その他の地域での展開」カテゴリーアーカイブ

渡良瀬

上流と下流を結ぶ足尾山地の緑化・公共事業 わたわせ未来プロジェクト

足尾山地、渡良瀬遊水池は、足尾鉱毒事件で知られている日本の公害・環境問題の原点の地です。
足尾山地と渡良瀬遊水池の緑化・湿地の再生を地場産業のヨシズを使って同時におこなっています。
コウノトリが野生復帰できるような、健やかで豊かな自然環境を40年間かけて とりもどそうという、わたらせ未来プロジェクト。
霞ヶ浦のアサザプロジェクトと連携し、推進しています。

● 渡良瀬遊水池のヨシを使った緑化事業
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渡良瀬地域産のヨシを使った足尾山地の緑化・公共事業

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●ドングリの里親制度
生物多様性保全に配慮した緑化事業を行っています。

生物多様性保全に配慮した緑化事業とは?

上流の山地で行われている緑化事業では、効率性を重視することから、材料の供給が容易で定着が早い牧草をはじめとした外来種の植物が多く用いられています。
しかし、上流部での外来種の導入は、川を通してそれらの種の生育地の拡大を引き起こし、水系全体に大きな影響を及ぼすことになります。
このような外来種の生育地拡大は、在来種の生育地を奪い絶滅に追い込むとして、各地で問題化しています。
わたらせ未来プロジェクトを行っている足尾山地の緑化事業でも、これまで外来種が多く用いられてきました。
そこで、未来プロジェクトでは、生物多様性の保全に配慮した緑化事業を、上流下流のネットワークによって実施しています。
具体的には足尾山地に残っている森林で、ドングリなどの樹木の種子を採取し、植樹用の苗を育てるというものです。
緑化用のヨシズと同じ上流と下流の交流事業の一環として、足尾山地で採取したドングリを下流の渡良瀬湿地帯周辺の小学校や家庭で育ててもらう里親制度を行っています。
足尾山地で採取したドングリなどの樹木の種子を土壌の肥沃な下流に送り、里親に苗木に育ててもらうシステムです。
上流下流の小学校を結ぶ交流事業に、渡良瀬川流域の一般市民も加わり、流域ぐるみで足尾に本来の森林を取り戻す取り組みが始まっています。
このように、生物多様性の保全をはかり、外来種の管理を行うためには、水系全体を行政の縦割りを越えて結ぶネットワークの構築が欠かせません。
NPOの役割は、保全に向けた戦略を持って広域ネットワークを地域全体に構築していくことにあります。
NPO本来の役割は縦割り行政をその枠組みの中で補完することではありません。 代表理事 飯島 博

●画像をクリックすると拡大されます。
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足尾鉱毒事件

明治以降の日本は欧米をモデルに急速に近代化を押し進めていった。
足尾銅山は慶長年間から銅の採掘が行われていたが、明治以降の近代化の波に乗って急速に生産量を増大させていった。
しかし、古河鉱業は生産優先で環境への配慮がないまま銅の増産体制をとったため、銅生産に伴い発生する鉱毒は垂れ流しとなり、渡良瀬川を流れ下り流域に重大な被害を及ぼした。
被害は農産物にとどまらず、多くの人々が健康被害を被った。

足尾鉱山では銅の精錬に使う燃料調達のための森林伐採や精錬所の排煙によって、周辺の森林が大規模に破壊されていった。
足尾山地では約3000ヘクタール以上の森林が失われた。
それにより、山は保水力を失い、渡良瀬川下流では洪水が頻発するようになった。
東京に洪水と鉱毒が及ぶことを恐れた政府は、渡良瀬川と利根川の合流地域にあった谷中村を潰して遊水池にすることを決定した。
上流での大規模な森林破壊に伴う洪水や、垂れ流しの鉱毒を食い止めるために、治水事業と称して旧谷中村を強制廃村に追い込んで造ったものが、現在の「渡良瀬遊水池」である。

また、渡良瀬川流域は地域は田中正造をはじめとした人々によって、日本の環境保護運動が先駆的に展開された歴史的な地域でもある。
正造が最後まで公害と闘ったこの地に残した次の言葉はあまりにも有名である。
「真の文明は山を荒らさず川を荒らさず、村を破らず人を殺さざるべし」

代表理事 飯島 博

沖縄

おきなわ 海の道 森の道
いっしょに行こうね100年プロジェクト 「キジムナー型公共事業」

かつて沖縄全域に生息していたといわれる森の精キジムナー。
キジムナーを呼び戻そう!を合言葉に、地域の多様な人々や組織を結ぶネットワークを作り、地域に新しい人とモノとお金の流れを生み出すことで、環境保全と地域活性化が一体となった、自然と共存する循環型社会の構築をめざします!
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すぐ足下にある宝物にみんなが気づくことから、この物語は始まります!

100年後の沖縄で、森の道と海の道が平和と交流の道になって、世界中に広がっていくことを夢見て、あなたの物語を作り始めませんか?

詳しくはキジムナー型公共事業 企画書をご覧ください。

物語の舞台は島全域に。

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地域に失われていた様々な繋がり(人々のつながり、自然のつながり)を取り戻す新たな物語(文脈づくり)は、様々な出会いを通して、足下に埋もれていた価値を人々に気づかせます。
人々が地域の価値に気づき、それらの価値を共有し、さらに豊かなものにしようとする取り組みを通し、地域のブランド創出や真の地域振興を実現します。

 

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どんどん広がる!沖縄森の道 海の道

多良間島

宮古島・池間島

沖縄本島(宜野湾市大山)

三重

三重

「庭茶」でおもてなし

清流宮川の上流にある山村、三重県大紀町七保地区では、2009年から地元の小学校で地域の宝物さがしの学習を行っています。
地域に当たり前になって宝物になりそうなものを探しました。
そこで子どもたちが見つけたのが茶園です。
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七保地区は集落の家々の間に小規模な茶園が多い地域です。この特色を活かし「庭茶」といったコンセプトで、お茶のブランドづくりを通した地域の活性化や未来の担い手づくりを進めていきます。
今後の展開にご期待ください。

活動の流れ

すでにある茶園で環境保全に配慮したお茶づくりを行います。
七保地区には集落内に小規模な茶園が方々にあり民家と一体となった美しい景観を作っています。
しかし、近年の過疎化に伴い荒れた茶園が目立つようになってきました。
荒れた茶園を再生し、茶摘体験を行い、その後茶葉もみなどの製茶作業を体験して、農家の庭先でお茶を飲みながら里山の景色や地元の話を楽しんでもらいます。
その際に、地元の小学生が総合学習で学んだ地域の特色やお宝を来訪者に説明し、案内やおもてなしを通じた交流します。
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子どもたちは、このような茶園と民家一体となった美しい景観を「庭茶」と名づけ、来訪者の意見や感想をもとに、美しい風景や自然と共に味わうお茶のブランド化を考え提案していきます。
2010年からはキャノンマーケティングジャパンがこの取り組みに参加します。

期待される効果

地元のお茶のブランド化を清流宮川などの美しい里山景観と一体化して進めることができます。
また、環境保全型の茶栽培の普及によって、過疎地域における環境保全と一体化した活性化・担い手づくりのモデルとなります。
この地域では昔から宮川でとれたアユを伊勢神宮に献納していたという伝統もあり、日本の伝統文化を活かした取組も期待できます。
実際に、地元の小学校での総合学習をきっかけに、自治会と学校が一緒になって、2010年から伝統的な注連縄作りを復活する取組を開始しました。

■2014年度七保小学校4年生 地元学振り返り

■野原工房 げんき村

京都

京都ハグロトンボの道
~涼のネットワークづくりの提案~

概要 「京都だからできる涼のネットワークづくりを提案します!」

自然環境を考えるとき都市の問題は避けて通ることが出来ません。
自然と切り離された空間としての都市を、自然(生きもの)と対話する都市へ、どのようにして変容させていくのか。21世紀の地球的課題です。
わたしたちは、その取り組みのモデルとなる都市のひとつが京都だと考えます。
京都議定書が目標とする地球温暖化の防止という課題にも、自然(生きもの)と対話する都市への変容が不可欠です。自然(生きもの)と対話する都市は、温暖化防止の達成目標も単なる数値目標ではなく、具体的な生きものとの共存として示すことができます。
生きものとの対話は、都市の歴史や文化、自然特性、立地条件、コミュニティ機能等を再評価することへと導きます。生きものとの対話は、人々に豊かなイメージを与え、行動を促します。生きものとの対話は、新たな結び付きを生み、都市を活性化(内発的発展)するでしょう。

これは、今も京都市中心部で見ることができるハグロトンボをシンボルとしたネットワークづくり(自然・生きものと対話する都市づくり)の提案です。
ハグロトンボは川の中で幼虫(ヤゴ)時代を過ごし、成虫(トンボ)になると川から離れた涼しい木陰などで夏を過ごします。初秋には再び生まれ故郷の川に戻り水草に卵を産みます。
現在の京都市内でもハグロトンボを見ることができるのは、川と木陰を結ぶ涼の道がまだ残っている証拠です。ハグロトンボは涼のシンボルなのです。
現在ハグロトンボを見ることができる都市は極めてまれです。でも、わたしたちは昔の京都にはもっと広がりのある涼の道(ハグロトンボの道)があったと考えています。それは、かつて自然と対話する都市があり、涼を作り出す人々の知恵の生きた都市があったと考えるからです。
この京都で、ハグロトンボとの対話をとおして、自然と共存する都市を創り上げるための文脈を探り当てることができるのではないでしょうか。

背景 「都市の基盤となる歴史と文化、立地条件を活かす」

地球温暖化対策のための議定書が作成された京都で「自然(生きもの)と対話する都市づくり」「涼のネットワークづくり」が行なわれる意味は大きいと思います。
地球温暖化対策やヒートアイランド現象の防止のためには、個別的で部分的な取り組みでは不十分です。
それには都市全体を覆うネットワークが必要です。
さらに、そのネットワークは都市全体を自然と結びつけるものでなければなりません。

京都は緑豊かな山々(生物の供給源)に囲まれ、それらの山々から都心部へ向けて川が流れ込んでいるという立地特性と、寺社(緑地)などの空間配置(ネットワーク)という歴史的背景から、その条件に恵まれた都市といえます。
その条件を示す生物のひとつがハグロトンボです。
涼のシンボルであるハグロトンボのネットワークを復活させることは京都の歴史や文化を活かした温暖化対策となります。

目的 「地域コミュニティ活性化と連動した、“涼”の都市づくり」

人と自然のネットワークを作るためには人と人、土地と土地、人と土地を結びつける文脈づくりが必要です。
わたしたちはこの文脈づくりのシンボルとして、夏の日の涼の風景の一部として人々の記憶に刻まれているハグロトンボを提案します。

「京都ハグロトンボの道・涼のネットワークづくり案」は、ハグロトンボの道(ネットワーク)の復活をとおして、京都から「自然と共存する未来都市」のモデルを世界に発信しようというものです。
このプロジェクトは、都市全体を視野に入れた自然再生事業として位置づけることもできます。都市に自然(生きもの)のネットワークと重なり合う社会のネットワークを構築することを目標としているからです。そのためには、都市の中に新しい結び付きやつながりが求められます。
京都の土地条件や歴史的背景、文化を再評価し、新しい発想で地域コミュニティ、学校教育などをネットワーク化し活性化する取り組みが必要です。
つまり、都市の自然再生は都市の活性化にもつながるのです。 ハグロトンボの道を都市に再生するためには、緑地のネットワークだけでは不十分です。都市全体の廃熱量を抑制し温度上昇を抑えることが不可欠です。
そのためには冷房の温度設定や自動車の利用などライフスタイルの変更も求められます。
これは同時に地球温暖化の防止に都市全体で取り組むことにもつながります。
地球温暖化の防止やヒートアイランドの防止といった取り組みの達成目標はふつう数値によるもので目に見える目標を設定していません。そのことが目標を共有し取り組みを広げることを困難にしている背景にあると思います。

ハグロトンボという具体的な生物を目標として示すことで、地球温暖化防止などへの取り組みを人々がより身近に感じることができ、日常化できるのではないでしょうか。

手法 「ハグロトンボに学ぶ都市の中のネットワークづくり」

①現在のハグロトンボ分布調査(市民・観光客対象) 温度分布・風の道、環境調査の実施。
②かつてのハグロトンボ分布調査(市民対象“聞き取り”アンケート、古文書類)
③目標設定 「○○寺の庭園にハグロトンボのいる景観を再生する」
④③に沿って、○△川から○○寺までハグロトンボが移動するための道を作る。
※各学区単位における総合学習の一環として行う。
⑤子ども達と地域住民、専門化が一緒に道づくり(涼のネットワークづくり)を考える。
・例えば、学校ビオトープ、小緑地、屋上緑化、壁面緑化、ヨシズ、打ち水など。
・例えば、冷房などの排熱の抑制(生活の見直し、CO2削減計画)
・例えば、涼を作る伝統的な暮らしから学ぶ。涼を作る建築など。
・例えば、ハグロトンボの生息する川の環境改善。ハグロトンボの生息に必要な沈水植物は水の汚れに弱い。
⑥各学区(地域コミュニティ)ごとに道づくり案を作り、市内の小学校同士で報告しあう。
⑦それらの提案やデータを基に涼のネットワークづくりの提案を行なう。
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ハグロトンボとは

京都市内では都心でもハグロトンボの姿を見ることができる。
それは京都が山々に囲まれ、それらの山々から都心部に向けて川が流れ込んでいるため。川は生きものの道なのです。
都心と山々とが川で結ばれている都市のシンボル、それが ハグロトンボ 。
幼虫時期(ヤゴ)を水草のある流れの中で過ごしたハグロトンボは成虫(トンボ)になると川からいったん離れ木陰や日かげのある緑地へと移動する。
霞ヶ浦流域ではハグロトンボの移動距離は500m程度。
あまり遠くまでは飛んでいけない。涼の飛び石が必要なのです。

体のつくり

体長 7cm~9cm 全身が光沢の強い金緑色、黒い羽を持つ

生態

主に平地や丘陵地のヨシやミクリなどの抽水植物やエビモ、クロモ、セキショウモなどの沈水植物が繁茂するゆるやかな流れに生息する。
幼虫は主に流れに揺らぐ藻などの茂みで、植物につかまって生活している。

羽化

抽水植物に定位して夜半から早朝に行う。

未熟個体

羽化水域からやや離れた薄暗い林地に移って木漏れ日が差し込むような林生でしばらく生活する。
初夏の頃、神社のこんもり茂った薄暗い森影でたくさん見かけるのは全て未熟な固体である。飛翔は活発でない。

成熟個体

成熟すると水辺に戻り、比較的明るい岸辺や抽水植物あるいは沈水植物の水辺から突出した部位などに止まって縄張りを確保する。このときは飛翔も活発である。
(以上、北海道大学図書刊行会「原色日本トンボ幼虫・成虫大図鑑」より引用)
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茨城県牛久市で撮影

展開状況

2010年5月より、京都市立紫竹小学校が、この学習プログラムを実施しています。
今後この学習をとおして、賀茂川を軸とした未来の京都市を提案する予定です。

ハグロトンボ分布図(イメージ図)と、涼のネットワーク(イメージ図)

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松戸・川と風を感じる街づくり

松戸

松戸・川と風を感じる街づくり

地域の自治会や小学校区、商店街などによる多様なコミュニティ機能を活かした地球温暖化の防止への取り組みとして、千葉県松戸市において2009年7月よりスタートした「松戸・川と風を感じる街づくり」プロジェクト。
松戸は古くから舟運で栄え、舟運に必要な川と風が、松戸という街とその文化をつくってきたと言えます。
川と風をキーワードに、松戸を流れる坂川流域に位置する小学校の子どもたちによって、プロジェクトは展開されています!

子どもたちによる取り組み

「松戸・川と風を感じる街づくり」プロジェクトのさきがけとして、松戸市の小学校で環境学習、2回の野外観察、そして商店街の方への聞き取りを行いました。キーワードは川(清流)や木陰に涼風(川風)を求めて暮らしているハグロトンボです。

2009年7月

第1回目の授業では、生き物とお話しする方法、そして松戸に住むハグロトンボについて学びました。
ハグロトンボの話になると、家の庭や駐車場で見たと言う子も…!

8月22日

夏休みに希望者を募り開催された、野外観察には、保護者の方を含め総勢46名の方に参加していただきました。
坂川から江戸川にかけて、風船を川風の目印に「松戸たんけん隊」出発です!
坂川を橋の上からのぞくと、アユの姿が!
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そして川岸の木陰をよーく見てみると、ハグロトンボを発見!
神社や路地裏の木陰など、ハグロトンボは松戸の涼しい場所をたくさん教えてくれました。
江戸川に近づくにつれ風船も強く風に吹かれます。
きっとこの川風が松戸を涼しくしているから、たくさんのハグロトンボに出会えることができたのですね。
生きものの目線で松戸を見直すことで、たくさんの発見がありました。
特に子供たち以上に保護者の方の驚いている様子が印象的でした。

10月15日

4年生80名と一緒に再び坂川へ。
この日はハグロトンボに出会えた夏とは違い、アキアカネなど、トンボ種種類も変わり、生きものに季節の変化を実感しました。
坂川での生きもの探しでは、はじめは川の中に入るのに少し抵抗があった子ども達もいつの間にか夢中で水の中に!
今回初めて野外観察に参加した子供達も、自分達の住んでいた松戸にたくさんの自然が残っていることを感じてくれたのではないかと思います。

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12月9日

2グループに分かれて商店街をめぐり、昔の松戸について聞き取りを行いました。
今回お話を聞かせていただいたのは呉服屋、瀬戸物屋、お米屋、節句人形屋、薬局屋、天丼屋、など多種多様な職業の方々。
子ども達が直接お店に行き、昔の松戸や坂川、江戸川の様子、川風やハグロトンボについてなど、子ども達の質問を交えながら聞き取りを行いました。
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昔の坂川や江戸川にはたくさんの生きものが住んでいたこと、トンボが飛んでいて捕まえて遊んだことなど、何十年も松戸で過ごしたからこそ聞ける、大変貴重なお話ばかり。
真剣な表情で話を聞く子ども達のワークシートは、白い部分がないくらいびっしり書き込まれていました。
また、実際に明治初期より使われていた家で、風が家の中を通るように工夫された家のつくりや、間口が狭く、東西に奥行きが長い家のつくりなど、風をうまく利用した昔の人の暮らしを実感できました。

2010年1月28日

これまでの取り組みを振り返りながら、ハグロトンボ地図と風向きの地図をまとめました。
子供たちからはハグロトンボがすみやすい街になるよう、次々とアイディアが・・・!

2月8日

前回の授業ででたアイディアをまとめ、提案の中間発表を行いました。ハグロトンボの日の制定や、駅前の歩行者天国、雨水を使っての打ち水、緑のカーテンなど、大人では思いつかないユニークな提案ばかり!いよいよ次は発表です!
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2月24日

聞き取りの際に、お世話になった商店街の方も提案発表を聞きにきてくださいました。
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緊張気味の子供たちも他のの提案を聞くにつれ、それぞれの意見が飛び交いました。
また、子供たちの発表に商店街の方も非常に感心され、「これなら協力するよ!」など、今後の提案の実現にむけ大きな一歩となる発表会となりました。
子供たちはまちづくり学習を通して、松戸のよさを知り、そのよさをもっと他の人にも知ってほしいという気持ちになりました。
そのような子供たちがいることは松戸のまちづくりの大きな原動力となります。
そして、子供たちの提案を小さなことからでも実現していくことが、まつどのまちづくり、子供たちの夢の実現へとつながります。
私たち大人も、実現へのお手伝いをすることで、子供たちが描いてくれた夢に乗っかっていきたいと思います!

松戸の繁栄を支えた川と風~川風を感じるまちづくり「オハグロトンボの日」

川と風が松戸のまちをつくり、人々の暮らしや文化を育んできた。
だから、人々は川風を感じるときに、いつでも、このまちの原点に回帰することができる。
いま、環境の時代を迎えて、人々は再びまちの原点を振り返る時が来た。
再び、川と風を活かしたまちづくりに帰る時が来た。
松戸には川風を感じるまちづくりのパートナーがいる。それは、坂川や江戸川で生まれる黒くて華奢なトンボ。通称オハグロトンボ。
このトンボは暑さに弱く、街中の木陰や路地や庭などの涼しい場所を求めて暮らしている。
涼しげにひらひらと優雅に飛ぶ黒いトンボを案内人に、川風を求めて街中を歩けば、さり気なく涼しさを演出する家や店に出会い、どこか残る江戸の風情が蘇るかもしれない。
まちの小学校では、子ども達が松戸の川と風を活かしたまちづくりを考えた。
そこで、生まれたアイデアが「オハグロトンボの日」だ。
子ども達の豊かな感性に刺激された地域の大人たちが「オハグロトンボの日」制定に向けて動き出した。
涼しげな風情でひらひらと飛ぶとんぼと対話しながら進めるまちづくりが始まる。

2010年4月8日  アサザ基金 飯島 博

ハグロトンボの日のはっつぁん

「おっ、はっつぁん。暑い日に打ち水とはありがたいね。」
「おい、くま。お前オハグロトンボってぇのを知ってるか。」
「何だ!そのオハグロてぇのは、お歯黒のことか。」
「違うよ。涼しげな風情でひらひらと飛ぶ黒くて華奢なとんぼのことさ。」
「へぇー。だからどうしたってんだ?」
「だから、打ち水してんだよ。こうしてやると、涼しげでひらひらしたのがやって来るんだ。」
「すると・・、そりゃどういうことなんだ。」
「オハグロトンボは、涼しい川風に乗って、ひらひら飛びながら街中の涼しい所を探しながら暮らしているんだ。だから、こうやって打ち水をして涼しい場所を作っているのさ。」
「そりゃいい!涼しげな風情のひらひらが松戸の街中に増えれば、わしら人間様もありがたいってわけだ。おや、そういえば、あっちでもこっちでも打ち水してるな。」
「くま、知らないのか。今日は子ども等の提案でハグロトンボの日になったんだ。だから、街中で打ち水やったり、車やクーラーを止めたりして、松戸を涼しくしているんだよ。」
「よしゃ!わかった。打ち水しておれの宅の庭にも、涼しげな風情のひらひらを呼ぶとするか。」

東京

東京

NECキャピタルソリューション協働  『わくわく子どもの池プロジェクト』
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NECキャピタルソリューションと協働の『わくわく子どもの池プロジェクト』は、『霞ヶ浦から生きものを呼ぼう、霞ヶ浦と東京を生きものの道でつなごう』という、子どもたちの夢の実現を支援するものです。
東京都内の学校や、北九州、金沢などの幼稚園、小学校でビオトープを作っています。
ビオトープという“場”が生まれることで、子どもたちが様々な生きもの、様々な人と出会い、夢を共有、実現させていくことを期待しています。

原宿・表参道 『森の恵・森の風プロジェクト』
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原宿・表参道『森の恵み・森の風プロジェクト』は、表参道にエコロジカルネットワークの起点としての新しいブランド価値を創出することを目指すプロジェクトです。
大都会の中心で、明治神宮の大きな森から街に流れ込む涼風や、都市に広がろうとする生き物の道があることに気付くことができる場。
原宿・表参道を訪れる多くの人に神宮の森の恵みを感じてもらい、その価値を共有してもらうことで、都市に新たな文脈(物語)を創り上げるための様々な社会実験を行おうと考えています。

北九州

北九州

環境都市として知られる北九州市では、2008年からアサザプロジェクトをモデルにした環境学習が進められています。
湯川小学校では、2008年から5年生の皆さん(90名)が北九州市の特色(良さ)を活かした未来の都市づくりをテーマに学習を進めてきました。
ビオトープ作りや地域の環境調査、お年寄りからの聞き取りなどを重ねながら、100万人都市の中心部にもまだ生息していることが分かったハグロトンボを、涼のシンボルとする未来の環境都市作りの提案をまとめていきました。

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また、2009年になってから同様の授業を市内を流れる紫川の上流にある市丸小学校と下流部にある清水小学校でも行っています。
湯川小学校は紫川の中流部に近いことから、3校が連携して流域レベルでの学習へと展開する可能性も見えてきました。

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湯川小学校の子ども達は、2009年の6月に市内で開催された市主催の環境シンポジウムで多くの大人たちを前に、ハグロトンボを指標とした新たな都市作りに向けた市民へのアンケート調査を提案しました。

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子ども達の郷土への思いと発表内容のレベルの高さは、大人たちに大きな刺激を与えたようです。
その後、市では湯川小学校の子ども達の提案を受け、この夏から市民に呼び掛けハグロトンボをはじめとしたトンボの生息情報に関するアンケート調査を開始しました。

紫川を軸に環境都市の担い手を育てる環境学習プログラム

学習の目的

北九州市を流れる代表的な河川である紫川に生息する生物の観察をとおして、まちの特色や良さ、可能性を知る。生き物の目(他者の視点)になって、普段見慣れたまちの風景を見直してみることで、様々な発見を促します。
紫川の学習をとおして、地域の特色や良さを活かしたまちづくりを考え、未来に展望をもち前向きな提案をできる力(生きる力)を育てます。我がまちに誇りを持てるようになります。

学習の進め方

「川をとおした地域間のつながりに気付く。」
自然が少なくなった都市部にも、自然の豊かな上流部から様々な生き物が紫川をとおして供給されていることを知る。川は生き物の道。
地図や衛星画像を使って、北九州市全体のつながりを考える。

「昔と今をくらべ、違いに気付く。」(世代間交流)
昔のまち(学区内)には、どこにどんな生き物が見られたかをお年寄りなどから聞き取り、現在の生き物の分布と比較してみることで、まちの環境の変化を知ることと同時に、昔のように生き物たちのすみかを増やしていきたいという目標を持つ。
過去の記録から地域の持つ潜在的な豊かさ(かつての豊かさ)を知る。

「深める。上流と下流の学校間の交流」
かつて下流部にも生息していた生き物たちが紫川上流部に生息していることを知る。
紫川をとおして、再びまちに豊かな自然を取り戻すことが可能であると感じ、未来に展望を持つことができる。

「環境都市北九州市の未来を考え提案する。」
地球温暖化やヒートアイランド、水質汚濁などの環境問題への解決策をそれぞれ個別に考えるのではなく、紫川をとおして学んだ生き物や自然のつながり(まちの特色や良さ)を活かした未来のまちづくりとして総合化して提案する。

「問題解決能力・生きる力」
地域の課題や問題に対して前向きに価値創造的に取組む力を身につける。
紫川の自然を活かした具体的なまちの未来図を描いてみる。
様々な提案を自ら考え発表する。

「紫川に生息するハグロトンボを教材とした学習の例」
紫川上流部に多く生息するハグロトンボは、現在下流の都市部でも少数ではあるが確認することができる(全国の他の大都市ではほとんど見られなくなっているトンボである)。
ハグロトンボはきれいな水が流れる川に生息するトンボで、このトンボが現在下流に生息することは、紫川の水質浄化の取組みの成果として見ることができる。
また、ハグロトンボは暑さに弱く川周辺の涼風や木陰が在る場所を探して生息する。ハグロトンボの移動にはそれらが線状または飛び石状に配置されていることが必要となる。
聞き取りなどから過去と現在のハグロトンボの分布の比較をすることで、まち全体の涼しさの変化を知ることができる。(ハグロトンボは黒いという特色があり他に似たトンボが少なく昔から人々に親しまれてきたことなどから見分けやすく聞き取りの対象にしやすい。)
川風や海風、緑地等が涼しさを生み出す要素として考えられるので、それらの分布を過去と現在でくらべ、ハグロトンボの分布図と重ね合わせてみる。

上述したようなハグロトンボの生息に必要な環境要素は、環境都市北九州市が取り組む「河川の水質保全」や「脱温暖化」「ヒートアイランド防止」などの目標に一致する。また、最近注目されている「生物多様性の保全」と一致する指標種でもある。

具体的な生物の視点で考えることで、多様な課題をつなげることができる(総合化)。
環境都市の実現に向けて、生徒達がハグロトンボの生息地を広げるために、どのような取組みをすればいいのかを総合的に考え、未来のまちづくり案として提案する。
例えば、緑地や水辺(ビオトープ)を増やす、屋上緑化、緑のカーテン、ヨシズ、打ち水作戦、エアコンや自動車をなるべく使わない、省エネ、水質浄化、川の自然再生など。
また、上流部では、北九州市全体に、紫川をとおして生物を供給することができる源として地元を位置付け、自分たちの地域の自然をより豊かにすることを考え提案する。例えば、環境保全型農業の推進や森林の保全活動、川の水質浄化、自然再生、上下流の交流など。

ハグロトンボ以外にも他の多くの生物を対象にすることで、紫川の上流下流それぞれの地域の特色を理解し、市全体を視野に入れた環境学習を進めていくことができる。

2010年3月17日
NPO法人アサザ基金 代表理事  飯島 博

秋田

おかえり八郎太郎プロジェクトとは?

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秋田県八郎潟(はちろうがた)では、地域で伝承されてきた物語の力を生かした伝説の竜を呼び戻す『おかえり八郎太郎物語』を軸に、八郎潟の環境再生と地域活性化が一体化した「持続可能社会モデルの構築」と「未来を担う子どもたちの人材育成」を目指すプロジェクトを行っています!
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プロジェクトの舞台は、秋田県・男鹿半島の付け根に位置する八郎潟です。
八郎潟はかつて、日本に2番目に大きな豊かな潟湖でした。
東西約12km南北約27kmに広がる汽水湖で、平均水深は3m・最深部でも4~5mと非常に浅いことが特徴です。
水は透きとおって美しく、モグ(沈水植物)が潟全体に生え、そこにはさまざまな生きものが暮らしていました。
モグは、乾燥させたものが生活用品や肥料などに使われ、大正期には採取量が年間5万4000トンあったと記録があります。
これは全国一の出荷量でした。
「水一升魚五合」と言われるほどシジミやワカサギなどがとれ、八郎潟の佃煮は名産として県外に出荷され評判でした。
ワカサギ漁につかった「打瀬(うたせ)船」は霞ヶ浦から伝わったもので、広く浅く海の近くにある湖ということも霞ヶ浦とよく似た湖です。
周辺に暮らす人々は八郎潟を「わが湖」と表すほど潟を身近に感じ、誇りにし、大切にしていました。
八郎潟には、昔から地域の人の間で語り継がれてきた伝説の竜・八郎太郎が主人公の物語『八郎太郎物語』 があります。
地域の人は竜を通して、潟と人、生きもの、天候や山・川などの自然、田沢湖や十和田湖など他の湖などさまざまなつながりを感じながら暮らしてきました。

昭和32年に戦後の農業近代化の象徴である干拓事業が行われ、岸が護岸され、防潮水門が閉鎖され海とのつながりが絶たれ淡水湖になりました。
それに伴い年々水質が悪化。最近はアオコが大発生するなどの問題を抱えています。
「ブラックバスの聖地」と言われるほど外来魚も増え、生物多様性も低下、モグやシジミもほぼ絶滅し、人々が寄りつかない潟になってしまいました。
八郎太郎物語では「八郎太郎は干拓後、潟からいなくなってしまった」と伝えられ、物語も地域では語られることが少なくなっています。
また、秋田では少子高齢化が進み、地域活性化と未来を担う人材育成が大きな課題となっています。
八郎潟を再生するためには、地域の人々(特に未来を担う若者や子どもたち)が忘れられつつある地域の特徴や魅力を掘り起し、それを最大限生かしながら地域に新たな文脈(物語)を生み出していくことが必要です。

「八郎太郎物語はかつて竜が暮らしていた頃の物語、でもこれからは、みんなで竜が八郎潟に帰ってくる『新しい八郎太郎物語』を作ろう!」と、2004年から秋田県秋田地域振興局とアサザ基金が協働で、『おかえり八郎太郎物語』を軸にした八郎潟再生事業がはじまりました。
この事業では、霞ヶ浦のアサザプロジェクトをモデルにしたさまざまな取り組みを行ってきました。
八郎太郎を呼び戻すことは、八郎潟流域全体で失われつつあった自然や地域のつながりを取り戻していくことと重なります。
この物語の作り手であり登場人物は、地域の人ひとりひとりです。特に、地域の子どもたちの環境学習が中心となって動いていきます。
八郎太郎を呼び戻す(八郎潟再生)ためには、想像力にあふれた子どもたちから生み出される既存の社会の枠組みにとらわれない自由な発想で事業を起こしていくことが必要です。
子どもたちが学習を通して地域の宝物を掘り起し、夢や可能性を地域の人々が共有し合うことで、行政や他人任せではなく地域の人ひとりひとりが協力しあいながら八郎潟全体で失われつつあったつながり(ネットワーク)を取り戻し、物語を自分たちの手で紡いでいきます。

この物語には、江戸~大正にかけて貧農村救済のために尽力した秋田の老農・石川理紀之助翁の精神を、現代版に読み替え活かしていきます。
理紀之助翁は八郎潟近くの山田村(現潟上市昭和豊川山田)出身で、「経済は人にありて法にあらず」「寝てゐて人を起こすこと勿れ」という考えのもと、農村改革と地域の自立、人材育成を目的に、行政に頼らず自分が率先して行動し続けた人です。
理紀之助翁が行った偉業の一つに『適産調べ』があります。
これは「調査は即実践であり、即教育の場であり、人物養成―農村教育」という大目的のもと、地域の若者と農村を隅々まで調査し、地域資源を掘りおこし、その地域資源を活かしたこれからの農村経営計画を作り実施していくことで、農村の未来を担うリーダーを育成していくものです。
この適産調べを現代に読み替え、地域の子どもたちが八郎潟流域の調査をおこない、この調査を通して八郎潟再生計画(八郎太郎を呼び戻す物語づくり)を立て実践していく『子ども適産調べ』を行います。
『子ども適産調べ』を通して、子どもたちを地域の未来を担うリーダーとなる人材に育てていきます。
子どもたちが地域資源を生かす方法を学習することで、将来地域で自ら事業を興す人を増やし、県外への人口流出を防いでいくことにもつながります。

秋田県の八郎湖では、<おかえり八郎太郎物語>が広がり、人々が動き始めています。
これまでにのべ1万人以上の子どもたちへの小中学校の環境学習をはじめ、アサザプロジェクトをモデルにした魚粉事業や湖岸の植生帯再生事業、水源地保全事業、流域ブランドの創出など行っています。

子どもたちによる八郎湖流域ブランドを提案
秋田の子どもたちによる八郎潟流域ブランド創出の試みも始まっています。
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潟上市立大久保小学校(現大豊小学校)の4年生の子どもたち(70名)と、2008年の2学期からブランドづくりの総合学習を始め、3学期までに何度も議論を重ねながらようやく皆のアイデアや想いを溶け込ませたデザインが出来上がりました。
この授業は毎回「企画会議」という名称で呼ばれ、毎回県の職員も参加して、生徒たち全員には「企画委員」の名札が配られ、教室には「企画室」と書いた紙が貼られました。
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子ども達から出された様々なアイデアをひとつにまとめていく作業は困難を極めました。
しかし、「多数決はしない」という皆の意見を基に毎回徹底的に議論をする中で、違いを乗り越える全く新しい発想やアイデアが必ず飛び出してきました。
このような形で作業が進められていく様子を目の当たりにして、違いを飲み込みながら融合していく子ども達の想像力の豊かさに、改めて感心させられました。
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5・6年生になった子どもたちは地元の特産である八郎潟産の佃煮にブランドシールを貼ってもらえるよう佃煮屋さんと交渉し、6年生の冬、ブランドシールを貼った佃煮が佃煮屋さんの店頭や道の駅に並びました。
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2012年には、東京のJR上野駅でも八郎潟を大切に思う方々が作った農産物にシールを貼って販売しました。
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<おかえり八郎太郎物語>が地域を超え八郎潟と都会の人々の心をつなぎ、活動の輪が少しずつ広がっています。

このような取り組みを通して八郎湖流域では、地域に新しい価値を創造し起業する力を持つ担い手づくりが着実に進んでいます。
実際に、プロジェクトに参加した子どもたちからは、「大人になったら秋田に残って社長になって自分で事業を興し、八郎湖を再生していきたい」という声も出ています。
(のものパンフレットPDF)

今後も、若者と子どもたち、お年寄りの協働事業など、これまでの取り組みをもとにさらに発展した活動を行っていく予定です。

みんなでつくるおかえり八郎太郎プロジェクトの特徴・意義

・地域に伝わる「物語」を軸にしたプロジェクトです。
地域の自然観や歴史などがつまっている「八郎太郎物語」を軸にして進めていくことで、たくさんの人の共感を呼び、プロジェクトを進めていきます。
・地域の大人・若者と子どもたちが主役です。
行政主体で進められることが多い自然再生事業ですが、八郎潟流域では地域の子どもや大人の想いや願いをもとにプロジェクトを進めていきます。
・水源地~田~川~まち~湖の流域全体での取り組みです。
八郎潟の水源地~潟までの流域全体で自然再生をしていくことができます。
・世界一高齢化が進むエリアである秋田県で行う地域活性化と環境保全と一体化した取り組みです。

おかえり八郎太郎プロジェクトの効果

・八郎潟の流域全体で行う自然再生・生物多様性保全
・地域活性化・地域ブランドの構築
・未来を担う子どもたちや若者の人材育成

おかえり八郎太郎プロジェクトの活動内容

・環境教育(子ども適産調べ)
・地域の若者との協働
・都会でのマルシェ開催

おかえり八郎太郎プロジェクトの位置づけ

●地域活性化…少子高齢化が進む地方に根ざした子どもたちが地域の特色を熟知し、地域に新たなつながりを生み出し、中央の発想に依存しない独自の発想で地域に新しい物語を生み出していくことができる人材育成をしていきます。
●環境教育…単に自然の知識を植えつけるのではなく、その土地に眠る物語(文脈・つながり)を読み取る力を養い、地域の価値を再発見していく学習を八郎湖再生という困難な課題を学習題材に行っていくことで、将来さまざまな問題に立ち向かっていく力・意欲を育みます。
●社会を変える…世界で最も少子高齢化が進む秋田県で、環境再生を軸に地域に眠る資源や人材を最大限に活かして地域に新しい価値を生み出していく事業を自ら興すことができる人材を育成していくことで、人口流出を食い止め、中央依存の社会から脱却し地方が自立・発展していくこれからの地域社会のモデルを作ります。
●企業との協働…このプロジェクトを通して浮上してくる地域の価値や文脈を企業のビジネスモデル(独自性)に浸透させ、秋田から全国へブランド化した商品やビジネスモデルを発信し、ヒト・モノ・カネのダイナミックな動きをつくり出していきます。
●循環型社会……八郎潟流域(森~川~町~湖)の水循環と生態系をベースに、流域内の地域資源を活かした新たな循環型の取り組みを生み出していきます。
●自然再生・生物多様性…八郎潟流域全体を視野に入れた生態系保全を目標に、自然のつながりを取り戻していく社会システムの構築し、人材育成・地域ブランドの創出を進めていきます。