牛久第二小学校(5年生)

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学校の周りを生きものになったつもりで調べたら、学校の近くにある谷津田は牛久沼につながる生きものの道だということがわかりました。
どうしたらもっとたくさんの生きものが学校やビオトープに来ることができるかをみんなで考えています。
また、ビオトープに入ってしまったアメリカザリガニ(外来種)の影響や駆除の方法を調べています。

 

主な取り組みの様子

2006年4月28日 トンボの暮らしや体のつくり
2006年5月19日 プールヤゴ
2006年6月30日 野外観察会
2006年10月18日 春と秋の違い
2007年1月17日 人も生きものも暮しやすいまち

2006年4月28日 トンボの暮らしや体のつくり

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今日は牛久小の5年生に授業を行ってきました。
今回の授業では2限・3限2コマ続けて授業を行い、2限時では「トンボの暮らしや体のつくり」に関する授業を行って、3限には実際に学校のビオトープに行って生きもの観察をしてきました。

普段、あまり詳しく見たり、調べたりする機会の少ないトンボの授業でしたが、黒板に描かれるヤゴの絵を見て、真剣な眼差しでヤゴのからだのつくりをスケッチしていました。3時間目ではビオトープで生きもの調査をしました。この学校のビオトープはたくさんの種類の生きものがいるのですが、ザリガニが入ってしまったらしく アサザやメダカなどの生きものがかなり減ってしまったということでした。小さなザリガニでも環境に与える影響は大きいのだと、2小のビオトープで観察を行いながら思いました。

2006年5月19日 プールヤゴ

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牛久小の5年生さんへの2回目の授業を行ってきました。

本当は、みんなでプールに行ってヤゴを捕まえ観察する「プールヤゴ」の授業を行う予定だったのですが、天候が思わしくなく、前日アサザのスタッフで捕まえて水槽に入れて置いたプールのヤゴを、シャーレに取り分けて観察し、その後、ヤゴをスケッチをしていきました。前回は黒板に描かれたヤゴのスケッチでしたが、今回は実物を前に、動き回るヤゴを見ながらのスケッチです。
本物のヤゴを間近で観察したことで、それぞれ独自の発見があったようです。前回観察をしたビオトープのヤゴと、今回捕まえたプールのヤゴの種類の違いからプールとビオトープ、 学校周辺にある田んぼとの環境の比較の話しなど、幅広い内容の授業を行うことが出来ました。

2006年6月30日 野外観察会

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今日は学校周辺の谷津田と、地元の方で自分が持ってらっしゃる田んぼを、観察の場として提供してくだった方がおり、その方の田んぼで生きもの観察をおこないました。

炎天下での観察で少し心配しましたが、みんな元気で最後までやり遂げることが出来ました。
アサザ基金では様々な場所で野外の観察会を行っていますが、プログラムを行ないながら、子どもたちにいろいろな環境や、いろいろな生きものを実際に見て感じてもらうことで、自然に対してたくさんの「なぜだろう」「不思議だな」というそんな気持ちが、たくさん芽生えてくれたらと思います。
今回、お借りすることの出来た田んぼは、無農薬でお米を作っているのですが、そのわりには、あまり多くの生きものを見つけることができませんでした。
「なぜだろう?」。スタッフとして同行した自分が見つけた、自然に対しての「なぜだろう?」の一つです。

2006年10月18日 春と秋の違い

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今日は牛久二小の5年生さんと学校周辺の谷津田へ観察に出掛けました。

今回、出掛けた谷津田は、夏に一度観察をした場所で、夏と秋で観察できる生きものの違いや、 夏と秋とで田んぼの様子がどのように変化するかなどを、実際に観察に出掛けて調べてみました。
 10月とは言えまだ少し暑かったのですが、観察できる生きものはかなり減っていて、季節の変化を感じることが、生きものを通してでも感じることができました。
また、この時期は実を付ける植物が多くあり、今回の観察でも途中で実際に木の実を食べて、その味を確かめたりしました(皆さんは食べると有毒な実もあるので、詳しい人と一緒に食べてみてください)。
同じ場所でも季節でずいぶん様子が変わるのだなと、子ども達と秋の谷津田を歩きながら感じました。

2007年1月17日 人も生きものも暮しやすいまち

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今日は新しい取り組みとしてまちづくりの授業を行ないました。

5年生さんは生きものについて学んだ後に福祉を学習したということで、今回は、これまで学んできた「生きものの視点で捉えたまちの改善点」を踏まえて、「人と生きもの両方が暮らしやすいまちにするにはどうすればいいのか」というテーマについて考えました。
 学校を体の不自由な人やお年寄りのくらす家に例え、お店やバス停など生活に必要な場所を地図の上に書いていきました。
そして、実際に生活をしていくためには、こうすればもっと住みやすくなるなどの意見を、班ごとにまとめていきました。
福祉について勉強した牛久二小の皆さんだからできる授業なので、筆者も授業を進めながら、どのような展開になるのか予想できませんでした。しかし、結果は非常に充実した授業になりました。
2小のみなさん、楽しい授業ありがとうございました。

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