全国にいるなかまたち

 かすみがうらで始まったアサザプロジェクトのかんきょう学習やまちづくりは、ぜんこく各地にひろがっています。ぜんこくには、かすみがうらと同じようにかんきょうが悪くなってこまっているところがいっぱいあります。かんきょうが悪くなった理由は、ちいきによってそれぞれちがいます。
 かんきょうが悪くなった理由を知るためには、そのちいきに住んでいる生き物たちとお話して教えてもらうことがひつようです。生き物の「からだのつくり」と「すみか」と「くらし」をよくかんさつすることで、だんだんと生き物の気持ちがわかるようになり、かんきょうが悪くなって生き物たちがこまっている理由もわかるようになります。生き物たちがこまっている原因をなくし、生き物たちをささえているつながりをとりもどしていけば、また生き物は元気になってふえていきます。
 でも、生き物たちがこまっている理由も、生き物たちをささえているつながりも、ちいきによってちがいます。だから、自分のまちやちいきの特色をよく知ることがひつようになります。べつのちいきでうまくいったからといって、そのちいきのまねをしてもうまくいきません。
 まず、自分のまちやちいきの特色をよくしらべることです。アサザプロジェクトでは、北は北海道から南は沖縄まで、全国かくちでそのちいきの特色をいかしたまちづくりの学習を地元の子どもたちとしています。たとえば、りゅうがとうじょうする物語やカッパがとうじょうする物語やキジムナーがとうじょうする物語など、ちいきによっていろいろな物語や伝説がありますね。森のすがたや住んでいる生き物のしゅるいも、ちいきによってちがいます。
 アサザプロジェクトでは、自分のまちやちいきのとくしょくをよく知り、それらの特色をいかすことで、かんきょう問題のかいけつのほうほうを考え、ていあんできる人を全国にふやそうとしています。
 全国各地に、そして、ちきゅうの各地に、自分のちいきのとくしょくをいかしてかんきょう問題をかいけつするほうほうをていあんできる人がいるようになれば、世の中を変えていくことができます。
 子どものころから、このようなかんきょう学習やまちづくり学習をしていけば、きっとしょうらいは、ちいきの未来のために、そして、ちきゅうの未来のために役に立つしごとができるようになるでしょう。君ならきっとできるよ。ちいきやちきゅうの未来のために、がんばってください。

kero秋田県、はちろうがたのみんなへ

kero全国にいるなかまたち(出前授業実施校一覧)

ぜんこくに、かんきょう学習やまちづくり学習をしているなかまたちがいます。
【PDF】出前授業実施校一覧

 
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