NEC田んぼ作りプロジェクト~活動レポート~

NEC田んぼ作りプロジェクトには、社員とその家族が参加する「イベント」と、イベント参加者が経験を重ね、より主体的に再生活動を行っていく「達人コース」の、2つの取り組みがあり年間を通して付加価値のある酒米・日本酒づくりを行っています。

・イベントは、年間を通じて6回実施しています
無農薬・無化学肥料による米作りを伝統的農法で実施し、収穫したお米で地元酒蔵にて日本酒を醸造しています。
春:田植え
夏:草取り・ホタル観賞
秋:稲刈り、脱穀
冬:酒仕込み神事、新酒蔵出し

・達人コースは、年15回程度実施しています。
イベントに向けた準備をはじめ、米づくりに必要な一連の作業、谷津田の周囲に広がる環境の再生に取り組んでいます。
春:復田・除根、田起こし、代かき
夏:草取り、竹林整備、里山の手入れ
秋:オダ用竹の伐採、稲刈り準備、脱穀
冬:水路の整備、復田作業、草刈り

NEC田んぼ作りプロジェクト 2014年

04/05 達人コース 達人田んぼ拡張
達人レポートR46はこちらから
04/26 達人コース 達人田んぼ拡張、田起こし
05/06 達人コース 横田農場にて種まき、田起こし
05/25 達人コース 達人田んぼ・マンゲツモチ田植え
05/31 イベント  日本晴・田植え
達人レポートR47はこちらから
07/06 達人コース 草取り
07/12 達人コース ホタル散策路整備
07/26 イベント  草取り&ホタル観賞
達人レポートR48はこちらから
08/08 達人コース 達人散策路延伸
09/13 達人コース オダ用竹取り
09/27 達人コース 達人田んぼ・もち米稲刈り
10/11 達人コース 達人田んぼ・もち米脱穀
達人レポートR49はこちらから
10/25 イベント  日本晴稲刈り
11/16 イベント  日本晴脱穀
達人レポートR50はこちらから
12/14 達人コース 来年度に向けての再生計画づくり
01/24 達人コース 物置小屋設置場所の整備、杭立て
02/14 イベント  里山再生・味噌づくり
達人レポートR51はこちらから
02/21 達人コース 竹林整備、カワセミのすみかづくり
03/14 達人コース 畦の補修、漏水処置など新年度に向けての準備
達人レポートR52はこちらから

NEC田んぼ作りプロジェクト 2013年

12/21 達人コース 谷津田再生活動1・草刈り
11/30 達人コース 裾刈り場整備
11/09 イベント 脱穀・かも池泥上げ、わらない体験
10/19 イベント 日本晴・稲刈り、どんぐりアート
10/13 達人コース マンゲツモチ・脱穀
09/29 達人コース 新達人田んぼ・マンゲツモチ稲刈り
09/14 達人コース オダ用竹採り
08/04 達人コース 三の草・水路整備
07/20 イベント 草取り&ホタル観賞
07/13 達人コース 二の草&ホタル観察路整備
06/22 達人コース 一の草
06/08 達人コース 日本晴・田植え
06/02 達人コース 新達人田んぼ・もち米田植え
05/05 達人コース 日本晴種蒔き・新達人田んぼ除根3
04/27 達人コース 新達人田んぼ除根2
04/07 達人コース 堆肥入れ・新達人田んぼ除根
03/16 達人コース 田んぼの水漏れ補修と植樹作業
02/23 イベント 谷津田のお話&意見交換会、復田草刈り作業
02/16 達人コース 竹林の手入れ・竹チップ化
01/17~18 NEC田んぼ作りプロジェクト&クボタeプロジェクト

NEC田んぼ作りプロジェクト 2012年

12/23 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り2
12/01 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り1

2012年11月までの活動内容は、こちら

(掲載準備中)

NEC田んぼ作りプロジェクト 活動概要はこちら

現在の田んぼの様子と活動レポート

2012/12/01 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り1

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背丈を越えるセイタカアワダチソウに立ち向かいました。作業が進むと、草に隠れていた水路が現れました。

2012/12/23 達人コース 新しい田んぼを復田・草刈り2

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枯れた竹が倒れていて、作業は難航しました。長い歳月で、水路が埋もれてしまい、部分的に井戸のように縦穴が残っていました。
レポート29 2013/01/22 人力によって耕作放棄地を開拓

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2013/01/17~18 NEC田んぼ作りプロジェクト&クボタeプロジェクト

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両社ともに初めての企業間協働で、耕作放棄地の草刈りと耕起、水路の掘削に取り組みました。私たちは農機の速さに驚き、クボタさんは人力での開拓に驚いていました。
レポート特別号 2013/01/22 クボタ協働による草刈りと耕起

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2013/02/16 達人コース 竹林の手入れ・竹チップ化

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手入れが行き届かない竹林では、草花や林床を利用する生き物たちが減少し、谷津田全体の生態系が悪化してしまいます。このプロジェクトでは、竹林の対策にも取り組んでいます。また、竹を焼却しないでチップ化を行うことによって、二酸化炭素の排出抑制はもちろんのこと、抑草効果や土壌の流出防止、土壌細菌の活性化、ヒーリングなど、多様な効果が期待できます。
レポート30 2013/03/01 竹をチップ化して有効利用

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2013/02/23 イベント 谷津田のお話&意見交換会、復田草刈り作業

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これからの谷津田再生について、2班に分かれ話し合いました。すぐに実現できるような内容から、10年位を見すえた夢まで、様々な提案がありました。その後、かも池周辺の草刈りをしました。この場所は、南側半分を田んぼに、北側半分に植生を残してビオトープにします。
レポート31 2013/03/25 将来の谷津田について話し合いました

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2013/03/16 達人コース 田んぼの水漏れ補修と植樹作業

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暗渠の跡や、ザリガニ穴によって水漏れが頻発していたC・Dたんぼに、地震災害の水田補修などにも使われる、ベントナイトという天然鉱物(粘土の粉末)を利用して補修作業を行いました。
レポート32 2013/04/03 冬のトキのえさ量調査、ベントナイト水漏れ補修

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2013/04/07 達人コース 堆肥入れ・新達人田んぼ除根

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達人散策路を進み、龍ヶ崎へ抜けるところに、新しい達人田んぼを人力で復田しました。また、復田から3年目を迎えるA~D田んぼの地力回復のために、牛糞堆肥を入れました。
レポート33 2013/05/20 谷津田の奥に新しく達人田んぼを復田しました

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2013/04/27 達人コース 新達人田んぼ除根2

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藤の花が咲き誇る晴天の下、新しい達人田んぼを復田しました。ここにはもち米(マンゲツモチ)を植えます。

2013/05/05 達人コース 日本晴種蒔き・新達人田んぼ除根3

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育苗にご協力いただいている横田農場にて、手作業で日本晴の種蒔きをしました。これから1ヶ月、無農薬・プール育苗法で苗を育てていただきます。
レポート34 2013/05/31 横田農場で日本晴の種蒔きを行いました

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2013/06/02 達人コース 新達人田んぼ・もち米田植え

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新しい達人田んぼに、マンゲツモチを植えました。午後からは、新しく広がったア~ウ田んぼの除根&代かき作業を行いました。

2013/06/08 達人コース 日本晴・田植え

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今年度の上太田の田植えは、達人コースとしての開催でしたが多くの参加があり、スムーズな作業となりました。

2013/06/22 達人コース 一の草

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新しい達人田んぼは、代かきがしっかりできているためか、ほとんど草は生えていませんでした。手作業で一の草を行いました。日本晴を植えた田んぼでは、竹ぼうきを活用した、除草機を制作し、田んぼを走り回りました。双葉までのコナギには効果がありそうです。
レポート35 2013/07/31 広くなった田んぼに初めての田植え

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2013/07/13 達人コース 二の草&ホタル観察路整備

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ホタル観察のために整備した竹林内の散策道が、1年を経て倒竹で通れなくなっていたので、再び観察路を作りました。ワラを積み上げた堆肥置き場では、カブトムシが羽化していました。また、竹チップの下には、丸々と育ったたくさんのカブトムシの幼虫がいました。

2013/07/20 イベント 草取り&ホタル観賞

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日本晴田んぼの草取りを行いました。夜には、谷津田を歩き、ホタルを観察しました。
レポート36 2013/08/01 二の草・ホタル観賞

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2013/08/04 達人コース 三の草・水路整備

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三の草の予定でしたが、深水管理が上手く行えているためか、草がほとんど生えていなかったので、水路の整備に専念しました。復田から3年が経ち、ゴミや泥で詰まってしまったパイプを取り除き、開渠にしました。水路を再生するとすぐに、オニヤンマが偵察に来ました。
レポート37 2013/08/31 ホタル調査報告・夏の生き物たち

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2013/09/14 達人コース オダ用竹採り

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深水管理によって、オダ用の竹置き場もジメジメした環境になってしまったので、新しく昼食広場横の杉林内に、高床式でオダ置き場を作りました。また、復田によって耕作面積が増えているので、昨年比で2倍のオダを準備するために、竹林からたくさんの竹を切り出しました。
臨時レポート 2013/09/18 台風18号の影響

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2013/09/29 達人コース 新達人田んぼ・マンゲツモチ稲刈り

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新しい達人田んぼで初めての収穫です。収穫した稲は、日本晴田んぼの横にオダを立て干しました。

2013/10/13 達人コース マンゲツモチ・脱穀

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昔ながらの道具を利用して脱穀作業を行いました。
臨時レポート 2013/10/16 台風26号の影響
レポート38 2013/11/15 新しい田んぼで稲刈りをしました

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2013/10/19 イベント 日本晴・稲刈り、どんぐりアート

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日本晴の稲刈りを行いました。基本、人海戦術による手刈りですが、地面の固いD,ウの田んぼには、バインダー(自動稲刈り結束機)を利用して機械刈りしました。泥深い田んぼもあり、田植えのようにドロドロです。

2013/11/09 イベント 脱穀・かも池泥上げ、わらない体験

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昔ながらの道具を利用した脱穀にあわせ、ハーベスター(動力式脱穀機)を利用し、脱穀をしました。また、作業前に上太田の田んぼで初観察となるニホンアカガエルが見つかる、うれしいニュースもありました。
レポート39 2013/12/26 稲刈り、ニホンアカガエル初発見

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2013/11/30 達人コース 裾刈り場整備

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田んぼ際の斜面から達人散策路の間を「裾(すそ)刈り場」と呼びます。田に注ぐ太陽の光を確保するほか、山野草の生育、田んぼと雑木林を行き来する生き物のためにも、年に1度ほど草刈りをすると良い空間です。今回、達人散策路の開拓以来はじめて草刈りをしたので、枯木も多く積んであって、大変な作業になりました。お昼には、今年育てた日本晴を試食しました!

2013/12/21 達人コース 谷津田再生活動1・草刈り

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2014年の田んぼ作りプロジェクトは、米づくりの耕作面積を増やすだけでなく、トンボやヘイケボタル、ニホンアカガエルのすみかとなる田んぼや池を再生していきます。また、フクロウの棲みやすい森づりにも取り組んでいきます。
今回は、ホタルの棲みやすい環境づくりの1回目です。セイタカアワダチソウを手刈りして、倒竹を片付けていきます。お昼には、お楽しみ活動として、バームクーヘンを焼きました。
レポート40 2014/01/01 生息環境を多様にするための再生をスタート

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活動報告書

発行:NEC (外部リンク:下記をクリックするとNECのサイトへ飛びます)
2011年度活動報告書
2012年度活動報告書

生物観察記録

(掲載準備中)

ネットワークセンサー(気象データ)

気象観測センサーシステム(製品名:ウェザーバケット)
(外部リンク:下記をクリックするとNECのサイトへ飛びます)
ネットワークセンサー

NEC田んぼ作りプロジェクトwithアサザ基金

2003年から日本電気株式会社(NEC)とアサザ基金と協働で「NEC田んぼ作りプロジェクト」を行っています。

従来から取り組みが困難な課題とされてきた霞ヶ浦流域で、荒廃の進む水源地である谷津田を再生し、くい止めることに初めて取り組んだのが、アサザ基金とNECのこのプロジェクトです。
このプロジェクトは、霞ヶ浦流域の自然再生における先駆的なモデルとなっています。
耕作放棄された谷津田の事前調査から、計画作り、復田作業、米づくり、地場産業と協働による酒造りに取り組んでいます。

現在の田んぼの様子 NEW!!3月20日UP!

NEC田んぼPJ動画はこちら

nectop

プロジェクトの概要

霞ヶ浦は大きな流入河川が無く、水源地は流域に広がる1000を越える谷津田となっています。
谷津田は、森に育まれた豊富な水が利用できる反面、農業の機械化が進む中で、湿田・深田が多く、生産効率が悪いため、作業がしにくく早くから放置され、その大半が荒廃しています。

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2003年から石岡市東田中地区で谷津田再生活動を実施、アサザ基金が1996年以降長年構想していた水源地再生のブランド地酒をつくるプロジェクトが実現しました。

そして、2010年には、それまでの経験(3,712㎡)を活かしてより大規模な谷津田全体(22,965㎡)を再生する事業を牛久市上太田地区で着手しました。
当プロジェクトの上太田の谷津田は、耕作放棄され、長いところで40年の年月が経ってしまいました。再生は谷津田1本(谷筋全体)の23反、全長1000mを対象とします。

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この谷津田を、トキの生息環境を再生するための実物大モデルとして位置づけ再生します。再生した田んぼで月に1度のトキの餌量調査や、生物調査を実施することで、数値化された効果を元に「再生モデル」をつくり、牛久市内に多数点在する谷津田保全、ひいては霞ヶ浦流域全体の谷津田保全につなげます。

necmeeting
トキが舞う谷津田という霞ヶ浦再生への夢を共有し、農業の機械化が困難な谷津田を、無農薬・無化学肥料の米づくりを行うことによって生物の多様性を高めようと、社員ボランティアが自ら、生物調査をはじめ問題点抽出などの計画の策定、手作業による復田作業、昔ながらの米づくり、地元の酒蔵での酒造りに一貫して参加し、付加価値のある酒米・日本酒づくりを行っています。
「100年後にトキの舞う霞ヶ浦を」という目標を共有し、夢の実現に向けて挑戦し続けています。

プロジェクトの特徴

・NECの本業であるIT分野(気象情報を計測・蓄積・配信するネットワークセンサーを霞ヶ浦の自然再生に活かす、アサザ基金とNECのビジネスモデルづくりを通して始まりました。
・そして、取り組みが困難な課題とされてきた耕作放棄された谷津田に、新しい社会的価値を見いだそうと、IT企業とNPOが連携して初めて挑みました。

NECのHP内 田んぼづくりプロジェクトページ

http://jpn.nec.com/community/ja/environment/tanbo.html
(外部リンク:上記をクリックすると、NECのホームページへ飛びます)

地酒づくりが谷津田を中心に循環することで、谷津田の自然、地元農家、地域企業(酒蔵)に新しい環が生まれ、持続可能な社会システムへと成長しました。この取り組みをモデルに、他の地域にも、同様の取り組みが発展するきっかけを作りました。

necyatuda
・再生は谷津田1本(谷筋全体)の23反、全長1000mを対象とし、社員ボランティアが自ら、生物調査をはじめ問題点抽出などの計画の策定、手作業による復田作業、昔ながらの米づくり、地元の酒蔵での酒造りに一貫して参加し、付加価値のある酒米・日本酒づくりを行っています。
・社員ボランティアが、さらに経験を重ね、より主体的に再生活動を行っていく、「達人コース」が生まれました。達人コースでは、谷津田を構成する水の湧く森や竹林の整備、試験的な酒米の栽培などを行っています。

プロジェクトの効果

・この取り組みによって、谷津田でも無農薬・無化学肥料で健全な稲がとれることがわかり、里山本来の生き物が帰ってきました。
・社員自らが、耕作放棄地の状態と、復田開始後の四季を通じた生きもの調査を行いました。再生後の谷津田では様々な生きものが見られるようになり、中でもトンボの種類や数に著しく変化が現れました。

アオモンイトトンボ2_sホソミオツネントンボペア_sハグロトンボ1_sアオモンイトトンボ2_s
ノコギリクワガタペアとゴマダラチョウ_sキタテハ_sカブトムシ_sマダラガガンボ_s
ツボスミレ_sコオイムシ_sオオカマキリに食べられるアブラゼミ3_s
ニホンアカガエル_sシュレーゲルアオガエル産卵ペア2_sシュレーゲルアオガエル卵塊2_sトウキョウダルマガエル_s
ニホンアマガエル_sアズマヒキガエルペア産卵接写_sキジ(オス_sカヤネズミ_s

・トキが暮せるだけの豊かな生態系を取り戻すことを目標に、毎月生物量の調査(単位面積あたりの生物量調査)を行っています。その評価をもとに、霞ヶ浦流域単位での生物多様性ビジョンを広げていくことができるようになりました。
・この取り組みを通して、流域の酒造メーカーが日本酒の新たなブランド化へ、道筋をつくることが出来ました。
・のべ9,500人の社員・家族が、谷津田再生の体験を通して、実際に生物が戻ってくる様子を目の当たりにすることは感動的でした。

・参加者が普段食べているお米を実際につくる活動に参加することで、参加者の生物多様性への意識高まり、景観の復元につながる成果を実感することは、環境意識の向上につながりました。
・参加者の中から達人コース(主体的に谷津田再生の取り組みを推進する人材)の育成にも発展しました。
・活動のつながりが、地元の酒蔵や、知的障害者授産施設など、他の企業へ広がりました。

プロジェクトの活動内容

<計画の策定>
まず荒廃した谷津田が、どのような問題を抱えているのか調べます。実態評価、生物調査、荒廃した谷津田の問題点の抽出といったプロセスを経て、1000mにもわたる谷津田全体をどのように再生していくのか長期計画を立てました。そして、以下の作業に取り組みながら、継続的なモニタリングも実施して行きます。
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<復田作業>
復田作業は、社員ボランティアの人海戦術で取り組みます。
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<米づくり>
種籾、育苗から無農薬にこだわります。そして、手作業での田植え、人力での草取り作業を行います。草取り後に鑑賞できるヘイケボタルは、守り続けてきた谷津田再生の証でもあります。稲刈りや脱穀も手作業です。昔ながらの道具を用いた脱穀作業は、大変ですが楽しい収穫の一時です。
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<里山の整備>
谷津田周辺の森林荒廃が進みつつあります。そこで、竹林や雑木林の整備も併せて行います。谷津田に連続した環境である森林の保全も生物多様性の視点で取り組んでいます。
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<トキのえさ量調査>
100年後にトキが舞う谷津田を目標にし、トキが生息できる環境にどのくらい近づいているか、単位面積あたりの生物量を継続して調査しています。
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<酒仕込み、蔵出し>
地元白菊酒蔵の酒造りで、社員自らも体験しながら仕込み「愛酊de笑呼」が完成します。また、瓶詰め後のいくつかの作業は、知的障害者授産施設「あけぼの荘」に委託しています。
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それでは、具体的な活動を見てみましょう!現在の田んぼの様子

プロジェクトとアサザプロジェクトの位置づけ

地域活性化
一度は価値が失われ耕作放棄された谷津田に、地域、企業、NPOが協働することで、新しい価値を創造する最初の事業になった。

企業との協働
アサザプロジェクトが展開する霞ヶ浦流域レベルのネットワークを活かした技術展開(ネットワークセンサー)を、NECと共同開発する取り組みから、水源地である谷津田の保全システムの構築に発展した。

環境教育
普段、都会で働くNEC社員が、事前調査・計画の策定・復田・米づくり・地酒造りという価値創造的な取り組みの全プロセスを体験する。環境意識が啓発され再生現場で得た新たな発想が生まれ、新たな視点の技術開発に繋がる。

循環型社会
地域に根ざした伝統的循環型社会を代表する谷津田の再生を通して、IT企業と共に伝統を活かした循環型社会の構築を行うことが出来る。

社会を変える
大手企業とNPO、地場産業がそれぞれの持ち味を活かしながら協働し、環境保全や地場産業振興を進めることで、解決が困難とされていた環境問題への解決策を示すことが出来た。先進的な取り組みとして、社会にも大きなインパクトを与え続けている。

自然再生・生物多様性
一本の荒廃した谷津田全体を再生対象とした、生物多様性保全の実物大モデルとなる。このモデルを、流域全体の谷津田再生に広げていくことで、霞ヶ浦の生態系を保全し、トキが普通に見られる環境を目指している。

生きものの道・地球儀プロジェクト

生きものの道で世界を結びつけよう

logo
国際社会では国家や民族、宗教の違いなどによる対立がやむことはありません。
世界は憎しみの連鎖に覆われようとしています。戦争は、最大の自然破壊です。
私達はもう一度、人類共通の基盤である地球の営みに目を向け、お互いの違いを乗り越え、結びつくことを提案します。

地球上には壮大な自然の営みがあります。
そのひとつが野生生物の渡りや回遊(生きものの道)です。
「生きものの道」のネットワークは、地球全体に広がっています。
いま対立している国や地域も「生きものの道」で結ばれているのです。
子ども達や地域間の交流によって「生きものの道」を再発見し、「生きものの道」を通して結びつき、日々の暮らしの中から平和な世界を築いていこうという運動が「生きものの道地球儀プロジェクト」です。

みんな地球で一生懸命生きている
かけがえのない暮らしがあることを理解しあおう

「生きものの道地球儀プロジェクト」が世界中に広がり、自然の営みのネットワークと重なったときに、人と自然との共生と世界平和が実現すると信じます。
地域の日々の暮らしを単位とした「生きものの道地球儀プロジェクト」にあなたも参加しませんか。

くわしくは コチラのページをご覧ください。

NEC田んぼ作りプロジェクト~上太田の活動記録~

2012年11月までの活動記録(バックナンバー)

2011/01/29
イベント 草刈り
レポート01 2011/02/09 草刈り作業と谷津田の生きもの
レポート02 2011/02/10 復田作業の様子
レポート03 2011/02/16 畦づくりの様子

レポート04 2011/02/25 田んぼにやって来た野鳥
 
2011/02/26
達人コース 除根・田起こし作業
レポート05 2011/03/11 除根・田起こし作業

レポート06 2011/03/29 アズマヒキガエル産卵

2011/04/16
達人コース 除根・田起こし作業2
レポート07 2011/04/27 田んぼへ入水開始

2011/05/07
達人コース 除根・代かき
2011/05/14
イベント 田植え・安全祈願神事
レポート08 2011/05/19 田植えの様子とビオトープづくり
レポート09 2011/05/20 谷津田散策

2011/05/28
達人コース 田の草取り・達人散策路開拓1
レポート10 2011/06/06 田の草取り・道づくり
レポート11 2011/06/22 田んぼの様子と生きもの

2011/06/25
達人コース 達人散策路の開拓2
2011/07/16
達人コース 達人散策路の開拓3
レポート12 2011/07/05 道づくり

2011/08/07
達人コース 田の草取りと、トキのえさ量調査を開始
レポート13 2011/08/17 トキのえさ量調査、出穂
レポート14 2011/08/26 夏の生き物の様子

2011/09/17
達人コース オダ用の竹採り
レポート15 2011/09/29 台風15号の影響とトンボの見分け方

2011/10/10
達人コース オダ立て、達人散策路の開拓
レポート16 2011/10/20 稲の様子と達人散策路開通

2011/10/22
イベント 稲刈り
レポート17 2011/10/25 稲刈りの様子

2011/11/12
イベント 脱穀
レポート18 2011/12/02 脱穀の様子
レポート19 2012/01/06 冬の田んぼの様子

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2012/02/25
達人コース 達人田んぼの復田・草刈り
レポート20 2012/03/02 手作業での復田
レポート21 2012/04/16 春の谷津田の様子

2012/05/06
達人コース 種まき・達人田んぼ耕起
レポート22 2012/05/11 横田農場で種まき・達人田んぼづくり

2012/05/19
達人コース 代かき、竹林整備、達人田んぼ五百万石田植え
2012/06/09
イベント 日本晴田植え
レポート23 2012/06/13 代かき・田植えの様子

2012/06/23
達人コース 一の草・ホタル散策路づくり
レポート24 2012/07/05 一の草と竹林整備の様子

2012/07/08
達人コース ホタル散策路づくり2
2012/07/22
イベント 草取り・ホタル観賞
レポート25 2012/07/31 草取りの様子と達人田んぼ

2012/08/11
達人コース 三の草・達人田んぼ畦なおし
レポート26 2012/08/30 出穂の様子

2012/09/15
達人コース 達人田んぼ・五百万石稲刈り
レポート27 2012/09/25 達人田んぼの稲刈りの様子

2012/10/06
達人コース 達人田んぼ・五百万石脱穀
2012/10/27
イベント 稲刈り
2012/11/10
イベント 脱穀
レポート28 2012/11/28 手作業による稲刈りと脱穀の様子

2008 Charity Ball ~Green Carpet~ UBSの森

UBS証券 「2008 Charity Ball ~Green Carpet~ UBSの森」とは?

谷津田としての機能が失われてしまった未利用地を里山として再生し、霞ヶ浦の水源地保全と共に、企業と協働で再生することで都市と農村の新たな価値とつながりを生み出しています。また、採取されるミツバチの蜂蜜の味から、森の再生の変化を感じるプロジェクトです。

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プロジェクトの概要

日本で2番目の大きさの湖「霞ヶ浦」は、流域面積あたりの森林面積が2割を切っていて近々の課題となっています。水源地となる森林を再生し、豊かな里山を取り戻すことにより都市と農村がつながり、地域活性化を図ると共に、生物多様性などを学ぶ地域の子ども達の環境教育の場を提供することを目的にスタートしました。

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 里山の再生は、霞ヶ浦流域の水源地の保全・再生を図る上で、重要な役割をもっています。水源地である谷津田の周りには林があり、林はその水源を涵養する機能を持っています。「UBSの森」も霞ヶ浦の水源の森です。里山はフクロウ、オオタカやタヌキなどの身近な生きものが生息するなど生きものたちの宝庫でもあり、地域の文化を継承してきた場所でもあります。森と地域の絆ができることによって里山は様々な生きものたちと出会える場所になります。
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また、このプロジェクトは、UBS社員からの寄付から生まれていて、地域社会に貢献したいというUBS社員の皆様の想いの結晶が根底にあります。

プロジェクトの特徴

対象地域は、谷津田としての機能が失われてしまい、樹木が全生えていない荒れ地でした。そのような場所(未利用地)に、植樹と林床植物の再生、土壌の改良を行うことにより、多様性のある森本来の役割を取り戻すことができます。
植樹だけでは、本来の雑木林は再生しません。このプロジェクトでは、林床にも本来の植生を再生することを目指しています。林床の植生は、採蜜植物にもなります。

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霞ヶ浦流域の水源地の保全・再生を図るうえで里山の再生は、重要な役割をもっています。水源地である谷津田の周りには林があり、林はその水源を涵養する機能を持っています。それだけではなく、昔の人々は里山からの恵みを循環させるシステムを実体験から作り上げ、生きものと共存してきました。さらに里山は地域の文化を継承してきた場所でもあります。また里山はフクロウ、オオタカやタヌキなどの身近な生きものが生息するなど生きものたちの宝庫でもあります。

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生き物が住めなくなっている里山に、手入れが入ることで元々あった多様な林床植物が戻ることによって、里山環境が再生されます。森の草花からミツバチが集めた蜂蜜のテイストの変化を感じることによって、数値化することの出来ないその効果を体感できます。

ミツバチ日記

プロジェクトの効果

本プロジェクト地は牛久市バイオマスタウン事業を代表する菜の花の栽培地や、キヤノンマーケティングジャパンとアサザ基金の協働による菜の花・ひまわりの栽培地、地元農家によるソバの栽培地とも接しています。本再生事業を行うことで、地球温暖化の防止、自然との共生モデルが首都圏内に誕生することとなり、茨城県で、日本でこの取り組みがモデルとなっていきます。

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ミツバチが一生かかって集める蜂蜜の量はスプーン1杯程です。そして、その採蜜の行動範囲である半径約2キロメートルから集まる蜂蜜には、その時期、その地域の生態系の情報など、従来の調査や数値による評価手法では計り知ることができない壮大な情報が凝縮されています。ハチミツを口にした人は、味わいや香りを感じることで、そこに咲く花、暮らす生きもの、ミツバチが彼らの文脈で読み取った地域の多層的な情報を五感で感じ取り、そこに潜在する里山のテイストをイメージすることができます。

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里山は人と自然の交流によって生まれる場です。人と自然、人と人をhoneyに結びつけることで、「UBSの森からひろがる里山テイスト」で、都市と農村をつながります。
本プロジェクトを通して、下記の効果を得ながら、現代版里山づくりのモデル構築に取り組みます。原宿など都市で行われている養蜂とも結びつけることで、都市の蜂蜜テイストも活かし、里山の再生を通して、生態系や生物多様性、循環型社会、地球温暖化防止など社会モデルの構築を目指します。

プロジェクトの活動内容

2009年4月
UBS社員と家族のボランティアが地域の人々とともに、植林を行う。シンボルツリーになるシダレザクラを含む73本の木を植える。
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2010年4月
再びUBS社員と家族のボランティアが地域の人々と共に植林を行う。バイオディーゼル精製現場を見学し、UBSの森でお花見。
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2010年9月
UBS社員と家族のボランティアが、在来種であるニホンミツバチのための巣箱を組み立て、UBSの森に設置。草刈り等の作業も行う。ハチミツプロジェクトのスタート!

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2011年4月
アサザ基金事務所に、ニホンミツバチの分蜂群が現れ、UBSの森の巣箱へお引っ越し。数週間で定着し、順調な巣作り、集蜜が行われる。
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2011年10月
UBS社員と家族のボランティアが、2010年に設置したニホンミツバチの巣箱から、採蜜を行う。ミツバチの蜜源となる野草の苗を植える。
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2012年4月
ヤマツツジや果樹を植樹、シノダケ刈りを行う。
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2012年9月
UBSの森で昆虫採集、再生を確かめる。ススキや草の成長を促すために土壌改良を行う。ミツバチの巣からミツロウを取り出し、キャンドルづくりを行った。
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2013年4月
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2013年8月
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プロジェクトとアサザプロジェクトの位置づけ

地域活性化
広範囲の採蜜(環境)情報を教えてくれる蜂蜜のテイストから、生態系や地域特色を感じ取り、未来の地域環境のあり方を想い描くことができる。人々の感覚を呼び覚ますことによって、地域に潜在するつながりや文脈を浮上させることが出来る。

環境教育
ミツバチが採蜜範囲(行動圏)から収集する環境情報として、みつのテイストを捉え、感性を通して里山全体のつながりについて学ぶ。

社会を変える
ハチミツのテイストという数値化が困難な人の感性によって、人と自然を結び付けることで、豊かに楽しくhoneyに地域の未来を考え、創り上げる。個々の人たちの感性を重視した先駆的なモデルとして全国に発信します。

企業との協働
世界で仕事をするUBS社員と、ハチミツの商品開発を一緒に行い、日本の里山の価値や文化をブランド化する。企業が行った森づくりの成果を、ハチミツのテイストを通し、日本の伝統文化と共に世界へ発信することが出来る。

循環型社会
ミツバチの蜂蜜のテイストを感じることによって、潜在的な地域資源のつながりを感じ、感性豊かな地域特性の発見を促す。

自然再生・生物多様性
半径2㎞のニホンミツバチの生活文脈を通して、きめ細かく地域の環境の変化を把握していく。採蜜された蜂蜜のテイストを通して、自然再生された里山環境の変化を感じ取っていく。

 
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