カメラを通じて視野を広げる

みなさま、アサザ基金スタッフの 安保 満貴(あんぼみつたか)です。

安保写真

安保です

最近は花粉症のため、この装備で森林整備に勤しんでいます

アサザプロジェクトの活動では、たくさんの生きものたちと出会います。

生きものが好きな私も、最初は名前も暮らしも、他の生きものたちとのつながりもほとんどわかりませんでした。では、どうやって調べて、覚えていくか。私はカメラ撮影をして、撮った写真から生きものを調べ、覚えることが多かったです。といってもカメラは学生の頃に使った写ルンです以来で、もともとの趣味でもなかったので、なかなか苦労しました。

谷津田にいけば出会える確率の高いトンボやチョウの撮影、そして写真からその生きものを調べることを繰り返しました。

やがて活動中に撮影した写真を通じて様々な生きものたちを知っていく中で、忘れられない光景もありました。

みなさんが植え戻して湖に広がったアサザの黄色い花の絨毯、

耕作放棄地を再生して生まれた菜の花の黄色の花畑など、忘れることない光景です。

 

最近、撮影した写真を見直してみると、だんだんと撮る景色が変わってきている、自分の好み、見方も変わってきているなと感じました。少しは生きものを覚えてきた頃から、その生きものを知るための写真から、どんな空間にいるのかを映す写真、できるだけ多くの生きものたちが登場できるような絵を撮ろうとしています。

例えば、霞ヶ浦を映したものではこの写真がお気に入りです。

霞ヶ浦

アサザとミソハギ

他には、谷津田の地面を撮ったこのような写真も好きです。

道端の花

道端の花

自然の中には目に見えないものまで含めて多様性に富んだ幾多の生きものたちがお互いに関係しあって、その結果、ある一瞬の光景を作り出しています。それが伝えられるような絵を撮りたいなと思っています。

多くの方々の参加・協働の結果、生まれる生き物たちの織り成す景色が伝えられるような写真、動画を撮り、みなさんに「こんな変化が出てきましたよ、こうなりましたよ」といった報告ができるようになるといいなと精進しています。

 
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