牛久南中学校(1年生)

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 牛久沼は護岸工事や水質汚染の影響で 自然破壊が進み、生きものたちが困っ ています。牛久沼につながる谷津田で 生きものや水質の調査をしたりして、 牛久沼の水質浄化や自然再生の計画を 作っています。
 学校のプールをミニ牛久沼にするため に、プール全体に土や水草を入れたり して大改造しました。 

 

主な取り組みの様子

2006年6月2日 4つの研究テーマ
2006年7月4日 カエルのお腹
2007年6月21日 プールビオトープを作ろう
2007年9月13日 プールの調査
2007年9月14日 谷津田の調査
2008年1月18日 プールビオトープの造成

2006年6月2日 4つの研究テーマ

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今日は、南中の1年生に今年初めての授業を行ってきました。

南中では総合の時間で谷津田をテーマにした研究を行う予定で、飯島さんが谷津田をテーマにした4つの研究テーマを子供たちに提案し、 子どもたちがその中から1つ選択して最終的には11月の文化祭で発表する流れとなっています。飯島が提案した4つの研究テーマとは『谷津田と牛久沼』『谷津田と生きもの』『谷津田と人々』『谷津田と社会』。 それぞれの研究テーマごとに、どのような研究成果が出るのか楽しみです。

2006年7月4日 カエルのお腹

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今日は南中の生徒と学校周辺の遠山の谷津田に出かけ、実際に観察してきました。

子どもに特に人気があったのはカエル。特に女子は触ったことがない生徒が多く飯島さんが足をつまみ上げ、 女子生徒の目の前に差し出すと「キャ~」「ワ~」という声が上がり、最後には「カワイイ~」といってカエルのお腹を触っていました。 もし、このような機会がなければこの子たちはいつまでカエルに触れることなく成長していたんだろうと思うと、今の子供は自然の生きものに触れる機会が想像以上に少ないのだと実感しました。 今回は人数が多いので、午前中の時間を2つに分け、観察に出かけましたが、前半の班と後半の班とでは、観察できる生きものの種類に明らかに差が出ました。「生きもの観察をするなら涼しい時がいい」とはよく聞いていましたが、本当にそうなのだと実感しました。あと、最近、恒例になってきましたが、今回も数匹のトンボの羽に「南中1年」と文字を書いて放してみました。皆さんもし見かけたらアサザ基金までご連絡を!

2007年6月21日 プールビオトープを作ろう

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今日は、牛久南中学校の1年生の生徒たちとディスカッションをして参りました。

テーマは、プールをミニ牛久沼と見立てた、生物多様性の保全による水質浄化実験についてです。そして、その結果を、牛久沼の自然再生に活かしていこう!というものです。生きものの供給源・谷津田とのつながりを意識した提案はさすが・・。今後の展開が楽しみです。

2007年9月13日 プールの調査

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今日はプールの生物調査と水質調査の日です。

この調査結果は、今後プールをミニ牛久沼と見立てた生物多様性の保全による水質浄化実験を行なう上で、非常に大切な資料となります。子どもたちは生物調査班と水質調査班の2班に分かれて行ないました。プールにはミズカマキリやコシマゲンゴロウなどが見られましたが、全体的に生きものの種数は少ないものでした。今後、どんな生きものが見られるようになっていくのか、とても楽しみです。また、水質は調査の結果とてもきれいだということが分かりました。明日は、学校の近くの谷津田に調査に行きます。

2007年9月14日 谷津田の調査

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昨日に引き続き、今日も野外調査です。

場所は学校の近くの谷津田です。ここは、牛久沼と学校をつなぐ生きものの道であると同時に、牛久沼の水源地でもあります。子どもたちは、補虫網でノシメトンボやアマガエルなどを捕獲、手にとってじっくり観察していました。
水質調査も実施、これがびっくりするような結果でした。湧水地点での測定だったにも関らず、窒素系の汚染が若干見られたのです。これには、子どもたちもとても驚いていました。これは、おそらく化学肥料の影響だと思われます。
きれいな水を牛久沼に地域の住民が谷津田に関心を持ち、皆の手で少しずつよくしていく必要があるなぁと思いました。

2008年1月18日 プールビオトープの造成

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牛久南中学校では、生きものと共生できるまちづくりに向けて、学校の近くにある牛久沼の再生にテーマをしぼって活動してきました。

現在進行中のプールのビオトープ化計画は、牛久沼のモデルとして、プールビオトープを位置付けることで牛久沼の水質改善に役立てていこうというものです。
たくさんの生きものが暮せるビオトープとするために、子どもたちの提案を活かして土が入れられました。
今後は、マコモやヨシなどの抽水植物を植え付けていきます。
将来は、学校周辺の谷津田や牛久沼への生きものの供給源としていく予定です。

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