かすみがうらにウナギをよびもどそう

keroアサザプロジェクトのていあん『かすみがうらにウナギをよびもどそう!』

unagi
アサザプロジェクトは、社会の様々な人たちに、これからの社会のあり方を提案しています。そのひとつが、霞ヶ浦に昔はたくさんいたウナギを呼び戻すという提案です。
実は、霞ヶ浦は1960年代までは、日本で一番ウナギが獲(と)れる湖だったのです。
ところが、1970年代に逆水門という霞ヶ浦と海の間にできた門が閉められたことで、ウナギのこどものシラスウナギが霞ヶ浦に入ることができなくなってしまいました。シラスウナギは毎年秋から冬にかけて海から利根川をさかのぼり霞ヶ浦にまで来ていたのです。でも、逆水門が閉められてしまったために、シラスウナギはまったく霞ヶ浦に入ることができなくなりました。

逆水門は霞ヶ浦の水を農業や工業で使うために、海からの塩水が霞ヶ浦に入ることを防ぐために閉められてしまいましたが、それによって、それまで海から霞ヶ浦に泳いで来ていたシラスウナギやハゼ、スズキなど多くの魚が霞ヶ浦に来ることができなくなってしまいました。

しかし、逆水門を上手に開けることができれば、霞ヶ浦の水を使っている農業や工業などに影響しないように、海から魚たちを霞ヶ浦に入れる方法があります。アサザプロジェクトではみんなで、逆水門を上手に開けてシラスウナギなどの魚たちが海から霞ヶ浦に入れるようにする具体的な方法を考え、1997年から国に提案しています。まだ、実現はしていませんが、たくさんの人たちが賛成をしてくれています。霞ヶ浦のまわりでは土浦市や阿見町、つくば市などの多くの議会が、この提案に賛成しています。

もし、この提案が実現すれば、霞ヶ浦は世界一のウナギ産地になるかもしれません。
そして、ウナギだけではなく昔の霞ヶ浦のようにたくさんの魚がとれるようになって漁業などの産業がさかえ、同時に水もきれいになることが予想されています。みんなで力をあわせて国を動かし、一日も早くこの提案を実現させましょう。
gyakutop

 
このページの先頭へ