岡山県を流れる代表的な河川旭川の最上流部に位置する真庭市の小学校と、同河川が流れ込む瀬戸内海に面する岡山市小串に位置する小学校で、それぞれの地域が抱える問題や課題を地域特性を生かして解決しようと取り組む子ども達が、山と海のつながりを通して交流を重ねながら、地域を超えたつながりを発見し、視野を広げていくことで、新たな発想やアイデアを求め学んでいきます。
旭川の源流部、鳥取県との県境に位置する真庭市立中和小学校の子ども達と地域のお宝(特色)を探す学習を行いました。
牛が飼われていた当時に、地域によく見られたササユリや、今も川で見られるオオサンショウウオなどが、どのようなつながりに支えられて生きているのかを調べ、これからそれらの繋がりを守り、取り戻していくために必要なことを考えました。
旭川が流れ込む瀬戸内海に面した岡山市立小串小学校の子ども達と地域のお宝(特色)を探す学習を行いました。
お宝探しに出掛けてすぐに、子ども達は学校の裏山が放置竹林に覆われていることに気づきました。そして、ここが以前は雑木林や畑だったことを、地元の人から教えてもらいました。どうして、放置竹林が広がってしまったのか、人と自然の繋がりの変化から考えていきました。
学校の近くにある干潟に行って、生き物を観察しました。かつては、多くいたハクセンシオマネキなどの生き物が減ってしまった原因を、それらの生き物を支える繋がりを通して考えました。
旭川を通して山と海の子ども達が交流し、それぞれの地域の特色を再確認し、大きな繋がりの中で地域の問題や課題を捉え直し、新たな発想やアイデアを発見していきました。
海で学んだことを、山からきた子ども達に説明しました。
山で学んだことを、海からきた子ども達に説明しました。
交流して学んだことを発表合いしました。
この学習プログラムは、岡山エコ・サポーターズと協働で実施されています。