プロジェクトパートナー募集

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1.放射能汚染から湖を守る市民による一斉調査
2.魚粉を利用した霞ヶ浦再生事業
3.宮古島 こころの泉でつなぐ島づくりプロジェクト
4.沖縄県多良間島での環境保全事業
5.逆水門の柔軟運用に対してその予測評価を行う研究
6.原宿・表参道 風の道プロジェクト

1.放射能汚染から湖を守る市民による一斉調査

アサザ基金は、1月31日付けで茨城県知事宛に霞ヶ浦の放射能汚染防止に向けた要望を行いましたが、行政がすぐに動く可能性は低いようです。
県知事は、記者に対して「流入河川の調査はやっている」と憤りながら応えたそうです。
しかし、調査をやっているのは県ではなく環境省であり、56本ある河川の内の半分以下で、河川毎に1定点でしか行っていないのが実状です。
このまま無責任な行政に任せておけば、原発事故と同様に防げる被害も防げずに取り返しの付かない事態をまねく恐れが大です。
放置すれば、河川内に存在するホットスポットが湖に移動してしまう可能性があります。
そうなれば、除染作業はますます困難になり数十年汚染された状態が続きます。

「SAVE霞ヶ浦!放射能汚染から湖を守る市民による一斉調査」
いま行動を起こさなければ手遅れになってしまいます!
そこで、わたしたちは独自に流入河川の調査を行い特に放射性物質が集積しているホットスポットを見つけ出し、河川をとおして湖に移動している放射性物質の実態を明らかにすることで、国や県に除染の必要性を迫り速やかに実施させ、湖への流入拡散を阻止したいと考えています。
このような調査を広大な流域全体で実施するためには、多くの方々の参加や協力が必要です。各河川で数多くの地点から採泥を行うボランティアや分析に協力してくれる研究者や専門家、研究機関、調査費のカンパなどの協力が必要です。
調査の実施時期はまだ未定ですが、できるだけ早い時期に体制を整え実施したいと考えています。御協力下さい。
現在、調査や分析に協力をしていただける方を募集しています。協力を頂ける方は、アサザ基金までご連絡ください。
よろしくお願いします。

2.魚粉を利用した霞ヶ浦再生事業

現在、アサザプロジェクトでは霞ヶ浦の漁協や流域の農協、スーパーと共同で、湖の外来魚を捕獲し魚粉肥料にして農産物を栽培、販売する取り組みを行っています。
「湖が喜ぶ野菜たち」というブランド名で販売中の農産物が、多くの消費者の手に渡ることで、湖の生態系に影響を与えている外来魚の駆除や水質浄化を効率的に進めようという取り組みです。
現在は5年目を迎えていますが、魚粉肥料の普及をさらに広げ、外来魚の捕獲数量を増やしていくことが課題となっています。
そこで、農産物や加工品(ビールやスナック菓子など)の原材料栽培の中で魚粉を活用し、生物多様性を付加価値としたブランド商品を生み出していく事業へ参画してくださる企業の方々を募集しています。
それにより、より多くの人々(消費者など)が霞ヶ浦再生に参加できるビジネスモデルとして広がっていくと考えています。

湖がよろこぶ野菜たちのページ

3.宮古島 こころの泉でつなぐ島づくりプロジェクト


亜熱帯サンゴの島、宮古島で環境保全と一体化した地域活性化モデルを宮古島の地域特性を活かした形で構築することを目標とした事業です。
宮古島には池や川がほとんどなく、豊富な地下水脈は島全域が水源となっています。
そして宮古島には、この地水脈によって支えられた人々の暮らしと豊かな自然が今も残っています。
本事業では、地下水脈の保全を軸に、多様な分野をつなぐネットワークをつくることで持続的に島全体の生態系を保全していきます。
そこで、地域の人々との交流や、環境保全型農業、森づくりなどを活かした観光プログラムづくり、宮古島の特性を活かした事業を展開することのできる担い手づくりに参画してくださる方々や企業を募集しています。
ひとりひとりの心の中に泉を掘り起こし、すべての泉が地下水脈でつながっていることを多くの人々に伝え、島内外の多様な人々を結び付けながらこの事業を進めていきたいと考えています。

宮古島のページ
詳細企画書(pdf)

4.沖縄多良間島での環境再生事業

多良間島で進行している地下水汚染を食い止め、島の人々の生活と豊かな亜熱帯の自然環境、伝統文化を守ることを目標とした事業です。
そのために、現在地下水汚染の主原因となっているサトウキビ栽培の改善を促すことを目的として、環境保全型栽培のサトウキビのブランド化を図ります。(例えば、黒砂糖や黒糖を使ったソフトクリーム、アイス、菓子などの開発や、八月踊りをデザインしたブランド品。他に、塩や多良間牛等もあります。)
上記の環境保全型農業の推進には、農場へのフクギなど伝統的な防風林の再生や、トンボやカエル、ヘビなどの生息に適したビオトープを設置し生物多様性の保全も行ないます。
また、これらの取組みを地元の多良間小学校の総合学習と一体化し、子どもと大人が協働で進めるブランドづくりとして実施します。
そこで、多良間島の自然と暮らし、伝統文化を支える地下水の保全を進めるために、同島産の黒糖を利用したブランドの開発に参画してくださる企業の方々を募集しています。また、ブランド品の売り上げをとおして、多良間小学校での学習や八月踊りの継承、ビオトープづくり等に必要な経費を賄う仕組みづくりに取り組んでいきたいと考えます。

沖縄多良間島のページ
詳細企画書(pdf)

5.逆水門の柔軟運用に対してその予測・評価を行う研究

アサザプロジェクトでは、1997年から霞ヶ浦・北浦の再生と地域活性化に向けた具体的な提案「逆水門の柔軟運用案」を行ってきました。
この提案は、湖に関係する多様なステークホルダーが互いに調整し合い、特定の分野に損害が及ぶことなく、実現可能な範囲内で逆水門の柔軟運用を実施し、天然ウナギをはじめとした漁業の再生をとおして、湖の水質改善をも実現しようとするものです。
大手シンクタンクの試算によると、この提案によって得られる経済効果は、漁業利益増だけでも年間193億円とされています。また、私達の試算では獲る漁業の再生によって、魚体に含まれる窒素・リンをとおして湖の栄養分の回収が効率的に行われることで、年間に窒素約255トン、リン約71トンも回収することが可能となり、極めて大きな水質浄化が期待できると考えています。
上記の提案を実現させるためにも、逆水門の柔軟運用の具体的な手法や効果を予測・評価してくださる研究を必要としています。
関心をお持ちの方はアサザ基金までご連絡ください。

逆水門の柔軟運用提案のページ

6.原宿・表参道 風の道プロジェクト

表参道にエコロジカルネットワークの起点としての新しいブランド価値を創出することを目指すプロジェクトです。
明治神宮の大きな森から街に流れ込む涼風や、都市に広がろうとする生き物の道があることに、みんなが気付くことができる場、それが原宿・表参道です。
原宿・表参道を訪れる多くの人達に、神宮の森の恵みを感じてもらい、その価値を共有してもらうことで、都市に新たな文脈(物語)を創り上げるための様々な社会実験を行おうと考えています。また、都市におけるアートの新たな展開の場としても位置付けています。
新しい文脈が生まれ価値が創造される場、原宿・表参道から、脱温暖化・生物多様性保全に向けた価値創造的な取り組みを展開するにあたり、このプロジェクトに参画してくださる方々を募集しています。

原宿・表参道 風の道プロジェクトのページ

 
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