春の小川に魅せられて

皆さんこんにちは、今回二回目の投稿になるスタッフの太田です。

今日は、皆さんに最近自分がハマっているタナゴ釣りについて書いていこうと思います。

タナゴというのは小川や水路、沼に生息するコイ科の淡水魚です。とても釣りのターゲットやペットとして人気の魚種で、多くの愛好家を惹きつけてはやみません。

画像の通りタナゴのオスは繁殖期に婚姻色と言われる色鮮やかな模様をしておりそれが人気の理由になっているのではないでしょうか。

 

現在は4月、冬の寒さもやわらいできて春の陽気が続くようになってきました。そろそろタナゴの恋の季節です!最近は季節の変わり目なのか週末に中々天気がすぐれず決行することができなったタナゴ釣り遠征、とうとう先週決行することができました!決戦に向けてのリハーサルとして近所の小川でタナゴ釣りをすると婚姻色が出たタイリクバラタナゴが釣れました。

タイリクバラタナゴは中国原産の外来種で霞ヶ浦水系では一番多く確認できる種である。

今回の遠征で自分が狙っているのはあくまで、在来種のマタナゴとアカヒレタビラというタナゴで、10以上前までは霞ヶ浦でもよく釣れていたと聞くが、最近はめっきりいなくなってしまい現在は生息しているのかは不明です。遠征当日片道3時間かけて狙いをつけていた小川をしらみつぶしに確認していくという作戦でいきました。今回はとても運がよく2回目に向かったポイントでアカヒレタビラを釣ることができました!文章では伝わらない高揚感とアドレナリンが出ている感覚が10分程続きました。ですが日暮れまで粘りましたが残念ながらマタナゴを釣るには至りませんでした。

現地では常連らしき釣り人がいて、話を伺いました。この2種のタナゴが釣れるのはこの一帯のみであること4,5年前に比べ年々減っている事などなど…

タナゴの仲間は二枚貝に産卵するという特殊な生態をしており、二枚貝の生息と密接に関わっています。現在では二枚貝の減少が著しく、小川に生息するタナゴの一番の減少理由だと思っています。またタナゴは釣りと観賞という2つのターゲットとしての大きな魅力があるため、場所を当ててしまえば二桁以上釣れることもあり中には釣れた60匹とかを全部持って帰るという釣り人も少なくないため、減少しているのに追い打ちで採集圧もかかっていて危機的な状況にあるといえます。ですが自分は採集して持ち帰るのが悪だとは思いません。飼育することは面白いですし、それによって発見や喜びが出ててきます。今回行った場所でも県外からの釣り人が多いとの事で、わざわざ遠出してまで来ると、全部持ち帰りたい人の気持ちもわかりますが、そうすることによって一番ダメージを受けるのはそのマニア本人だと思うんですよ。釣り場からターゲットが居なくなっては釣りは楽しめないですし、法律で規制されてしまってもできません。なので沢山釣れても家にもうすでに十分飼育していたらリリースして釣り場を守ることもタナゴ釣りを楽しむうえで大事なことだと自分は思います。

 

 

 

 

 

 
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