トンボからみる今年のフィールド改善案

GWを迎えましたが、みなsなnいかがお過ごしでしょうか。ステイホームと叫ばれている中、私、安保は田んぼ仕事に精を出しています。

今回は、私がみなさんの力をお借りして、再生に取り組んでいる現場に戻ってきて欲しい生きもの、トンボをご紹介します。

最初は ヨツボシトンボ というトンボです。水草の生える池が好きな、すこし小さめのトンボです。関東地方では減っているようで、アサザプロジェクトのフィールドでもたまに見られる程度です。

昔は牛久の神谷小学校で子どもたちとつくったため池で見ることが出来ましたが、今では草が生えすぎたのか、水が少なくなってしまったからなのか、見られなくなってしまいました。水草が増えすぎないように、また水がたまる池にすることで復活させることが出来るかもしれないので、挑戦してみたいと思います。こどもたち、卒業生たち、一緒にやってみませんか?

お次は、クロイトトンボ というイトトンボ。このトンボは、沈水植物(水中等で生きる水草)に卵を産み付けるという生態があります。沈水植物自体が減っていることが、このトンボの数を減らしていることにつながっていると思われます。沈水植物は水が透き通っていないと光が当たらずに枯れてしまうので、アメリカザリガニなどがいると水が濁り生息できません。それに加え、沈水植物は植物体自体がやわらかいのでザリガニに切られやすいため余計に生息しにくい状況にあります。

ザリガニが入らない(入れられない)小さなビオトープ池を作ることが出来たら復活できるかもしれません。学校ビオトープ、企業の敷地内ビオトープをもっと増やしていきたいです。ご協力してくださる方はご連絡お願いします。

続いて黄色い キイトトンボ 。他のイトトンボを食べるという一回聞くとすぐ覚えてしまうような特徴があります。(名前も憶えやすいですし)関東地方では他に地域に比べて減少が顕著なようで、主な生息地である休耕田のような湿地が少ないことが要因と考えられています。

休耕田を計画的に作り、生物多様性保全に活かす取り組みを取り入れ、再生に取り組んでみます。

 

最後は モノサシトンボ 。森に囲まれた水草のある池に生息するトンボです。こう書いていると、今再生している現場にやってくる可能性があると頭に浮かびましたが、ザリガニが多すぎるのと、近年は年1回、水が枯れるということもあり、それに対する策が必要そうです。ザリガニをとる生きものたち(主にサギかな)を呼ぶことで、ザリガニの数を減らすこと。もう一つは、牛久市島田の竹藪を整備したら湧水が復活したのにヒントを得て、植物による地下水の吸い上げを減らすために、大きく育った木々の枝打ちや間伐、茂りすぎたササを刈り取ることで、湧水復活大作戦に取り組んでみたいと思います。

 

どうなるでしょうか。乞うご期待ください。

 
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