁー」といっていました。わたしも、す~ごくうまいと思いました。まだりゅうの絵は、まだけしていません。りゅうの絵はじょうずでは、ないけど書いてみました。(ウラ)そして、いろいろな、花や草をおしえてくれて、どうもありがとうございました。あといろんないきものもおしえてくれてありがとうございました。ほんとうに、ありがとうございました。
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とうまわりをしたけど、カモシカにあったり、へんなキノコを見つけたりして楽しかったです。川でおよいでたのしかった。いろいろな、いきものや、かせきをみつけてたのしかった。DVDを見て、一つ目は、よかったけど、二つ目は、(モリゾウとキッコロ)音、声がきこえなくて、ざんねんです。(笑)サケが川にのぼってくると、はらが、四角から三角になるのが、びっくりしました。みどりをふやして、いきものをふやそうと、思います。俺も龍をかけるようになりました。
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いいじまひろしさんってどういう人かなとおもったら川にいったらうんこがありました。びっくりしました。なんのうんこかなと思ったらどうぶつのうんこでした。かっぱっているのかなとおもいました。さかなってたいせつだとおもいました。おもしろかったです!!いいじま先生って字もうまいし絵もじょうずでした。またきたらなにをするのかなと思っていました。
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きょうりょくしあって、みずうみを、きれいにしていてすごいなぁと思いました。そしてしょくぶつや、虫を、よくしっていたのですごいなぁと思いました。そしてしぜんも、すばらしいものだとしりました。これからも、しぜんを、たいせつにしようと思いました。これからもこのべんきょうを、いかしてがんばりたいと思いました。そして、あのメッセージを見て、みんなが、がんばっているんだなと思いました。だからわたしもがんばろうと思いました。わたしもがんばってみどりを、ふやそうと思いました。そして歌津も、きれいな、しぜんを、つくりたいと思いました。そしてみどりをいっぱい作ります。
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◎いばらき県はコンクリートをはってこうずいをふせいだのがわかりました。◎飯島ひろしさんのりゅうのえがうまいとおもいました。◎水の中がつめたいのがわかりました。◎伊里前川の天山川がすこしきたなかったです。◎いいじまひろしさんがアサザをつかってしぜんをもどしたのがすごいとおもいました。ホコリダケのあなからなまえのとおりホコリがでるのがわかりました。歌津にしぜんがのこってほしいしはやくふっこうしてほしいです。
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ぼくは飯島さんの生き物の絵がすごくうまくてすごいなとおもいました。しょくぶつのことも、ものしりですごいとおもいました。ぼくたちがDVDをみて数々の学校にもいってアサザのことを、おしえていたからものしりだと、おもいました。あと、こくばんにりゅうとカッパをかいていたから、うまいとおもいました。うたつのしぜんはいろいろです。これからも、いっぱいふえればいいとおもいました。たぬきはふんでじょうほうこうかんする。さけはうみからかわにくるときからだのかたちがかわるものはかならずつながりがあるんだなと思います。人間はほかのいきもののことをかんがえないで木を切ってしぜんをなくしたりして、いきものをくるしめてるんだなーと思いました。だからそのようにならないように歌津のしぜんをもっときれいにしたいなと思いました。そして大人になったらできることからやってうたつのしぜんをきれいにしてさかなをいっぱいふやしてうたつをゆたかな町にしたいなーと思いました。
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ぼくは、いいじまひろしさんが、はじめてきたときりゅうをかいていたので、うまいなぁと思いました。そして、じゅぎょうがおわって、いきものしらべにいこうとしたけど、あめがふってきて、いけないなと思ったけど、みんながあーめん・そーめん・ひやそーめんといってあめがあがったのでよかったです。ぼくは、みそらーめん・ちゃーはんといいました。すごくたのしかったです。そして、いきものしらべにいくことになって、いくみちをとおっていたらかもしかがいてびっくりしました。そして、川についていきものしらべをしました。そして、エビ2ひきガガンボのようちゅうが1ぴきいました。さけもいっぱいいました。カセキもいっぱいありました。DVDも見ました。すごくたのしかったです。そして歌津はきれいな川にになってほしいです。
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わたしは、いいじまひろし先生がしぜんとおはなしするほうほうといったのでほんとうにしぜんとはなしができるのかなとおもいました。ほんとうにしぜんとはなしができたら、しぜんがこまっていることにきづくので、できたらいいなとおもいました。かすみがうらがきたなくなっていたけど、いまは、学校のみんなのおかげでかすみがうらが、きれいになってよかったです。わたしもやってみたいなとおもいました。サケがたまごをうみにきてメスあらそいをしたりたまごをうみおわったらサケがしんでしまうのでかわいそうだなとおもいました。またサケがいっぱいきたらいいなとおもいます。
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ぼくは、いいじま先生がどういうひとかわからなかったけど自ぜんにはくわしいひとなんだなーとおもいました。いばらき県のかすみがうらも元気にアサザがそだってほしいと思いました。歌津にもカモシカがいると思いました。これから歌津の川も町もよごさないようにしようと思いました。DVDを見てかすみがうらもがんばってみどりをふやしてほしいとおもいました。アサザプロジェクトはどういういみかわからなかったけどDVDを見てわかりました。
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わたしは、飯島先生がおくってくれたDVDを見てたいへんだったなと思いました。あと森や川がしんさいのせいできたなくなったけどさけとかいろいろな生き物がいてよかったです。森にもきのことかカモシカと花とかめずらしいのがあって、すごいなと思いました。あと川とか森がしぜんをとりもどしてきれいな川にしてもっと魚がいっぱいいてほしいです。あとわたしが大人になったらしぜんなまちにとりもどしてほしいです。
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人と人のつながりがないとだめということがわかったし、今、自然がこわれていることもわかったし、なおりはじめていることも、生き物がへっていることも、それから「生き物とお話できるようにしよう」と言っていたので、ぼくもしょうらい生き物とお話できるようになりたいです。あと竜と話をできるようになりたいし、歌津がふっこうするころ、いろんな生き物とふれあえるぐらい、生き物が帰ってくるよう自然との「つながり」をとりもどしたいです。
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飯島さんには、いろいろなことをおしえてもらったけど、1番すごいなぁーと思ったのは、カベやコンクリートができると生きものがどんどんいなくなっちゃうと言うことが分かりました!!(笑)絵もうまいなぁーと思いました。話がかわりますが、歌津の自然のことです。私たちは、これからみんなで歌津のルールをまもりたいです。
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飯島さんが黒板に書いた絵の龍がうまかったです。初めに「生きものとお話ししよう」と言われたとき、しゃべれるのかなと思いました。龍の絵、かっぱの絵、恐竜の絵、ぞうの絵、カエルの絵、トンボの絵など、絵がうまいなと思いました。トンボの絵が分りませんでした。カエルはおなかの皮から水分をとるのはすごいなぁと思いました。トンボのすみかは空だからびっくりしました。恐竜はおくばがないかわりに石をおなかにいれてそれで消化するのはすごいなぁと思いました。 とくにすごいなぁと思ったことはDVDを見て、「アサザプロジェクト」の意味が分かりました。アサザでかすみがうらがきれいになったのですごいなぁと思いました。山へ行ってヘビノネゴサのしたには、金があってほりたくなりました。カモシカを見れてよかったです。生きもの調べをして伊里前川はきれいでもきたなくもないことが分りました。おもしろかったし楽しかったです。
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わたしは、飯島先生にいろいろなことをおしえてもらってうれしかったです。わたしがわかんなかったことでも、飯島先生におしえてもらった。山と海と川がつながっていることも飯島先生がわかりやすくおしえてくれました。わたしはさいしょ、生き物のみちがあるかどうか不安でした。でもカモシカがとおった時、あそこが生きものの道ってわかりました。かえるがへっていることもしらなかったけど、まちがえてもころしてしまったらおがもうかな~と思いました。伊里前川がきれいでもないし、きたなくもないし、そうゆうことがわかりました。それは、飯島先生のおかげです。
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しぜんには、いろいろな物があって、カエルのおなかはカッパのさらみたいなど、とんぼのくらし、なぜとんぼの目は大きいのかなどいろいろなしぜんがわかって山と海のこと、りゅうがおしえてくれた『つながり』、りゅうやきょうりゅうなどの絵もうまかったです。山に行ったときはカモシカがいて、カモシカの通った道がありました。川にもいろいろな生き物がいて、とくにおもしろかったのが『キノコ』です。ホコリダケがおもしろかったです。ホコリダケはおすとホウシがでます。 11月5日(火)にDVDをみたとき、みずうみがコーヒーぎゅうにゅうのようでそのせいは『コンクリート』のせいで、しぜんがこわれてみずうみの生き物もいなく鳥までいなくなってしまって、コンクリートがないときはいろいろな生き物がいたんだな、とおもいました。わたしは歌津のしぜんをこわくしたくはありません。わたしが大人になってもこのうたつには生き物や鳥などがいるようなしぜんゆたかな歌津になってほしいです。
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いろいろな生き物がいて、名前がしらない生き物もいたので、すごくたくさん生き物がいて「こんなにたくさん生き物がいるんだなぁ」と思いました。あと、コンクリートを人間がつくってしまって、生き物がどこにもいけなくなって、死んでしまうという話を聞いて、ビックリしました。それを私は初めてしりました。あとかすみがうらは、みどりがすくなかったのに、みどりをふやしていたという話を聞いて「すごいなぁ」と思いました。それから、かもしかにあえてよかった、と思いました。あと、それから、川の生き物のサケ、ヒル、などなどがいて、すごくたくさん、川には、生き物がたくさんすんでいるというのが、分かりました。あと、トンボの目が大きいのは、トンボのすみかが大きいからだと分かったし、トンボのすみかは空だというのが分りました。
秋田県大仙市太田南小4年生から飯島の出前授業の感想が届きましたのでご紹介します。
太田南小では、「生きものとお話ししよう」という授業から始まり、太田のまちの特徴である扇状地や散居集落、わき水などを地域の人の協力を得ながら学習しています。
太田南小のホームページ

こどもたちの感想
飯島先生お元気ですか。ぼくは、元気です。こっちは雪がいっぱい降っています。そっちはどうですか。実はぼく、茨城県に行く事になりました。
勉強する前は、太田は、どこに家を建てても水が出てくるなんて知りませんでした。大台山では、ハグロトンボのことをいろいろと教えてくれてありがとうございます。ハグロトンボのたまごのことなどを教えてくれてありがとうございます。ぼくは、川の近くにたまごを生むと思いました。
それと、太田は、地下水があるということも知りました。太田の地下水は、とてもおいしいと思いました。これから、ハグロトンボやイバラトミヨをいっぱい住めるようにしたいです。お体に、気をつけてください。
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飯島先生、とても寒い季節になりましたがお元気ですか。私たちは元気です。私たちが住んでいる秋田県は、今年、大雪で、とても大変です。茨城県は、どうですか。
去年の七月に初めて、飯島先生の授業を受けたときは、とても面白い先生で絵が上手だなというのが第一印象でした。それからハグロトンボや、イバラトミヨ、扇状地や散居集落についてもとても、くわしく教えていただき、知らなかったことをたくさん知りました。それから、授業の一番初めに、生きものとお話しする方法を勉強すると言われた時は、とてもおどろきました。でも勉強をしていくうちに、生きものの体のつくりやすみかなどのことなど知らなかったことをたくさん知りました。ありがとうございました。
九月に大台山に登って勉強したときは、楽しかったです。それから大台山から太田の景色をゆっくり見たときがあまりなかったので、太田の散居集落や、屋敷林があるのが、とてもきれいだと思いました。これからの総合の時間などに、いろいろなことを教えてもらいたいです。それから、私たちが大人になっても太田の散居集落や屋敷林がある景色をずっとこのままのこしていきたいと思いました。
二月三日の節分が終わると立春で、だんだんあたたかい春に、ちかづきますが、これからも体に気を付けて、お元気に過ごしてください。
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飯島先生お元気ですか。ぼく達は元気です。秋田県は雪がふっていて雪よせがたいへんです。ですがスキーは楽しいです。そちらは雪がふっていますか。
7月の時、生きものとお話しする方法で、いろいろな生き物を書いてもらいました。生きものの知らないことも初めて知りました。飯島先生は、すごいと思いました。
ぼくはこの自然をこわさないで、生きものも植物も人間も住みやすい場所にしたいと思いました。ぼく達は、この自然を大切にしたいです。
わざわざ茨城から太田まできてくれてありがとうございます。かぜをひかず、健康にしてください。また色いろなことをまた教えてください。お元気で。
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こんにちは。お元気ですか。私たちはとても元気です。今年も太田は大雪です。茨城では雪は降りましたか?
七月には、トンボの絵やきょうりゅう、かっぱ、ゾウ、かえるをかきましたね。そのとき教えてもらったことはまだ全部頭のなかにはいっています。あのときは、まだ夏だったので暑かったですね。でも暑さがとぶぐらい楽しかったです。あのとき始めて「扇状地」というのを知りました。その時、扇状地のしくみがよくわかってよかったです。ありがとうございました。
九月には大台スキー場に行きましたね。その時に太田を勉強してためになりました。それから虫もいっぱいいてみんなでつかまえたりもしました。本当にありがとうございました。太田のことを勉強して私はこれからかんきょうのことを考えて、ゴミをポイ捨てや水の使いすぎをしないようにしたいと思います。それと、太田の良さもあらためて実感できました。これらも、飯島先生のおかげだと私は思います。
これからも私たちに太田のよさや、生き物のことを教えてください。楽しみにしています。
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季節の中で一番寒い冬がやってきました。今年の太田町は大雪です。茨城県はどうですか。飯島先生はかぜをひいていませんか。ぼくは、元気です。
去年七月に、生き物とお話する方法の勉強でカエルのくらしのことなどおしえてくれてありがとうございました。その勉強で散居集落、扇状地をはじめて知りました。九月の勉強での大台スキー場からのけしきはきれいでしたね。この勉強で知った太田のよさを大切にしていきたいです。そしてこの太田のよさを未来に残していきたいです。
また秋田県大仙市立太田南小学校に来ていろいろな勉強をおしえてください。そして、ぼくは、牛久サイエンスフェスタにいくことになりました。その時もいろいろなことを教えてください。それではさようなら。
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飯島先生寒いですけどお元気ですか。茨城県では雪はふりましたか。秋田県ではたくさんの雪がふりました。
7/9の事おぼえていますか。しちょうかくしつで私たち4年生に「生物とおはなしする方法」という勉強を教えていただきありがとうございました。最後には、太田は扇状地だよともおしえてくださいました。
9月の事もおぼえていますか。大台山で青空教室をやりました。あの時後の方で30分くらい虫や草の名前をおしえてくれましたね。「ショウリョウバッタ」「おんぶばった」「コウロギ」など色々おしえてくれましたね。
あれから色々な事を調査しました。私は「わき水」を調べました。わき水のわく所やきれいな水の所にしかいない魚をしっていますか。そう、「イバラトミヨ」です。わき水は雨水が地中にしみそのまませんすじょうにわき出ます。「イバラトミヨ」の事も少し、調べました。一回「イバラトミヨ」の池に農薬がはいってきて、「イバラトミヨ」のエサの「よこエビ」がいなくなってしまった事がありました。ちなみに「よこエビ」はよこにうごくので「よこエビ」というそうです。「イバラトミヨ」の池は年中十五度くらいで夏でも冷たくきれいだそうです。
これをしらべるまえは、「横さわささら」を調べました。「横さわささら」ではあくりょうばらいやじんじゃお石のまえでおまいりをすることもしれました。その結果太田のお宝は「水と森林」だという事がわかりました。これをしらべたのも太田の宝をしったのも飯島先生が7/9にきてくれたおかげです。ありがとうございました。これからも太田のの宝そしてそこにすむ「イバラトミヨ」と「ハグロトンボ」をたいせつにしていきます。「ハグロトンボ」とは「ちょう」のようにとぶ「トンボ」の事です。
これからもお体にきをつけて「インフルエンザ」や「ノロウイルス」にきをつけて元気にすごし、「元気で明るい飯島先生」にいてください。私も、「かぜ」や「ノロウイルス」や「インフルエンザ」にきをつけて元気で明るいクラスや元気で明るい毎日にして元気で明るい学校にしていきたいです。最後になりますが、太田の宝をしれたのも飯島先生のおかげです。
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飯島先生、このごろ寒いですね。秋田は、大雪でとても寒いですが茨城には、雪はふりましたか。
七月九日に初めて会った時にかっぱとにている生き物がいるんだと教えてくれたのを覚えていますか。その生き物はかえるだということは私はしかっりおぼえています。扇状地とゆうこともしりました。扇状地は扇形になっていることもしりました。二回目に、飯島先生と大台山に行きましたね。そのときは、とっても楽しかったです。
それから、ハグロトンボについて調査をしました。その結果は、ハグロトンボは、すずしくて、川の近くにいるのだとゆうことが分かりました。それに、イバラトミヨは、横エビを食べます。一回だけ、のうやくが入ってきて、横エビが死んでしまいました。でも、イバラトミヨは、生きていました。でも、今は横エビを食べて生きているそうです。
私は、これから、わき水を使いすぎないようにしたいです。そのわけは、わき水を使いすぎると、わき水がなくなってしまうからです。それから、私はハグロトンボを、あまり、あみでつかまえないようにしたいです。これからは、イバラトミヨとハグロトンボとわき水を大切にしていきたいと思いました。それに、太田はとってもお米(秋田こまち)はおいしいです。私達の給食は、秋田の米です。すごくおいしいので、ぜひ、食べてみてください。
飯島先生、このごろインフルエンザが、はやっているので、気をつけてください。お体に気をつけて、お仕事をがんばってください。また、たくさん教えてください。飯島先生にまたこんど会えるのを楽しみにしています。それではさようなら
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寒い日がつづいていますが、いかがおすごしですか。ぼくたちはかぜなどにまけずに元気にすごしています。
去年九月に大台スキー場に行っていろいろな植物などを見に行ったときは楽しかったです。そのときに、いろいろな植物の名前や、トンボなどの体などいろいろなことを教えてくれてありがとうございました。他にもいろいろな太田のいいところを教えてくださってありがとうございました。この勉強をしてぼくは、太田には、自然というお宝がたくさんあることが分かりました。ぼくは、地下水などはむだに使うとなくなることがわかったので、むだに使わないようにして、大人になってもまだ地下水があるようにしたいです。
まだまだ寒い日がつづくのでかぜなどひかないようにしてください。そして、また太田南小学校にきていろいろ教えてください。
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季節の中で一番寒い冬が来ましたね。かぜはひいていませんか。ぼくは元気です。
七月九日の時は、絵をかいたり生き物とお話しする方法などテーマを決めてやれてすごく楽しかったです。そのじゅ業で散居集落や扇状地など知らない言葉をいろいろ覚えられました。ぼくは、このじゅ業で、もっと生き物の体のつくりを知りたいなと思いました。そのために太田を大切にしていきたいです。
また、秋田県大仙市立太田南小学校でじゅ業をしに来ていろいろな事を教えてください。ぼくはいつでもまってます。さようなら。
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一年の中で一番寒い季節になりましたが、飯島先生はお元気ですか。私達は元気です。秋田県では、とても雪が多く、雪よせがとても大変です。茨城県ではどうですか。
去年の七月に、生き物とお話しする方法を教えてくれて、ありがとうございました。その勉強で、私は初めて知ったことがたくさんあります。イバラトミヨやハグロトンボのことも知り、調査をすることを思いつきました。それに、動物の特徴やくらし、住みかを教えてもらったときには、今まで知らなかったことがたくさん分かって、とてもうれしかったです。大台スキー場の山登りには私は行きませんでしたが、帰ってきてから、友達から、いろいろなことを教えてもらいました。この勉強をして、私は太田は、とてもすばらしい町だと思いました。この太田の自然を守っていくために、川をきたなくするようなことはしないで、森林を大切にして、私達のできることをやっていきたいと思いました。そして、私が大人になっても、太田の自然を、未来の太田の自然に受けつぎたいです。また、水がきれいで森林がたくさんの、この太田の自然を、なくさないように努力をしたいと思います。
だんだん春に近づいていますが、まだまだ寒いので、飯島先生も、風邪をひかないようにして下さい。そして、また、太田南小学校に来て下さい。
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飯島先生お元気ですか、ぼく達は元気です。インフルエンザが、はやっていますが、だいじょうぶですか、ぼく達は、今の所インフルエンザは、いません。
七月九日に総合の勉強を教えてくださってありがとうございます。ぼく達はこの勉強のきっかけで、なんと茨城に行く事になりました。これも飯島先生のおかげです。ありがとうございます。
ぼくは、この勉強をして、ハグロトンボやイバラトミヨと水と森を守っていきたいと思います。太田のよさを知ってぼくは、太田はいい町なんだなと思いました。
太田やイバラトミヨや森林や水がダメにならないようにゴミのポイ捨てや、水のむだづかいをしないようにしたいと思います。これからも、自然や水をだめにしないように守っていきたいと思います。
2013年1月21日~22日、牛久市立牛久南中の2年生がアサザ基金に職場体験に来ました。2日間の仕事を終えた子どもたちから感想が届きましたのでご紹介します。
小学校のビオトープで、カワセミが巣が作れるように崖を作りました。
小学校で授業しました
耕作放棄地で生物調査も行いました!
こどもたちの感想
拝啓
寒入りとともに寒さも本格的になりました。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。 さて、先日の職場体験学習では大変お世話になりました。日頃から興味のあったNPO法人アサザ基金の仕事について、いろいろ体験させていただき、とてもためになりました。今回の体験を通して、私は、仕事の大変さや厳しさと同時にやりがいや楽しさを実感することが出来ました。これからは、職場体験学習で学んだことを生かして、夢に向かって努力していきたいと思います。寒さも厳しいのでお体を大事になさってください。
まずは取り急ぎお礼まで。
敬具
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拝啓
日が長くなってきて春が近づいています。皆様はお変わりないでしょうか。さて、先日の職場体験学習では大変お世話になりました。小学生のころからお世話になっていたアサザ基金さんのお仕事についていろいろ体験させて頂きためになりました。今回の体験を通して私は、仕事するときの厳しさ、そして何かをやり遂げたときの達成感を学べました。アサザ基金の皆様の仕事に対する姿勢は大変勉強になりました。実際に働くことを通して、だれかのために働かなければ味わえない充実感、楽しさ、つらさなどいろいろなことを実感することができました。そう感じられたのも、お忙しい中私たちにご指導くださったみなさまのおかげです。ありがとうございました。
これからは、職場体験で学んだことを生かして夢に向かって努力していきたいと思います。
寒さも厳しいですのでお体を大切に願います。
敬具
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拝啓
冬のきびしい寒さが続きますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日の職場体験学習では大変お世話になりました。日頃から興味のあったNPO法人アサザ基金様のお仕事について、いろいろ体験させていただき、とてもためになりました。今回の体験を通して私は、二つのことを学ぶことが出来ました。一つ目は、仕事の大変さです。アサザ基金様全員のお姿を見ていて、とても大変なお仕事ということがわかりました。特に小学校などにいって授業をする姿などとても手の回らない状況にあることがわかりました。二つ目は、皆さんの親切さです。初対面の人にも思いやりをかけたり、仕事で大変だったにもかかわらずいろいろな知識を教えていただいたり、水田になるところに行った時は、私たちが泥の沼地へはまった時も助けていただいたりとても勉強になりました。実際に働くことを通して仕事の厳しさや大変さを実感しました。ほんとうにおいそがしいところありがとうございました。これからは、職場体験で学習したことを次に活かして生活していきたいと思います。
寒さもまだまだ続きますので、お体お大切に願います。まずは取り急ぎお礼まで。
敬具
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拝啓
寒さに身のすくむ毎日です。皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日の職場体験学習では大変お世話になりました。日頃から興味のあったアサザ基金の仕事について、いろいろ体験させていただきとてもためになりました。今回の体験を通して、私は二つのことを学ぶことが出来ました。一つ目は、仕事への姿勢です。何気なく見ていただけではわからなかったことが実際に体験したことでわかりました。二つ目は、相手への接し方です。アサザ基の皆様の相手に対する姿勢は大変勉強になりました。実際に働くことを通して、仕事の厳しさや大変さを実感しました。しかし、働くことのやりがいや充実感を感じることもできました。そう感じられたのも、お忙しい中私たちをご指導くださった皆様のおかげです。ありがとうございました。これからは職場体験学習で学んだことを生かして、夢に向かって努力していきたいと思います。寒さも厳しいですから、お体お大切に願います。
まずは取り急ぎまで。
敬具
茨城県鹿嶋市立豊津小学校の3年生と5年生から飯島の出前授業の感想がイラストつきで届きましたのでご紹介します。豊津小学校は北浦のほとりにあり、霞ヶ浦流域で最も湖に近い学校です。その為、子ども達は北浦にとても興味を持っていて授業ではたくさんの質問が出ます。
こどもたちの感想
5年生の感想
一学期は、来ていただいて、ありがとうございました。ゲンゴロウや、ヤゴを探した事が、とてもおもしろかったです。また、その生物などの事をくわしく教えていただいたのも楽しかったです。その事をもとに、今北浦について調べています。未来、私の子孫が生きているころ、北浦は、きれいになっているといいと思います。また、機会があればきてください。
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わたしたちは、3年の時にならったことをまとめて「北浦かいぜん計画」をかいています。それから「リサイクル」のこともやっています。「リサイクル」は、プラスチックでなにができるか、をかいています。プラスチックは、かべやフライパンにもつかわれていることがわかりました。
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一学期は、カッパや、とんぼの絵とかの書き方や、生き物の調べ方を教えて下さってありがとうございました。アサザさんが教えて下さったおかげで生き物を調べるのが大好きになりました。本当にありがとうございました。「また、豊津小に来て下さい。」
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一学期はありがとうございました。ぼくたちは今リサイクルや北うら改造計画などをやっています。北うら改造計画では北うらの魚をどうやったらふやせるかなどをしています。リサイクルではリサイクルできる物などを調べています。
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3年生の感想
北うらの事と植物の事を教えてくださってありがとうございました。いろいろな植物や魚の事が分かってよかったです。また今度学校に来たとき、またいろいろな事を教えてください。
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北浦について、教えてくださって、ありがとうございました。こいの歯を、見せてくれて、ありがとうございました。さいごの時間の時に、トンボのしゅるいを、見せてくれて、ありがとうございました。
従来の公共事業は個別型自己完結型事業の典型であり、湖の環境や社会を分断しバラバラにする役割を果たしている。このような公共事業が継続され続ける限り、湖と共存するための社会システムを構築することは困難である。従来の公共事業は決まった点と点を結ぶ事業であり、各省庁の縦割りが反映されるため、他の事業との関連性がなく、そこには利権も生じやすい。
もうひとつは、行政が過去に決定した公益に基づいて公共事業が実施されることで、環境破壊を引き起こしているという問題である。「公益との調整」は自然保護の展開を阻む大きな壁となっている。公益の見直しを避けては、真の自然保護や環境保全は実現できない。わたしたちの社会における公益とは固定したものではなく、社会変化(ネットワーク型循環型社会の構築)に伴いそのあり方は大きく変わるものである。
社会に循環を生み出すためには、個々の取り組みや技術が自己完結しないことが重要である。取り組みが取り組みを連鎖的に生み出しながら、ネットワークが生成されるような展開が必要となる。それにより、公共事業も分野の境界を越え、地域全体に波及効果を及ぼすことができるようになる。これによって、公共事業が根本的に変わる。
市民型公共事業は、ある事業の波及効果が広域ネットワークをとおして地域全体に、自然のネットワークと重なり合うように、既存の枠組みを越えて広がる公共事業であり、生活者の視点をもったNPOがコーディネーターとなって展開するものである。
茨城県牛久市立牛久小学校の4年生から授業の感想が届きましたのでご紹介します。この日は、学校のビオトープとプールの生きもの観察をしました。
こどもたちの感想
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わたしは、ヤゴとりが楽しみで夜もほとんどねむれませんでした。今度からは、もっと、もっと、も~っと生き物と話せるようにするので、その時は、ぜひ牛久小学校に来てください。ありがとうございました。
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わたしは、ヤゴとりをやるまえすごくどきどきしました。ヤゴは、プールの中にいるのかしんぱいでした。でも、あみを水の中にいれてすくってみたら、おち葉といっしょにいっぱいとれました。さわってみたら少しきもちわるかったけど、少しかわいかったです。アサザき金のみなさんのおかげで、おおくのことをまなべました。ありがとうございました!
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今日は、みなさんのおかげで楽しい思い出ができました。ヤゴのあごをだしたらうすみどりっぽいものがありました。アサザキ金のみなさん、今日はありがとうございました。生き物を大切にしようと思いました。
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ぼくは、ヤゴとりがとてもたのしみでした。プールに入ると落ち葉とかしかなかったのですが、落ち葉といっしょにほりだすとヤゴが4~3ひきもいました。これからも生きものとお話しできるように勉強したいです。ありがとうございました。
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わたしは、このときをたのしみにまっていました。でもプールにいってヤゴとりをしてみると、いがいとくさかったです。わたしは、ヤゴがさわれなかったのにさわれるようになりました。とてもたのしかったです。これからも生きものとおはなしできるようにがんばります。ありがとうございました。
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この前の総合の時間、ありがとうございました。それで、ヤゴのことをたくさん知りました。例えばアゴがのびたり、真正面から見ると笑っているように見えることも、わかりました。次、会う日もよろしくおねがいします。
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アサザプロジェクトには、延べ10万人を超える子ども達が参加しています。
このページでは、アサザプロジェクトの総合学習などに参加した子ども達の声を紹介します。
子ども達が授業中に書いたノートや学習の成果をまとめたポスターなどを紹介します。子ども達の心の動きや学びが広がっていった様子を感じ取ってみてください。
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八郎がたのスーパースター 八郎太郎(はちろうたろう)!大きな竜の物語
きみには、好きな物語がありますか。きみは物語を読んで感動したことがありますか。物語には、人々に夢や勇気をあたえる力があります。
秋田県では、かんきょうがわるくなってしまった八郎がたを物語の力で良くしようとしている子どもたちがいます。八郎がたでは、昔のような自然がゆたかできれいな水の湖にとりもどすためにさまざまなとりくみがおこなわれてきましたが、なかなかうまくいきませんでした。多くの大人たちがあきらめかけていたときに、子どもたちが昔八郎がたにいた大切な生きもののことを思い出しました。それは湖に住んでいた大きな竜の物語の主人公、八郎太郎(はちろうたろう)です。
八郎太郎がいたころの湖は、水もきれいで、自然も豊かでした。「そうだ!八郎太郎をよびもどすことができれば、きれいな水も豊かな自然ももどってくるかもしれない!」そこで、秋田の子どもたちは、八郎がたに竜をよびもどす物語を作りはじめました。
八郎がたは、日本で2番目に大きな湖でした
八郎がたは、日本で2番目に大きな湖でした。平均の深さが4mととても浅い湖でした。八郎がたには、海からはしょっぱい水が、川からは真水(しょっぱくない水)が流れこんでいました。だから、海の魚も川の魚もいっぱいいました。それはそれは自然の豊かな湖でした。
昔は、八郎がたの水はすきとおっていて、中をのぞくと水のそこからはモグという水草がたくさんはえていて、そこには魚やエビなどがいっぱい住んでいました。モグというのは、水の底に根をはり、水の中でゆらゆらしている水草のことです。八郎がたは、モグがたくさん生えている湖で有名で、まわりに住んでいる人がモグをとってきて畑の肥料につかったり、かわかして綿(わた)のかわりにおふとんにつめたり、いろいろと利用していました。
八郎がたでとれたシジミやワカサギやシラウオは、つくだにに加工されて全国に出荷されるほど人気でした。八郎がたでは、人や生きもの、水などさまざまなものがつながりあってくらしていました。地域の人は、八郎がたをとても大切に、ほこりに思ってくらしていました。そして、大人は子どもに大きな竜・八郎太郎の物語を語りながら伝えていきました。
八郎がたでは「うたせぶね」という船を使って漁をしましたが、これはかすみがうらから伝わったものです。他にも、海に近いことや、広くて浅いことや、魚がたくさんとれた湖だったことなど、八郎がたとかすみがうらはよく似ています。そして今では、八郎がたはかすみがうらと同じように水のよごれやかんきょうが悪くなるなどの問題が起きています。
ひとびとが竜の物語をわすれてしまいました
八郎がたにゆたかな自然ときれいな水があったころには、竜も物語も元気に生きていました。<八郎太郎物語(リンク)>
八郎太郎は、八郎がたでたくさんの生きものといっしょに幸せにくらしていたそうです。地域の人々は、そんな八郎太郎を八郎がたと同じくらいとても大切にしていました。だから、今でも八郎がたのまわりには八郎太郎をまつる神社(じんじゃ)やほこらが多くあるのです。八郎太郎の物語は大人から子どもへと伝えられていきました。ところが、湖から自然が失われ水がよごれ、人々はだんだんと竜のことも物語のことも忘れてしまいました。
八郎がたは干拓されて、八郎湖になりました
多くの人々が竜や物語を忘れてしまうきっかけを作ったのは、湖の干拓(かんたく)工事でした。第二次世界大戦が終わった後、八郎がたでは干拓(かんたく)の工事がおこなわれました。干拓(かんたく)というのは、湖から水をぬいて湖の底を陸地にし、田んぼなどにすることです。八郎がたは干拓され、海と湖の間に水門ができて海からの道がなくなり、淡水(たんすい・海のしょっぱい水が入らない水のこと)の湖になりました。干拓の時に、八郎がたの半分くらいは水辺の自然がこわされてしまい、湖の面積も10分の1くらいに減ってしまいました。名前も「八郎湖」とよばれるようになりました。水はどんどんきたなくなり、最近はアオコが大発生して問題になっています。湖の中にたくさん生えていたモグも今ではほとんどなくなってしまいました。最近はブラックバスなど外国からきた魚がふえてきたために、もともと八郎がたに住んでいたワカサギなどの魚を食べられてしまい減っています。
地域の人々もだんだん八郎がたにも近づかなくなってしまいました。八郎太郎の物語をみんながわすれてしまい、みんなの心の中にいた竜もいなくなってしまいました。
みんなで新しい八郎太郎物語をつくろう!
「昔のような美しい八郎がたをとりもどしたい!」地域の人が立ち上がりました。でも大人の人たちが手をつくしてもなかなか湖はきれいになりません。大人たちがあきらめかけていたときに、大人たちに勇気と希望をあたえてくれたのが、子どもたちでした。子どもたちが作り始めた物語の力が大人たちを動かしたのです。子どもたちは「おかえり八郎太郎物語」という物語をつくりはじめたのです。むかし、八郎太郎がいたころの物語が「八郎太郎物語」でした。でも、八郎太郎が一度いなくなってしまったので、今度は八郎太郎が帰ってくる物語がひつようです。「これからは八郎太郎をよびもどす未来の物語『おかえり八郎太郎物語』をつくろう!」と、2004年から八郎がたのまわりでアサザプロジェクトをお手本にした取り組みが始まりました。子どもたちは考えました。八郎太郎にもどって来てもらうには、どうしたらいいのだろう。まず、八郎太郎と一緒にくらしていた生きものたちをよびもどそう。生きものとお話しする方法を学習して、生きものたちから湖をよくする方法を教えてもらおう。
そして、八郎がたの悪いところだけを見るのではなく、八郎がたのいいところを見つけ出して、そのいいところをもっとふやしていこう。そうすれば、八郎がたもきっとよくなっていくはずだ。おかえり八郎太郎物語の主役は、子どもたちです。子どもたちは、夢やそうぞう力があるからです。そして竜や生きものと友だちになれるからです。この新しい物語づくりには、これまでに1万人以上のこどもたちが参加しています。竜といっしょに生きていた昔の人からも教えてもらいました。
石川理紀之助(りきのすけ)の教えから学ぶ
子どもたちは生きものとお話しする方法を学習することで、生きものたちがその土地の特色をいかしてくらしていることに気づきました。そして、人間も自分たちの土地の特色をよく知り、生かしてくらすことで、自然をこわさずに生きることができるのではと考えるようになりました。
じつは子どもたちと同じことを考えていた人が、昔地元にいたのです。それは、八郎がたの近くで江戸時代から大正時代にかけて生きた、石川理紀之助(りきのすけ)という人でした。多くの人たちからそんけいされた人で、農業だけではなく自然や土地の歴史、人々のくらしなどさまざまな知識や知恵を持っている人でした。石川りきのすけは、特に秋田の貧しい村を救うために力をつくしました。村を救うためには、決まり事をたくさん作るのではなく、村人が自分の村の特色やいいところを学び、いいところをいかした特産品づくりや村づくりをしていくことが必要だと考えていました。そこで石川りきのすけは、『適産調べ(てきさんしらべ)』ということを行いました。適産調べとは、八郎がたのまわりを中心に、自分たちの村をすみずみまで調べて村のとくちょうやいいところを見つけ出し、それらのいいところをいかしてこれからの村をどうしていくのか、村の人たちと計画をたてていくものでした。
石川りきのすけは今から100年近く前に生きた人ですが、りきのすけの取り組みや考え方は、これから八郎がたをよみがえらせていく方法を考えるときにとても参考になります。りきのすけのように、地元を見直すことで、いつもはあたりまえのものだと思っていたものが宝ものに見えてくることがあります。そうです。人々が八郎がたをよみがえらせる宝ものがすぐ足元にねむっていることに気づき、その宝ものをいかしてこれから八郎がたをどうしていけばいいか計画を立てて実行していけば、きっと八郎がたをよみがえらせていくことができるのです。
子どもたちがはじめた、八郎がたのブランドづくり!「子ども適産調べ」
八郎がたの近くにある大久保小学校(今は、大豊小学校になりました)の4年生の子どもたちは、八郎がたに八郎太郎をよびもどすには、八郎がたの環境にいいもの(たとえば、無農薬のお米やつくだになど)を増やしていくことが必要だということに気づきました。そういうものをもっとたくさんの人に知ってもらったり、買ってもらったりしてもらうためには、その「物」を手に取ってくれた人に物が「語りかける」ようになればいいんだ!つまり「物語」です。物が人々に語りかけるようにするためには、物にま法をかけるひつようがあります。子どもたちは物にま法をかけるために、子どもたちの八郎がたへの想いや願いをこめたシンボルマークを作ることにしました。
シンボルマークを作る時には、みんなで何度も話し合いました。そして「多数決はしない!」ということを決めました。多数決をしたら、そこで物語が終わってしまうからです。4年生70人が、それぞれいろんな意見をもっています。その意見がぶつかることもありましたが、その時には2つの意見をどちらもふくまれている新しい考え(アイデア)がうまれました。ひとつのマークができるまでたくさん話し合いました。最後に全員が満足するマークができました。このとき、子どもたちひとりひとりが物語の主人公になっていました。
このマークには、たくさんの想いがつまっています。このマークのテーマは「つながり」です。
竜も物語も子どもたちの心の中で生きていたのです。だから、子どもたちは物にま法をかけるマークをつくることができたのです。子どもたちの学習はその後もつづきました。5年生になってからは、八郎がたの特産(とくさん)であるつくだににマークのついたシールをはってもらえるように、お店の人にたのみに行きました。シンボルマークの意味を伝えることはなかなかむずかしかったですが、お店の人に想いが伝わり、6年生の時にシンボルマークがはられたつくだにが、道の駅やお店に並びました。子どもたち想いが伝わり、大人たちも動き出しました。2012年には東京の上野駅でも八郎がたを大切に思う人たちが作ったお米や野菜などにシンボルマークを貼って販売しました。東京でも150人をこえる人たちに買ってもらうことができ、物語の輪(わ)がひろがりました。子どもたちが作った物語が本当に人々を動かしたのです。
八郎がたのまわりにあるその他の小学校でも、それぞれの地域の特色を生かして八郎がたの再生を目指す取り組みをおこなっています。そして、新しい物語が次々と生まれています。
このように、子どもたちが主役の八郎がたに竜をよびもどす物語は、たくさんの人の心にひびき、広がっています。物語の力をもっともっと大きくして八郎がたの再生につなげていくために、みなさんもおかえり八郎太郎物語づくりにさんかしませんか。
秋田の子どもたちへ
秋田県は、高齢化(こうれいか)が日本で1番すすんでいる県です。多くの子どもたちが、大人になると秋田を出ていってしまい人口がへっています。八郎がたのまわりの学校に授業に行っても、子どもたちから「秋田には仕事がないから、将来は県外に出るしかない」という言葉をききます。
でも、これまで「おかえり八郎太郎物語」に取り組む子どもたちの活動を読んできてくれた君は気がついてくれたと思います。自分の住んでいる地域のいいところをもっとよく知って、それらのいいところをいかして多くの人々に語りかけるものを作ることができるようになれば、君にも秋田で新しい仕事をつくることができるし、秋田でなければ作れないもので、全国に発信(はっしん)していくことができるのです。そのような若い人たちがふえていけば、秋田県も八郎がたももっと元気になっていくはずです。未来の秋田をつくっていく主人公は君です。がんばってください。
2003年から日本電気株式会社(NEC)とアサザ基金と協働で「NEC田んぼ作りプロジェクト」を行っています。
従来から取り組みが困難な課題とされてきた霞ヶ浦流域で、荒廃の進む水源地である谷津田を再生し、くい止めることに初めて取り組んだのが、アサザ基金とNECのこのプロジェクトです。
このプロジェクトは、霞ヶ浦流域の自然再生における先駆的なモデルとなっています。
耕作放棄された谷津田の事前調査から、計画作り、復田作業、米づくり、地場産業と協働による酒造りに取り組んでいます。

プロジェクトの概要
霞ヶ浦は大きな流入河川が無く、水源地は流域に広がる1000を越える谷津田となっています。
谷津田は、森に育まれた豊富な水が利用できる反面、農業の機械化が進む中で、湿田・深田が多く、生産効率が悪いため、作業がしにくく早くから放置され、その大半が荒廃しています。

2003年から石岡市東田中地区で谷津田再生活動を実施、アサザ基金が1996年以降長年構想していた水源地再生のブランド地酒をつくるプロジェクトが実現しました。
そして、2010年には、それまでの経験(3,712㎡)を活かしてより大規模な谷津田全体(22,965㎡)を再生する事業を牛久市上太田地区で着手しました。
当プロジェクトの上太田の谷津田は、耕作放棄され、長いところで40年の年月が経ってしまいました。再生は谷津田1本(谷筋全体)の23反、全長1000mを対象とします。

この谷津田を、トキの生息環境を再生するための実物大モデルとして位置づけ再生します。再生した田んぼで月に1度のトキの餌量調査や、生物調査を実施することで、数値化された効果を元に「再生モデル」をつくり、牛久市内に多数点在する谷津田保全、ひいては霞ヶ浦流域全体の谷津田保全につなげます。

「100年後にトキの舞う霞ヶ浦を」という目標を共有し、夢の実現に向けて挑戦し続けています。
プロジェクトの特徴
・NECの本業であるIT分野(気象情報を計測・蓄積・配信するネットワークセンサーを霞ヶ浦の自然再生に活かす、アサザ基金とNECのビジネスモデルづくりを通して始まりました。
・そして、取り組みが困難な課題とされてきた耕作放棄された谷津田に、新しい社会的価値を見いだそうと、IT企業とNPOが連携して初めて挑みました。
NECのHP内 田んぼづくりプロジェクトページ
http://jpn.nec.com/community/ja/environment/tanbo.html
(外部リンク:上記をクリックすると、NECのホームページへ飛びます)
地酒づくりが谷津田を中心に循環することで、谷津田の自然、地元農家、地域企業(酒蔵)に新しい環が生まれ、持続可能な社会システムへと成長しました。この取り組みをモデルに、他の地域にも、同様の取り組みが発展するきっかけを作りました。

・社員ボランティアが、さらに経験を重ね、より主体的に再生活動を行っていく、「達人コース」が生まれました。達人コースでは、谷津田を構成する水の湧く森や竹林の整備、試験的な酒米の栽培などを行っています。
プロジェクトの効果
・この取り組みによって、谷津田でも無農薬・無化学肥料で健全な稲がとれることがわかり、里山本来の生き物が帰ってきました。
・社員自らが、耕作放棄地の状態と、復田開始後の四季を通じた生きもの調査を行いました。再生後の谷津田では様々な生きものが見られるようになり、中でもトンボの種類や数に著しく変化が現れました。
・トキが暮せるだけの豊かな生態系を取り戻すことを目標に、毎月生物量の調査(単位面積あたりの生物量調査)を行っています。その評価をもとに、霞ヶ浦流域単位での生物多様性ビジョンを広げていくことができるようになりました。
・この取り組みを通して、流域の酒造メーカーが日本酒の新たなブランド化へ、道筋をつくることが出来ました。
・のべ9,500人の社員・家族が、谷津田再生の体験を通して、実際に生物が戻ってくる様子を目の当たりにすることは感動的でした。
・参加者が普段食べているお米を実際につくる活動に参加することで、参加者の生物多様性への意識高まり、景観の復元につながる成果を実感することは、環境意識の向上につながりました。
・参加者の中から達人コース(主体的に谷津田再生の取り組みを推進する人材)の育成にも発展しました。
・活動のつながりが、地元の酒蔵や、知的障害者授産施設など、他の企業へ広がりました。
プロジェクトの活動内容
<計画の策定>
まず荒廃した谷津田が、どのような問題を抱えているのか調べます。実態評価、生物調査、荒廃した谷津田の問題点の抽出といったプロセスを経て、1000mにもわたる谷津田全体をどのように再生していくのか長期計画を立てました。そして、以下の作業に取り組みながら、継続的なモニタリングも実施して行きます。

<復田作業>
復田作業は、社員ボランティアの人海戦術で取り組みます。

<米づくり>
種籾、育苗から無農薬にこだわります。そして、手作業での田植え、人力での草取り作業を行います。草取り後に鑑賞できるヘイケボタルは、守り続けてきた谷津田再生の証でもあります。稲刈りや脱穀も手作業です。昔ながらの道具を用いた脱穀作業は、大変ですが楽しい収穫の一時です。

<里山の整備>
谷津田周辺の森林荒廃が進みつつあります。そこで、竹林や雑木林の整備も併せて行います。谷津田に連続した環境である森林の保全も生物多様性の視点で取り組んでいます。

<トキのえさ量調査>
100年後にトキが舞う谷津田を目標にし、トキが生息できる環境にどのくらい近づいているか、単位面積あたりの生物量を継続して調査しています。

<酒仕込み、蔵出し>
地元白菊酒蔵の酒造りで、社員自らも体験しながら仕込み「愛酊de笑呼」が完成します。また、瓶詰め後のいくつかの作業は、知的障害者授産施設「あけぼの荘」に委託しています。

プロジェクトとアサザプロジェクトの位置づけ
地域活性化
一度は価値が失われ耕作放棄された谷津田に、地域、企業、NPOが協働することで、新しい価値を創造する最初の事業になった。
企業との協働
アサザプロジェクトが展開する霞ヶ浦流域レベルのネットワークを活かした技術展開(ネットワークセンサー)を、NECと共同開発する取り組みから、水源地である谷津田の保全システムの構築に発展した。
環境教育
普段、都会で働くNEC社員が、事前調査・計画の策定・復田・米づくり・地酒造りという価値創造的な取り組みの全プロセスを体験する。環境意識が啓発され再生現場で得た新たな発想が生まれ、新たな視点の技術開発に繋がる。
循環型社会
地域に根ざした伝統的循環型社会を代表する谷津田の再生を通して、IT企業と共に伝統を活かした循環型社会の構築を行うことが出来る。
社会を変える
大手企業とNPO、地場産業がそれぞれの持ち味を活かしながら協働し、環境保全や地場産業振興を進めることで、解決が困難とされていた環境問題への解決策を示すことが出来た。先進的な取り組みとして、社会にも大きなインパクトを与え続けている。
自然再生・生物多様性
一本の荒廃した谷津田全体を再生対象とした、生物多様性保全の実物大モデルとなる。このモデルを、流域全体の谷津田再生に広げていくことで、霞ヶ浦の生態系を保全し、トキが普通に見られる環境を目指している。
学校の周りを生きものになったつもり で調べたら、学校の近くにある谷津田 は牛久沼につながる生きものの道だと いうことがわかりました。
どうしたらもっとたくさんの生きもの が学校やビオトープに来ることができ るかをみんなで考えています。
主な取り組みの様子
2013年5月17日 プールの生きものとお話しよう!
今日は牛久二小の4年生の授業に行ってきました。今回の授業は1・2限続けての授業で、1限目には生きものとお話するために「体のつくり」や「すみか」、「くらし」について学びました。2限目には、学校のプールに行き、さきほど学んだ生きものとお話しするためのポイントを意識して、ヤゴをつかまえて観察しました。アキアカネ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマのヤゴが見つかって、子どもたちは大喜び!種類によって体のつくりも少しずつ違いがあることを、スケッチしながら発見できたと思います。(牧野)
原宿 森の風プロジェクト
2012年3月18日 風船トークvol.5 in 表参道
「息を吹き込む、碧く湿った息を、都市に眠る竜にそうっと」
エッセイ 膜の様式で都市を丸ごと里山化
「原宿表参道 まち歩き・風歩き・いきもの歩き」イベント
「原宿表参道 森の風・森の恵プロジェクト」の一環として、明治神宮の大きな森から街に流れ込む涼風や生き物の道を感じながら表参道を歩き、新たな文脈で都心に潜在する価値の発見を行います。
これまで、原宿表参道に眠っていた魅力や価値を掘り起こしていくために、明治神宮の森から広がる風の道や都市の中を移動する生きものたちの道、コンクリートジャングルに潜在する里山、欲望のデザイン、これらの魅力や価値とともに土深く眠る竜、など様々な文脈で原宿表参道という都市空間を読み解いてきました。
そして、魅力に気づいてもらうことから生まれる都市と自然が共存する新しいライフスタイルやブランドづくり等をとおして、竜を目覚めさせ、表参道の未来図を描いていくことを目指しています。
風船トークvol.3「都市のノマドたちが里山の竜をよみがえらせる」

日時:2011年2月9日(水)19:00~21:00(開場18:30)
場所:アップリンク・ファクトリー
参加費:一般2500円 学生2000円(1drink込み)
等々力 政彦(トゥバ民族音楽演奏家)
飯島 博(NPO法人アサザ基金 代表理事)
心に浮かんだ言葉を自由に語り合い、都市に眠る竜を目覚めさせるトークショー。
これまで明治神宮の森から広がる風の道や都市の中を移動する生きものの道、コンクリートジャングルに潜在する里山、欲望のデザイン、これらの魅力や価値とともに土深く眠る竜、など様々な文脈で原宿表参道という都市空間を読み解いてきました。
第3回目の開催となる今回は、風を感じ、地形を読み、生きものや自然と対話し、管理された空間を越境するノマド(遊牧民)の文脈で都市を読み解きます!
等々力政彦さん(トゥバ民族音楽演奏家)をゲストにお迎えし、南シベリアの民族音楽と共に、トークとライブで都市の竜を目覚めさせる物語を紡ぎます!
■等々力政彦さんプロフィール
トゥバ民族音楽演奏家。10年以上にわたり南シベリアで喉歌(フーメイ)などのトゥバ民族の伝統音楽を現地調査しながら、演奏活動をおこなっている。あがた森魚、朝崎郁恵、安東ウメ子、EPO、OKI、押尾コータロー、古謝美佐子、大工哲弘、Huun-Huur-Tuなど内外のミュージシャンと共演、およびアルバム参加。嵯峨治彦(モンゴル民族音楽)とのユニット「タルバガン」、OKIのFar East Bandで活動。
表参道を起点に都市空間を「生きもの」や「風の道」といった新たな文脈で読み解きながら、都市に潜在する意味や価値、そして竜たちを浮上させていくトークセッション。毎回、表参道に関わる様々な人々と共に、自由で創造的な雰囲気の中で語り合い、物語を紡いでいきたいと思います。都市に眠る竜たちをめざめさせるプロジェクトに、ぜひご参加ください。
原宿表参道 まち歩き・風歩き・いきもの歩き 2010.秋

日時:2010年10月17日(日) 午前の部 10:00~/午後の部 15:00~
(雨天時は10月24日に延期します。)
場所:神宮橋(原宿駅「表参道口」から明治神宮へ向かう途中にある橋)に集合し、表参道界隈を自由に歩いていただきます。
参加費:無料
風船になぐらし(沖縄県多良間島の子ども達のメッセージが入ったサンゴのかけら)をつけ、原宿表参道のまちを風にのって歩きます。
途中で出会う生きものたちが、風の道を教えてくれるかもしれません。
明治神宮の森から広がる生きものの道、風の道に関して、お店の人やまちで暮らしている人達から聞き取りなどを行います。
そして、風の道・生きものの道を都市に広げて行く方法を考えます。
表参道・原宿の子どもたちと野外観察!

原宿表参道・森の恵み・森の風プロジェクトの一環として、2009年から毎年夏に、表参道に位置する小学校の子供たちと野外観察を行っています。
表参道をはじめ、原宿、明治神宮など、東京の大都会を毎回約10名の子供たちと一緒に生きものの目線になり見直します。
するとそこには今まで気づかなかった、明治神宮、代々木公園からつながる生きものの道が見えてきます。
2009年7月30日
学校に集合した子ども達は生き物好きのつわものぞろい!
開始早々けや木通りで、虫取り網とかごをもってあるいていると、なんとカブトムシを発見!子どもも大人もみんな大興奮!

8月19日
この日はけや木通りで虫取り網の中にヤモリが!前回のカブトムシに引き続き、思いがけないサプライズにみんな大興奮!

8月25日
この日は表参道から 原宿を通り、東郷神社へと向かいます。
原宿では道路の下を流れているという渋谷川の音に補聴器を使って耳をすませます。川の流れる音は聞こえたかな?

東郷神社では、水辺を好むコシアキトンボを発見!たくさんのセミのぬけがら集めました。
3回の野外観察の中で、まちを違う目線で見つめなおすと、自然とはかけ離れた世界のように思っていた原宿、表参道には、明治神宮から生きものの道、風の道が広がっていることがわかりました。
そして何より子供たちの感性のするどさには感動しました!スタッフが下見をした際は、まったく生き物を見つけることができなかったまちで、子供たちは次々に発見をしてくれました。
今後プロジェクトは多くの人を巻き込んで展開していく予定です。皆様こうご期待を!
原宿表参道まちエコキッズ・ネットワーク
・NPO法人アサザ基金
http://www.asaza.jp/
Tel: 029-871-7166 Fax: 029-801-6677 mail: asaza@jcom.home.ne.jp
・(株)ジャパンエリアマネジメント
http://areamanagement.jp/
Tel: 03-3835-4506 mail: info@areamanagement.jp
・商店街振興組合原宿表参道欅会
原宿表参道まちエコキッズ・ネットワークへの参加お願い
この「原宿表参道まちエコキッズ・ネットワーク」は原宿表参道を舞台に多くの方に関わっていただきながら、竜動的に展開、発展していくネットワークです。
ぜひネットワークへご参加ください。
・プロジェクトスポンサー
資金面でのサポート(プロジェクト全体、もしくはイベントごと)
風船広告への協賛
・プロジェクト運営スタッフ
イベント運営スタッフ(MAPの作成、ポスター、チラシ作成、当日運営等)
協力者のご紹介
プロジェクトの展開にあたり、ご協力いただける方がいらっしゃいましたらご紹介ください。
・地元の方のご協力
表参道の昔のようす(歴史やくらし)や、生きもの、森のことを教えてください。
イベントスペースのご提供、ビオトープネットワークへの参加
・沖縄との連携協力
多良間島の黒糖を使ったメニューの開発・販売
・広報
イベントの告知、参加者の募集
プロジェクト運営スタッフの募集
原宿表参道まちエコキッズ・ネットワークにご興味を持っていただけましたら、アサザ基金までご連絡ください。
皆さまのご意見、ご提案等お待ちしております。
原宿表参道 まち歩き・風歩き・いきもの歩きイベント開催
風船トーク「まち語り・風語り・いきもの語り」@アップリンク・ファクトリー
都市に竜が眠っている。
新しい物語をつくるのに、
鎖につながれた言葉はいらない。
まちになって、風になって、
生きものになって、
ふわふわと心の動くままに、感じたままに、
思い付いたままの言葉を
細い糸を頼りに
宙に浮かべながら竜動的に語り合う。
それが風船トーク。
表参道を起点に都市空間を「生きもの」や「森の風」といった新たな文脈で読み解きながら、都市に潜在する意味や価値を浮上させていくトークセッション。
今回は8月16日に渋谷UPLINK FACTORYにて初の風船トークを開催しました。
代々木の森を抱くように横たわる昔の谷地形(谷津田)に位置するUPLINK FACTORYから、都市に眠る竜たちを目覚めさせるプロジェクトが、いま動き出しました!


登壇者:飯島博(NPO法人アサザ基金 代表理事)
西本千尋((株)ジャパンエリアマネジメント 代表取締役)
村越義人(流石組プロデューサー)
本條 晴一郎(東京大学東洋文化研究所特任研究員)
場所:UPLINK FACTORY(アップリンク・ファクトリー)(渋谷区宇田川町37-18 トツネビル)
主催:原宿表参道・まちエコキッズ・ネットワーク
共催:商店街振興組合原宿表参道欅会
ふわふわと心に思い浮かんだ言葉を浮かべながら語り合うこの空間には、ステージと客席の間に壁はありません。
参加者と登壇者が一体にになった創造的な雰囲気の中で、いままでにないトークショーに皆さんもスタッフも一緒に非常に楽しみました。
風船ウォーク「まち歩き・風歩き・いきもの歩き」
風と一緒に歩けば、いつもと違う何かが、意外な出会いが待っているかもしれない。
東京都心の大きな森、明治神宮から真夏のコンクリートジャングルに流れ出す幾筋もの涼風。
今回8月21日に行われた風船ウォークでは、その森の風を案内人に、風やトンボと一緒に「動き」そのものになって、まちを歩いてみることから始めました。
当日は地元の原宿隠田商店街会長の佐藤銀重さんや、表参道に住む昆虫の専門家石川良輔さんによるお話をまじえ移り変わる原宿表参道の様子や、生きものがにぎわう昔の様子などを知ることができました。
そして、なんと東郷神社では都心部では姿を消したといわれていたハグロトンボ(涼しい場所を好み里山の清流に住むトンボ)を大発見!きっと明治神宮の森の恵の中で生き残っていたのですね!


他にも参加者の方のたくさんの発見や感想をご紹介します!
・気持ちのいい風を感じました。神宮の森からの風や水の流れるいい町ですね。竜神様が守ってくださっています。生きもの達もたくさん見られました。すばらしい地域を大切にしていきたいですね。
・今日はありがとうございました。普段何気なく歩いている場所でしたが、確かに風を感じました。風と共にたくさんの虫たち!バッタや蝶を発見!トンボも!小さい頃や山などでよく見た虫たちで、まさかこんな街の中でも元気に生きているとは!感激ですっ!これからはもう少し自分にも「風の目」をつけようと思いました。
・原宿は風の街。トンボもチョウも風にのって涼しく楽しんで街を行く。歴史と自然と人と、奥が深いぞ原宿は!
・護岸の跡がいろんなところにみられました!川に会いたい。
・風が谷に沿って流れているなんて知らなかったし、あんなに沢山の生き物達がいるなんて驚きでした。ちょっと注意を払わないと、まったく気付かない様なことが身の回りには沢山あるんだね。そんなことに気付けたのも嬉しかったです。
風船トーク、風船ウォークあわせ約80名の方に参加頂き、原宿表参道というコンクリートジャングルに眠る竜を、人々の心の中に潜む竜を、目覚めさせる物語が今動き出しました!
風船トーク、風船ウォークともに次回は10月に行う予定です!
ぜひみなさんも一緒に小さな物語紡ぎませんか?

脱温暖化・生物多様性保全に向けた価値創造的な取り組みのネットワーク展開
水墨の森から滲み出す水を、たっぷり筆にふくんで描く、水彩の街そして都市
1. もしも、明治神宮の森がなかったらどうなるだろう?想像してみよう。
東京都心のヒートアイランド現象は?みんなの暮らしは? 東京都心を明治神宮の大きな森が涼しくしてくれている?!
神宮の大きな森は、きっと真夏に涼風を街に送ってくれているにちがいない。
その涼風の通り道はどこにあるのかな?そして、どこまで涼風を広げていけるのだろうか。
森の風や生き物達と対話しながら、都市の中の自然の恵みを感じ取り、神宮の森の恵を活かした未来のまちづくりやみんなの暮らし方を考えていこう。
例)地球温暖化やヒートアイランド現象、地域の自然環境、環境技術などについての出前授業を入口に、地球環境と地域環境のつながりを理解する学習。まず、明治神宮周辺半径2㎞内の小中学校を対象。
2. 風の道、神宮の森から街に流れ込む涼風(森の風)は、どこをどう流れていくの?どうしたら、涼風が流れる道が見えるようになるのだろう?
地図で調べる、衛星画像を見る、温度計やセンサーで測るなど、いろいろあるかもしれない。みんなで森の風をもっと見えるように、もっと感じられるようにしてみよう。
例)いろいろな場所で気温を測る、風船や線香などを利用して風の流れを調べる学習やイベント。衛星画像から森の恵(新しい文脈)を読み取る学習。ネットワークセンサーを各ポイントに設置して、気温や風の変化を把握し、多くの人々に知ってもらう。
3. 生き物の通り道、生き物達は神宮の森から吹き出す涼風を見つけて暮らしているかもしれません。
森の風を見えるようにするために、生き物とお話しする方法を覚えよう。暑い日は生き物達も暑さを避けて涼しい場所を探しています。
身近な生き物達を調べて森の風を探してみよう。生き物の道・森の風マップをみんなでつくろう!生き物達が新しい暮らしやまちづくりのヒントを与えてくれます。
例)身近な生き物や環境を調べる総合学習や理科学習、観察会、アンケート調査の実施。神宮の森や周辺の生物の生息状況についての現況調査。
4. 昔の風の道や生き物の道は、神宮の森からどこまで広がっていたのでしょうか。 森の風や生き物達の道は、今と昔ではどう変化したのでしょうか? 昔は今ほど街の中は暑くなかったとよく聞きます。昔はもっと街の中で生き物に出会ったそうです。
昔の様子を知ることで、私達が行うこれからのまちづくりの目標を考えることができます。
同時に、昔の暮らしを知ることで、森の風を活かした暮らしの知恵を学ぶことができます。
例)世代間の交流をはかる総合学習やイベント。年配の方々から小中学生が聞き取りを行う。アンケート調査を行う。迅速図などの昔の地図や写真、絵などを活かす。
5. 神宮の森の恩恵を感じることで、今まで見ていた街の風景が違って見えてくるはずです。 森の風や生き物達との対話をとおして、都市に暮らす人々も神宮の森の恩恵に気付くことができます。そして森の恵み(涼風や生き物)を活かした暮らし方やまちづくりを考えることができます。
表参道欅並木が森の風や生き物達の通り道に見えてくるかもしれません。地形を見る目も違ってくるかもしれません。
地域に眠っていた価値にみんなが気付き、その価値をみんなでもっと大きく広げていく取り組みをとおして、脱温暖化や脱ヒートアイランドに向けたライフスタイルの確立やまちづくりへの意識を高めていきます。
例)表参道欅並木は、神宮の森から都市空間にのびた一筋の緑の道。森の恵みを都市全体に広げていくための導入線。
欅並木のエコロジカルな機能を高めることで、都市全体に分布する潜在的な資源を浮上させ、エコロジカルネットワークの構築へと人々の目を向けさせる。
都市にエコロジカルな文脈を展開する起点であり、大きな森と都市を結ぶ線(導線)である欅並木を、自然と対話する都市に向けた価値創造の場(ブランドづくり)として位置付ける。
例)竹下通りは神宮の森につながった谷地形→森からの涼風が流れ込みやすい場所。ここに集まる若者達にも、神宮の森の恵みを感じてもらう。若者達のやり方で活かしてもらう、表現してもらう(見えるようにしていく)。そして、森の恵み・森の風を感じたら、夏にはエアコンの温度設定を少し高めに、そして、時々は窓を開けて見よう。
6. 明治神宮の森に湧く水を活かそう!清水を暗渠に流すなんてモッタイナイ。
今は大半が暗渠になってしまった渋谷川の水源のひとつが神宮の森の中にあります。
神宮の森が都市に残された貴重な水源であることを忘れていませんか。
神宮の森の恵みである清らかで豊かな湧き水を活用して、森の風や生き物達の通り道としてのケヤキ通りの機能を高めていきます。
例)神宮の森の水を採水し、散水車で欅並木の車道に散水する。周辺の気温上昇を抑える。森の風が流れやすくなるようにする。欅並木の生育環境を改善する。生物の生息しやすい環境をつくる。さらに、旧渋谷川に沿って道路に散水する。
清正井(水源)の水を使って、欅並木の歩道に打ち水イベントを行う。参加者のTシャツに里山の生き物達の写真や絵をプリントして、プロジェクトの目的をアピールする。将来的には、導水管で神宮の森から欅並木に水を送り、坂道の傾斜を利用して歩道脇に水場や小川を設置する。車道にも導水管から水が散水できるようにする。
例)竹下通りの入り口付近に手動のポンプを設置して地下を流れる神宮の森の水(旧穏田川)を汲み上げられる場所をつくる。汲み上げた水で竹下通り近くの原宿駅や車道・歩道に打ち水を行う。ここを訪れる若者達がいつでも自由にボランティアで打ち水を行えるようにする。
7. 森の風と生き物達の道を都市全体に広げていくためには、どうしたらいいだろうか。
神宮の森の周辺にある各小学校で森の風や生き物の道を活かしたまちづくりや暮らし方を学ぶ総合学習を行っていけば、子ども達の夢の広がりと共に自然とネットワークが展開していくかもしれません。ここから新しい物語が始まるかもしれません。
明治神宮周辺の小学校と霞ヶ浦で自然再生の取り組みを行ってきた石岡小学校等との交流を行い、当モデル事業の他地域への普及をはかります。
例)周辺の各学校にビオトープをつくり、集まる生き物を観察することで、地域の生物供給ポテンシャルを把握する。生き物をとおして地域と神宮の森のつながりを探る。生き物の目をとおして、地域の課題と潜在的な資源を見つける。霞ヶ浦での湖や水源地・谷津田の自然再生や小中学生の活動現場を見学し、地元の学習や活動に活かす。
8. 温暖化防止に向けた数値目標の身体化。
無味乾燥な数値目標から始まる取り組みではなく、地域の空間の文脈化や人々の生活文脈をとおして、数値目標を身体化していく取り組みをめざします。
例)森の風や生き物の道を広げ、森の恵を活かした暮らしやまちづくりを実現させるために必要な地域資源の空間配置や取り組みの空間展開を絵図に表現してみる学習。実現に必要な地域の人々のつながりをネットワーク図に表してみる学習など。取り組みの広がり(空間やつながり)によって、一人ひとりの脱温暖化への取り組みが重なり合い大きな効果(数値)に結び付くことを実感する学習。
省電力や3Rなどの取り組みもこの文脈の中で価値に変換され、価値の共有化としてより効果的に普及できる。
9. 表参道にエコロジカルネットワークの起点としての新しいブランド価値を創出する。
明治神宮の大きな森から街に流れ込む涼風や都市に広がろうとする生き物の道があることに、みんなが気付くことができる場、それが原宿表参道です。ここは環境の時代の新しい文脈が生まれ価値が創造される場です。
ここから付加価値の連鎖を都市全体に広げていきます。
ここを訪れる多くの人達に、神宮の森の恵みを感じてもらい、その価値を共有してもらうことで、都市に新たな文脈(物語)を創り上げるための様々な社会実験を行うことができます。
例)未来の表参道欅並木は・・・・。地域の潜在的な可能性を表現する未来図づくり。
並木に沿って小川が流れ、森の風の中をトンボや蝶が飛び交い人々も行き交う、青山通りの交差点で信号を待つ人々を表参道から吹き出す涼風が迎える。
未来の表参道を想像してみる。ここから始まる価値創造的な取り組みが、付加価値の連鎖をとおして、東京の未来図へと展開していく。
原宿表参道は、人々が新しい価値と出会う街。そして、新しい価値が生まれる街。
格好いいエコやおしゃれなエコ、可愛いエコがここから始まる。
10. 表参道から始まる物語(エコロジカルな文脈が都市に広がる)
表参道欅並木は、自然と対話する都市への道・・・・水と風で描く新しい都市。
脱温暖化の取り組みが、これらの文脈(物語)の中で、新たな価値を創造する取り組みへと転換され、多くの人々が共有する地域の価値(ブランド)の創出へとつながります。
明治神宮の森から滲み出し、都市へと広がる物語。
○森の恵みが見えるようになる。
○涼しい風の道が見えるようになる。
○生き物達の道が見えるようになる。
○みんなの思い出が見えるようになる。
○みんなの想いが見えるようになる。
○みんなの可能性が見えるようになる。
○眠っていた価値が見えるようになる。
○都市の未来が見えるようになる
もちろんその過程で様々な問題も見えるようになるが、それらの問題を乗り越える新たな価値も次々と見えるようになる。
「原宿表参道Eco*Avenue MOVEMENT 21」
2008年12月16日
NPO法人アサザ基金 代表理事 飯島 博
シャープ株式会社・気象キャスターネットワーク協働事業
「小学校環境教育出前授業」
2008年10月からシャープ株式会社、NPO法人気象キャスターネットワークと協働事業を行っています。
地球温暖化防止に取り組むと同時に、自然と共生するまちづくりにも視野を広げる学習プログラムを全国各地で展開しています。
3者協働出前授業 概要
●学習テーマ
・「地球温暖化と生態系保護とリサイクル」
・「地球温暖化と生態系保護と新エネルギー(太陽光発電)」
●実施対象 全国の小学生4年生~6年生
子どもたちが主役の地球環境を守るまちづくりを全国展開!
地球環境問題は非常に重要な課題です。
温暖化や生物多様性の消失など地球環境問題は、全世界で非常に重要な課題です。
2008年7月の洞爺湖サミットが開催され、『2050年までに温暖化ガスを少なくとも50%削減すること』を世界全体の目標としました。また、環境問題はさまざまな要因が複雑に絡み合って起きています。
よって、それぞれ個別の問題としてとらえて対策を実行するのでは解決は期待できません。
子どもたちが主役の地球環境を守るまちづくりを全国展開!
私たちは、地球温暖化防止、循環型社会構築には地域に根ざした取り組みが不可欠だと考えています。
そこで、この事業ではまちづくりを通して環境問題に取り組んでいきます。その推進役は、子どもたちです。
未来を担う子どもたちの豊かな発想・感性を活かした学習からまちづくりを展開してきます。
そして、この地域ぐるみの活動が全国各地で展開していくことで、地球温暖化防止を実効のあるものにしていきます。

下根中学校でCO2削減をテーマに取り組む学習を進めています
牛久市の下根中学校で、すでにこの協働授業を実施する計画が進んでいます。
下根中学校は、CO2削減をテーマに学習に取り組んでいます。牛久市で進められている『牛久市バイオマスタウン構想』と子どもたちの学習を連携させて、授業を行います。(牛久バイオマスタウン構想についての詳細はコチラ)生徒たちは、授業を通して牛久市バイオマスタウン構想の推進役として何ができるのか提案していきます。
下根中学校の学習プログラムは以下の通りです。
学習プログラム「循環未来図づくり ~牛久発見プロジェクト~」
1 「地球の中の牛久」発見! (気づき)
2 「牛久のお宝」発見! (気づき2)
3 「牛久の可能性」発見! (深める)
4 「牛久の未来」発見! (提案する・問題解決)
※詳しくは、コチラ (PDFファイル)を参照
子どもたちは、牛久には眠っている遊休農地や廃油などお宝(資源)があることに気づきます。その後、昔の里山文化の資源の循環や知恵を地域の方から聞き取りをして、昔の里山循環図をつくります。また、現代の技術やシステムを調べ、実際にその技術を牛久に導入した場合の検証を行います。最終的に、牛久の特性にあった牛久ならではの循環型社会モデル構築を目指します。
また、この授業ではひまわり栽培を行い、資源の循環を体験します!
子どもたちと一緒に6月にひまわりの種を蒔き、育て、10月には出来た種を収穫します。ひまわりの種を絞って、油をとります。その油を使用して調理実習を行い、そこで出た廃油をバイオディーゼル燃料にします。
これは牛久市バイオマスタウン構想の中で、ナタネを利用して考えられている循環と同じものです。

ひまわり栽培を通じて、バイオスタウン構想で計画している事業を実際に体験し学習します。
沖縄本島(宜野湾市大山)
ターン厶畑でみ~つけた!
沖縄本島中南部に位置する宜野湾市
ここには県内でも有数の湧水群があり、湧水と豊かな土壌を活かした田芋(ターンム)栽培を行っている 大山地区という場所があります。
しかし、田芋畑は市街地化や休耕地化に伴い、農業地区の減少が進行おり、食の伝統文化や生物多様性の損失が懸念されています。
また、田芋栽培を支える豊富な湧き水は米軍基地(普天間基地) の森に守られていると言われています。
この豊かな環境を守るために、基地返還後のまちづくりを考えるために、宜野湾市内の子どもたちが動き始めました。
また、深刻な田芋畑の休耕地の荒廃を止めるために、地元の人たちと協働でトラストや市民ファンドの構想を立ち上げています。
田芋畑に隣接する大山小学校の子どもたちは、2012年5月「生きものとお話する方法」について学びました。地域のお宝を見つけるためには?
自分たちの住むまちをどんな風にしたいんだろう?
そのためには、生きものとお話ができるようになれば、たくさんのつながりを教えてもらうことができるよ!
・・・子どもたちの夢が詰まった新たなまちづくりの物語が始まりました。

プロジェクト詳細はこちらをご覧ください。
第1回目の授業の様子を、動画でご覧になれます。
大山の田芋畑は、地域に眠る様々なつながりから新たな価値を生み出すことを学べる大切な場所。
地域の人々の知恵や経験と、子どもたちの夢や展望が出会う日はすぐそこです!
多良間島は竜のたまご!
竜の道を取り戻すために、多良間島の子どもたちが立ち上がりました。

写真:多良間村村制施行80周年記念写真集「多良間島の八月踊り」より


多良間島で進行している地下水汚染を食い止め、島の人々の生活と豊かな亜熱帯の自然環境、八月踊りやクバ扇などの伝統文化を守ることを目指す取り組みです。
そのために、現在地下水汚染の主な原因となっているサトウキビ栽培の改善を促すことを目的に、環境保全型栽培のサトウキビのブランド化を図ります。
環境保全型農業の推進には、農場へのフクギなど伝統的な防風林に再生やトンボやカエル、ヘビなどの生息に適したビオトープを設置し生物多様性の保全も行ないます。
また、これらの取組みを地元の多良間小学校の総合学習と一体化し、子どもと大人が協働で進めるブランドづくりとして実施していきます。
今後の展開にご期待ください!
子どもたちとの環境学習
2009年から、多良間島の村立多良間小学校で授業を開始しました。

<宮古新報 2010年2月3日>
活動のキーワードは協働です
環境問題をめぐり、ともすれば対立関係になりがちな住民と行政(問題によっては企業も)間を、地域総参加という視点から協力関係で結べないか、また地域づくりは行政に依存していた住民が、持っている知恵と力と行動力を行政や企業に逆に働きかけて主体的に環境改善活動を担っていけないか、更に保護や維持にとどまらず、失われた環境の回復や向上につながる活動ができないか、この3点を潮来ジャランボプロジェクトは、水辺の再生に取り組む活動理念としました。
これは飯島氏らのアサザプロジェクトの理念に共感し、潮来に合った形で具現化したものです。
これから後アサザプロジェクトは更に漁協や森林組合など流域全体に活動の輪を広げ、100年後に朱鷺が舞う霞ヶ浦・北浦を、という壮大にして戦略的な未来を描き、このあと流域のほとんどの小学校と延べ10万人を超える人々が活動する形で運動が展開していくのです。
利根川水神様前・前川へアサザ植え付けを地域総参加で
(1997年6月、9月) 活動は手探りで始まりました。
1997年(平成9年)6月、十番のアサザステーションで育てたアサザの苗を特注の水中鉢植え器具へ移植し前川へ沈めました。
垂直護岸でアサザの繁茂には適さない水深の前川に何とか水生植物を植えようという苦心の方法です。
建設業組合、潮来遊覧船組合も参加しての作業でした。
この作業と並行して、さまざまな形の参加を得て利根川にアサザを植える計画を進めていました。
場所はJR高架橋の下、水神様前とし建設省の手で埋め立て工事をして浅瀬を造りました。
9月4日利根川に潮来と日の出小の5年生全員が集まりました。
送迎バスにホテルの車も用意され建設業 従業員の波消しづくりもすすみ、子供たちの歓声の中植え付けが終了しました。
建設省・県・町、建設業、小学校、遊覧船組合、観光協会、商工会、スーパーなど総参加者は256名でした。
住民主導で行政と企業・団体、住民を結ぶ環ができたのです。

【3】徳島小の植付会 すぐにザリガニに苗を切られ失敗。 このことがトンボ公園案につながる
■ 夢がふくらみビオトープ(トンボ公園)づくりに発展
(1997年9月~1998年5月) 1997年9月20日、徳島小学校全校生徒により徳島園地の一角にアサザが植えられました。
春先より校庭の池で育てられた苗が育ちこの日を迎えたのです。
(延方・大生原小は、神宮橋アサザ群落が新神宮橋建設により損なわれる恐れがあることから、北浦湖岸に代替措置で植付け場所が設置され、そこでの植付会が行われています)
ところが徳島小のアサザは翌日には大部分の苗が浮いてしまいました。
数年後はっきりと原因がわかたのですが犯人はザリガニでした。
この時、植付地調査のときから飯島氏にビオトープの好適地と評価されていた徳島園地を、ビオトープにしようという計画が急浮上したのです。
■ 徳島園地がビオトープとしてよみがえる

徳島園地は昭和62年県と町との間で整備に関する覚書が締結されました。
河川敷に環境庁による補助事業として国と県の折半で水生植物園(アヤメ園)をつくり、観光の新名所として年間80万人程度の新しい客を呼ぼうというもので平成5年にオープンしました。
ピクニック広場も併設した24,500平米の公園で、アヤメも植えられ地元や学校からミニサッカー場などの整備も要望されました。
しかしアヤメの栽培には水はけが悪く不向きで、荒廃しかかっており、トイレ・電気設備もなく利用度の低い河川敷でした。
しかし霞ヶ浦流域では貴重な河川敷で、しかも霞ヶ浦(西浦)と北浦の合流地点の外浪逆浦(ソトナサカウラ)に面して扇の要の位置にあり、水の要所です。
飯島氏は徳島園地をビオトープづくりに最適な場所と見たのです。
スケッチ程度の案を建設省霞ヶ浦工事事務所に持っていくと、戸谷所長の英断で積極的な応援を得られました。
霞ヶ浦をとりまく状況と国行政をよく知る人は一様に仰天しますが、地元住民の熱意と、自然と生き物を知り尽くす飯島氏の計画を戸谷所長は、霞ヶ浦には今こそ必要と飯島氏とは異なる感性で判断を下したのでしょう。
これを起点にアサザプロジェクト運動は更なる展開をし、今や全国の環境NPO活動の最前線にいます。
ジャランボプロジェクトはすばやく次の行動にでました。
潮来町に持ちかけ、議員・学校・地元住民・ジャランボで協議会が作られ、案が更に具体化していきました。
建設省には「水辺の楽校」登録を要望し、開園後の6月認められています。
この楽校は優れた水辺整備の構想をもつ市町村を登録し、行政と市民・ボランティア団体が協議会をつくり水辺の学習計画を立て活動するのを支援しよう、というものです。
98年に入ると更に計画は煮詰まり、2月には地元住民と建設業者80名が参加し江間が掘られ、ハンノ木が植えられ、全小学校でアサザ・オニバスなど水生植物が育成されることになりました。
3月末には工事業者が決定し早速綿密な打ち合わせが行われ、4月8日より着工されました。

開園後の徳島小の水辺の観察会をNHKが取材。生徒に囲まれた東ちづるさん
工事は順調に進み、4月11日江間掘りで余った土砂でカワセミの営巣地を作り始めると、未完成の19日には待ちきれないように巣作りの穴を掘り始め、急きょヨシズで野鳥観察所を作りました。

通水テスト、看板づくり、小学校との打ち合わせも終了、万事万端整って5月10日の開園式を迎えました。

大江間の水辺に立てられたトンボ形の看板に描かれた 飯島博氏による河童
■ 利根川水神様前・前川へアサザ植え付けを地域総参加で
■ 98年1月より5月10日の開園までに要した費用と人手の一覧
| 要した費用 | 作業参加者 | 無償提供されたもの |
| 野鳥観察所よしず、ペンキなど 71,895 事務用品、計画書印刷代など 34,785 胴長・エンピ、鎌など備品 52,275 苗育成用バケツなど植栽資材 108,704 食事・茶菓子、保険、通信、写真代 74,137 |
作業参加者 454名 打ち合わせなど 70名 |
ユンボ、ブルトーザー、トッラク、トラクターなどの重機 おにぎり、弁当、シジミ汁、茶菓子、飲み物など食料品 公園作りのノウハウ、調査など スダジイなど樹木多数 |
| 合計 341,796 | 合計 524名 |
トンボ公園の役割
飯島氏は設計段階で、トンボ公園という名のビオトープに5つの機能を取り入れました。
1水質浄化(潮来方式と呼ぶ)
湖水をポンプアップし、水路や水深の浅い・深い水域を通して効果よく浄化し湖水に戻す。
食物連鎖網と多様な水環境の連鎖系による自浄作用の仕組みを生かした水質浄化を図る。
2生物多様性の保全
アサザ、ガガブタ、オニバス、ミクリ、田字草など絶滅の恐れのある植物を栽培し、湖に戻す供給基地とする。
また植物栽培によって多様な生物の生息環境を保全する。
3水産資源の保護
湖と池・江間の温度差で移動と産卵を促す。
浅い水面はプランクトンが大量発生し、仔稚魚のエサとなる。
魚は汚濁の原因物質をエサにし水質を浄化する。
観光資源(景観づくり)
珍しい花々(②の植物のほかにミズアオイ、コウホネ、カキツバタなど)やトンボ、小魚とり、心なごむ水辺の風景など、ゆったりと時間が流れる場。
エコツーリズムの最適な場。
環境学習の場
魚の産卵などの観察、トンボ捕り、水質調査、水草の植え付け、ドロンコ池での遊びなどを通して水質浄化のメカニズム、環境と生き物との関係など総合的な学習が身につく場
潮来方式と呼ぶ水質浄化は特別な方法ではありません。
川や湖が持っていた 浄化能力(自然治癒力)を取り戻すため、手助けする方法です。
水面に所せましと葉を広げるアサザは、水質汚染の大きな原因である窒素・リン を栄養として取込みます。
その一方でアサザは蛾など虫たちのよき餌であり水鳥 たちの食料でもあるのです。
つまり、アサザなど水生植物によって大量に吸い上げられた水中の窒素・リンは 虫や鳥たちによって陸地に運ばれ水質の浄化につながるのです。
トンボもヤゴの 時代は水中で過ごし、陸上に移動し鳥などの餌となり食物連鎖の働きとなります。
変化に富んだ多様な水辺の環境と、そこに適応した多用な生き物をはぐくむこ うした機能を、本来川や湖は持っていました。
すなわち生物が生まれ育つのに好適 といわれる浅く複雑な水辺環境です。
霞ヶ浦がコンクリート護岸で覆われる前までは潮来でも見られた景観です。
この水辺を再生することが潮来に水郷の景観と、豊かな自然を取り戻すことになるのです。
私たちが目指すもの、それが「水辺の再生」です。
■ 公園管理の楽しみ
建設省・潮来町・協議会(ジャランボ)三者はトンボ公園の機能を高めていくため管理協定を結びました。
ポンプの維持や大規模な補修は建設省、江間の大規模な補修などは潮来町、各池・水路・分水施設(水口)の日常的管理、樹木や園路の管理、アサザなど水生植物の育成、水田などはジャランボの役割で、市民団体が協定に加わることも画期的なことと評価されました。
開園後数回の手直し工事もジャランボの要請を受けて建設省が行い、今も市民が中心となって公園を育て行政がそれをバックアップする形が続いています。
さまざまな人々が トンボ公園を舞台に さまざまに楽しんでいます。






■ 管理は1年中をとおして行われます
5月の開園準備からカキツバタ、コウホネ、アサザ、オニバス、ミズアオイと続く花の季節は多忙です。
黙って公園の草刈をしてくれる方、花を見て喜んでくれる方、子供の歓声、小鳥のさえずり、鯉、フナののっこみなどは管理する上で喜びです。
自然の恵みを感じるからです。
反対にゴミを捨てる人、鯉釣り用に江間のタニシを根こそぎ盗む人、外来魚(ブラックバス)を池に放す釣り人、音楽など大きな音を平気で立てて鳥たちをおどかす人など、心無い人の行為はさびしいものです。

ウキヤガラという抽水植物を抜くボランティアの筑波大、玉川大学生

日本古来のカキツバタ

公園で早めに咲きだすコウホネ

水辺の再生運動を象徴するアサザ

田の字のデンジソウ

ネムノキ

葉が1mを超えるオニバス

夕方カワセミ田の稲につく水滴。昔はサルコと呼ばれ、サルコがでたから作業終了という合図になったそうです。

一面の紫でトンボ公園の人気花ミズアオイ。上手に咲かすのも難しい花

雪の公園

除草と撹乱を起こし土中の種子の芽出しを促進させるためトラクターで耕起

麻生富田のアサザ群落
■ 市民に愛され、各地から注目されています
公園は散歩や子供たちの遊び場として市民に利用されています。またビオトープとして学習の場に利用したり、見学に訪れる方も大勢います。
WWF(世界自然保護基金)やJICA(国際協力機構)関係で東南アジア、 アフリカなど海外から、国内では沖縄から宮城まで、職業も研究者・学生、国・県・市会議員、弁護士、行政職員、小学校、幼稚園、老人大学、市民団体などさまざまです。
事務局で記録している日誌を数えると、7年間で100件、2500人を超える人が来園されています。
アサザ基金の100年構想の最終目標は「朱鷺(トキ)の舞う霞ヶ浦」ですが、朱鷺保護活動している佐渡からも来ていただきました。

イギリス出身の作家で環境保護活動家のC・Wニコルさんを囲んで

衆議院議員小宮山洋子さん

右平成13年の河川功労者に選ばれ、山澤福会長が表彰式に出席
2012年11月までの活動記録(バックナンバー)
2011/01/29
イベント 草刈り
レポート01 2011/02/09 草刈り作業と谷津田の生きもの
レポート02 2011/02/10 復田作業の様子
レポート03 2011/02/16 畦づくりの様子
レポート04 2011/02/25 田んぼにやって来た野鳥
2011/02/26
達人コース 除根・田起こし作業
レポート05 2011/03/11 除根・田起こし作業
レポート06 2011/03/29 アズマヒキガエル産卵
2011/04/16
達人コース 除根・田起こし作業2
レポート07 2011/04/27 田んぼへ入水開始
2011/05/07
達人コース 除根・代かき
2011/05/14
イベント 田植え・安全祈願神事
レポート08 2011/05/19 田植えの様子とビオトープづくり
レポート09 2011/05/20 谷津田散策
2011/05/28
達人コース 田の草取り・達人散策路開拓1
レポート10 2011/06/06 田の草取り・道づくり
レポート11 2011/06/22 田んぼの様子と生きもの
2011/06/25
達人コース 達人散策路の開拓2
2011/07/16
達人コース 達人散策路の開拓3
レポート12 2011/07/05 道づくり
2011/08/07
達人コース 田の草取りと、トキのえさ量調査を開始
レポート13 2011/08/17 トキのえさ量調査、出穂
レポート14 2011/08/26 夏の生き物の様子
2011/09/17
達人コース オダ用の竹採り
レポート15 2011/09/29 台風15号の影響とトンボの見分け方
2011/10/10
達人コース オダ立て、達人散策路の開拓
レポート16 2011/10/20 稲の様子と達人散策路開通
2011/10/22
イベント 稲刈り
レポート17 2011/10/25 稲刈りの様子
2011/11/12
イベント 脱穀
レポート18 2011/12/02 脱穀の様子
レポート19 2012/01/06 冬の田んぼの様子
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2012/02/25
達人コース 達人田んぼの復田・草刈り
レポート20 2012/03/02 手作業での復田
レポート21 2012/04/16 春の谷津田の様子
2012/05/06
達人コース 種まき・達人田んぼ耕起
レポート22 2012/05/11 横田農場で種まき・達人田んぼづくり
2012/05/19
達人コース 代かき、竹林整備、達人田んぼ五百万石田植え
2012/06/09
イベント 日本晴田植え
レポート23 2012/06/13 代かき・田植えの様子
2012/06/23
達人コース 一の草・ホタル散策路づくり
レポート24 2012/07/05 一の草と竹林整備の様子
2012/07/08
達人コース ホタル散策路づくり2
2012/07/22
イベント 草取り・ホタル観賞
レポート25 2012/07/31 草取りの様子と達人田んぼ
2012/08/11
達人コース 三の草・達人田んぼ畦なおし
レポート26 2012/08/30 出穂の様子
2012/09/15
達人コース 達人田んぼ・五百万石稲刈り
レポート27 2012/09/25 達人田んぼの稲刈りの様子
2012/10/06
達人コース 達人田んぼ・五百万石脱穀
2012/10/27
イベント 稲刈り
2012/11/10
イベント 脱穀
レポート28 2012/11/28 手作業による稲刈りと脱穀の様子
①UBS RICE Project in 潮来市清水とは
UBSと、潮来市清水地区の地域の人々、学校が協働で行う霞ヶ浦資源地・谷津田の再生、保全プロジェクトです。プロジェクトのビジョンは「100年後にはトキが舞う谷津田、100年後にトキが舞う霞ヶ浦」です。

②UBS RICE Project in 潮来市清水の特徴・意義
清水地区の谷津田は、約20年前までコウノトリが飛来する環境でした。下流の谷津田を含めると霞ヶ浦最大の面積を誇っています。また、水郷潮来の水源地でもある重要な谷津田です。この場所を2008年より再生しています。
生きものが戻った谷津田は、地域の児童に対する環境教育の場になります。さらに谷津田で収穫した酒米は、地域の伝統的な酒蔵に提供され純米原酒が出来上がります。
プロジェクトのパートナーであるUBSはスイスに本社を置く外資系の会社です。働く社員の皆さんは本業以外での社会貢献に対する意識がとても高く、プロジェクトに積極的に参加して下さっています。本プロジェクトにおいては、単に金銭的な支援やボランティア活動に留まらず、地域の方々との交流を通して日本の伝統文化や考え方に触れる機会にもなっています。
③UBS RICE Project in 潮来市清水の効果
・再生後は多くの生きものが戻り、生物多様性が向上しています。
・観光地として有名な水郷潮来の風景は源流であるこの場所で作られるといっても過言ではありません。谷津田を再生することは、潮来市全体の活性化につながります。
・水郷潮来とこの谷津田のつながりを知らない地元の人も増えています。地域住民が地元の自然を再認識する取組みにもなっています。
・近年、日本酒の市場は縮小傾向にあり、地域の酒造りも苦境に立たされています。本プロジェクトは地場産業の活性化にもつながっています。
・酒瓶の最終包装は、地元の社会福祉協議会の作業所(潮来市心身障害者福祉センター)に依頼しています。心身障害者の社会復帰に向けた業務確保にも貢献しています。
④UBS RICE Project in 潮来市清水の活動内容
潮来市清水地区で休耕化した谷津田をUBSの社員の皆さんと地域の方々で再生し、酒米「日本晴」を育てています。田植えや稲刈りを皆で行い、戻ってきたホタルの観察会も行っています。無農薬、無化学肥料で栽培し、収穫した米は地元の酒蔵で醸造されオリジナルのお酒が出来上がります。イベントはトンボ公園のじゃらんぼプロジェクトとも協働して行い、地元農家さんも参加されるので大変にぎわいます。
- 環境教育蘇った谷津田では地域の子供たちを対象に環境教育を行っています。谷津の下流にある牛堀小学校にはビオトープが設置され、上流にあるこの谷津田と生き物の道でつながっています。
- 自然再生・生物多様性谷津田再生後は生きものの種数が大幅に増加し、イタチも確認されています。谷津田を再生したことによりカエル類や昆虫類等の生きものが増え、それらを捕食するイタチ等の哺乳類にとって良好な生息環境となっていると考えられます。
- 社会を変える谷津田周囲は開発が進んでいますが、地域振興には直接結びついない現状があります。従来行われてきたような自然破壊を伴う開発による振興ではなく、今ある自然を活かして地域を振興するという発想の転換を行っています。
- 循環型社会この谷津田は水郷潮来の水源地です。この土地の豊かな自然を知って育った子供たちが成長し、潮来市の振興に貢献してくれることでしょう。このように霞ヶ浦流域の水循環を通して社会の循環も作っています。
- 地域活性化農業の新たな担い手が少なくなる中、都市に住む企業の若者がたくさんプログラムに参加しています。水源地、生物多様性の保全という新たな付加価値を与えた農業を普及すれば地域が活性化します。
- 企業との恊働谷津田の再生は、グローバルな金融機関であるUBSと協働で行っています。社員一人一人の地域貢献に対する意識が非常に高い企業です。このプロジェクトは社員の皆さんが活躍する場になっています。また、海外出身の方が日本文化を理解する場になっています。
UBS証券 「2008 Charity Ball ~Green Carpet~ UBSの森」とは?
谷津田としての機能が失われてしまった未利用地を里山として再生し、霞ヶ浦の水源地保全と共に、企業と協働で再生することで都市と農村の新たな価値とつながりを生み出しています。また、採取されるミツバチの蜂蜜の味から、森の再生の変化を感じるプロジェクトです。

プロジェクトの概要
日本で2番目の大きさの湖「霞ヶ浦」は、流域面積あたりの森林面積が2割を切っていて近々の課題となっています。水源地となる森林を再生し、豊かな里山を取り戻すことにより都市と農村がつながり、地域活性化を図ると共に、生物多様性などを学ぶ地域の子ども達の環境教育の場を提供することを目的にスタートしました。

里山の再生は、霞ヶ浦流域の水源地の保全・再生を図る上で、重要な役割をもっています。水源地である谷津田の周りには林があり、林はその水源を涵養する機能を持っています。「UBSの森」も霞ヶ浦の水源の森です。里山はフクロウ、オオタカやタヌキなどの身近な生きものが生息するなど生きものたちの宝庫でもあり、地域の文化を継承してきた場所でもあります。森と地域の絆ができることによって里山は様々な生きものたちと出会える場所になります。


また、このプロジェクトは、UBS社員からの寄付から生まれていて、地域社会に貢献したいというUBS社員の皆様の想いの結晶が根底にあります。
プロジェクトの特徴
対象地域は、谷津田としての機能が失われてしまい、樹木が全生えていない荒れ地でした。そのような場所(未利用地)に、植樹と林床植物の再生、土壌の改良を行うことにより、多様性のある森本来の役割を取り戻すことができます。
植樹だけでは、本来の雑木林は再生しません。このプロジェクトでは、林床にも本来の植生を再生することを目指しています。林床の植生は、採蜜植物にもなります。

霞ヶ浦流域の水源地の保全・再生を図るうえで里山の再生は、重要な役割をもっています。水源地である谷津田の周りには林があり、林はその水源を涵養する機能を持っています。それだけではなく、昔の人々は里山からの恵みを循環させるシステムを実体験から作り上げ、生きものと共存してきました。さらに里山は地域の文化を継承してきた場所でもあります。また里山はフクロウ、オオタカやタヌキなどの身近な生きものが生息するなど生きものたちの宝庫でもあります。

生き物が住めなくなっている里山に、手入れが入ることで元々あった多様な林床植物が戻ることによって、里山環境が再生されます。森の草花からミツバチが集めた蜂蜜のテイストの変化を感じることによって、数値化することの出来ないその効果を体感できます。
ミツバチ日記
プロジェクトの効果
本プロジェクト地は牛久市バイオマスタウン事業を代表する菜の花の栽培地や、キヤノンマーケティングジャパンとアサザ基金の協働による菜の花・ひまわりの栽培地、地元農家によるソバの栽培地とも接しています。本再生事業を行うことで、地球温暖化の防止、自然との共生モデルが首都圏内に誕生することとなり、茨城県で、日本でこの取り組みがモデルとなっていきます。

ミツバチが一生かかって集める蜂蜜の量はスプーン1杯程です。そして、その採蜜の行動範囲である半径約2キロメートルから集まる蜂蜜には、その時期、その地域の生態系の情報など、従来の調査や数値による評価手法では計り知ることができない壮大な情報が凝縮されています。ハチミツを口にした人は、味わいや香りを感じることで、そこに咲く花、暮らす生きもの、ミツバチが彼らの文脈で読み取った地域の多層的な情報を五感で感じ取り、そこに潜在する里山のテイストをイメージすることができます。

里山は人と自然の交流によって生まれる場です。人と自然、人と人をhoneyに結びつけることで、「UBSの森からひろがる里山テイスト」で、都市と農村をつながります。
本プロジェクトを通して、下記の効果を得ながら、現代版里山づくりのモデル構築に取り組みます。原宿など都市で行われている養蜂とも結びつけることで、都市の蜂蜜テイストも活かし、里山の再生を通して、生態系や生物多様性、循環型社会、地球温暖化防止など社会モデルの構築を目指します。
プロジェクトの活動内容
2009年4月
UBS社員と家族のボランティアが地域の人々とともに、植林を行う。シンボルツリーになるシダレザクラを含む73本の木を植える。

2010年4月
再びUBS社員と家族のボランティアが地域の人々と共に植林を行う。バイオディーゼル精製現場を見学し、UBSの森でお花見。

2010年9月
UBS社員と家族のボランティアが、在来種であるニホンミツバチのための巣箱を組み立て、UBSの森に設置。草刈り等の作業も行う。ハチミツプロジェクトのスタート!
2011年4月
アサザ基金事務所に、ニホンミツバチの分蜂群が現れ、UBSの森の巣箱へお引っ越し。数週間で定着し、順調な巣作り、集蜜が行われる。

2011年10月
UBS社員と家族のボランティアが、2010年に設置したニホンミツバチの巣箱から、採蜜を行う。ミツバチの蜜源となる野草の苗を植える。

2012年4月
ヤマツツジや果樹を植樹、シノダケ刈りを行う。

2012年9月
UBSの森で昆虫採集、再生を確かめる。ススキや草の成長を促すために土壌改良を行う。ミツバチの巣からミツロウを取り出し、キャンドルづくりを行った。


プロジェクトとアサザプロジェクトの位置づけ
地域活性化
広範囲の採蜜(環境)情報を教えてくれる蜂蜜のテイストから、生態系や地域特色を感じ取り、未来の地域環境のあり方を想い描くことができる。人々の感覚を呼び覚ますことによって、地域に潜在するつながりや文脈を浮上させることが出来る。
環境教育
ミツバチが採蜜範囲(行動圏)から収集する環境情報として、みつのテイストを捉え、感性を通して里山全体のつながりについて学ぶ。
社会を変える
ハチミツのテイストという数値化が困難な人の感性によって、人と自然を結び付けることで、豊かに楽しくhoneyに地域の未来を考え、創り上げる。個々の人たちの感性を重視した先駆的なモデルとして全国に発信します。
企業との協働
世界で仕事をするUBS社員と、ハチミツの商品開発を一緒に行い、日本の里山の価値や文化をブランド化する。企業が行った森づくりの成果を、ハチミツのテイストを通し、日本の伝統文化と共に世界へ発信することが出来る。
循環型社会
ミツバチの蜂蜜のテイストを感じることによって、潜在的な地域資源のつながりを感じ、感性豊かな地域特性の発見を促す。
自然再生・生物多様性
半径2㎞のニホンミツバチの生活文脈を通して、きめ細かく地域の環境の変化を把握していく。採蜜された蜂蜜のテイストを通して、自然再生された里山環境の変化を感じ取っていく。
学校ビオトープからはじまるまちづくりとは?
2004年から、茨城県牛久市の全小中学校の子どもたちが『人と自然が共生する牛久』をめざし、地域の特徴を学び、まちづくり提案をし、その学習の成果を実際の社会に実現していく、子ども主役のまちづくり・人づくり事業が始まりました。
茨城県牛久市は、東京から50km圏内にあります。

牛久市には谷間の田んぼ(谷津田)が多くあり、牛久沼と霞ヶ浦への水源地となっています。
谷津の入り口には必ず古い集落があり、人々は水源地である谷津田を基盤に地域づくりを行ってきました。そこは同時に、多様な生き物たちの生息の基盤となり続けてきました。
牛久のまちは人と人、人と自然、自然と自然のネットワークで覆われていたのです。
牛久沼や霞ヶ浦は「河童」伝説で有名です。牛久は牛久沼と霞ヶ浦の水系が接し合い、それぞれに棲むカッパが出会える町でした。
しかし近年、牛久市は東京へ通勤圏内のため近年ベットタウン化が進み、自然環境の減少やゲリラ豪雨時の洪水など都市型問題も起こり始めています。
一般に、学校の環境学習は地球規模の学習が中心で、地域の問題に目が向けられることはあまりありませんでした。牛久を覆っていた水と緑のネットワークも方々で分断され、カッパにも出会うことがなくなってしまっています。
そのような牛久の地域特性や課題を活かした総合学習として、アサザ基金と牛久市教育委員会協働の「学校ビオトープから始まるまちづくり事業」が始まりました。

この事業は、牛久市全小中学校で総合的な学習の時間などに行っています。
この事業の特徴は、子どもが中心となり学校を拠点とした地域コミュニティ(学区)単位でまちづくりを行っていくことです。(小学校区と地域コミュニティ単位はほぼ一致しています)
地域の子どもたちは、自分の足元(学区)の自然環境や地域の特徴を学び、深め、地域や行政などさまざまな立場の人を巻き込みながら、牛久市の特徴を活かしたまちづくりを提案します。
総合学習の中で、生きものなどさまざまな他者の視点から地域を見直すことで地域の可能性を再発見し、人と人、人と地域のネットワークを結び直し、それはカッパ(ここでは生物多様性のシンボル)を呼び戻すことにもつながります。
子どもたちの学習意欲を原動力にネットワークが結びついていくその過程で、福祉・治安・防災といった本来の機能が再生し、自立した地域コミュニティを基盤に築かれていきます。
この学習は、アサザ基金がコーディネーター役を務める『学校ビオトープから始まるまちづくり実行委員会』が主体となり、学校の学習に地域の自治会や住民・企業などを巻き込みながら行います。
子どもたちの総合学習を地域全体でサポートしていくことで、地域ぐるみで子どもたちを育てることにつながります。

牛久のまちづくりの原動力(ネットワークの結び手)は、たくましく、想像力にあふれた子どもたちです。
子どもたちの学習から生まれた、夢や可能性を地域の人々が共有し合うことで、未来の担い手となる子どもたちを主役に、人と自然が共存する牛久のまちづくりを行っていきます。
牛久市では小学校の総合学習によって、何十年も耕作放棄された場所を田んぼに再生したり、子どもたちの提案が市の公園づくりや計画に反映されたりするなど、実際のまちづくりが次々と実現しています。
先生方から「これが本当の学習だ」と表現される実際の社会に働きかけていく学習が、牛久市では毎年行われています。
これからも、牛久の子どもたちが自分たちの町に夢を抱き、それを実現するための学習、提案づくりを行っていきます。
学校ビオトープからはじまるまちづくりの特徴・意義
・単なる環境学習ではなく、まちづくり学習です
牛久市で行われているのは、ただ環境問題についての知識を学ぶいわゆる環境学習ではありません。自分の足元の地域を学び、深め、提案、行動し、社会へ働きかけ、実際のまちづくりに活かしていく、まちづくり学習です。
・縦割りを超えた実行委員会を組み、地域ぐるみで子どもたちの学習を支えています
学校ビオトープからはじまるまちづくりの効果
・地域の未来を担う人づくりを行っています
・子どもたちの学習が実際のまちづくりに活かされることで、子どもの夢実現と魅力あるまちづくりをしています(小学生による公共事業)
・人材育成の効果が研究されています。
小玉先生 論文
米川先生 論文
学校ビオトープからはじまるまちづくりの活動内容
・通年を通した学習を行っています。
学校ビオトープからはじまるまちづくりの位置づけ
【地域活性化】
子どもたちが学習を通して地域に眠っている宝物(地域資源)を探しだし、その宝物を実際の地域のまちづくりに生かしていく子どもたちの豊かな感性や想像力によって、大人たちが縦割り化した社会の壁を溶かし、多様な主体をつなげ、地域で新たな取り組みが次々と生まれていくような社会を築いていきます。
【環境教育】
環境問題を地球環境問題やごみ問題などの知識一般として得る教育ではなく、自分の地域の特色を学び、その特色を最大限に活かしたまちづくりを具体的に提案しその実現を目指していくことで、現場で感じる力や実際の社会での実践力を身につけます。
【社会を変える】
総合学習を通して子どもたちが地域の特徴や良さを見つけ、その良さを生かしたまちづくり提案をし、その提案が実際のまちづくりに活かされる牛久市のまちづくり学習は、今後世界の地方都市でも参考となるモデルになっていくと考えます。学習の体験から子ども一人一人が力を身に付けていくことが社会を変えていくことにつながります。
【企業との協働】
牛久市内で多様な主体と協働で環境保全を行っている企業の活動を学び、その活動と連携した学習を行うことで、企業との協働の意味を子どもたちが理解し、互いの違いを生かしながら協力し合い難しい問題や課題に取り組んでいく「協働」事業を起こしていくことができる人材の育成をしていきます。
【循環型社会】
循環型社会を築いていくためには自然からつながりや循環の仕組みを学び、自然から得た知恵を生かした地域づくりや生き方を実現していくことが必要です。地域に最も密着した生活を送っている子どもたちの目を通して、地域に眠るつながりを生かしながら、地域の人々の生活文脈と重なり合う細やかな循環型社会を築いていきます。
【自然再生・生物多様性】
自然再生を実現するためには、単にビオトープなどの生き物のすみかになる場所をつくるだけではなく、再生しようとしている自然に影響を与えている人間社会のあり方を変えていくこと(まちづくり)が大切です。牛久市では地域コミュニティや生きものの行動範囲と一致する各小学校区単位でまちづくり学習を行うことにより、牛久市内全体で人と自然が共存するまちづくりを実現していきます。
損保ジャパン日本興亜環境財団・CSOラーニング生「かっぱん田」とは?
「木を植えるより木を植える人を育てたい」。
損保ジャパン日本興亜環境財団の理念の元、首都圏の大学生と地元中学生が主役で行う牛久沼の水源地再生と地域ブランドづくりを一体として行う取り組み『かっぱん田』が2010年に始まりました。
この取り組みでは、未来を担う人づくりをしていくことを目指しています。
プロジェクトの舞台は、牛久沼の水源地である『遠山の谷津田』と呼ばれる谷の先端にあります。

『遠山の谷津田』は、周囲の森林からのわき水が湧きだし、サワガニやホタルなど貴重な生物も住む自然豊かな場所ですが、高齢化などに伴い耕作放棄地が増えています。
『遠山の谷津田』に近い牛久市立牛久南中学校の生徒たちは、総合的な学習の一環でこの谷津田を何年も調査しています。
地域の課題(耕作放棄地の拡大・農業の高齢化など)に気づいた生徒たちは、「トキの舞う谷津田」という目標を掲げ、谷津田再生を提案してきました。
トキという目標は、遠山の谷津田全体が再生され、環境を大切にした農業がおこなわれ、牛久沼とのつながりが再生した未来を表しています。
そこには、再び自然と人、自然と自然、人と人のつながりを取り戻すことも含まれます。
この中学生の提案を受け、損保ジャパン日本興亜環境財団の支援のもと、首都圏の大学生(損保ジャパン日本興亜CSOラーニング生)が復田を企画・実施。
大学生がどろどろになりながら自分の手で作業も行い、2010年春、荒地が田んぼに蘇りました!

牛久沼で有名なかっぱがいつか来てくれるようにという願いと損保ジャパンのキャラクターのパンダをかけて「かっぱん田」と名付けられました。
谷津田再生によって「つながりの輪風せんべい」が誕生!
かっぱん田には、カエルやトンボなどの生きものの姿や人の笑顔が戻り、人、自然、生きものなどさまざまなつながりが戻ってきています。
毎年田んぼでは、首都圏の大学生や損保ジャパンの社員さんが手作業で、無農薬・無化学肥料で生きものと相談しながらお米作りをしているからです。
できたお米(もち米)は、地域の佃煮屋さん(小美玉市・大形屋商店)で、密漁をしない霞ヶ浦のえびを使い福祉作業所つばさの方が手作業で丁寧につくった「えびせんべい」になります。
えびせんべいのブランド化は地元の中学生が行っています!
この「えびせんべい」は、地元・牛久南中の生徒が総合学習の一環でブランド化し、地域の福祉施設などで販売しています。
せんべいの名前は『つながりの輪風せんべい』。
中学生がラベルデザインや価格・マーケティングなどを行いました。
『つながりの輪風せんべい』という名前には、これまでつながっていなかった人や物、自然が再びつながることでこのせんべいが出来上がったという過程と、このせんべいを使ってもっと多くのつながりを取り戻したいという想いがこもっています。
ラベルのデザインでは、霞ヶ浦を舞台に様々な人やものがつながり、新たな価値が生まれ広がっていく様子を表しています。
できたせんべいは学校近くの福祉施設で販売し、すぐに完売するほど好評でした。
これらのほかにも、生徒たちは自分たちの考えをもっと多くの人に伝え、理解してもらうために販路拡大(=谷津田再生地の拡大)に着目し、今後は自分たちでせんべいを置いてもらう店を増やしていく予定です。
失われたつながりを取り戻したり、新たなつながりを創造していく、この「せんべいづくり」(モノづくり)の体験を通して、中学生たちは様々な人や物事、多種多様な考え方に触れ、豊かな発想力を持つこれからの地域社会の作り手として育っていきます。
実際のモノづくりを通して地域の人の反応や、水源地が再生していき生物多様性が豊かになっていく経験を通して、生徒たちは自分たちにも社会を変えていくことができるという手応えを感じるとることができます。
2012年度からは毎年学習を引き継ぎ、その年の1年生を中心に活動を続けています。せんべいの販路は、さらに拡大していく予定です。
また、1年間の学習が終了した後も有志が集まり、アサザクラブというクラブを結成し、谷津田再生に向けて自主的な活動を行っています。
アサザクラブの生徒企画による地域住民へ向けての「谷津田ツアー」の実施や市役所へ提案書の提出など新しい社会への働きかけが始まっています。
<谷津田再生に関する要望書>
今後も毎年、首都圏の大学生、中学生がアイデアを出し合いながら、かっぱん田とその先に続く谷津田を舞台に新たな自然再生プロジェクトや牛久のまちづくりを進めていきます。
かっぱん田の特徴
・首都圏の大学生が主役となって、企画・運営。
環境に関心のある首都圏の大学生が主役となって、1年の田んぼ作業や収穫祭、今後の展開などを企画・運営しています。
目の前で起きている環境問題や地域の問題やその解決策を実際の現場で学ぶことで、これから社会に出る大学生の人材育成につながります。
・地元中学生の総合学習と連携!
牛久南中生徒が、総合学習の時間にかっぱん田をフィールドとして、生物調査や水質調査などを行っています。
大学生も中学生に授業を行ったり、中学生のアイデア実現を手伝ったりするなど、大学生と中学生、双方の人材育成につながっています。
・さまざまな立場の人たちの協働事業!
首都圏の大学生・企業・地域の中学生・地域の商店・福祉施設・NPOなど、さまざまな立場の人が、それぞれの持つ力を発揮しあいながらプロジェクトが行われています。
かっぱん田の効果
・牛久沼の水源地保全
かっぱん田でわき出したわき水は、やがて牛久沼へ流れていきます。
無農薬無化学肥料でお米作りを行うことで、きれいな水を下流の田んぼや、川、牛久沼へ送ることができます。
・生物多様性保全
無農薬でお米作りを行い、生きものに影響があると言われる中干しは行わず、冬も水をはり(冬期湛水)1年を通してたくさんの生きものが住めるような農法をみんなで考え、実践しています。
・未来を担う人材育成
・商品のブランド化による地域活性化
・福祉作業所の方の仕事づくり
かっぱん田の活動内容
・1年間の田んぼ作業
損保ジャパン日本興亜の社員と損保ジャパン日本興亜CSOラーニング生の首都圏の大学生が、手作業でお米づくりを行っています。
通年を通した田んぼの作業(田起こし、田植え、草取り、稲刈り、脱穀、収穫祭(収穫したもち米を使った餅つき))を、首都圏の大学生が主体となり企画して行います。
プロジェクトとアサザの位置づけ
【地域活性化】
空洞化が進む地元商店街との協働によって、無農薬無化学肥料でつくる自然再生のお米や地域の中学生によるブランド化、福祉などの新しい文脈の付加価値がある商品が広がっていくことで、商店街を地域に新たな価値を創造するネットワーク(つながり)の中に位置づけなおすことができます。商店街をひとつの場として、新たなつながりや地域の多様な人々との価値や夢の共有化を進めることで地域活性化へつなげます。
【環境教育】
地域の中学生が足元の環境を学び、地域資源を生かした「人と自然が共生するまちづくり」を提案し、環境問題に関心のある東京の大学生と共に実際の社会へ働きかけていくこの取り組みは、未来を変える人づくりにつながります。
【社会を変える】
中学生・大学生が企画・提案し、企業、地元商店、福祉、地域住民など多様な主体を結び付け、地域活性化と自然再生が一体となった商品やまちづくり社会に実現していく発想をもった人を育てる・社会を変えていく力を育むことが社会を変えていく原動力につながります。
【企業との協働】
損保ジャパン日本興亜環境財団のビジョン「木を植えるより木を植える人を育てたい」と、アサザ基金の「従来の枠を溶かし新しい文脈で社会システムをつくっていくことができる発想を育むことで人の生き方を変えていく」というそれぞれのコンセプトが一致し協働しています。
【循環型社会】
地域にこれまでの縦割りの枠を超えた福祉、教育、漁業、農業、地元商店など分野を超えたつながりを生み出し、地域内に新しい文脈をつくっていく発想を育む循環型社会構築を目指します。
【自然再生・生物多様性】
生物多様性につながる水源地への働きかけを生み出す社会の動き(人・もの・金)をつくっていくという、教育プログラムによる生物多様性保全・自然再生がビジネスモデルとして組み込まれたモノづくりが次々に生まれる社会を目指します。
NECキャピタルソリューション株式会社協働事業
「わくわくこどもの池プロジェクト」
概要
大都市である東京都内でも注意深くまちの中を見ているとチョウやトンボ、カエルなど様々な生きものの姿を見ることができます。
これらの生きものが見られるということは、それぞれの生きものが暮らしていくために必要な環境要素が東京という都市の中にあるということです。
たとえばチョウなら食草となる植物、トンボなら産卵するための環境や植物とヤゴの間を過ごす水辺です。
一見すると都市の中に生きものが暮らしていくために必要な環境や要素はあまりなさそうですが、実は東京という都市には生きものがなんとか暮らしていける環境が残されています。
また、意外と多くの生きものが都市周辺の農村地域から供給され、移動してきます。
しかし、それらの生きものが移動した先の都市には、生きものが定着できる場が多くはありません。
生きものが暮らしていくために必要な環境がある場所は、東京では学校や公園、寺社などに残っています。
これらの場所は都市の生きものの移動分散の拠点となっていると考えられます。
それらがカエルやトンボやチョウなどの生きものが移動できる範囲内に点在していることで、生きものはそれらを利用しながら暮らしていくことができていると考えられます。
このように都市の生きものたちはそれら拠点とそれをつなぐ生きものたちの通り道、「生きものの道」を使って暮らしています。
生きものの道は、上記の生息地のほかにも街路樹や民家の花壇などによっても形成されています。
しかしこれらの環境は生きものの生息や移動に配慮したものではありません。
そのため生きものの視点で少し改良を加えることでより多くの生きものが都市の中にやってきて生息することができるようになるポテンシャルがあります。
現在の都市は人のための道、建物、空間配置によって作られてきた結果、生きものとっては大変暮らしにくい空間となっていますが、多くの生きものと人間が共に暮らしてきた里山文化を活かすことで、自然と共存する都市づくりへの転換が可能です。
そこで生きものとの出会い、共生できるまちづくりを強く望んでいる都会の子どもたちと生きものと共生できるまちづくりを進めていく取り組みがこのプロジェクトです。
小学校等でこどもたちと生きものを知り、地域を知り、生きものの道を調べるなど未来の都市づくりを考える環境学習とセットで、学校に生きものを誘致するためのビオトープ池をつくっていく活動です。
いつも通う学校で生きもののすみか、供給拠点となる学校ビオトープと呼ばれる池を作り、学校の周りから自力でやってこられる生きものを誘致します。
その成果を活かして、今度は自分たちのまちがどうしたら生きものと共生していくことができるか考え、地域に提案し、まちづくりの実現に取り組んでいきます。
次世代を担う子どもたちと一緒にまちづくりに取り組むと同時に、人材育成も行っている取り組みで、NECグループの中でリースやファイナンスを行うNECキャピタルソリューション株式会社が社員ボランティアと活動資金を、アサザ基金が学習プログラムやビオトープ作りのノウハウを持ち寄り協働で取り組んでいます。また墨田区や北九州市と協働で継続的に小学校での学習を進めています。
特徴
子どもたちと生きものの目になって都市空間を読み直し、生きものと共生できるまちづくりの実現に向けた可能性を見出し、都市の空間を生きものの目で読み直し、新たなまちづくりを実現していくこれまでにない取り組みです。
次世代を担う子供たちと都市の中に残る生きものの供給拠点を増やし、その間の生きものの道をつないでいくことで、生きものと共生できるまちづくりを実現していきます。
都市と農村を結ぶ生きものの道づくりまで視野を広げた学習を行います。子どもたちの意欲が強ければ強いほど、取り組み成果が上がる可能性の高い取り組みであることも特徴的です。
効果
これまで(2013年3月時点)都内を中心に30の小学校等がこの取り組みに参加してきました。
墨田区のように継続的に参加しているエリアでは、区内に学校ビオトープのネットワークができてきています。
ある学校ではトウキョウダルマガエルが見られるなど、ビオトープネットワークの効果もでてきているようです。
このようにこの取り組みによって、こどもたちが都市空間を生きものの目で読み直す力を身につけることができるようになり、さらに、自然と共存する都市を構想できる人材育成を実現することができました。
特に東京都内では、里山地形が残されていることを活かして26校でこの構想にもとづくビオトープ池を造成してきたので、里山地形を通して生きものたちが広がっていくことができる起点、学校ビオトープネットワークが広がってきました。
活動内容
参加希望校の募集をNECキャピタルソリューション株式会社が窓口となり行います。
学校との打ち合わせからアサザ基金も参加し、ビオトープ池の造成と造成後に時間をおいてやってきた生きものを観察する授業まで、計10コマ程度の出前授業を実施していきます。
自然が豊かな地域から都市に移動してくる生物が定着できるようなるようにしていきます。


この取り組みはこどもたちが主役なので、私たちはこどもたちの学習が最大限うまく進むように陰からサポートするのが主な活動内容です。(基本カリキュラム提示)
こども達の生きものに対する興味・関心を徐々に広げていき、最終的にはこども達の夢の実現の場(未来の都市づくりの第一歩)としてビオトープ池をこどもたち自らが作り、大人はサポートに徹する点がこの事業の特徴です。
座学以外にも校外に生きものの道を探しに行くことや既に池がある場合にはその池の生きもの調べを行い、生きものたちから既存の池の改良できる点を教えてもらいます。
そしてこどもたち自らがビオトープ池の設計を考え、実際に設置工事も行います。

NECキャピタルソリューション株式会社では、未来を担う子どもたちに「自然と自分とのつながり」や「生きものを守ることの大切さ」を伝えるため、2007年からビオトープづくりを通じた環境教育プログラムを提供する社会貢献活動「わくわく子どもの池プロジェクト」に協働で取り組んできています。
位置づけ
・地域活性化: 人の生活のために特化した都市空間を生きものと共生できるまちづくりという文脈で空間を読み直すことで、都市に潜在している資源・価値を浮上させます。それを活かして自然と人間が共存する場として都市を里山化するという環境未来都市をイメージすることで、都市に人・モノ・カネの新しい動きを作り出します。
・環境教育: 都市と農村で二分化する固定された発想から、それらを生きものの道(移動・供給)で被われた同一平面として捉え、生きものの道を増やすことができる場として捉えなおすことで、都市空間をより創造的に読み直すことができるようになります。こども達は日々見慣れた都市空間の読み直しをする力(発想の転換)を身につけることで、地元に潜在する様々な価値や可能性を浮上させ、自然と共存する都市をイメージできるようにします。
・社会を変える: 子どもたちが地域の特色を知ることで、生きものの視点で都市を見直すという発想の転換により、地域の大人(PTA、自治会、企業、行政など)を巻き込みながらこの事業を進めることができ、自らの手でまちづくりを実現していくという新たな社会づくりのモデルとなります。
・企業との協働: NECキャピタルソリューション株式会社の企業理念、「Capital Solution」を通してより豊かな社会の実現に貢献する、をこの協働事業で実現するために、都市に潜在する資源(キャピタル)を活かして生きものと共存できるまちづくりの実現に取り組みます。このまちづくりの実現によって豊かな社会の実現に取り組みます。
・循環型社会: 都市に残る地形などを活かす発想を今後のまちづくりに取り入れていくことで、都市の里山化を実現していくことができます。そして里山の資源循環を活かした都市型の循環型社会のヒントを得る場となります。
・自然再生・生物多様性: 都市の里山化という発想で都市空間を見直すことで、学校や公園、街路樹などの社会資本や谷津田地形などが持つ、生きものの生息地や生きものの道としての機能を発揮させ、都市空間に自然と共生するまちづくりを実現していきます。
霞ヶ浦の外来魚対策事業
( 生物多様性の回復と水質浄化、漁業の振興のための外来魚魚粉化・利活用、農作物ブランド化事業 )
農林水産業、加工業、流通業、小売業、消費者、NPOによる協働事業
湖がよろこぶ野菜たちとは?
霞ヶ浦で増加する外来魚の問題は解決が難しいとても大きな問題です。
この問題を解決していくためには問題を資源化するという新しい発想が必要です。
またひとつの事業で多面的な効果が期待できる取り組みによって広域的かつ継続的に対策が行われていくことが必要です。
そしてその取り組みを拡大、継続していくためには年度単位で事業が終了する行政主導による取り組みではなく、
事業を発展させるビジネスモデルを用いた取り組みを行っていく必要があります。
そのビジネスモデルをつくりあげていく取り組みが本事業です。
このビジネスモデルをつくためには、流域で生活を営む漁業・加工・農業・流通・小売・消費者・NPOなどさまざまな主体がかかわる霞ヶ浦再生に向けた新たなつながりを生み出すことが必要です。
そのつながりを作っていくのは霞ヶ浦再生を実現する仕組みから生まれる「野菜」です。この野菜が作られ、流通消費されていく、この流れから生まれる価値を商品に付加してブランド化を図り、事業を拡大、継続させていくビジネスモデルです。
霞ヶ浦再生を実現する仕組みとは、具体的には以下の図のような流れになっています。
1.市場価値のない外来魚は漁業によって捕獲されずその量は増える一方です。
そこで外来魚に市場価値を付与することで、漁業者に外来魚増加に対する抑制効果のあるまとまった量を水揚げしてもらいます。(漁業収入となる)

2.その外来魚を肥飼料(魚粉)へと加工してもらい、それを流域の農畜産業で化学肥料等の代わりに活用いただきます。
湖の魚たちは成長過程で窒素やリンといった湖の富栄養化物質を体内に蓄積しています。
水から取り出すことが難しい富栄養化物質を漁獲を通じて取り出し、活用することができます。
これは霞ヶ浦の水質改善になります。

3.できあがる農作物に上記1.2の費用を組み込み、このシステムの周知を図った上で、「湖がよろこぶ野菜たち」という霞ヶ浦再生ブランドとして地元スーパーで流通、消費者が購入、消費することで、持続可能な霞ヶ浦の再生と活性化をビジネスモデルとして実現しています。
このビジネスモデルの規模が大きくなるほど生まれる効果も増していくので、この問題の解決にビジネスモデルで取り組むことは効果的であると思われます。
この野菜が売れれば売れるほど外来魚を減らすことができるシステムです。

特徴
この事業は従来、行政が行ってきたような外来魚の駆除にも処分や費用をかけて実施する自己完結型の取り組みではなく、市場価値のない外来魚を肥飼料へと変えること(問題の資源化)で価値を生み出すことから始まる一石何丁もの効果が生まれる取り組みです。
またこの取り組みはそれぞれ役割を担う人々の生産意欲を引き出すことができ、事業が拡大継続していくポテンシャルを持っています。
また社会の中で各主体が潜在的に持っている社会的機能を発揮することで、部分最適化ではなく、全体最適化が民間によって進む社会システムづくりにもなっています。
効果
・霞ヶ浦の生物多様性保全効果:漁師による大量捕獲による生態系レベルでの外来魚駆除効果を実現。これまでに約409tの外来魚の駆除を実現。
・霞ヶ浦の水質改善効果:外来魚の水揚げを通じた富栄養化物質の回収
これまでに窒素約10.2t、リン2.8tを湖から回収。行政による水質浄化事業(底泥浚渫)は窒素100kg回収するためにかかる費用は2161万円に対して、本事業は28万円、同様にリンは2億1千万円程に対して、137万円とケタ違いの費用対効果となっています。
・漁業振興:市場価値のない外来魚に価値を付与して水揚げを実施。これまでに約2000万円の漁業収入が生まれた。
・霞ヶ浦の水質保全効果:外来魚からできあがる肥料を流域で化学肥料の代わりに活用することで、新たに流域外から栄養が供給されることを防ぐことができます。
・環境保全型農業の推進・農業の活性化:有機農産物の規格に乗せることができない大多数の農家にも、この魚粉を使用することで、霞ヶ浦の自然再生・水質改善に参加できるシステムを提供し、環境保全型農業への意識が高まります。この事業は、以上のような一石何鳥の効果を生みだすことができる取り組みです。
活動内容
この取り組みの企画運営・連絡調整等をアサザ基金が担っています。
従来つながりのなかった多様な分野をつなげるビジネスモデルを構築し、それぞれの参加主体には本業を通じてこのビジネスモデルシステムへの参画をいただいています。
具体的には、霞ヶ浦漁業協同組合やきたうら広域漁協の漁師さんに外来魚の捕獲を依頼し、捕獲された外来魚を魚粉へと加工していただきます。(中央飼料株式会社
外来魚の水揚げ現場での運搬車への荷入れ作業などの現場作業を行います。
できた肥料はJAやさと、武井蓮根農園などの農業生産者の方に活用いただき、出来上がる産品のブランド化とその流通については株式会社カスミさん(スーパー)に協力をいただいています。
また新規にご参加いただけるパートナーの募集、開拓にも取り組んでいます。
位置づけ
地域活性化: 外来魚問題というマイナスをプラスに変換すること(問題を資源化する発想)で、霞ヶ浦の外来魚問題に流域の多様な主体が協働で取り組むビジネスモデルを構築できます。この発想の転換によって地域に新たなブランドを構築することを実現しました。
環境教育: 従来の「外来魚駆除を行っています」といった自己完結型・問題解決型の取り組みの限界を知り、真の問題解決には、多様な主体の協働による価値創造型事業による取り組みが必要であることを学習できます。また問題を資源に転換する発想を理解する場として活かすことができます。
社会を変える: 行政主導の取り組みの限界を明らかにし、民間主導による価値創造型の取り組みに転換するモデルとなる。環境問題と地域活性化を同時に実現できることを示すことで、霞ヶ浦の外来魚問題や水質改善に対してビジネスモデルの特性である事業の発展性や拡大への意欲、持続性を活かした実物大社会モデルの構築を、社会全体を視野に入れた上で行うことができます。
企業との協働: NPOが社会のホルモンとして機能を果たし、企業と多様な主体を結びつけ、企業の本業を生かした社会の問題解決に結びつけることができます。
循環型社会: この取り組みにより湖から活用できるアウトプット(漁獲や窒素・リン)を増大させ、経済効果を生み出し、行政による公共事業以上の効果を生み出すことで、社会的費用の削減といった効果を生み出します。さらに新たな社会システムの構築を通して湖をめぐる物質循環システムも構築できるようになりました。
自然再生・生物多様性: 外来種・移入種問題という従来の取り組みや行政施策の限界を踏まえたうえで、民間の発想を生かすことで、霞ヶ浦の外来魚や水質汚濁といった解決が難しい問題にも取り組むことができる実物大社会モデルとなりました。
三井物産株式会社・株式会社田中酒造店協働事業 谷津田再生プロジェクトとは?
牛久沼の水源地である谷津田の保全を図る取り組みです。
この取り組みの舞台となる谷津田は常磐線沿線では最も東京都心寄りに残る自然豊かな谷津田ですが、谷津田周辺は市街化が進み、今も水源の森では年々宅地開発等が進むなど市街化地域に囲まれた陸の孤島のような谷津田です。
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残っている谷津田も耕作者の高齢化の進行、地下水位が高く機械化された稲作では悪条件の場所が多くなり、耕作放棄地が年々増加傾向にあります。
さらに田んぼのまわりには人の手が入らなくなった森林ばかりになりつつあります。
これらの要因によって里山の生きものたちが暮らしにくい環境となりつつあります。
そこで、この取り組みでは 三井物産株式会社(企業)との協働による保全活動を柱として、周辺住民や就農希望者などと連携を図りながら、昔ながらの里山と人との関わりを再構築し、米作り、そして地酒造りを通して谷津田全体を保全するモデルづくりを行っています。
谷津田再生プロジェクトの特徴
取り組み現場の谷津田は都市化、市街化の波にさらされる里山保全の最前線とも言える地域です。
この谷津田は市街化地域に囲まれた陸の孤島のような環境です。
残っている自然環境を守るためには、広大なエリアの保全が必要で、それを実現するためには企業との協働だけではなく、周辺の市街地の住民の方、新規就農希望者など谷津田保全に参加していただく必要があります。
そこでこの事業を核として保全再生を進め、谷津田保全に参加する人々の輪を広げることで、広大な谷津田全体の保全を実現していきます。
谷津田再生プロジェクトの効果
・里山再生
この取り組みによって耕作放棄地となった谷津田とその周辺の森林整備など6000㎡程が再生しました。
伝統的谷津田景観に見られたため池を復元したことで、生物多様性の保全も進んでいます。
・生物多様性保全
年々谷津田の生きもの相、質が向上し、生物多様性保全の場をして機能しています。
・地域との協働
協働先である企業から参加する方だけではなく、地域で興味のある方にも一緒にプログラムへ参加いただくことで、谷津田を保全する取り組みの輪が拡大されています。
・伝統産業との協働
再生した谷津田で平地の田んぼとは異なる谷津田の特性を活かす酒米作りを行っています。
できた酒米を320年以上の歴史ある取手の田中酒造店さんに日本酒に醸造いただき、国内外でこの取り組みひとつの成果として活用いただいています。
・地域活性化
上記のような効果を通じて、谷津田を中心に様々な活性化が図られます。



活動内容
田植えから、草取り、稲刈り、日本酒仕込み、日本酒蔵出しまで年6回プログラムを開催、毎回50名程度の参加者とともに谷津田の再生、保全活動に取り組んでいます。
プログラムでは、無農薬無化学肥料の稲作による谷津田の保全、手入れされなくなり笹藪となった森林整備、畑の開墾、竹藪整備、外来種対策など里山再生のための活動を行っています。


・地域活性化: 周辺が市街化された孤立した谷津田で、昔からこの地を守ってきた集落の方と周辺市街地に来た方が協働で保全活動に取り組むことで、新たなコミュニティづくりと都市と農村のコラボレーションによる地域活性化を進めていきます。
・環境教育:都市化の波にさらされる谷津田を、保全していくこの取り組みを自然と共存するまちづくりの視点でとらえ、こども達が様々な提案を行う学習の場として活かしていきます。
・社会を変える: 都市化の波にさらされている各地に点在する孤立していく里山を保全していくためには、新たな自然と人とのつながりを構築することが必要です。この谷津田の保全はそのつながりを構築するための新たな手法を実施する場とし、ここで得られた成果を他の場所で活かしていくことで里山の保全を図ります。
・企業との協働: 三井物産株式会社では、三井物産環境基金を通じて全国各地でNPOの活動協力や支援を行っています。この谷津田再生の取り組みは社員が地域に入り込んで活動する場として活かされるだけではなく、日本の伝統産業である日本酒づくりにも参加し、日本の伝統的な里山やものづくりを体験することで、新たな価値を創造する人材育成の場にもなります。
・循環型社会: ここは、都市住民との接点となる里山であり、都市の人々が里山で水や物質の循環を体験・学ぶことができる場となります。伝統的里山での循環をヒントに都市文化への発想の転換を促し、都市においても里山文化を活かした日本型の循環型社会づくりを始めることができるようになります。
・自然再生・生物多様性: 都市化する地域において、この谷津田を都市計画やまちづくりといった行政施策の中で自然環境を保全する場としての位置付けを確立していきます。これによりさらなる市街化が進む危険性をなくし、生物多様性保全を確固たるものとしていきます。
NECフィールディング株式会社協働事業 「谷津田再生 レンコンづくりプロジェクト」とは?
① 概要
この事業で取り組む作物であるレンコンは、霞ヶ浦と関りの深い代表的な作物です。霞ヶ浦周辺は日本一のレンコン生産地であるため、レンコン栽培による湖への水質汚濁の負荷が大きいという課題を持っています。そこでこの取り組みでは霞ヶ浦を代表する作物であるレンコンに着目し、湖への流入負荷を削減し、霞ヶ浦再生につながるレンコンづくり、そのブランド化を通して、霞ヶ浦の再生と活性化を図る取り組みです。
霞ヶ浦で古くから栄えてきた歴史あるまち、土浦にある水源地谷津田をレンコンづくりで再生・保全します。土浦は霞ヶ浦の中でももっともレンコン栽培が盛んで、その栽培によって地域の農業が成り立っている一方で、霞ヶ浦への水質汚濁負荷が大きいとされています。そこで耕作放棄された谷津田をハス田(レンコンの水田)として再生、無農薬・無化学肥料は当然のこと、流出負荷もできる限り削減していく農法で水源地を保全していきます。さらにハス田は年間を通じて水が切れる時期がなく、(農法や収穫時期にもよりますが)冬も水を張っておく必要があるため、水の中で冬を越す生きものたちが暮らす場所として適しています。さらに水田に比べて湖との連続性が維持されているため、ハス田には湖から多くの魚類が産卵にやってきます。ハス田には、湖内では失われた浅い水域があるので、湖の生物多様性の保全・回復を図っていく場としても高いポテンシャルを有する場所であるといえます。
霞ヶ浦の水源となる谷津田では、農業の効率化が重視されて機械化が進むに従って、農地としての生産性が低い土地として耕作されなくなり、荒れ放題となって耕作放棄地が増えたことによって、水源地が持つ水の供給機能だけではなく、生物多様性の低下(メダカやホタルなどはほとんど見られなくなってきてしまっています)、里山の原風景の喪失といった問題も発生しています。耕作放棄地にはごみの不法投棄や残土の投棄など社会問題も起こってきている。そこで荒れてしまった水源地谷津田を再生させ、保全する取り組みのひとつとして霞ヶ浦を代表する水田作物であるレンコン作りにNECフィールディング株式会社のみなさんと2012年9月から取り組んでいます。
② 特徴
霞ヶ浦を特徴づける作物、レンコンづくりを通して、湖の環境保全への関心を高めていくことができる特徴を持つ取り組みです。また社員ボランティアが月1回集まって、耕作放棄された水田の再生作業から、その後のレンコン作りまで社員ボランティアが主体となって進めていく、社員参加による事業運営度が高い事業です。またつくば支店などから社員ボランティアが参加するなど企業活動のエリアと今回の取り組みの活動場所が重なるという点で初めての取り組みです。
③ 効果(見込みも含む)
・耕作放棄地の解消・・・まずは1300㎡の再生を目指します。今後の谷津田再生に生かすため、ボランティなどの人手による効率的な再生手法を作っていきます。
・生物多様性保全・・・ハス田は年間を通じて湛水状態なので、水辺の生きもののすみかとしての機能を持っています。その機能を発揮できるようなレンコンづくりを行うことで、多くの生きもののすみかとして機能するようになることが期待されます。生物多様性保全を図るこのモデルが広まることで、ハス田が持つ湖の周囲に多く分布する浅い湿地としての機能が活かされ、生きものの一大生息地となります。またこの場所は霞ヶ浦と川を通って生きものが行き来できる場であるので、それを活かし、湖と行き来する魚も呼び込み、産卵場となるなどの効果も期待されます。
・地域活性化・・・環境負荷の高いレンコン栽培で環境保全を図ることで、霞ヶ浦の主要作物であるレンコンに付加価値をもたせる新しいブランド化を進めます。これまでのレンコンづくりとは発想が異なる取り組みを行うことで、レンコンづくりに新たな流れを起こし、湖の環境保全、活性化を図ります。





④ 活動内容
月1回、社員ボランティアによる現地の生物調査とフィールドの再生と保全作業を行っています。2012年秋から草刈り、土中に無数に伸びた根を抜き取るなどの再生作業に取り組んでいます。2013年春に、再生できた部分でレンコンの植え付けを行い、無農薬でレンコンづくりに取り組みました。瞬く間に多くの生きものが見られるようになりました。そして2014年春に最初の収穫を迎えることが出来ました。今後は面積の拡大と生物層の充実、質の向上を目指して現場をよく観察しながら活動を続けていきます。
⑤ 位置づけ
・地域活性化:霞ヶ浦の再生につながるという文脈づくりを通して生まれる価値を地域ブランドであるレンコンに付加することで、新しい発想に基づくコンテキストブランドの創出につながります。コンテキストブランドの創出により、多くの人々との価値の共有が可能になります。
・社会を変える:地域経済を支える主力作物レンコンに新たな価値(霞ヶ浦の再生)を付加することで、人々の価値観を変えていくことにつながります。
・環境教育: 地域を代表する資源を湖の自然とのつながりをとおして再評価することで、物語(付加価値の連鎖)を持つブランドを作ることができるという事例を学習する場となります。地域の環境保全と活性化を同時に進めることができるということを学ぶ場になります。
・企業との協働: レンコンづくりを通して、企業活動では構築できなかった地域とのつながりを作ることができ
ます。この新たなつながりから新たな展開が生まれる可能性があります。
・循環型社会: 地域の中でサービス展開する企業、そして社員が循環型社会の構造が残る谷津田でこのような取り組みを行うことで、流域内で空間展開している企業活動と里山の循環がミックスされた新しい循環型の取り組みが生まれる場になるポテンシャルがあります。
・自然再生・生物多様性: ハス田は生産の場としての機能のみが注目されていますが、年間を通じて湛水状態にあること、湖に連続した浅い湿地として捉えることができることなど、湖の生物多様性の保全を図るための高いポテンシャルを有していると考えられます。そこでその機能を今回の取り組みで証明し、流域に広がるハス田に広がることで流域の自然再生を図ります。
昭和電工マテリアルズ株式会社・柴沼醤油醸造株式会社 協働事業 「しょうゆで自然とつながろうプロジェクト」
現在更新作業中です。
① 概要
② 特徴
③ 効果(一部見込み)
④ 活動内容
⑤ 位置づけ
2012~2016年の取り組み
① 概要
霞ヶ浦の地域特性を活かした伝統産業である醤油づくりを通じて霞ヶ浦流域の自然再生を実現し、出来上がる醤油のブランド化を進めることで霞ヶ浦と地場産業とのつながりを取り戻すことで地域活性化を進める取り組みです。最先端のものづくりを行う昭和電工マテリアルズ株式会社と伝統的なものづくりを行う柴沼醤油醸造株式会社と環境NPOのコラボレーションによる新しいブランド醤油づくりの取り組みです。また伝統産業との協働によってアサザプロジェクトをより地域に根差したものにしていきます。
この取り組みは、2012年に昭和電工マテリアルズ株式会社のみなさんと荒れてしまった畑(耕作放棄地)を再生し、霞ヶ浦の外来魚を肥料(魚粉)として活用し、無農薬無化学肥料で大豆づくりに取り組みました。霞ヶ浦の外来魚からできた肥料を活用することで、霞ヶ浦の生物多様性の回復と漁獲を通じて水質の改善・漁業の活性化につながる取り組みにも寄与しています。(関連:霞ヶ浦の外来魚対策事業)収穫できた大豆は江戸時代から続く土浦の醤油蔵(柴沼醤油醸造株式会社)で醤油に醸造していただきます。醤油造りは土浦を代表する伝統産業(醤油蔵のある土浦は醤油造りにおいて江戸時代から続く関東の醤油三大醸造地のひとつです。筑波山周辺に広がる平地で大豆が栽培され、出来た醤油は舟運で霞ヶ浦、そして利根川を通り江戸に運ばれ、食卓を彩ったそうです。)であり、醤油造り、および出来上がる醤油の活用を通じて土浦を、そして霞ヶ浦を復活させるブランドとして展開していきます。そのために地元小学生とのブランドづくりの学習活動も展開していく予定です。

② 特徴
醤油造りは霞ヶ浦、土浦の地域特性を象徴するものづくりです。自然と共存する新しい社会を構築するアサザプロジェクトと古くからの伝統産業とのコラボレーションによるこの取り組みでは、きれいな水を湛え、活気にあふれる霞ヶ浦の復活を目指し、霞ヶ浦ブランドの醤油作りに取り組んでいます。そのために企業さんとの協働事業の枠組みの中に小中学校での学習までが明確に位置づけられている特徴的な取り組みです。
この取り組みの協働相手である昭和電工マテリアルズ株式会社は、霞ヶ浦から工業用水を取水している企業でもあります。こういった取り組み等によって霞ヶ浦の水質を改善することは、協働先にとっても良いことであり、協働によってお互いにメリットがあるのも特徴のひとつです。


③ 効果(一部見込み)
・耕作放棄地対策: 6000㎡の耕作放棄地となった畑の再生ができました。カラスのたまり場となっていた環境が改善され、周辺に畑を持つ農家にも喜ばれています。
・霞ヶ浦の生物多様性保全と水質改善、漁業振興効果:湖の外来魚を捕獲することで出来上がる肥料を活用することで、霞ヶ浦の生物多様性保全と水質改善に寄与します。
・畑の生物多様性保全:環境指標生物として扱われることの多い歩行虫のトラップによる調査結果でも、再生前後で個体数が2倍に拡大するなど生物多様性の向上が見られます。
・里山の原風景の再生:畑やため池(ビオトープ))、草原や林を連続した環境として整備することで、里山の生きものが暮らせる原風景が再生できます。
・環境教育:参加者の環境学習効果はもちろん、できあがる醤油を活用する地域学習、環境学習を醤油醸造場周辺の小学校で行うことで、地域で脈々と行われてきた伝統的なものづくりや企業との協働や生きものについて学ぶ場として活用されます。
・福祉への寄与:できあがる醤油の箱詰めなどに参加いただくことで、社会参画の場となっていきます。
・地域活性化:上記のような効果を通じて、畑を中心に様々な活性化が図られます。

④ 活動内容
耕作放棄され10数年がたった畑を社員ボランティアとともに再生するところから取り組み始め、プロの農家でも難しいとされる大豆の無農薬栽培に取り組みました。無農薬で栽培するために畑にビオトープ池を整備し、害虫の捕食者を誘致することやウサギやカラスなどの食害等を減らすために畑周辺部や隣接地の整備にも取り組んでいます。以下、活動履歴です。
2012年3月 耕作放棄地の再生、ビオトープ池の整備(畑の表面を覆うツル植物の除去、雑木伐採など)
6月 大豆の種まき、周辺部の笹藪の整備
7月 畑の草取り、霞ヶ浦での自然再生活動
11月 大豆の収穫、新たなビオトープ池の整備、周辺部の笹藪の整備
2013年3月 醤油の仕込み
2014年3月 醤油の蔵出し、仕上げ作業

⑤ 位置づけ
・地域活性化: 伝統産業である醤油造りに霞ヶ浦再生という新たな価値を吹き込み、ブランド価値を高めることで、失われつつある地域の誇りを取り戻し、活性化につなげていきます。伝統産業は霞ヶ浦や地域、歴史を象徴するもので、それが持つブランド力やネットワークも活かすことで、新たに自然や霞ヶ浦、地域や人とのつながりを生み出していくことができます。
・環境教育: 地域の特性を象徴する伝統ある「ものづくり」を学ぶことによって、こどもたちが地域の伝統を活かした自然との共存と活性化を目指したまちづくりの発想を学ぶことができるようになります。
・社会を変える: 真の社会変革は古いものを捨て去るのではなく、古くからあるものに新たな価値を見出すものです。地域に深く根を張った伝統産業が霞ヶ浦再生という目標を地域の人々と共有することで、新たな結びつきと物語(コンテキスト)を得ることができます。
・企業との協働: 企業活動において霞ヶ浦とのつながりがある昭和電工マテリアルズ株式会社は伝統産業である醤油づくりに参加することで、地域特性を活かした地域貢献事業を行いたいと考えています。アサザプロジェクトは伝統産業が持つブランド力やネットワークを活かしてさらなる取り組みの拡大を図ることができます。
・循環型社会: 最先端技術が持つ効率と機能を活かすだけの循環型社会の構築は地域の文化を失わせるものとなります。伝統産業が持つ地域特性や資源、知恵や技術、人材を最大限に活かし、高付加価値のものづくりを行うという理念や考え方を、地域に根差した循環型社会の構築に活かしていきます。
・ 自然再生・生物多様性: 伝統産業は長きにわたりその土地で行われてきたので、その土地の自然や生物多様性とつながりがあります。伝統産業に霞ヶ浦再生につながるコンテキストブランドが創出されることで、地域の自然とのつながりが価値として浮上し、地域文化に根差した自然再生を進めることができます。
キヤノンマーケティング株式会社協働事業 人も河童も喜ぶWINWIN型循環社会構築事業~未来につなぐふるさとプロジェクト~
① 概要
この取り組みは、人も自然もWINWINの関係になる新たな農業モデルづくりです。これまで生物の生息地としてあまり重要視されてこなかった畑地における生物多様性の保全・向上を図ることによって、有機農作物の生産だけではなく、生物多様性保全も同時に実現することで農作物の付加価値の向上を図る取り組みです。
霞ヶ浦流域の内、約20%は畑地で、畑での営農活動による肥料分や農薬の流出は霞ヶ浦に対する負荷要因の一つとなっています。霞ヶ浦とその流域を再生していくためにはこれまでの収穫量重視の農業モデルではなく、自然環境保全や循環型、高付加価値型の新たな畑作の農業モデルが必要であり、そのモデルづくりが本事業です。
具体的には耕作されなくなり荒れてしまった畑(耕作放棄地)を再生し、霞ヶ浦の外来魚を肥料(魚粉)として活用し、生物多様性保全と有機農業をミックスした新たな農業モデルづくりに取り組んでいます。また収穫できた作物を活用し、環境という文脈でつながる人の輪を活かした新たなものづくりに取り組むことで、人も自然もWINWINの関係になることで霞ヶ浦の再生、活性化を図っています。あげせんべいづくりで出る廃食用油は牛久市の循環型社会づくりの取り組みであるバイオマスタウン事業の中で廃油の燃料化・利活用事業に活用いただいています。そして、人も自然もWINWINになるこの場を、近くの小中学校では自然や生物多様性と人とのかかわり、そして循環型社会について学ぶ場として活用しています。

この取り組みはキヤノンマーケティングジャパン株式会社およびそのグループのみなさんと日本各地で行われている「未来につなぐふるさとプロジェクト」の活動の一つとして協働いただいています。
② 特徴
この取り組みに参加、関わる人や自然がこれまでよりもよい状態、WIN-WINの関係になれることがこの取り組み最大の特徴です。湖で外来魚を捕獲する漁師、ここで取れた作物を加工する商店、パッケージングを行う福祉作業所など毎年様々なWINWINの関係が生まれています。
畑を農地として再生することを目的とするのではなく、畑を含む里山そのものを再生することが目的です。有機農作物づくりは必ずしも生物多様性保全に効果があるわけではありません。この取り組みでは無農薬栽培と生物多様性保全を同時に実現するために、畑の中にビオトープを設置することや隣接する耕作放棄地を草原として管理、さらに雑木林の整備までの一見畑作とは無関係の取り組みまで行っています。これらの取り組みによって、カエルやトンボ、カマキリなどの捕食者を呼び込み、害虫の発生を抑えることができるため、無農薬栽培が可能になります。また昔の里山は、畑の周辺に防風林や平地林、ため池があり、それらが作り出す多様な環境(モザイク構造)を生きものたちが利用することで豊かな生物多様性があったものと考えられています。この伝統的里山の文化を活かした畑作を目指します。

③ 効果
・耕作放棄地対策: この取り組みによって地域との関係構築が進み、畑とその周辺の耕作放棄地の解消や整備が進みました。
・霞ヶ浦の生物多様性保全と水質改善、漁業振興効果:湖の外来魚を捕獲することで出来上がる肥料を活用することで、霞ヶ浦の生物多様性保全と水質改善に寄与します。
・畑周辺の生物多様性保全:人の手による除草だけでは雑草を完全には取りきれませんが、畑に草が残ることで水分が保持され、土が乾燥しがちな畑ではなかなか見られないカエルやヘビ、カヤネズミも見られるようになりました。生物多様性が向上することで、年々作物の被害は少なくなり、安定した収穫量を見込めるようになりました。
・里山の原風景の再生:畑やため池(ビオトープ))、草原や林を連続した環境として整備することで、里山の生きものが暮らせる原風景が再生できます。
・環境教育:参加する人だけではなく、近隣の小中学校で循環型社会や企業との協働や生きものについて学ぶ場として活用されています。
・福祉との協働:農作物の加工後の袋詰めなどの作業を福祉作業所の方々に協力いただくことで、社会参画の場となっています。
・地球温暖化対策:ひまわりや菜種を栽培し、その油を利用したあとに残る廃油を牛久市のバイオマスタウン事業の中で廃油の燃料化・利活用事業に活用いただき、地球温暖化防止やエネルギーの地産地消にも寄与しています。
・地域活性化:上記のような効果を通じて、畑を中心に様々な活性化が図られます。
④ 活動内容
社員と家族のボランティアにより再生した畑で油がとれるヒマワリやナタネを中心に、ソバや小麦などの作物の栽培に取り組んでいます。毎年霞ヶ浦流域や茨城の地域特性を活かす、新しいものづくりに取り組んでいます。畑作以外でも生物多様性の向上やその調査のためにビオトープを設置することや近接した耕作放棄地の整備、ススキ野原づくりやニホンミツバチの誘致にも取り組んでいます。年4回の社員ボランティアの参加をベースに活動を進めています。

⑤ 位置づけ
地域活性化: 霞ヶ浦の環境問題は様々な要素が絡み合って存在しています。このような問題を資源化することで、逆に湖を巡る様々な要素を結び付けていきます。同時にこの事業に関わるすべての方がWIN-WINの関係となるように本事業を進めることで社会問題、環境問題を解決しながら地域の活力や主体性を引き出していきます。
環境教育: 環境問題の根本からの解決を図るためには、問題をめぐる利害の対立を乗り越える新たな結びつきを生み出す発想、WIN-WINとなれる関係づくりが必要です。本事業の現場や人やモノ、自然のつながりの学習を通して環境問題を解決していくための柔軟な発想や創造的な手法を身につけた人材育成ができます。
社会を変える: 問題を資源化する逆転の発想により耕作放棄地をWIN-WIN型の取り組みによって再生していくモデルを示すことで、新たな社会システムのモデルを作ることができます。一つの事業から多数の効果を生み出す市民事業のモデルとなります。
企業との協働: キヤノンマーケティングジャパン株式会社が各地で取り組む「未来につなぐふるさとプロジェクト」の活動の一つですが、この霞ヶ浦での取り組みは、地域にWIN-WINの関係、成果を生み出し、従来の社会貢献活動の枠を超えた取り組みを現実のものとしていきます。
循環型社会: 霞ヶ浦の環境問題を問題群や問題系として捉え、資源化するという発想でつながりを浮上させ、耕作放棄地となってしまった畑を再生し、地域社会の中でもう一度位置づけを行い、多様な人々が出会い協働する場、多様なものを生産できる場、生物多様性保全の場といった価値を創造することで、循環型社会を実現していくために必要な地域のつながりや結びつきを生み出すWIN-WIN型の取り組みを行っています。
自然再生・生物多様性: 生物多様性保全の場として位置付けされてこなかった畑地において、人にも自然にもWIN-WIN型のこの取り組みを広げていくことで、流域の2割を占める畑地が、生物多様性保全の場として機能することができ、流域全体の自然再生を進めることができます。
ホギメディカル・牛久市協働事業「谷津田再生プロジェクト」とは?

2009年から、株式会社ホギメディカル・牛久市・アサザ基金が協働で行う谷津田の再生事業です。
耕作放棄地となっていた谷津田を再生し、できた酒米は地元の伝統的な酒蔵で日本酒に醸造されます。
プロジェクト現場である谷津田は牛久市奥原のホギメディカル茨城工場に隣接し、霞ヶ浦・小野川の水源になっています。
ホギメディカル・牛久市共同事業「谷津田再生プロジェクト」の特徴、意義
このプロジェクトの最大の特徴は企業、行政、NPOの3者協働によって事業が行われている点です。
NPOの広域ネットワークの中で行政の施策を効率的かつ効果的に実施する事ができます。
また、企業は地域の他の分野との協働を実現させる事によって、地域での企業価値を高める事が出来ます。
プロジェクトの対象地は奥原工業団地内にあり、谷津田は工場に隣接しています。
ホギメディカルの茨城工場では地元出身の雇用者が多い為、地元の方が作業に多く関わることも特徴の一つです。
地元の人が身近にある貴重な自然を感じる場所になっています。再生された谷津田の面積は約1haと大規模です。
谷津田再生プロジェクトの効果
・無農薬でできた米は霞ヶ浦流域にある酒造会社で醸造されお酒にしています。
日本酒の市場規模は縮小傾向にありますが、お酒に自然再生や多様な主体による協働での実現という付加価値を付けることで新たなブランドの創出に寄与しています。
・この谷津田は牛久市による緊急雇用対策の場になっています。現在までのべ20人以上の人が働いています。
・牛久市は新たな都市計画において市内の谷津田保全を重要視しています。本プロジェクトでは谷津田再生後は多くの生き物のにぎわいが戻り、美しい里山の風景が復活しています。
・谷津田での体験は、社員さんの環境についての知識・関心をも高めています。地元の自然環境の良さを再認識する場になっています。
プロジェクトの活動内容
ホギメディカルの社員と家族によるボランティアが中心となり、お米(もち米、コシヒカリ、酒米)を無農薬、無化学肥料で栽培しています。
作業後は隣接した工場でバーベキューをします。冬には取手市にある株式会社田中酒造店さんで酒造り体験をします。普段の仕事では出会うことがない違う部署の社員さんとの交流の場にもなっており、家族で参加する方も多いので、社員だけでなく家族や子どもたち同士の交流も生まれています。
プロジェクトの各項目に対する位置づけ
.地域活性化
都心に近い牛久の地の利を生かし、これから牛久市の自然・観光資源の一つとして、都市と農村交流・エコツーリズムのモデルとなることが期待されています。行政、企業、NPOが協働で行う地域活性化モデルとなります。
.環境教育
牛久市教育委員会と協働で2004年から市内全小中学校と実施している「学校ビオトープから始まるまちづくり事業」とも連携し、今まで牛久市内の小中学校の子どもたちが見学、生物調査に訪れるなど教育実践の場になっています。
.社会を変える
NPOが媒介となって企業や地場産業を結びつけた新たなネットワークに行政が参加する事で、行政が今までできなかった環境保全や地域活性化という困難な課題を解決する事が出来ます。
.企業との協働
環境保全や地域活性化の為、牛久市が耕作放棄地を地主から借り上げ企業に貸し付けるというモデルとなっています。流域の工場団地に進出した他の企業にも当てはめ、広域的な保全を目指します。
.循環型社会
牛久市が進めるバイオマスタウン構想とは、地域資源を活用し、循環型のまちづくりを行う構想です。今後、バイオマスタウン構想と谷津田の再生を連携していきます。
.自然再生、生物多様性
再生された谷津田は、牛久市奥原の株式会社ホギメディカル筑波工場に隣接した場所にあります。工業団地内における自然再生、生物多様性保全のモデルケースになっています。
① トキの住む鹿嶋市を目指して 子どもと大人の協働のまちづくりin山之上withUBS RICEprojectとは
北浦の重要な水源地となっている鹿嶋市山之上地区の谷津田。周囲には鹿島神宮の摂社である坂戸神社を始め由緒ある神社が数多く分布し、今も荘厳な景観が残っています。この谷津田と鹿島神宮の森は昔、つながっていました。それは700年代に編纂された常陸国風土記にも記載されています。しかし現在は市街化によって森は分断され、谷津田も荒廃が進んでいます。
そこで子ども達、地域の人々、都市の学校や企業が協力して谷津田を再生させようという取り組みが2007年に始まりました。再生した谷津田ではもち米、酒米を栽培しています。酒米は地域の酒蔵で日本酒に醸造されます。もち米はお餅となって地元のお祭りなどで販売されます。
谷津田の再生は生き物を呼ぶだけでなく、北浦に清らかな水を届けることにもつながります。鹿島神宮の大木にトキやコウノトリが巣をかけ、谷津田にエサをとりに出かける。そんな鹿嶋市を100年かけて実現させようという構想です。また、このプロジェクトは世界的な金融機関であるUBSと協働で行っています。
② トキの住む鹿嶋市を目指して 子どもと大人の協働のまちづくりin山之上withUBS RICEprojectの特徴・意義
このプロジェクトは子どもの提案から始まり、その後の運営は地域にできた新たな組織が行っています。山之上谷津田再生協議会というその組織は、公民館、自治会、小学校PTAなど既存のコミュニティに他の場所から転居してきた人も加わり、発足しました。この協議会は、自然再生推進法に基づく協議会と異なり、地域住民が自主的に組織を運営することで継続的・発展的に事業が行われています。また、既存のコミュニティと連携する事で、流域レベルの広域ネットワークの中で新たな取組みを地域に根付かせます。
プロジェクトは、機械の使用が困難である圃場整備されていない枝谷津の再生からスタートしました。このような場所は、一般に自然度が高く、元々希少種や絶滅危惧種などが残っています。その為再生の効果も現われやすいです場所ですが、この谷津田の大半を占める圃場整備された水田では既に生物多様性が失われています。今後、枝谷津と連続している圃場整備された水田も併せて保全する事が決定しています。プロジェクトを行っている谷津田は霞ヶ浦・北浦流域でも有数の規模を誇る場所ですので、圃場整備された水田における生物多様性保全が実現されれば、広大な面積の保全が可能になり、トキを呼び戻す夢が近づきます。
③ トキの住む鹿嶋市を目指して 子どもと大人の協働のまちづくりin山之上withUBS RICEprojectの効果
・再生した谷津田は枝谷津上流部にあり、豊かな湧水量のある自然度が高い場所です。再生の効果は大きく、生物多様性が大幅に向上しています。
・都市の企業や学生と、農村の交流が生まれ地域が活性化しています。
・谷津田で収穫した酒米は、地域の伝統的な酒蔵である愛友酒造株式会社で醸造され、純米原酒が出来上がります。お酒の一部は、水源地再生の酒広がれあさざの夢として一般販売されます。日本酒の市場が縮小傾向にある中、本プロジェクトは地場産業の活性化にもつながっています。
・地域の子どもの提案から始まったこの取組みはその後も地域の環境教育の場となっています。
④トキの住む鹿嶋市を目指して 子どもと大人の協働のまちづくりin山之上withUBS RICEprojectの活動内容
谷津田を中心とする周囲の畑や森林の再生、維持活動を行っています。日ごろの管理は月に2回、山之上谷津田再生協議会が行っています。作業後、自然に囲まれた中での昼ごはんも楽しみのひとつ。会員同士の近況を語り合う場としても役立っています。
プロジェクトのパートナーであるUBSはスイスに本社を置く外資系の会社で、社員一人一人の地域貢献に対する意欲が高く、積極的にプロジェクトに参加して下さっています。田植えや草取り、稲刈りなどの際にはイベントを開き、地域の方も参加するので、様々な交流が生まれています。参加者には海外の出身者も多く、日本文化を理解する場になっています。

その他にも様々な人が谷津田に訪れています。東京で活動する「ナナハン実行委員会」もその一つ。普段東京で暮らす若者が田んぼでの作業を通して地元の方と交流しています。また、2012年からは原宿にある田中千代ファッションカレッジとの交流も始まりました。山之上と原宿。一見関係のない組み合わせに思えますが、実は原宿もかつては谷津田が広がっていた場所。山之上は原宿の原風景なのです。普段ファッションを学ぶ学生が山之上で農作業をしたり、山之上の人が原宿に行って餅つきをするなど交流は広がっています。
地域活性化
一度価値を失い荒廃した谷津田が、都市との交流を通して生物多様性や水源地保全という新たな社会的価値を持ちました。それにより新たな取組みが次々と生まれ、地域が活性化しています。活動拠点は公民館で、鹿嶋市が進める各地区の公民館を中心としたまちづくりのモデルになっています。
環境教育
この取組みは豊郷小学校の環境教育がきっかけで始動しました。子ども達が地域の問題に気付き、大人と話合いをして再生が実現しました。知識を与えるだけの教育と異なり、問題の気付きから解決まで行う一連の環境教育を実践しました。
社会を変える
霞ヶ浦・北浦流域という広範囲を視野に入れたプロジェクトを地域に根差した取組みにする為には、伝統的な地域コミュニティと協働で取組む事が有効です。
企業との協働
谷津田の再生は、グローバルな金融機関であるUBSと協働で行っています。社員一人一人の地域貢献に対する意識が非常に高い企業です。このプロジェクトは社員の皆さんが活躍する場になっています。また、海外出身の方が日本文化を理解する場になっています。
循環型社会
この取組みは、循環型社会によって維持されてきた伝統的な里山景観の再生を通して、関る人がこれからの循環型社会の発想を得る場になっています。
自然再生、生物多様性
再生した枝谷津の上流部分は元々生物多様性の豊かな場所でした。再生の効果は大きくホットスポットになっています。今後、この枝谷津に連続している圃場整備された水田の保全を開始し、より広大な面積の生物多様性保全を目指します。そして北浦を始め水系全体への生物供給源とします。




















































































































































































































































































































































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