うす暗くて生きものが少ないヘビ山 (学校のうらの雑木林)は、蚊がいっ ぱいいます。
カブトムシや多くの生きものが暮らし やすい場所にするため、人と生きもの の両方の気持ちになって再生案をつく っています。
ヘビ山と学校のビオトープのつながり も調べています。
主な取り組みの様子
2006年度
✿2年生✿
2006年6月19日 生きものスケッチ
2006年7月10日 カエルさん元気になって
✿4年生✿
2006年6月7日 初めての授業
2006年6月12日 ヘビ山探索
2006年7月3日 カブトムシ・クワガタムシ
2006年10月26日 ヘビ山観察
2006年12月13日 樹木マップ
✿5年生✿
2006年6月12日 メダカ
2006年7月11日 野外観察
2006年10月3日 残暑の野外観察
2007年度
✿4年生✿
2007年12月14日 木の名札つけ
✿5年生✿
2007年6月11日 生きものとお話しする方法
2006年6月19日 生きものスケッチ【2年生】
6月19日牛久小の2年生に授業をしてきました。
この日は、授業の前に、スタッフの川井と牛久小の生徒さんで、先に学校の近くのアヤメ園周辺に生きものを獲りに行き、そのあと教室で飯島が獲れた生きものを見ながら、いろいろ説明をする授業を行ないました。
牛久小の2年生さんから、ある程度の間、実際に取れた生きものを飼育してみたいという要望があり、捕まえたヤゴやオタマジャクシなどの生きもの飼育方法の話や、アメリカザリガニなどは外来種で、在来の生きものと共存が難しい事など、少し難しい内容も授業の中で話しましたが、みんなとてもよく勉強してくれました。
2006年7月10日 カエルさん元気になって【2年生】
授業の中で2年生さんと、前々回の授業の際、アヤメ園で捕まえた生きものを、再びアヤメ園に放してきました。
飯島から、子ども達が学校で飼育してきた生きものについて、最初の授業で行なった内容の中で、生きもの「暮らし」と「すみか」、それに関係する「からだのつくり」について、改めてお話をした上で、子ども達自らが放流する場所を考えて、自分が飼育していた生きものを放していきました。
飼育していた間に弱ってしまったカエルに対し「カエルさん元気になって」と話しかけながら、自然に帰していく姿を見て、小さい時に生きものとたくさん触れ合うことがいかに大切であるか、子どもの表情を見ながら感じました。
2006年6月7日 初めての授業【4年生】
この日は、4年生に1回目の授業を行なってきました。
どんな話が飛び出すか、普段の授業とは違った雰囲気の授業に、食い入るように黒板を見つめる生徒の姿がありました。 牛久小の4年生には積極的に質問する生徒も多く、飯島さんが質問するとたくさんの手が挙がり、子ども達の関心の高さを伺いました。牛久小の裏手には通称『ヘビ山』と呼ばれ、 散策道やベンチなどが設置され、誰でも自由に出入りが出来るようになっている裏山があります。 今年はこの「ヘビ山」を舞台にカブトムシの授業を行う予定。どのような授業の展開になるか今から楽しみです。
2006年6月12日 ヘビ山探索【4年生】
6月12日、4年生と学校の裏にある『へび山』と、校庭の脇にあるビオトープで生き物観察を行いました。
牛久小の裏にある通称『へび山』には、普段から入って探検をしている生徒も多く、 慣れた様子で森の中をスイスイ歩き回っていました。今回、一番発見したかったカブトムシ・クワガタの気配はなく、残念ながら見つかった生き物の種類も、そんなに多くはありませんでしたが、森の中で発見した『ナナフシ』に子供たちの視線は集中。 その姿を食い入るように見ていました。『へび山』には高木が多く、全体的に森の中は湿っていて、林床には朽木や落ち葉、腐葉土がたくさん積もっているのですが、なぜこの森にはカブトムシやクワガタがいないのか?
この疑問を子供たちと一緒に考えながら、カブトムシも棲める森になればいいなと思います。
2006年7月3日 カブトムシ・クワガタムシ【4年生】
今日はカブトムシ・クワガタムシについての授業を行ないました。
牛久小の4年生は学校裏の雑木林「ヘビ山」を、カブトムシが暮らしやすい場所にする取り組みをしています。今回はその一環で、新しく考えたカブトムシの授業を行なうことになりました。
みんなは、「ヘビ山」でカブトムシを時々見るらしく、見慣れた様子でしたが、実際に手に取り、じっくり観察することは少ないようで、黒板に描かれた飯島の絵をノートにスケッチしながら、カブトムシとクワガタムシについて学習を深めていきました。
実際、絵を描いて体のつくりを詳しく見てみると、知っているようで、知っていないことがたくさんあり、ただ漠然と生きものを見るのではなく、絵を描くという作業を加える事で、発見や気づきが増えるのだと実感しました。
4年生はこれから「ヘビ山」を中心とした野外観察を行なう予定です。今日学んだ事を踏まえてカブトムシのすみやすいヘビ山づくりに取り組んで欲しいと思います。
2006年10月26日 ヘビ山観察【4年生】
今日は4年生のみなさんとヘビ山で野外観察を行ないました。
木グループと土グループに分かれて観察を行ない、木グループはヘビ山に生えている木の名前を調べ、札にその名前と書いて木に結び付けていき、土グループは土の中の生きものを振るいなどで調べました。また、土のやわらかさを調べるために、金属の枠を地面に置いてその中に水を流し込んで、染み込む時間を測ったりしました。
普段、何気なく見ている木でも、名前まで知っている木は少なく、今回、ヘビ山をぐるりと回って見て始めて、姿と名前が一致する木がたくさんありました。しかし、思った以上に木の本数が多く、とても全部の木を調査する事ができませんでした。また、次回の観察会の時に木の名前付けの続きを行なう予定です。
2006年12月13日 樹木マップ【4年生】
4年生のみなさんと、前回に引き続きヘビ山の木の調査を行ないました。
4年生さんはカブトムシなど生きものを中心に調べ学習を進める「生きものグループ」とヘビ山の木などを中心に調べる「木グループ」と二つに分かれて進め学習をしています。今回は、ヘビ山の木を調べている木グループの野外観察のお手伝いを行ないました。
木グループでは、ヘビ山の樹木マップをみんなで協力して作成することになり、広いヘビ山をみんなで分担して調べました。すると、ヘビ山の木の分布には特徴があり、同じ木が同じような場所に集中して生えている事などが、データが集まるにつれ徐々に分かってきました。
またしても時間が無く、全ての木に名前を付ける事ができませんでしたが、かなりの木に名前が付いてさながら、ヘビ山が樹木観察園のようになってきました。みんな協力ありがとうございました。
2006年6月12日 メダカ【5年生】
5年生と授業を行いました。(この日は4年生の野外観察も行い、一日中、牛久小でお世話になりました。)
今回、5年生は初めての授業ということもあり、子供たちに身近な生き物であるメダカの基本授業を実施しました。
「なぜ、身近にいた生きものが姿を消していくのか」、授業の中でこれまで私たちが見過ごしてきた環境悪化の原因を知り、人間の生活が自然の生きものに与えている影響を知ってくれればと思いました。
5年生さんはアヤメ園の近くで、田んぼを借りて米作りの体験授業を行っており、今回の授業の最後には、田んぼと生きものの関係などもお話もさせて頂きました。次回は田んぼや学校の近くの谷津田に生きもの観察に行く予定。どんな生きものとの出会いと発見があるか楽しみです。
2006年7月11日 野外観察【5年生】
7月12日、5年生と野外観察を行いました。
今回の野外観察は牛久小から少し離れた場所にあるアヤメ園と、その周囲の谷津田、5年生が稲作の授業で借りている田んぼの3箇所を順番で回っていきました。 それぞれの地点ごとに特徴的な生きものが見られ、特に谷津田周辺では林縁部によく見られる「コシアキトンボ」や、こちらも暗い場所を好む「ノシメトンボ」を多く観察することができました。 あと、田んぼで見つけた「カナヘビ」がとても元気で、こどもたちが指を出すと「ガッブ」と噛み付いてなかなか離しません。ついには耳に噛り付いて「カナヘビピアス!」なるものが完成?
長い時間、指や耳に噛り付いていたカナヘビさん、お疲れ様でした。
観察の途中、ネムノキの花が満開で2~3個、花を摘み取り、その香りを子供たちと楽しむことができました。見て触れるだけではなく、時には香りや味から学ぶ自然も大切なのだと、ネムノキの香りを楽しみながら感じました。
2006年10月3日 残暑の野外観察【5年生】
5年生さんと学校周辺へ野外観察に出かけました。
牛久小の周辺は、牛久沼や牛久沼へつながる谷津田。牛久沼に流れ込む稲城川、稲荷川の周辺の田んぼ・アヤメ園など、生きものを観察する場所がたくさんあります。今回は人数が多いので全体を二つに分けて、谷津田と稲荷川周辺の田んぼ・アヤメ園を交代しながら回りました。
観察に使った田んぼは、5年生さんが米作りをするために借りてる田んぼで、みんなも田んぼの辺りの事はよく知っているようでした。
地球温暖化の影響か10月ながら暑い日が続き、この日も日差しが強かったので、心配しましたが、みんな元気に最後まで観察を楽しんでくれたようでした。
2007年12月14日 木の名札つけ【4年生】
今日は、学校のビオトープにもっとたくさんの生きものを呼ぶために、学校の近くにはどんな生きものがくらしているのか観察をしてきました。
観察場所は学校のすぐ裏にある「ヘビ山」です。
子どもたちは、ヘビ山を生きものの目線に立って観察し、林の中には明るい所と暗い所があって、そこに住む生きものは違いがみられるということを発見しました。
その後は、子どもたちは ヘビ山に来た人達がもっと親しみを感じてもらうために、木の名札付けを行ないました。
2007年6月11日 生きものとお話する方法【5年生】
今日の授業は「生きものとお話する方法」です。
子どもたちは生きものを観察するために大事な3つのことを勉強しました。それは、「生きものの体のつくり」「くらし」「すみか」です。この3つの事を良く知ることで生きものとお話できるようになるんですよ。
その後、子どもたちは牛久の地域特性である谷津田は生きものの道として、メダカやトンボなどに利用されていることを学習しました。
明日は待ちに待った野外授業です。学校につながる生きものの道を見に行きます。